USJ、特大ツリー終了後初のクリスマスが開幕! 今年の目玉は“幸せあふれるショー”と“食”
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、11月19日(水)から2026年1月4日(日)までの期間限定で、クリスマス・イベント「ユニバーサル・クリスマス・ジョイ」を開催。昨年フィナーレを迎えた、冬の風物詩であった高さ30m超えの巨大なツリーなしで迎える初めてのクリスマスとなる。今年の目玉は、心温まる新クリスマス・ナイト・ショーと初開催のフード・フェスティバル。担当者のインタビューとともに、今年のユニバーサル・スタジオ・ジャパンのクリスマスの楽しみ方を紹介する。
【写真】去年から雰囲気がらり スヌーピーやキティら大集合の新クリスマス・ナイト・ショーの様子
■あなただけの幸せみつかるクリスマス
今回始まった「ユニバーサル・クリスマス・ジョイ」は、「今日は自分で飾るんだ」をテーマに、自分自身で選んだ場所に思い切って飛び込み、“自分で自分を幸せにする”新しいクリスマスシーズンの過ごし方を提案するクリスマス・イベント。
合同会社ユー・エス・ジェイのウィンター・プロジェクト統括マネージャー山地紘一氏は、クリスマスについて「無意識のうちに他の誰かと比べてしまったり、周りを見て自分が幸せなのか不安になったり、『クリスマスブルー』とも言える思考になりやすいシーズン、受動的になりやすいシーズンかもしれないと考えています」と話す。
そんな中で、「ゲストの方々が積極的に参加できるようなクリスマス・プロダクトをご用意しております」と、今年はゲストの主体性を大切にしたクリスマスを提供すると語る。
「ライト・アップ・ザ・ナイト ~クリスマス・セレブレーション~」の様子
目玉となるのは、新しくスタートしたクリスマス・ナイト・ショー「ライト・アップ・ザ・ナイト ~クリスマス・セレブレーション~」と、同じく初開催の「ユニバーサル・クリスマス・フード・フェスティバル」。
昨年まではDJ フロスティを主役としたド派手なパーティーをテーマにしたクリスマス・ショーが実施されていたが、新登場の「ライト・アップ・ザ・ナイト ~クリスマス・セレブレーション~」は、がらりと雰囲気を変え、感動的な音楽とストーリーが印象的な心温まるショーに。
「ライト・アップ・ザ・ナイト ~クリスマス・セレブレーション~」の様子
物語の舞台は、クリスマス・パーティー。ケントという登場人物が、みんなを喜ばせるために最高のプレゼントを用意しようと奮闘するも、思わぬ自体を引き起こしてしまい…というストーリーだ。ハローキティ、スヌーピーとチャーリー・ブラウン、エルモやセサミストリートの仲間たちが次々と登場し、実力派シンガーやダンサーたちがおなじみのクリスマス・ソングを披露する中で、<本当に大切なものは何なのか>について考えさせられるメッセージが込められている。
「ライト・アップ・ザ・ナイト ~クリスマス・セレブレーション~」の様子
とにかく寒空の下に響く、生歌が素晴らしい。ショーの途中では、ゲストにスマートフォンのライトを照らしたり、記念写真を呼びかけたりと、“能動的”になれる演出もあり、ゲストも参加しながらショーを完成させる一体感を感じられた。ステージ周りは座って鑑賞するようになっており、ショーが始まるまでは寒さを感じたが、振り付けを一緒に楽しむなどじっとさせない工夫がところどころにあるので、心も体も温かくなっていく。フィナーレには、雪が降る演出や、華やかなパイロが打ち上がる場面もあり、“超最幸”な雰囲気に包まれた。
合同会社ユー・エス・ジェイのウィンター・プロジェクト統括マネージャー山地紘一氏
一方「ユニバーサル・クリスマス・フード・フェスティバル」は、山地氏も「チャレンジだったと思っております」と語る新企画。これまでもクリスマス・フードは多数登場してきたが、今回はパーク全体で行われる珍しいフード企画だ。アトラクションやショーが注目されがちだが、山地氏は「食もわれわれユニバーサル・スタジオ・ジャパンが誇るところです」と自信を覗かせる。
「ユニバーサル・クリスマス・フード・フェスティバル」に特別に遊びに来てくれたエルモ&クッキーモンスター
中心となるのは、ニューヨーク・エリアのストリートにさまざまな食べ歩きメニューが並ぶ「ユニバーサル・マーケット」。ここでは、キャラクターモチーフの特別メニューが大集合しており、プレスプレビューでは特別に、スヌーピー&チャーリー・ブラウン、キティ&ダニエル、エルモ&クッキーモンスターが遊びに来てくれた。
「ユニバーサル・マーケット」で販売中のフード
個人的にお気に入りだったのが、エルモがかわいい「ピザスープ ~ペパロニ&トマト~」。ミネストローネのようなスープにピザでおなじみの具材が入っており、パンのように分厚くなったピザ生地が添えてある商品だ。口の中でピザが完成するのが面白く、またゴクリと温かいスープが体に中に入っていくと、寒いパークでもホッと一息つくことができる。
「ホグワーツ・マジカル・ナイト ~ウインター・マジック~」
今年登場した新たな2つの企画以外にも、冬のユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、『ハリポタ』エリアこと「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」でマッピング・ショー「ホグワーツ・マジカル・ナイト ~ウインター・マジック~」や、『ジョーズ』50周年を記念したアニバーサリー・イベント「ジョーズ・セレブレーション」などを楽しむことができる。
「ハンギング・シャーク」
おなじみのハンキング・シャークは、50周年限定のクリスマス・リースが飾られた特別仕様。装飾が施されたハンキング・シャークは、コロナ禍以降初めてで久しぶりの登場だ。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのクリスマスのいいところは、ずばり選択肢が多いところ。“自分で自分を幸せにする”というテーマの通り、アトラクション、ショー、エリア、フード、グッズそれぞれに冬ならではの楽しみ方があり、自分でカスタムするような面白さがある。オーナメントを選ぶように、クリスマスの1日の計画を立てていくと、きっと夜には自分だけの特別なツリーのような思い出が出来上がるはず。どんな形でも色でも、“自分で選んだ”ことが自信につながっていく。そんな自己肯定感の上がるクリスマスが過ごせるのが、「ユニバーサル・クリスマス・ジョイ」の魅力なのかもしれない。




















