町田啓太、初の写真集で“今の自分”を見つめ直す「やっぱり田舎が好き」

特集・レポート
2019年11月18日 08:00
町田啓太、初の写真集で“今の自分”を見つめ直す「やっぱり田舎が好き」
1st写真集『BASIC』発売! 俳優・町田啓太にインタビュー  クランクイン!トレンド

 『HiGH&LOW THE MOVIE』や『PRINCE OF LEGEND』シリーズから連ドラ『中学聖日記』、大河ドラマ『西郷どん』など、アクションやラブストーリー、時代劇に至るまで、さまざまな役柄にトライしてきた劇団EXILEの町田啓太。30歳を前にした町田の、自身初となる写真集『BASIC』(光文社刊)が、11月20日(水)に発売される。それは、あどけない無防備な素顔から、大人の色気が際立つセクシーな表情まで、俳優・町田啓太をぎゅぎゅっと凝縮した1冊に仕上がった。


■興味を持っていること、好きなことを詰めこんだ1冊


 タキシード姿で、新宿・ゴールデン街で呑み歩く姿を追った第一部「東京編」と、学生時代の思い出の地である地元・群馬でのフラットな表情を切り取った第二部「群馬編」に分かれた写真集は、1万字のロングインタビューやメイキング映像のDVD付きと、ファン垂涎の内容となっている。ロケ地や衣装なども自ら提案したという町田に楽しかったという撮影を振り返ってもらった。

 現在29歳の町田は「20代後半になって、自分はこれからどうしたいいのだろうと考える機会が増えました。この写真集を撮ったことで、改めて自分の今を見つめ直すいい機会を得られました」と言う。そんな想いを込めて、タイトルを『BASIC』に決めた。「自分が興味を持っていること、好きなことを詰めこんだ1冊なので、『BASIC』、“根本的な自分”という意味にしました」。

「東京編」のワンカット 撮影:彦坂栄治
 新宿のゴールデン街は、ロケーションの雰囲気が好きだと言う。「僕は、きばったレストランが苦手なので、居酒屋などのほうが落ち着けます。ゴールデン街は、行ってみて不思議な空間だと思いました。今は外国人客も多くて、撮影をしていても気さくに声をかけてくれます。グローバルな感じで、そういうコミュニティーの広がり方が素敵だなと思いました」。

「群馬編」のワンカット 撮影:彦坂栄治
 群馬のロケでは、地元ならではの開放感を感じつつ、時を経て変わってしまった町の風景を見て、若かりし日に思いを馳せたそうだ。「廃校になった中学校の校庭には草が生えていたし、駄菓子屋も綺麗になっていました。でも、駄菓子屋のおじちゃんやおばちゃんたちは相変わらずお元気で、僕のことを覚えてくださっていたこともうれしかったです。そして、やっぱり僕は田舎が好きなんだなと思いました」。

■俳優をやめたいという思考には絶対にならなかった

 ロケ場所や衣装によって、見せる表情もプリズムのように変わる。「ゴールデン街で撮影するのなら、タキシードを着崩すとおもしろそうとか、群馬で浴衣を着たり、短パンとTシャツのラフな格好をしたりと、衣装もいろいろと変えました。和装は、完全に姿勢をよくしないと似合わないんです。それは、時代劇をやらせてもらった時に勉強させてもらいました。まだ、身についていませんが、時代劇はまた、やってみたいです」。


 これまで、何度もケガなどに苦しんだ町田だが、逆境の中で心が折れることはなかった。「逃げ出したいとか、俳優をやめたいという思考には絶対にならなかったし、それよりも悔しさのほうが勝っていました。僕の仕事は一人でできるものではなく、観てくれる方々やスタッフさん、共演者の方々の協力があってのもの。だから周りの方から応援してもらったり、なにげない言葉をかけていただくことで、背中を押してもらった気がしています。また、すばらしい現場に遭遇すると、もっと頑張ろうと思うし、もっと広い世界でやってみたいという好奇心も芽生えます」。

 写真集については「大変でした」と笑いつつも、充実感溢れる表情を見せる町田。「自分から意見を出させてもらい、細かいところまで携わらせてもらった1冊です。好きなことを存分にやらせていただけたので、本当にありがたかったです。でも、達成感はまだなくて、それは、みなさんの手元に届いて、感想をもらった時に感じることではないかと。少しでも楽しんでもらえたらうれしいです」。(取材・文:山崎伸子/写真:高野広美)

 町田啓太ファースト写真集『BASIC』は、11月20日(水)発売。

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