【解説/みどころ】
元禄14年(1701年)の春。江戸城で播州赤穂藩主・浅野内匠頭が勅使響応指南役・吉良上野介と刃傷沙汰を起こし、浅野は即日切腹、藩は取り潰しと処断された。しかし吉良は無罪。この一方的な処遇の裏には、時の宰相・柳沢吉保と上杉家江戸家老・色部又四郎の策謀があった……。「十三人の刺客」などの脚本家・池上金男が、別名で発表した時代小説の映画化で、おなじみ「忠臣蔵」の物語に新解釈を施し、一種の情報・経済戦争として扱っている点が異色。吉良邸討ち入りを胸に誓った大石内蔵助が、まず塩相場を操って資金を得るくだりや、意図的な流言で“吉良憎し“の世論を高めるなど、これまで“涙“や“義理“でごまかしていた部分を合理的な解釈で埋めている。高倉健が挑む4度目の時代劇で、市川崑との初顔合わせになる。日本アカデミー賞では色部を演じた中井貴一が助演男優賞に輝いたほか、美術・録音・編集の計4部門で受賞。
- キャスト
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高倉健/
中井貴一/
宮沢りえ/
森繁久彌/
石坂浩二/
浅丘ルリ子/
岩城滉一/
松村達雄/
井川比佐志/
黒木瞳/
岸田今日子/
清水美砂/
横山道代/
古手川祐子/
中村敦夫/
石橋蓮司/
西村晃/
小林稔侍/
石倉三郎/
今井雅之/
尾藤イサオ/
小林昭二/
山本學/
神山繁/
久保明/
- スタッフ
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監督:
市川崑
脚本:
市川崑
池上金男
竹山洋
原作:
池宮彰一郎
- 上映時間・制作年
- 129分/1994年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 東宝=サントリー=日本テレビ
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