『ロキ』完結記念【マーベル座談会】 ロキ役・平川大輔の降臨に、前田敦子、本田仁美らマーベルファンが興奮
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マーベル・スタジオの新たなドラマシリーズ『ロキ』が、いよいよ完結。“裏切り王子”ロキが時空を超えたミッションに挑む物語で、毎話、予測不可能な展開で見る者を釘付けにした。クランクイン!では、MCにドグマ風見をむかえ、前田敦子、キズナアイ、IMALU、本田仁美、NONSTYLE井上、武尊、須賀健太、KEYTALK(寺中&八木)、PUNPEEらマーベルファンのゲストと共にオンライン座談会を実施。Twitterのチャットツール機能「スペース」を使った特別番組として、本作の感想や魅力を熱く語り合った。番組中盤には、なんとシークレットゲストとしてロキ役の声優・平川大輔が降臨!参加者も大興奮となった座談会の様子をお届けする。(本レポート記事では、座談会の一部を抜粋。記事の最後にマーベル座談会全編を収録した音声データがあります。)
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あなたにとっての『ロキ』ベストシーンは?
ドグマ風見(以下、ドグマ):『ロキ』全話通しての率直な感想をお聞かせください。
キズナアイ:どこをとってもロキ、ロキ、ロキという感じで。悪役だったはずのロキというキャラクターを「これでもか!」というくらい掘り下げてくれました。私はマーベル作品では(「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の)ロケットが好きなんですが、そんな私も、こうやってロキのいろいろな面を見ているとロキを推さざるを得なくなりました(笑)。純粋な面や、かわいい面にキュンキュンしました。
KEYTALK(八木):僕も「ロキかわいいな」と思いながら終始、観させていただきました。ちょっと間抜けなところもあったりして、愛さずにはいられない人だなと思って。ロキには悪側というイメージもありましたが、本作ではロキにすっかり感情移入して、途中からはずっと“ロキ頑張れ状態”でしたね。今は「もっと観たい」という気持ちでいっぱいです。もっと『ロキ』を観させてください!
前田敦子(以下、前田):劇中のキャラクターたちと同じで、観ているこちらも「真実が知りたい!」と思って観てしまうようなドラマですよね。どんどんストーリーの奥が深くなっていって、世界もどんどんすごいことになっていく。ロキが山ほど出てくる展開もありますが、私はワニロキが忘れられない!かわいいですよね。
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本田仁美(以下、本田):(正しい時間の流れを監視する機関の)TVAの真相がだんだんと暴かれていく展開が、とても面白くて。1話、1話が本当にあっという間でした。ロキってやっぱりいたずら好きで、これは嘘をついているのか、それとも本当のことを言っているのか、疑いの目で見てしまうところもありました。
ドグマ:1話が短く感じましたよね。みなさんにとっての、『ロキ』ベストシーンを教えてください。
須賀:1話の冒頭、ロキが砂漠に落ちてくるシーンがありますよね。あの構図が、『アイアンマン』の冒頭の絵とものすごく似ているんです。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の長い歴史の1作目である『アイアンマン』の冒頭と被せてくるという点で、また新しい壮大な物語が始まるんだと一気に引き込まれました。そういった小ネタや他の作品のエッセンスが入っているのを見つけるのも、とても楽しかったです。
武尊:シルヴィと出会って、彼女が最初は敵なのか味方なのかわからない状態だったのが、同じ目標に向かって進んでいくうちにロキと惹かれ合っていくところに、キュンキュンしました(笑)。本作を観て「パートナーがいるっていいな」と、恋愛をしたくなりましたね。今年、僕には「結婚したい」という目標があって。まだ相手がいないので、結婚相手を探したいなという気持ちになりました。
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PUNPEE:本作は、最初に「あなたは誰?」と聞かれるシーンから始まって、最後は「お前は誰だ」というセリフで終わるんですよね。そういった意味でも、“自分探し”がテーマとなる作品なのかなと思いました。「やっと自分を見つけた」と思える瞬間に背中から刺されるシーンもありましたが、ロキって母親代わりのフリッガも背中から刺されて死んでいるし、自分もフィル・コールソンを背中から刺したりもしている。“やったことは、自分に回ってくるんだ”というカルマのようなものも感じました。
NONSTYLE井上(以下、井上):ロキって、いじる方だと思っていたんですが、実はいじられ役もできるんだなと思いましたね。特に第3話でロキが、女性からドーンと光線で撃たれるシーンがお気に入りです。クスッと笑ってしまうような場面でもあり、撃たれた後に、これまでのロキならその女性を倒しにかかってもおかしくない。でもそうしないのは、ロキが人間の心を持ち始めたからなのかなと感じました。何気ないシーンですが、ロキの人間味が出ているシーンだなと思いました。
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平川大輔、降臨!ロキの魅力を語る
ドグマ:僕は日本語吹替版で観るのも大好きなんですが、『ロキ』の吹替版もすばらしかった。ということで、本日はサプライズゲストでロキ役の吹替でおなじみの平川大輔さんにお越しいただきました!
平川大輔(以下、平川):よろしくお願いいたします!
一同:ええー、ウソ!? ヤバい!すごい!(拍手)
ドグマ:この機会に、平川さんに質問してみましょう!
キズナアイ:いいんですか!? これまでのシリーズで、お気に入りのロキのシーンをぜひお聞きしたいです!
平川:たくさんあるんですが、『アベンジャーズ』でハルクにびったんびったんにやられるシーンは、個人的にすごく好きです(笑)。やられたあとに、小さく「キュー」と言っているのも好きで。(ロキ役の)トム・ヒドルストンさんの出している「キュー」と同じものを出せないものかと、試行錯誤した思い出があります。
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IMALU:演じている上で思う、ロキの魅力はなんですか?
平川:相反するものを同時に持ち合わせているキャラクターで、ヴィランだけれど、味方にもなったりするし、決めるときはビシッと決めるけれど、詰めが甘いときもある。セクシーだけれどキュートだったり、ミステリアスだけれど、とても身近に感じるときもある。トム・ヒドルストンさんが、そういったものを同時に表現されているところがすごいなと思いますし、それがロキの魅力につながっていると思います。トム・ヒドルストンさんの表情や目のお芝居によるところがとても大きいのですが、なんとか僕も、セリフや呼吸の部分で少しでもそういった魅力を表現できたらと思いながら、臨んでいます。
IMALU:いろいろ聞きたい!ロキ以外で好きなキャラクターはいますか?
平川:たくさんいるんですが、ここはやっぱり兄上(ソー)ですかね。兄上はロキが喉から手が出るほどほしいものを、最初から持っている。そのことに自分では気づいていないけれど、次第に自覚を持ち始めて、アスガルドの王として成長していく。ロキとしてもそうですし、個人的にもソーは、憧れる部分が多くて、好きなキャラクターです。
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ロキの今後は?ふくらむ期待!
ドグマ:ロキは本当に魅力的なキャラクターですよね。本作を観て、ロキに対する印象は変わりましたか?
IMALU:『アベンジャーズ』シリーズが進むごとにソーとの間に絆が生まれたりと、私たちはロキの成長を見てきていますよね。でも『ロキ』の時系列としては、まだ変化を遂げていないロキからスタートするので、「ヴィランのままの様子が描かれるのかな?」と気になっていたんです。結果として、どんどんトゲが取れていくロキが見られた。変わっていくロキがすごく楽しかったし、愛おしくも思えました。新しい一面もたくさん見られたので、ロキというキャラクターの深みがさらに出たなと思いました。
前田:ヴィランという“悪の顔”から始まりましたが、最後の方のロキはすごく優しい顔になっているんですよね。どんどん、人の話をすごく聞くことができるロキになっていってステキだなと。これからますます、ロキがどうなっていくのか楽しみです! 最終回では「続きが観たい!」と心の中で叫びました(笑)。
PUNPEE:変異体というさまざまな自分と出会うことによって、「自分ってこういう感じだったんだ」とわかったり、そのことによって変わっていく様子が見られましたよね。でもロキって結局、ちょっかいを出さないといけない性分なんだなとも思いました(笑)。いいヤツになっても、またきっとちょっかいを出し始めると思います。
KEYTALK(寺中):僕は悪いキャラクターが好きなので、悪い心はなくさないでほしいな…という思いもあります。裏切られるとゾクっとするタイプなので、今後のロキにも期待しています!
ドグマ:平川さんは、収録前と後でロキに対する印象は変わりましたか?
平川:『アベンジャーズ』シリーズの『1』の続きとして、今回のドラマがスタートしているので、1話の冒頭に関しては、“純然たるヴィラン”としてのロキを意識して演じました。ドラマが進んでいき、本来通るべきだった道や、家族がどうなったのかを見せられていく中で、より人間的になっていく。そういった変化を少しずつ出していけたらいいなと感じながら、収録に臨ませていただきました。収録はいつも必死です。いただいたセリフの中で、どれだけトム・ヒドルストンさんのお芝居や呼吸、体の動き、表情にどれだけシンクロできるのかということが、自分にとっての課題です。
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ドグマ:本当に大変なお仕事です。みなさんはこれからのロキに対してどのような活躍を期待しますか?
本田:ヴィランのロキももちろん好きなんですが、今回はメビウスに協力したり、シルヴィと一緒に戦っているシーンも印象的だったので、ヒーローとして活躍するロキの姿も見てみたいなと思いました。
井上:マーベルのキャラクターの中でも、ロキって異質ですよね。ヴィラン側、ヒーロー側、どちらを選ぶのかという選択の瞬間は見てみたいですね。
キズナアイ:ロキって状況によって流されてしまうような一面もあると思うので、ヒーローに混ざったら、めちゃくちゃいいヒーローになると思うんです。優しくて強いロキも、見たいですね。
須賀:いい、悪いというのもあるんですが、やられるのがこんなに似合うマーベルのキャラクターっていないなと思います。殴られたり、飛ばされたりするのが、こんなに絵になるキャラクターはいない。そこは貫いてほしいですね。やられ続けてほしいです。泥臭い部分をもっと見てみたいです。
PUNPEE:ロキがタイムスリップする必要性みたいなものを、続きとして見られたらとてもうれしいです。ロキのタイムスリップって、結構原作にも描かれているんです。ファンとしては、そういう展開にも期待したいですね。
一同:おおー!すごい!これはヤバい!
平川:多分「オーディンの息子」と、自分から言うのは初めてなんじゃないかと思いました。そして兄上はあの言葉を聞いてはいないんですよね。僕自身あそこは好きなシーンでもあったので、今回のドラマに出てきたクラシックロキの思いも胸に持った上で兄上と再会して、「オーディンの息子」という機会があるとうれしいです。
ドグマ:いいですね!楽しみです。
平川:ロキの吹き替えをやらせていただいて10年近くになりますが、MCUが大好きになりました。すべて追いかけて観させていただいています。まだまだいろいろな作品が続きますので、いちファンとしてもドキドキして待っています。
Twitterスペースで実施した「マーベル座談会」のアーカイブ音声を公開! 聞き逃した方、もう一度聞き直したい方は、下記にアクセス!!
『ロキ』は、ディズニープラスにて独占配信中。
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© 2021 MARVEL
文:成田おり枝
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