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小野賢章、『ホークアイ』の魅力を語る! 新ヒーロー候補のケイトには「嫉妬しちゃいます(笑)」

海外ドラマ

提供:ディズニープラス

  •  マーベル・スタジオのオリジナルドラマシリーズ最新作『ホークアイ』が「Disney+ (ディズニープラス)」にて独占配信中。アベンジャーズの創設メンバー、ホークアイ(ジェレミー・レナー)が家族とのクリスマスを願う中、次々と事件に巻き込まれていくサバイバルアクション。アベンジャーズに憧れる弓の名手ケイト・ビショップ(ヘイリー・スタインフェルド)と共に新たな脅威に挑む。今回、クランクイン!では“マーベルの大ファン”声優の小野賢章に本作の魅力について語ってもらった。

  • アベンジャーズが帰ってきた!

    ――ついにアベンジャーズ創設メンバーを描く『ホークアイ』が配信されました。事前の期待はいかがでしたか?

     僕の中でマーベルは『アベンジャーズ/エンドゲーム』で1回完結した感じがあったのですが、『ホークアイ』が始まるからには「観なきゃ!」という気持ちがあって、すごく楽しみでした。またアベンジャーズを見れるというワクワク感がありましたし、『エンドゲーム』後の世界がどう描かれるのかも気になっていました。

     

    ――本作は『アベンジャーズ』(2012年)における“ニューヨークの戦い”での、“ある視点”から始まりました。

     すごかったですよね! “逃げる市民目線”が描かれていて「そうだよな、命の危機あるよな」と改めて思いました。ケイトのシーンから始まって、ホークアイが出てきたときは「来た!」という感じで、高揚感がありましたね。

     
  • 苦労人のホークアイの葛藤により親近感を持ちました

    ――今までのクリント・バートン=ホークアイには、どのような印象がありましたか?

     “職人”という感じです。誰もが共感できるというか、親しみやすいキャラクターだと思いますね。ホークアイは超人的な能力は持っていませんが、周りをサポートしつつ一線でも活躍する。突き詰めていけばリアルな世界でもなれる可能性がある存在なのかな、と感じるんです。アベンジャーズのみんなが派手に戦っている中、物事をスムーズに、戦闘を良い方向に持っていく頭脳派なところもありますよね。派手には戦っていないけど、しっかり効果を出している、という印象でした。

     

    ――ようやく取り戻した家族との平和な日常生活なども描かれ、<アベンジャーズを辞めたいホークアイ>といった苦労人で人間らしいキャラクターの一面も見えました。本作を観て彼の印象に変化はありましたか?

     子どもたちと楽しんでいる姿は以前も描かれていましたが、改めて「平和な日常を送れているんだな」と思えたのはすごくよかったです。でも、その中でホークアイが過去の戦いを引きずっている感じも少し見えますよね。「戦って死んでいった人たちがいる中、自分が家族とこんなに幸せな時間を過ごしていいのか?」みたいに、いろいろ思うところがあるんだろうな、と思います。大事な人がいる中で自分を危険な場所に置くのがどれだけリスキーなことか…難しいですよね。切ないです。

     

    ――サノスの“指パッチン”後の世界で愛する家族を一度失い、“ローニン”として闇落ちしていたクリントの過去にも触れていますよね。

     闇落ちはしょうがないと思います。だって家族を突然失うわけですから…その部分の気持ちに関しては計り知れないです。でもまさか“ローニン”の部分がこんなに後に効いてくるとは思いませんでした。「やっぱり全部繋がってる」と思う展開でした。

     
  • 新キャラクター、ケイトには正直嫉妬してしまいます!

    ――新キャラクター<ケイト・ビショップ>も登場しました。幼い頃からホークアイに憧れてヒーローを目指し、弓の達人となった22歳の女性キャラクターですが、彼女の印象はいかがですか?

     やっぱりちょっと一般人感があるな…って(笑)。僕たちが見てきたアベンジャーズってプロじゃないですか。“プロたちがどんな状況でもなんとかしてくれる”みたいな、どこか安心感がある中で作品が進んでいく。“ピンチが来ても、誰かが何かしらやってくれる”って一種の憧れ、ファンのような視線で見ていたので、そこにケイトのような一般人が入ってくるとちょっと嫉妬しちゃいます(笑)。

     

    ――嫉妬! 少し新しい視点な気がします(笑)。

     だからケイトに関してはまだあまり「応援しよう」という気持ちになっていないです(笑)。「ホークアイに迷惑かけないでくれ!」っていう思いがまだ強いですね(笑)。でも、マーベル作品に出てくる女性の強さみたいなものはケイトにも感じます。「強くあれ」という思いや、立ち向かっていく姿が描かれているし、芯のある強い女性という感じがします。

     

    ――芯のある女性でありつつも、ホークアイに立て続けにメッセージを送ってしまう…という一面も描かれていますよね。もしも小野さんがホークアイと連絡先を交換したらやはりメッセージを送りますか?

     いやぁ、僕は気遣っちゃいますね。彼女の天真爛漫さは魅力だと思いますがそこもずるい!(笑)

     

    ――『エンドゲーム』後の世界も見えてきましたが、本作で描かれているシーンで興味深いところなどはありましたか?

     いろいろありますが、ホークアイが家族で観ていたミュージカルは衝撃でしたね。ホークアイはどういう気持ちで見てるんだろう? とも思いました。トイレの「サノスは正しかった」という落書きも印象的。市民は“ニューヨークの戦い”で被害を受けて、逃げている瞬間は「アベンジャーズ助けてくれてありがとう!」と感謝するけど、その後は「アベンジャーズはこんなに被害を出した」という考えになる人もいるじゃないですか。

     

     その手のひら返しはすごく難しい問題で、それがマーベル作品ではしっかり描かれているなと思いますし、ヒーローの苦悩も描かれていますよね。その問題は戦いの後もずっと続いている…という描写が、ひとつのおもしろい要素だと思います。特にホークアイは子どももいて、市民とヒーローの中間にいるような人物だと思うので、市民からの声の打撃を一番受けそうなキャラクターかな、と感じます。

     

    ――これからの展開に期待することはありますか?

     僕はまだケイトを応援しきれていないので(笑)、ケイトが今後どう活躍していくかっていうのはすごく楽しみです。ホークアイのいろんな苦悩も描かれているので、彼がそれにどう向き合っていくのか、というのも楽しみですね。あとはエレノア(ケイトの母)の婚約者のジャック!わかりやすく怪しいじゃないですか。彼の存在も気になります。僕の予想では実は良い人なんじゃないかな?って。あえて裏がありそうに見せてるんじゃないかな?という気はしています。

     

    ――最後に、これから本作を観賞される読者へメッセージをお願いします。

     僕みたいに『エンドゲーム』で1度完結してしまっている人もたくさんいると思うんです。そういう方々にもまたマーベル熱を再熱してほしいですし、再熱できる作品だと思うのでぜひ観てほしいです!

     

    『ホークアイ』はディズニープラスで独占配信中。

(C)2021 Marvel


取材・文:山田果奈映、クランクイン!編集部

写真:松林満美

衣装協力: ジャケット/AT-DIRTY(NO name!)、シャツ/glamb

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