ハロウィン目前! 人気コスプレイヤー・火将ロシエルが語る「今こそ楽しみたいコスプレ」
テレビ、雑誌などさまざまなメディアで活動の幅を広げている人気コスプレイヤー、火将(かしょう)ロシエル。秋葉原のメイドカフェ「猫耳メイド屋」のプロデュースや自身で会社を設立しタレント事務所の運営も手掛けるなどコスプレ業界を牽引している。そんな彼女がハロウィン直前にコスプレの魅力や楽しみ方について語ってくれた。
【写真】可愛い&カッコイイ! 「火将ロシエル」本気のコスプレ
■きっかけは、兄から贈られた“メイド服”
「もともとオタクでもないし、コスプレにも興味がなかった」と語るロシエルは、コスプレをする前は性格が暗く、人とコミュニケーションをとることが苦手だったという。そんなロシエルがコスプレに目覚めたきっかけは、5歳離れた兄がプレゼントしてくれた“メイド服”だった。
「誕生日プレゼントをくれたことがなかった兄から、『あげるよ』って言われて、ワクワクして開けたらメイド服が入ってて。ご丁寧に夏用と冬用(笑)」と回顧。
「そのメイド服、一年間は押入れに眠らせていました(笑)。兄はフィギュアの原型師をやっていて、ある日、兄からイベントのお手伝いを頼まれたんです。そのイベントでメイド服をお披露目することになっちゃって。でも、着てみたら驚きました。いろんな方が『かわいいね!』、『写真撮ってもいいですか』って話しかけてくれて。すごく嬉しかったですね!その時、開眼しました。そのイベント以降、自分からお話する機会も増えて性格もかなり明るくなりました。兄には感謝です。」
作品の世界観を体現した、火将ロシエルのコスプレ
■「やってみようかな」知らなかった自分に出会える楽しさ
全国各地でコスプレイベントが開催されるようになり、世界的にも文化として認知度が上がっているコスプレだが、ロシエルの目から見てもその盛り上がりは明らかなようで、「コスプレに対しての偏見が少なくなってきたと思います。コスプレしやすい環境になってきたので、コスプレイヤーさんも増えてきましたね」と話す。
私服も可愛い!
コスプレをしてみたいけれど勇気がない人はどうすればいいかと聞いてみると、「キャラクターものだとハードルが高いな、って思う人は、仮装から始めると一番いいですね」とアドバイスをくれた。
「ハロウィンなんて絶好のチャンス。私も参加する『池袋ハロウィンコスプレフェス2019』に仮装して参加するのはいかがでしょうか。私もメイド服の仮装から入りました。モチベーションが上がって、『キャラクターものに挑戦してみようかな』っていう気分になると思いますよ。」と提案。
「仮装するまでいかなくてもイベントの雰囲気を感じるだけでも楽しいです。いろんなコスプレイヤーさんを見て、『やってみようかな』って思ってもらえればうれしいです」と笑顔で話す。
今年の「池袋ハロウィンコスプレフェス2019」では新衣装も用意しているという。「この間、衣装をオーダーして。そこから自分で付け加えたりとかアレンジしようかなと思って。すごく楽しみです」とワクワクしている様子。ハロウィン当日まで“非公開”という衣装のヒントを聞いてみると「今年は黒と白を基調にしたピエロ風の衣装にしようかな」と教えてくれた。
さらに、好きな撮られ方を聞くと「衣装も含めてそのキャラクターなので、全身とか衣装がよく見えるような構図で撮ってもらえるとうれしい」と声を弾ませた。
今後の目標は、おじいちゃん、おばあちゃん世代の人にまで「コスプレ」を知ってもらうことだというロシエル。その瞳はキラキラと輝いていた。(取材・文:山田果奈映/写真:高橋ゆり)
「池袋ハロウィンコスプレフェス2019」は、池袋東口エリアにて10月26日(土)~27日(日)まで開催。火将ロシエルは「ガチ撮影エリア」「コスチェキランド」企画に参画する。