高校生の約半数、夏休みの宿題は“ギリギリ派” 早く終わらせる派が最も多い県は?
8月も後半に差し掛かり、夏休みも終わりが近づいてきました。宿題に追われる学生も多いと思いますが、実は高校生の半数近くが、夏休みの宿題を終わり間際にやる“ギリギリ派”ということが、アサヒ炭酸ラボによる調査で明らかになっています。さらに、都道府県別でも宿題を終える早さに違いがあることが判明。早く終わらせる高校生が一番多い県は? 調査結果を紹介します。
【写真】ギリギリ派? コツコツ派? ソッコー派? 都道府県別の「夏休みの宿題の取り組み方」結果
■“ソッコー派”が多いのは和歌山!
今回アサヒ炭酸ラボが行った「今ドキ高校生の夏休みの宿題に関する全国調査」は、全国の高校生1410人(都道府県ごとに30人ごと割付)を対象に、夏休みの宿題量や、集中力が続く時間などについてインターネット調査を行い、高校生の夏休みの宿題の実態を浮き彫りにしたもの。
調査によると、74.3%の高校生が夏休みの宿題の量を「多い」と感じているそうで、宿題を「夏休み後半に終わらせる」と答えた“ギリギリ派”は、高校生の45.5%という半数近い人が該当することが明らかになりました。
また、これらの結果を都道府県別で見てみると、余裕を持って早めに終わらせる“ソッコー派”の高校生が多かったのは、和歌山だったことも判明。和歌山の高校生の半数が早めに終わらせる一方で、計画的に進める“コツコツ派”は福島が、夏休み後半に一気に追い込む“ギリギリ派”は静岡と秋田がトップになっています。
集中を妨げる要因
さらに、勉強で集中力が続く時間“集中力リミット”が最も長い都道府県は、栃木という結果に。全国平均が63分13秒のところ、栃木の高校生の平均は89分18秒という数字が出ており、全国平均の約1.5倍の長さということがわかりました。勉強への集中を妨げる要因は、SNS、動画サイト・アプリ、友人・知人からの連絡などスマホで楽しむコンテンツが上位だそうです。
ちなみに、夏休みの宿題が終わらずに苦労した人の中には、「毎日日記をちゃんと書かなくて天気のところを家族みんなで調べた」「読書感想文が毎回後回しになり、家族に手伝ってもらうことが多かった」と、家族の助けによってなんとか間に合わせた人が多数。友達と電話しながら徹夜で終わらせた人もおり、協力者の手を借りて宿題をやるという人が多いようです。
【「今ドキ高校生の夏休みの宿題に関する全国調査」概要】
調査方法:インターネット調査
調査時期:2022年6月30日~7月4日
調査対象:全国の高校生1410名 ※都道府県ごとに30名ごと割付 ※集計および四捨五入等の都合で、合計値が100にならない場合あり