9月配信の「おすすめ新作韓国ドラマ」5選　ドロ沼愛憎劇から癒やしの作品まで

■見始めると止まらないドロ沼作

　財閥一族の屈しない嫁と最強の姑のドロ沼な愛憎劇を描く『工作都市 ～欲望のワルツ～』（Hulu）。韓国では2021年12月〜2022年2月まで放送され、演技派女優スエの5年ぶりとなる主演作として話題となったドラマです。

『工作都市 ～欲望のワルツ～』　（C）JTBC Studios Co．，Ltd．all rights reserved．
　「夫を大統領にする」という野望を抱く財閥一家のジェヒ（スエ）は、権力と財力を持つ姑のハンスク（キム・ミスク）の座を狙います。しかし、ハンスクもだまっておらず、韓国中の有力者、政治家たちの秘密が隠された倉庫の鍵をジェヒに渡して“ある取引”を持ち掛け、欲望が渦巻くゲームがスタートするのです。

　嫁にライフル銃を向ける姑、勝敗によって国をも揺るがす闘いは、嫁姑バトルといってもスケールの大きさがケタ違い。メインは嫁vs姑ですが、妻vs夫、妻vs愛人、明かされていく数々の秘密など韓国ドラマならではの要素も盛りだくさん。スエとキム・ミスクの迫力ある演技と終わりの見えない攻防戦は見始めると止められません。

■緊張感漂うクライムサスペンス

　『ナルコの神』（Netflix）は、南米の国スリナムを牛耳る絶対的な麻薬王によって濡れ衣を着せられた起業家が、国家情報院の秘密任務に協力してミッションを遂行する骨太クライムサスペンス。

Netflixシリーズ『ナルコの神』独占配信中
　注目は韓国の映画界を代表するトップ俳優が集結した豪華すぎるキャスト。麻薬王はファン・ジョンミン（『シュリ』）、起業家役はハ・ジョンウ（『お嬢さん』）、国家情報院チーム長はパク・ヘス（『イカゲーム』）、顧問弁護士はユ・ヨンソク（『賢い医師生活』）が演じ、国際的に高い評価を得ている『工作　黒金星（ブラック・ヴィーナス）と呼ばれた男』のユン・ジョンビンが監督という、名前を並べるだけでも超大作なドラマなのです。

　実体を知らない者同士が相手を探り、だまし合いを繰り返し、予測できない展開に緊張感が漂います。全6話が一挙配信されているため、映画を見るような感覚で一気見したい作品。実話を基にした「うそのような本当の話」をぜひ堪能してください。

■洗練されたファッションも楽しみたいラブコメ

　「愛を除いて結婚だけします」と宣言する契約結婚マスターのチェ・サンウンが、月水金の長期独占契約顧客と火木土の新規契約顧客のスーパースターとのロマンスを繰り広げる『月水金火木土』（U-NEXT）。結婚ではなく“シングルライフヘルパー”という職業を選ぶ興味深い設定です。

U-NEXT独占で見放題配信中『月水金火木土』　※毎週水・木配信　（C）STUDIO DRAGON CORPORATION
　全てがパーフェクトな女性サンウンを演じるはパク・ミニョン。ロマコメの女神とも呼ばれ、どんな俳優とも相性抜群な彼女ですが、本作では相手が二人…。コ・ギョンピョ（『D.P. －脱走兵追跡官－』『プライバシー戦争』）は月水金の謎に包まれたミステリアスな人物チョン・ジホ役を担当。火木土担当の韓流スターで財閥家の末息子のカン・ヘジン役を務めるのはキム・ジェヨンで、『100日の郎君様』や『あなたに似た人』でのクールな役どころとは違った、新たな一面を見せてくれるでしょう。パク・ミニョンの七変化する魅力をはじめ、ウェディングドレス姿やTPOに合わせて披露される洗練されたファッションも楽しみたいドラマとなっています。