横澤夏子、『ミラベルと魔法だらけの家』に“母”としても共感! 「子どものことを“認める”ことが大事」
提供:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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ディズニーファンの横澤夏子も『ミラベルと魔法だらけの家』を絶賛!
『モアナと伝説の海』以来、4年ぶりのディズニー・ミュージカル最新作として注目を集めていた『ミラベルと魔法だらけの家』がついに公開された。今回、クランクイン!編集部は本作の公開を記念して、今年10月に第2子となる女の子が誕生した横澤夏子にインタビューを実施! 母になったこと、家族が増えたことで見えてくる本作の魅力をたっぷり語ってくれた。
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大人になるほど登場人物全員の気持ちがわかるように
――まずは『ミラベルと魔法だらけの家』をご覧になった率直な感想を教えてください。
本当に最高でした! 想像していた以上に、人の生き方とか人生の教科書のようなことが描かれていてとても勉強になりましたね。子どもが観たら、今後いろいろなことをわかっていくにつれ、この作品を思い出す瞬間がたくさんあるんだろうな。一方で、生きていけば生きていくほど、全員の登場人物の気持ちがわかるんだろうなとも。子どもも大人も両方が楽しめる作品だと思います。
――作品の中で具体的に共感できた部分はありましたか?
この作品は“家族愛”や“自分愛”がテーマじゃないですか。その中で、ルイーサ(マドリガル家の次女)の抱える「力がなくなったら価値があるのかな…」という気持ちにも共感できましたし、完璧なお花を咲かせるイサベラ(マドリガル家の長女)を見て「私も昔は確かに“長女らしく”なろうとしていたな」という実家での自分を重ねてみたりもしました。あと、ミラベル(マドリガル家の三女)の抱える「役に立ててるのかな」という悩みも共感できましたね。
でも、最初はおばあちゃんに対してだけは理解できない部分があって……。それは後半で理解できるようになるのですが、このことを通して、家族って皆一人一人思っていることは違うけれど、一番認められたい相手は家族で、また自分自身も家族を認めなくてはいけないなと感じました。
――お仕事での顔、お母さんの顔、実家での顔、いろいろな顔を持つからこそ様々なキャラクターに共感できるのは、横澤さんならではの視点ですね。明確に気持ちが切り替わる瞬間があるのでしょうか?
あると思います。逆に同じ顔だとやっていけないですね。「私は吉本所属の芸人です」と思って現場に行きますが、仕事が終わって保育園にお迎えに行って扉を開いた瞬間にはお母さんになります。逆に色々な顔があるから根を詰めすぎないでいられるんです。
写真:事務所提供
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世の中の全ての人が実はキラキラしている
――音楽についても、お聞かせください。お気に入りの楽曲はありましたか?
私が一番好きな曲はルイーサの曲「増していくプレッシャー(Surface Pressure)」。日本語吹き替えバージョンは、ゆめっち(3時のヒロイン)が歌ってるんですよね。ラテン系のノリのいい曲で、歌詞には重いところもあるけれどメロディーが軽快で入りやすい。悲しい気持ちに引きずられないところがいいなと感じました。『ミラベルと魔法だらけの家』はどの曲も素敵なので、ひとりミュージカルを開催して、早く子どもに歌ってあげたいです(笑)。子どもに教えたくなるような一緒に歌いたくなるような曲ばかりでした。
――では、今回の新ヒロインについてお伺いします。ミラベルは唯一家族の中で魔法を持たない普通の女の子ですが、ヒロインとしての印象はいかがでしたか?
眼鏡をかけていて、髪型も整えていないところが“庶民派のヒロイン”だと感じました。魔法もなくて、全然キラキラしていないところからスタートするのですが、どんどん輝きを増していくんです。でも、観た後に思い返すと実は、最初からキラキラしたものを持っていて、家族愛がある素敵な子だったじゃないかと気づく。そのことに気づいた時に「世の中の全ての人が実はキラキラしている」と教えてもらったような温かい気持ちになりました。物語が進むにつれ、マドリガル家の皆がミラベルの良さに気づくのですが、私もそれと同じような気持ちでした。
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――ミラベルの姿を見ていると、自分も自分のことを受け入れられそうだと感じますよね。ちなみに今回はたくさんの魔法のギフトが出てきましたが、一番気になったマドリガル家のギフトがあれば教えてください。
一番いいなと思ったのはフリエッタ(ミラベルの母)の持つ“癒しのギフト”です。「最高!」って思いましたね。あのギフトがあれば保育園でどんな病気が流行ってても心配せずに大丈夫って思える。しかもフリエッタは家族だけじゃなくて街の皆にも食べさせているってところが素敵ですよね。あれは美味しいもの、栄養のあるものをちゃんと食べることの大切さを表しているのかなと思っていて。あれから一生懸命、念を込めて手料理を作るようになりましたよ(笑)。
――本作は「家族」がキーワードですが、横澤さんは“母”としてご自身の家族をどのようにまとめていこうと思っていますか?
『ミラベルと魔法だらけの家』で学んだ「認める力」って本当に大事! 受け入れるということが一番難しい課題だと思います。そのためには本当に広い心がないといけないですよね。ミラベルのように家族全体を見た上で、一人一人をしっかりとリスペクトしている姿から、私もイヤイヤ期である長女をちゃんと認めてあげようと思いました。その子自身を認めてあげて、それがいずれ家族をまとめ上げていくことに繋がるのかな。そして下の子が生まれてから私も人手が足りなくてできないことが増えてきちゃったのですが、そんな私のことも認めてもらおうと頑張っています。
――最後に本作の魅力について改めて一言でお願いします!
家族になかなか会えなかった時期を経た今だからこそ、より家族の大切さに気付ける作品だと思うので、皆さんに作品を観てもらって家族愛だったり自分愛だったり、さまざまな“愛の形”を育ててほしいです!
映画『ミラベルと魔法だらけの家』は全国公開中。
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取材・文:Nana Numoto、クランクイン!編集部
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