クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

池松壮亮、劇中ほぼ裸の問題作『愛の渦』に自信!「迷いなく出演したいと思った」

映画

劇中ほぼ裸の問題作『愛の渦』に自信!
劇中ほぼ裸の問題作『愛の渦』に自信! クランクイン!

 確かな演技力で、映画や舞台、ドラマなど数多くの作品に出演しキャリアを積んできた俳優・池松壮亮。そんな彼が「迷いなく出演したいと思った」という作品が、演劇ユニット「ポツドール」主宰の劇作家・三浦大輔が自らメガホンを撮った映画『愛の渦』だ。ごく普通の男女8人が、六本木のマンションの一室に集まり、乱交パーティーに明け暮れる姿を繊細かつ大胆に描いた本作で、ニートの主人公を演じた池松に、作品の見どころや込めたメッセージなどを聞いた。

【関連】池松壮亮、『愛の渦』インタビューフォトギャラリー

 都会の一室に集まった男女が、理性という仮面を被りつつも、欲望に抗えず乱交にふける……。本編123分のうち着衣しているのがたった18分、R18+指定という外枠からも、作品の過激さが想像できるが、池松は「エロいというのは入口だけで、描いているのは人間。やっていることは他の映画と変わらないんですよ」と好奇心のみで作品を語ることへ警鐘を鳴らす。「人間を裸にして集めるというアプローチ方法をとるだけで、人間性、動物性、男と女、社会性、日本人的なもの……色々なものがタイトルのように渦巻いていくんです」と池松は作品に詰まった魅力を語る。

 そんな作品の指揮をとったのが舞台作家の三浦監督だ。劇中のほとんどが、マンションの一室で行われる会話とセックスというシチュエーション。「クランクイン前に三浦監督の舞台を何本か鑑賞して、間が独特でリズムがあるなって感じたんです。でも、現場に入ったら自分が思っていた以上に『もっと間をとって』って言われて……。監督は舞台で、リアリズムを追求する人だという印象があったんです。それは映像だとなおさらで、嘘は嫌いますし、作り物を超える瞬間を狙っていたんだろうと思います。そこが面白かったです」と感想を述べた池松。出来上がった作品ついて「三浦監督特有の息詰まる空気感が表現されている」と満足そうに語った。

 人間誰しもが持つ欲望。しかしその表現方法は全く違う。新井浩文演じるフリーターの男は、ためらいもなく“性”を解き放ち、池松扮するニートの青年は、感情や欲望を極限まで抑え込むような振る舞いをする。では実際の池松はどんなタイプなのだろうか?「僕は普通だと思います。この作品に出てくるメンバーはみんな極端なので……。名誉のために言っておきますが、僕は誰にも似てません(笑)」。ただ集団の中では「あまり自分を出さず、いったん引くかもしれませんね。人の様子を見る癖はあります」と冷静に自らを分析した。

1ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連情報

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る