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コントにするほど『ウォーキング・デッド』好き! ネルソンズ、“敵が強すぎる”シーズン11に大興奮

海外ドラマ

提供:ディズニープラス

  • ネルソンズ(左から和田まんじゅう、青山フォール勝ち、岸健之助)が、『ウォーキング・デッド』シーズン11に大興奮!

     2021年10月27日より、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」に新たなブランド「スター」が加わり、『ウォーキング・デッド』ファイナルシーズンとなるシーズン11の最速配信がスタート! 2010年のシリーズ開始以来アメリカで異例の高視聴率を獲得し、全世界からも注目を集め、日本でも絶大な人気を誇る『ウォーキング・デッド』。最終シーズンとなるシーズン11は、Part1~Part3の3部構成の全24話で制作され、現在ディズニープラスのスターにて、Part1の全8話が独占配信中だ。そこで今回、クランクイン!編集部は『ウォーキング・デッド』好きとして知られ、“クセがすごい”ゾンビコントで人気沸騰中のお笑いトリオ、ネルソンズにインタビューを実施! 本作をコントに落とし込んだ経緯や、シーズン11の魅力をたっぷり語ってもらった。

  • 『ウォーキング・デッド』からコントが誕生!

    ――まずはネルソンズの皆さんが『ウォーキング・デッド』を見始めたきっかけを教えてください。

    和田まんじゅう(以下、和田):僕はインポッシブルの蛭川さん(ひるちゃん)と一緒に住んでいて、蛭川さんが面白い連続ドラマの配信が始まったと言うので見始めました。多分シーズン2をやっているころですね。それからずっと新シーズンが始まれば見るを繰り返して最終シーズンまできました。芸人の楽屋って、面白いものがあればすぐに広まるんですが、その中で、僕が唯一ずっと見ている作品が『ウォーキング・デッド』なんです。

    青山フォール勝ち(以下、青山):僕は和田が「面白い」って言っていたのがきっかけでした。『ウォーキング・デッド』は芸人の中でメチャクチャはやりましたよ。感情移入しているキャラクターが入れ代わり立ち代わり死んでいくって今までになかったじゃないですか? ドラマだから人物像がより詳しく描かれている中で、急にそのキャラクターがゾンビにやられたり、人に殺されたりするから、すごくショックでした。

    岸健之助(以下、岸):僕はダイタクの(吉本)大の影響ですね。芸人仲間の間でも『ウォーキング・デッド』のことはずっと話しています。これだけ一人一人のキャラクターのことをしっかり描いて注目を集めてから、そのキャラクターを殺す作品は初めて。衝撃でした!

    ――“クセがすごい”ゾンビコントが話題になっていますが、「ゾンビコント」をやろうと思った理由は何だったんですか?

    青山:今までは明言せずに濁していたんですけど、こうやって仕事をさせてもらえるとなったらはっきり言います。『ウォーキング・デッド』をやりたかったんです(笑)! 僕はネタを考えるときはいつも、“和田を困らせること”を考えていて、『ウォーキング・デッド』の世界には常に困っているやつがいるし、信じられないようなひどいことが起こるなと気付いたんです。そんな『ウォーキング・デッド』の世界をネルソンズに落とし込みました。

    ――それほど『ウォーキング・デッド』がお好きなんですね! コントの中ではご自身の思い描いていたキャラクターは演じられましたか?

    リック・グライムズ:本作の主人公。保安官でもあり腕っぷしが強く、リーダー的存在/『ウォーキング・デッド』シーズン1より
    (C)2010 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

    和田:今は僕がリック・グライムズ役で、青山がリックの友達のシェーン・ウォルシュ役、岸がリックの元妻のローリ・グライムズ役をやっています。元々はシーズン1の、あの3人の関係性をいいなと思って作りました。そろそろ本家でも、僕がリック役を演じたいですね(笑)。

    ニーガン:生存者グループ「救世主」の元リーダー。かつてはダリル達と敵対していた/『ウォーキング・デッド』シーズン6より
    (C)2015-2016 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

    青山:実はコントではニーガンも演じたのですが、気持ちが入りきれなかったんですよ。俺はニーガンほど残酷になりきれなかった。他に、自分がなりたいのはエイブラハム・フォードかな。わかりやすく男らしいところがいいし、筋も通っていてしっかりしたキャラクターですよね。

    ユージーン・ポーター:主人公リックたちの仲間に途中から加わり、科学者であると自称しているが…/『ウォーキング・デッド』シーズン6より
    (C)2015-2016 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

    :僕はローリとミショーンを演じていますが、本当はユージーン・ポーターがお気に入り。あの人にだけコメディー要素も感じるんです(笑)。髪型も最初はリーゼントだったのが、気が付いたら後ろの部分が三つ編みになっていたり…。戦略家のユージーンはストーリー的にもかなりのキーマンになってくるんじゃないかな。

    ――3人とも全員主役級のキャラクターですが、あえてウォーカー役を作らなかった理由は?

    青山:コントって、“もみ合い”のシーンを作ると意外とテンポが悪くなるのもあって、ウォーカー役の人を立てませんでした。あとは僕らが、『ウォーキング・デッド』に「人 vs ウォーカー」というよりも「人 vs 人」の面白さを見出していたからだと思います。

    『ウォーキング・デッド』シーズン3より (C)2012 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

    ――まさに「人 vs ウォーカー」から「人 vs 人」の構図がより鮮明になってから、さらに面白さが増しました。もしも、現実が『ウォーキング・デッド』の世界だとしたら、この人と行動したいという人はいますか?

    青山:(医者芸人の)しゅんしゅんクリニックPかな。医者は絶対に必要だよ。

    和田:女性だったらオカリナ(おかずクラブ)がいいかも。余計なことを言わないから、ケンカにもならなそうだし。あと、元看護師っていうところもポイント高い。

    :なるほど! 確かに治療できる人はこの世界重要だね。

  • シーズン11は「これまで以上にドキドキする」

    ――最終章となるシーズン11がついにディズニープラスの「スター」で配信となりましたが、実際にご覧になった感想を聞かせてください。

    青山:本当に続きが楽しみです。ちょっと今回、敵が強すぎませんか!? リーパーズ(収穫者)をどうやって倒していくのかが、すごく気になります。“口ヒゲのあいつ”が出てきたときは「変なやつが出てきた!」と思ったけれど、徐々に狂気じみてきて…。

    和田:今回、これまで以上に過激なシーンや、ドキドキするシーンが多いですよね。ちょっとホラーっぽさがあるというか。自分は考察が大好きで良く考えるんですけど、野人の存在も気になる部分がありました。

  • ――シーズン11が始まる前に予想していた展開はありましたか?

    和田:僕の考察ではリックは復活しないと思っています。あるとしても、このシーズンの最後の方で「ダリル・ディクソンが敵にやられそうになって、それを知らない人が助けてくれて、それがリックっぽい背中だということが映し出されて終わる」とかかなあ。

    青山:僕は、リックはミショーンと合流できて2人一緒に戻ってくるのかなと思っています。今回敵も強いですし、中盤からミショーンを連れてくるんじゃないかな。リックが出てくるのはそのずっと後な気がするなあ。

    リック・グライムズ/『ウォーキング・デッド』シーズン9より (C)2018-2019 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

    和田:でも『ウォーキング・デッド』っていきなり助けが来ることは、今までに一度もないんだよ。説得して説得して、やっと戻ってくるシーンをやるから、もしもリックたちが出てくるなら、まずはリーパーズを説得するところから始まると思う。

    青山:物語以外のところで言うと、シーズン10も22話まであったじゃないですか。だからファイナルシーズンともなれば50話くらいやってもらって、今までに回収できなかったシーンを全て回収してほしいですね!

    ――ファイナルシーズンはまだ序盤ですが、お気に入りのシーンを教えてください。

    :ユージーンの無線の相手のステファニーがきれいな光の中から登場したシーンがドキドキしました。シーズン10の終わりから2人が連絡を取り始め、ずっと登場を待っていたので「きた!!」と思いましたよ! ステファニーが敵か味方かも気になるし、どうなるのかも知りたいですね。ユージーンをだましていることはないと信じたい。

    (左)ステファニー:ユージーン達のいる「コモンウェルス」のメンバー (右)ユージーン・ポーター/『ウォーキング・デッド』シーズン11より
    (C)2021 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

    和田:俺はだましてると思うんだよなあ…。

    青山:僕は弁護士のユミコの大活躍を期待しています。僕のお気に入りのキャラクターなんですけど、彼女はファイナルシーズンの重要なキャラクターになってくると思います。それにしても『ウォーキング・デッド』のシーズン11が始まったばかりの、この時点でこれだけのことを話せるんですよ。これまでと比べても展開している話がすべて気になるし、無駄がないですよね。

    ユミコ:マグナの恋人であり、コニーやケリーたちと行動を共にしていた/『ウォーキング・デッド』シーズン11より
    (C)2021 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

    ――もしシーズン11の中で、コントにするならどこでしょう?

    :ユージーンのヅラだけかぶってみたいなあ(笑)。

    青山:ピンポイントになるけど、俺は馬を捕まえるところを取り入れたいなと思います。“『ウォーキング・デッド』あるある”なんですけど、馬はすぐ逃げるんですよ…。

    和田:いい加減に気付いてほしいよな。馬がいるところで銃を撃っちゃダメなんだって(笑)。

    青山:あとはコニーの逃げ込んだ家のシーンも、和田を使ってうまく演出したらコントに落とし込めそう。ドラマでもあそこはコニー側の演出で見せるじゃないですか。今までにない演出で『ウォーキング・デッド』もこんなことをやるんだなとすごくドキドキしました。あそこはとても怖かったシーンです。

    コニー:ケリーの姉であり、元ジャーナリスト。耳が聞こえないが、常に冷静沈着で状況判断能力が高い/『ウォーキング・デッド』シーズン11より
    (C)2021 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

  • ――最後に『ウォーキング・デッド』シーズン11をこれから見たいと思っている方へのおすすめポイントをお願いします。

    青山:けん制しつつも協力し合うニーガンとマギー・グリーンが、ここからどうなっていくかに注目してほしいです。俺は下手したら恋愛まであるんじゃないかなって予想しています。過去作から見てきた人たちは、ニーガンの動きが気になると思うのでその部分も注目です!

    和田:シーズン11で一番強い敵が出てきちゃったので、その強すぎる敵をどう倒すかを見てほしいですね。

    ダリル・ディクソン:メルルの弟。シーズン2からはリックの片腕となり、グループの中でも重要な人物となる/『ウォーキング・デッド』シーズン11より
    (C)2021 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

    青山:それを言ったら、プリンセスの能力も気になるなあ。人を見るだけで全部把握できるという超人的な能力を持っていて。ちょっと変わり者なんだけれど、その能力がどうなっていくのか見届けたいです。強力な敵に立ち向かえるかも。

    :僕はユージーンが本当に好きなので、ユージーンの恋愛模様が注目ポイントです。彼がどれだけ頑張ってくれるのか、気になっている人も多いんじゃないですか? 絶対鍵を握っているキャラクターだと思います。ユージーンなら大逆転してくれそう!

    『ウォーキング・デッド』シーズン11は、ディズニープラスの「スター」にて独占配信中。シーズン1~10もスターにて一挙配信中。


    あらすじ
    マギーと因縁があり、シリーズ最強ともいわれる凶悪な集団“リーパーズ”が再び登場し、ダリルら生存者との史上最大の戦いが描かれるシーズン11。さらにニーガンとマギーが再会し、それぞれが交錯する思いを胸に、ともに困難なミッションに挑む! 一方、前シーズンの終盤で、ユージーンたちを突如包囲した新たなコミュニティー“コモンウェルス”との関係も明かされる。

(C)2010 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved. (C)2012 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved. (C)2015-2016 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved. (C)2018-2019 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved. (C)2021 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.


取材・文:Nana Numoto、クランクイン!編集部

写真:松林満美

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