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元プロ野球スター選手の里崎智也、野球ドラマ『ストーブリーグ』を絶賛! 「全てがリアル」

海外ドラマ

提供:PLAN Kエンタテインメント

  • 劇中のプロ野球チーム「ドリームズ」のユニフォーム姿でインタビューに応じる里崎智也

     千葉ロッテマリーンズで1度のリーグ優勝、2度の日本一に貢献し、2006年のWBCでは正捕手として活躍した元プロ野球選手の里崎智也。現在は野球解説者、評論家、そして自身のYouTubeチャンネルも絶大な人気を誇るが、実はドラマウォッチャーの一面も。そんな里崎が、韓国で社会現象となり、数々の賞レースに輝いた、野球を軸にしたヒューマンドラマ『ストーブリーグ』をチェック! 元プロ野球選手、ドラマフリーク、両目線から「これはリアル! 絶対オススメ!!」と断言した。

  • ▼インタビュー映像も公開中!


     韓国で、初回視聴率5.5%から最高視聴率19.1%という“驚異の右肩上がり”を記録した『ストーブリーグ』は、プロ野球の“シーズンオフ”の期間が舞台。万年最下位で、またも最下位でシーズンを終えた「ドリームズ」のもとに、新しいゼネラルマネージャー(GM)のペク・スンス(ナムグン・ミン)が就任。さまざまなスポーツのGMを渡り歩き、優勝請負人の異名を持つスンスだが、野球経験はゼロ! 周囲の反発をよそに、スンスは次々と改革に乗り出していくが、そこには様々な障害が待ち受けていた…。

    野球未経験のGMが来たら、「はぁ?」って感じ(笑)

    ――全32話、ご覧になられた率直な感想をお願いします。

     めちゃくちゃ面白かった! 面白すぎて1日6時間くらい観ちゃう日もありました(笑)。会う人会う人、みんなに「絶対観たほうがいいよ」と、オススメしてるところです。実は僕、ドラマを観るのが大好きで、日本のドラマもたくさん観てるんですよ。だからドラマを見る目は厳しいはずです。でも、『ストーブリーグ』は1話を観ただけで、「これは絶対に面白いぞ!」と思いました。

    ――本作の舞台はプロ野球の“シーズンオフ”ですが、ここまで球団の“裏側”を描いたドラマは珍しいと思います。そういった部分にも興味がそそられましたか?

     もちろん! 言うても僕は、(プロ野球に関しては)本職じゃないですか。だから偽物は受け付けられないんですよ。韓国のシーズンオフのことはあまり詳しくないのですが、この作品で描かれているトレードとかスカウトとか、外国人選手のこととか、ピックアップしている各テーマは、プロの目線から見てもほぼリアルだと思います。

    ――本作の主人公は現場フロントのトップであるGMですが、日本ではGMと選手が日常的に交流することはありますか?

     日本の場合は、海外のようにGM制が浸透してるわけではないので、編成本部長という名目だったりもしますが、交流は多いと思います。そもそも日本の場合は、OBが(GMになることが)多いので、先輩後輩の間柄だったり選手との距離が近いですね。

  • ――本作のGMは野球経験がありませんが、リアルなプロの世界で“素人”が入ってきたらうまくいくと思いますか?

     確実にバカにされますね(笑)。「はあ? アナタ、野球やったことないですよね」ってなります。スポーツ業界の難しいところは、閉鎖的なところなんです。だから、野球に限らずサッカーでも未経験の人がやるのは、正直難しいと思います。どうしても最初は、「お手並み拝見」という感じで、引いた目で見られますよね。

    ――本作でもスンスGMは、フロントスタッフからも現場の選手からも歓迎されませんでした。

     新しい人が入ってきて改革をしようとした時、反対派はリアルな世界にも絶対にいますから。これはプロスポーツの世界だけでなく、一般の会社でも一緒ですよね。

     彼も最初は周りが敵ばかりで、誰が裏切るかわからない。だから手の内を明かさず改革を進めていたのは賢いなと思いました。他のスポーツのGMを渡り歩いてきているので、その経験があっての判断でしょうね。

    ――選手としては、スンスGMのような合理的なGMがいいですか?

     正直、結果さえ出してくれたらどんな人でもいいです。人柄とかは1mmも興味ないですね(笑)。そこは、選手もGMも同じで、認められるためには結果を出すしかないんですよ。このGMも「できない」ことを可能にして、少しずつ周りから信頼されるようになっていきましたよね。

     リアルな世界でもそこは同じで、結果を出して、それを積み重ねいくことが大事。だって、キャッチャーでいうと、レギュラーと補欠が同じサインを出したとしても、補欠が出したサインにはピッチャーが首振ることがありますからね。自分と同じ方向を向いてほしかったら、結果を出すしかないんです!

    交渉事でやっちゃダメなのは“自分から喋り出すこと”

    ――ご自身のYouTubeチャンネル<Satozaki Channel>で、「契約更改の日が1年で1番か2番目に緊張する」とお話されていました。本作でも、緊張感漂う契約更改の様子が描かれていますが、やはり緊張されるものですか?

     緊張しますよ! だって来年の給料が決まるんですよ?全員が緊張すると思います。“自分の値段”が決まるんですから全力で向かわないと。

  • ――本作では、球団からの厳しい金額に対してサインをするか悩む選手もいましたが、契約更改で里崎さんがフロントと“揉めた”ことはありますか?

     僕は揉めたことはないです。だいたい想定していた額の範囲内で収まる。それに、なんか言ってきたら論破できる理論武装をして臨んでいたんで! そもそもあっち(球団)は、基本的に選手のことをよくわかってないんですよ。当然ですが、自分のことは自分の方がよく知っている。だから細かいデータを出して、自分に非がないことを証明していけばいい。

     あと、交渉事で絶対にやっちゃダメなのは、自分から喋り出すこと。先に条件を言ったほうが負け。でも、多くの人は自分の意見を早く言いたいから、自分から喋り出しちゃうんです。そしたら「じゃあ、お前はいくら欲しいんだ」と絶対聞かれるんですよ。それで、金額を言ったら終わりです。

    ――なるほど…。本作では、フランチャイズのスター選手のトレード話も出てきますが、ここはどう感じましたか?

     僕は結構ドライなので、いらないんだったら、欲しいと思ってくれるチームに全精力をかけたいです。日本の場合、プロ野球株式会社の12支店あるだけ。千葉支店、水道橋支店、仙台支店など、場所によってもちろん違いはありますが、 “野球すること”だけを考えれば、どこでも一緒だと思います。

    ――日本でもトレードの噂というのは選手の耳に入るものですか?

     入る時もありますが、噂が流れるようなトレードは破談になりますね。決まる時は、漏れることなく一気に決まる印象です。でも、メディアが言うだけで、そんなに噂も出ませんけどね(笑)。トレードの話よりも「クビかも」みたいな話のほうが出ますね。

    ――スカウトやドラフトのエピソードも出てきますが、選手側から「ここを補強してほしい」といったリクエストをすることはありますか?

     それはないですね。というか、選手から言わなくてもわかるでしょって話です(笑)。足りないポジションなんて、ファンでもわかってるんだから。言わなきゃわからないフロントなんて、いらないです。でも、日本のドラフトはくじ引きなので、その選手が実際に取れるかどうかはまた別ですけどね。

    ――お、おっしゃる通りです…。ちなみに里崎さんはフロントの仕事に興味はありますか?

     やるなら現場じゃなくて、フロント側をやりたいです。現場はだいたい想像ができますから。でも、フロント側は、やりたいことはたくさんあるけれど、実際にどうなのかは想像ができない。どんな難しさがあるのかもやってみないとわからない。僕が思っていることが正しいのかどうかも知りたいですし。人生は実験ですから。

    プロセスは1mmの評価にもならない

    ――「人生は実験」ということですが、挑戦することは大変じゃないですか?

     大変な時もありますけど、人生1回しかないんだから、やったことないことをやってみる方が面白いじゃないですか!

    ――挑戦して成功するためには「努力」も必要だと思います。プロ野球選手として成功を収めるためには、やはり相当な努力が必要ですよね。

     いや、努力してると思ってるやつは、はっきり言って一流にはなれないですよ。野球にしても、当然選手は、めっちゃ練習します。本当に練習、練習ばっかりです。でも、努力してるなんて思ってない。やらやきゃいけないからやる。「私、めっちゃ努力してます」とか、「一生懸命頑張ってます!」なんて言ってる奴は一流になれない。「努力してます」って言われても「で?」って思っちゃう。

    ――うぅ、痛いです。一線で戦ってきた方の言葉だなと頷くしかありません。

     特にプロの世界なんて“結果”だけですから。プロセスなんて1mmも評価されない。会社の社長とかもそうですが、プロセスが評価される人って、結果を出した人ですからね。「めっちゃチャレンジしたんです! でも、1回も成功してないんですけどね」って人が語るプロセスの話聞きたいですか?

    ――聞きたくないです(苦笑)。

     みんなが聞きたいのは、「成功」の裏側にどんな困難があって乗り越えてきたかでしょう。

    ――ドラマのお話しに戻りますが、プロの目線で「ここも取り上げてくるのか!」と感心したポイントはありましたか?

     細かいところですが、バッティングピッチャーのストライク率で打率が変わるとか。何気に重要です。試合前のバッティング練習は15分を2人で回して打つので、1人7分半しかない。そのなかでストライクが何球くるのか。ストライクが入らなければ、単純に練習量が減りますからね。ほかにもトレーナーとか裏方さんも取り上げていたのは、さすがだなと思いました。

    ――ドラマフリークとして、面白かったポイントも教えてください。

     人間ドラマもちゃんとあることですね。最後の最後まで、誰がいい人で誰が悪い人かわからないし、メインキャラほぼ全員の背景が描かれている。上手いですよね! ドラマを見るときって、最初にエンディングを想像するじゃないですか。でも、このドラマはそれが途中で揺らぐんですよ。「あれ、この展開は予想してなかったぞ」ってなる。だから最後までめっちゃ楽しめますね。

    ――最後に、改めて見どころを一言お願いします。

     野球ドラマのなかで、僕にとっては一番面白かったです。全てがリアル! 野球好きなら絶対楽しめる作品です。日本でリメイク版を作ってほしいなぁ、その時は当然、僕にも声がかかりますよね(笑)!

     『ストーブリーグ』のDVDは、TSUTAYA先行レンタル中。DVD-BOX1、DVD-BOX2発売中。デジタル配信中。

©SBS
発売・レンタル販売元:PLAN Kエンタテインメント  セル販売元:ハピネット・メディアマーケティング

取材・文:望月ふみ/撮影:ナカムラヨシノーブ、松林満美

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