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市原隼人「一生役者でありたい」 芝居・役者も嫌になり涙した過去も告白 

映画

『ホテルコパン』市原隼人インタビュー
『ホテルコパン』市原隼人インタビュー クランクイン!

 「現場に入っている最中は、頭も体もほかのことは一切手がつけられませんでした。食事をするシーンでも、台本には書いていなかったのですが、感情が入ってもどしてしまったり……」。そう吐露する市原隼人。主演最新作の群像劇『ホテルコパン』では、従来のイメージとは違う、教え子を亡くして心に傷を抱え込えこんだ元中学教師に扮している。単独インタビューから、作品へ懸けた思いや、役者としての意識が口をついて出た。

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 本編では、生徒の自殺をきっかけに教師を辞め、東京から人里離れたホテルで働くようになった市原扮する海人と、そこに集まった人々、それぞれのドラマが描かれる。「監督からは、それぞれの感情が壊れる瞬間を、爆発を見たいと言われていました。海人にも人には見せたくない過去があって、そのために壊れてしまう。湖のシーンで海人は『すみません、ごめんなさい、ごめんなさい』と繰り返すのですが、そうとしか言えない自分がいて。それって、どれほど苦しいことなのか」。海人を演じるにあたり、「覚悟が必要な役だ」と感じたという市原。

 そして振り返る。「いままで外交的な、感情や熱を相手にぶつける役が多かったんですが、海人は内向的な役でした。カメラが回っているからお芝居をしなきゃということではなく、心情を作って海人になっている時間がカメラに写ってしまったという状況がベストだと思ったので、常にそうなるように心がけていました」。

 撮影は物語の舞台である長野県白馬村で行われた。都会から離れ、静かにベンチに座ってゆっくり過ごして気持ちを落ち着かせる。そうした時間が「間違いなくこの作品では大切な財産になった」と言い、役柄にも真摯に向き合えたという。キツイ役だったが、同時にオールロケは気分転換の助けにもなった。「食事も水もおいしいですし、本当に空気も全然違いました。大好きになっちゃって、撮影が終わってからもまたすぐに行ったほどです」と笑顔を見せる。

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