セクハラ騒動のハーヴェイ・ワインスタインの映画会社、買収協議まとまらず破産へ
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ハリウッドで巻き起こったセクハラ騒動の発端となった映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン。弟のボブ・ワインスタインと共に設立した映画会社ワインスタイン・カンパニーが、破産の危機に瀕している。オバマ政権下で中小企業庁（SBA）の長官を務めたマリア・コントレラス・スウィート氏率いる投資家グループとの買収協議がまとまらず、破産法の適用を申請するという。Deadlineなどの海外メディアが伝えた。
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ワインスタインは昨年10月、New York Times紙により長年にわたるセクハラ行為を報じられ、ワインスタイン・カンパニーから解雇されていたが、製作映画の不作とスキャンダルの影響を受けて独自での経営が難しくなった同社は、会社の売却を検討。スウィート氏率いる投資家グループと協議を重ねてきたが、現地時間25日に交渉が決裂したことを声明で発表した。
「弊社の社員、債権者、そして被害者にとって非常に残念な結果となってしまいましたが、取締役会には会社の残りの価値を最大化する唯一の方法を追求する選択肢しか残されていません。それは破産法の手続きを秩序をもって行うことです」と説明している。交渉では社員の雇用や被害者への補償金、経営を続ける資金の確保ができなかったとのことだ。
ワインスタイン・カンパニーは先に創設した映画会社ミラマックスを退社したワインスタイン兄弟が2005年に設立。映画『英国王のスピーチ』や『アーティスト』といったアカデミー賞受賞作品や、『ジャンゴ 繋がれざる者』といった話題作の製作や配給を多数手がけた。
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