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現代人は誰もが戦士!ヘタレなヤツらが頑張る映画 ベスト・キッド、ロッキーなど5選

映画

辛い現代社会でも、これ観て戦え!※ 『ベスト・キッド』(85)の場面写真
辛い現代社会でも、これ観て戦え!※ 『ベスト・キッド』(85)の場面写真(C)AFLO

 「現代人は誰もが戦士なんだ」と看破したのは『ランボー/怒りの脱出』『コブラ』といった映画史に残る傑作を残したジョルジ・パン・コスマトス監督。春になり、新しい環境で戦う人も多いでしょう。しかし人生には苦境が付き物。辛い現実に心折れかけた時、そっとあなたを支えてくれる映画をご紹介。人は変われる! エイドリアーン! ……すみません、取り乱しましたが行ってみましょう。

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 まずは85年日本公開の『ベスト・キッド』。主人公が著しい成長を見せるこの手の映画にとって特訓シーンが説得力を持つか否かは重要な部分ですが、この作品ほどそれを身近な方法で魅力的に描いた作品はないでしょう。ワックスかける、ワックスとる――本当に強くなれる気がして学校の掃除も精が出たものです。

 『ベスト・キッド』のダニエルくんはやってもない空手を「やっている」と吹聴しやられてしまうヘタレな子でしたが、同じくヘタレ青年が成長し強くなるのが、ジャッキー・チェンの『スネーキーモンキー 蛇拳』。竹の周りを蛇状に手を動かし卵を取るあの練習で本当に強くなるのかは疑問が残るところですが、最初から強いブルース・リーに対して、ジャッキーは特訓を経て強くなる映画が多いのも特色の1つです。

 そして揃いも揃ったヘタレなヤツらが奮起して周りを見返すのが、『メジャーリーグ』と『シコふんじゃった。』の日米両代表。どちらも、ある“きっかけ”を得て“仲間”と発奮する映画ですが、頑張るためにはこの2つが大切であることを教えてくれるようでもあります。プロレスラー大仁田厚は弱小チームが優勝を目指す『メジャーリーグ』に自らの姿を重ね、劇中の「ワイルドシング」を入場曲に選んだとも言われています。

 そして“ヘタレなヤツが頑張る映画”の金字塔と言うべき作品が『ロッキー』。冴えない、落ちこぼれた人たちが世界タイトルマッチに挑みますが、映画評論家で1988年に亡くなった荻昌弘さんは「人生、戦いの結果がどう出ようとそんなことは全然重要じゃないんだ。ともかくそこまでベストを尽くすこと、それが人生の勝利なんだ」と『ロッキー』のメッセージを読み解きます。そう、結果ではなく戦うことこそ勝利。ネバー・サレンダー! と、無駄に熱くなったところで本稿を締めたいと思います。(文:しるべ寿太郎)

世界唯一のスタローンライター(未確認)しるべ寿太郎オススメの“ヘタレなヤツらが頑張る映画”は以下。

『ロッキー』(77)
『スネーキーモンキー 蛇拳』(79)
『ベスト・キッド』(85)
『メジャーリーグ』(89)
『シコふんじゃった。』(92)

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