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柄本明

柄本明
出身地:東京都
生年月日:1948年11月3日

柄本明 出演映画作品

  • 劇場版 鬼平犯科帳 血闘

    劇場版 鬼平犯科帳 血闘

    制作年:2024年5月10日(金)公開

    池波正太郎の三大シリーズに数えられるベストセラー小説『鬼平犯科帳』を、2023年から行われている生誕100周年記念の一環として、松本幸四郎を主演に映画化。主人公の過去と現在を交錯させながら、若かりし頃、ふたつの顔を持つ男の元への密偵を申しでた女性を描く。監督は山下智彦。共演は市川染五郎、仙道敦子、中村ゆり、火野正平ら。

  • 身代わり忠臣蔵

    身代わり忠臣蔵

    制作年:2024年2月9日(金)公開

    土橋章宏の同名小説をムロツヨシ主演で映画化した時代劇エンタテインメント。殿を亡くして存亡の危機に瀕した吉良家が、殿の弟を身代わりに幕府をだまそうとする。監督は、『かぐや様は告らせたい …』の河合勇人。出演は永山瑛太、川口春奈、林遣都、北村一輝ら。テーマ曲は東京スカパラダイスオーケストラの“The Last Ninja”。

  • 法廷遊戯

    法廷遊戯

    制作年:2023年11月10日(金)公開

    五十嵐律人が司法修習生時代に発表し、第62回メフィスト賞に輝いたミステリー小説を映画化。同じロースクールへ通い、弁護士、被告人、死者となった3人が学生時代に行っていた裁判ゲームの記憶をたどっていく。監督は『神様のカルテ』の深川栄洋。主演は連続テレビ小説『おかえりモネ』の永瀬廉。共演は杉咲花、北村匠海、柄本明、生瀬勝久ら。

  • 福田村事件

    福田村事件

    制作年:2023年9月1日(金)公開

    関東大震災の発生から100年となる2023年9月1日に公開される、実話を基にした群像劇。長年歴史の闇に隠され続けてきた、行商人を殺害した罪で実刑判決を受けた自警団が恩赦で釈放された、福田村事件を描く。監督は『FAKE』などのドキュメンタリー作品を手がけてきた森達也。出演は井浦新、田中麗奈、永山瑛太、東出昌大、コムアイら。

  • 愛のこむらがえり

    愛のこむらがえり

    制作年:2023年6月23日(金)公開

    映画のまち調布シネマフェスティバル2023で上映された、東京都調布市を舞台にしたハートフルコメディ。日本映画業界の片隅で理想とする映画を作ろうと奔走する、男女の悲喜こもごもを描く。監督は『渇水』の高橋正弥。タレントの磯山さやかと、劇団東京乾電池の吉橋航也がW主演を務める。共演は柄本明、吉行和子、浅田美代子、品川徹ら。

  • 波紋

    波紋

    制作年:2023年5月26日(金)公開

    現代社会に潜んでいる問題に焦点を当てたサスペンスフルな人間ドラマ。次々と降りかかる苦難に感情を抑える女性が、新興宗教を拠り所にし、絶望の中で募った感情を爆発させる姿を描く。監督を務めたのは、『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子。出演は筒井真理子、光石研、磯村勇斗、木野花、キムラ緑子など実力派俳優たちが名を連ねている。

  • 最後まで行く

    最後まで行く

    制作年:2023年5月19日(金)公開

    2014年に公開された同名韓国映画を『余命10年』の藤井道人監督がリメイクした、クライムサスペンス。危篤の母のもとへ向かう道中で、男性を車ではねてしまった刑事が、証拠隠滅を試みるも監察官に追い詰められていく96時間を描く。主演は、『燃えよ剣』の岡田准一。共演には綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、駿河太郎らが名を連ねている。

  • 映画刀剣乱舞-黎明-

    映画刀剣乱舞-黎明-

    制作年:2023年3月31日(金)公開

    『刀剣乱舞 ONLINE』を原案にヒットした、『映画刀剣乱舞』の第2弾。藤原道長が栄華を極める平安時代を舞台に、歴史修正主義者が放った時間遡行軍に刀剣男士たちが立ち向かう。監督は耶雲哉治。出演は鈴木拡樹、荒牧慶彦、和田雅成らが続投する。共演は柄本明、津田寛治ら。主題歌はBLUE ENCOUNT の“DESTINY”。

  • ロストケア

    ロストケア

    制作年:2023年3月24日(金)公開

    第16回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝いた、葉真中顕の同名小説を映画化したサスペンス。殺人を犯した介護士と対峙する検事が、介護現場の現実を目の当たりにしながらも事件の真相を追う。監督は、『そして、バトンは渡された 』の前田哲。出演は松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士、坂井真紀ら。主題歌は森山直太朗の“さもありなん”。

  • 湯道

    湯道

    制作年:2023年2月23日(木)公開

    『おくりびと』で脚本を務めた小山薫堂が提唱する、日本人の入浴に対する精神をつきつめた“湯道”を、『HERO』シリーズのスタッフ陣が映画化したドラマ。弟の代わりに銭湯の店主として過ごす兄と、常連客たちとの日常を描く。監督は鈴木雅之。主演は生田斗真。共演は濱田岳、橋本環奈、戸田恵子、寺島進、柄本明ら豪華俳優が名を連ねている。

  • シャイロックの子供たち

    シャイロックの子供たち

    制作年:2023年2月17日(金)公開

    ベストセラー作家・池井戸潤の同名小説を、阿部サダヲ主演で映画化。東京のとある銀行支店を舞台に、同じ銀行で働く個性豊かな行員たちが支店で発生した現金紛失事件の真相に迫る。原作とは異なる完全オリジナルストーリーで展開される。監督は『空飛ぶタイヤ』の本木克英。共演は上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、橋爪功、佐々木蔵之介ら。

  • エゴイスト

    エゴイスト

    制作年:2023年2月10日(金)公開

    第35回東京国際映画祭コンペティション部門に選出されたヒューマンドラマ。高山真の自伝的小説『エゴイスト』を基に、編集者の男性がパーソナルトレーナーの男性とひかれ合う日々を描く。監督は『トイレのピエタ』の松永大司。主演は『孤狼の血 LEVEL2』鈴木亮平。共演には宮沢氷魚、阿川佐和子、中村優子、和田庵らが名を連ねている。

  • ある男

    ある男

    制作年:2022年11月18日(金)公開

    第70回読売文学賞を受賞した、平野啓一郎の同名小説を映画化したヒューマンミステリー。昔の依頼者から亡くなった夫の身元調査を相談された弁護士が、その正体を追い、真相を突き止めようとする姿を描く。『蜜蜂と遠雷』の石川慶監督がメガホンを取り、妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、柄本明らが出演する。

  • 鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽

    制作年:2022年11月4日(金)公開

    太宰治の『斜陽』執筆75周年を記念して映画化した人間ドラマ。昭和20年の日本を舞台に没落貴族の母娘が生活のために地方へ居を移すも、弟の帰還により、結婚を迫られる姉を描く。監督の近藤明男は、故・増村保造と白坂依志夫が遺した草稿を基に、脚本を完成させた。主演は宮本茉由。共演は安藤政信、水野真紀、奥野壮、田中健、柄本明ら。

  • 夜明けまでバス停で

    夜明けまでバス停で

    制作年:2022年10月8日(土)公開

    幡ヶ谷のバス停で、2020年冬に実際に起きた事件を基にした社会派ドラマ。コロナ禍で住まいと職を失いホームレスになった女性と、その周囲の人々の自尊心ゆえに生まれる“社会的孤立”を浮き彫りにする。監督は『痛くない死に方』の高橋伴明。主演に板谷由夏を迎え、共演には大西礼芳、三浦貴大、松浦祐也、ルビー・モレノらが名を連ねている。

  • 42-50 火光

    42-50 火光

    制作年:2022年10月7日(金)公開

    『神様のカルテ』などを手がけた深川栄洋監督が、自身のキャリアをスタートさせた自主制作映画に原点回帰する“return to mYselF プロジェクト”第1弾のヒューマンドラマ。深川監督の体験を基に、ミドル世代の夫婦が抱える家族間の問題によるストレスや葛藤を描く。出演は宮澤美保、桂憲一、加賀まりこ、柄本明、白川和子ら。

  • 流浪の月

    流浪の月

    制作年:2022年5月13日(金)公開

    2020年の本屋大賞を受賞した凪良ゆうの同名ベストセラー小説を基に、『悪人』『怒り』の李相日監督が実写化した人間ドラマ。公園で雨に濡れた女児を保護するも“誘拐罪”で逮捕された青年と、“被害女児”とされた少女が、15年後に再会する様子を描く。広瀬すずと松坂桃李がW主演を務める。共演に横浜流星、多部未華子 、趣里、柄本明ら。

  • ノイズ

    ノイズ

    制作年:2022年1月28日(金)公開

    『予告犯』など、日本やヨーロッパで人気を博する、筒井哲也の同名コミックを、廣木隆一監督が実写化したサスペンス。過疎化が進む絶海の孤島を舞台に、元受刑者のサイコキラーを誤って殺害したことで、殺人を隠蔽しようとする3人の男たちの末路を描く。『デスノート』の藤原竜也と松山ケンイチがW主演を務める。共演に神木隆之介、渡辺大知ら。

  • 燃えよ剣

    燃えよ剣

    制作年:2021年10月15日(金)公開

    累計発行部数500万部超えの司馬遼太郎による同名幕末小説を、『関ヶ原』の原田眞人監督と岡田准一が再タッグを組み映画化。新選組副長・土方歳三を主人公に、近藤勇、沖田総司といった新選組の志士たちの人生と、彼らが生きた激動の時代を描き出す。共演には、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明といった豪華キャスト陣が名を連ねている。

  • 祈り ー幻に長崎を想う刻ー

    祈り ー幻に長崎を想う刻ー

    制作年:2021年8月20日(金)公開

    1959年に岸田演劇賞を受賞した故・田中千禾夫の戯曲『マリアの首 ー幻に長崎を想う曲ー』を、松村克弥監督が初映画化した人間ドラマ。昭和32年の長崎県を舞台に、焼け落ちた浦上天主堂に残るマリア像を盗み出す、カトリック信徒の女性ふたりを描く。高島礼子と黒谷友香が主演を務める。共演に田辺誠一ら。主題歌をさだまさしが担当する。

  • 妖怪大戦争 ガーディアンズ

    妖怪大戦争 ガーディアンズ

    制作年:2021年8月13日(金)公開

    1968年のオリジナル版、2005年のリメイク版となる『妖怪大戦争』に続くファンタジーアクション大作。伝説の妖怪ハンターの血を引く少年と妖怪たちが、世界と妖怪界を危機にさらす妖怪獣たちに立ち向かう様を描く。三池崇史が前作に引き続き監督を務め、寺田心が主演を務めるほか、杉咲花、大沢たかお、大森南朋、安藤サクラらが共演する。

  • のさりの島

    のさりの島

    制作年:2021年5月29日(土)公開

    “オレオレ詐欺”の旅を続ける若い男と老女の関係を描くヒューマンドラマ。映画『his』やドラマ『すじぼり』に出演し、本作が長編映画単独初主演となる藤原季節を主役に迎え、本作が遺作となった原知佐子が老女を演じる。どこか不思議な世界の住人を体現するのは、柄本明、吉澤健、外波山文明、野呂圭介ら。監督と脚本を山本起也が務めた。

  • 空蝉の森

    空蝉の森

    制作年:2021年2月5日(金)公開

    芸能活動を自粛していた酒井法子の復帰第一作となるミステリー・サスペンス。過去に深い傷を持つ、多くの謎を抱えた人妻と、彼女を取り巻く人々の愛憎関係をスリリングに描き出す。陰のある主人公になりきった酒井の熱演は、まさに体当たりと呼ぶにふさわしい。『私の奴隷になりなさい』で注目された俊英、亀井亨が欲望に満ちた群像劇を演出する。

  • 名も無き世界のエンドロール

    制作年:2021年1月29日(金)公開

    第25回小説すばる新人賞を受賞した、行成薫の同名小説が原作のサスペンスドラマ。表社会と裏社会でそれぞれ成り上がった親友同士のふたりが巻き起こす、日本中を巻き込んだ壮大な計画をスリリングに描き出す。岩田剛典と新田真剣佑が初共演。ヒロインを山田杏奈と中村アンが務める。監督は『ういらぶ。』『累-かさね-』を手がけた佐藤祐市。

  • 日本独立

    日本独立

    制作年:2020年12月18日(金)公開

    第2次世界大戦直後の日本で独立回復のために戦った、吉田茂と白洲次郎を主人公にした人間ドラマ。“GHQ”の占領下で、母国のため抵抗し続けたふたりの戦いと絆を描き出す。白洲次郎役に浅野忠信、その妻を宮沢りえ、吉田茂を小林薫が演じた。ほか、柄本明、石橋蓮司、松重豊ら実力派俳優が脇を固める。監督は、社会派映画の名匠・伊藤俊也。

  • アンダードッグ 前編

    アンダードッグ 前編

    制作年:2020年11月27日(金)公開

    『百円の恋』『全裸監督』の武正晴監督によるボクシング映画前編。崖っぷちのボクサー、売れない芸人のボクサー、秘密を抱えた若いボクサーがどん底から這いあがろうとリングに上がり、その人生が交錯する様を描く。森山未來、北村匠海、勝地涼が主演を、『百円の恋』の足立紳が脚本を務めた。全8話の配信版もABEMAプレミアムで配信される。

  • アンダードッグ 後編

    アンダードッグ 後編

    制作年:2020年11月27日(金)公開

    『百円の恋』や『全裸監督』の武正晴監督によるボクシング映画後編。かませ犬としてボクシングにしがみついてきた男と過去に囚われながらも躍進する若きボクサーの熱き戦いを映し出す。主演を務める森山未來、北村匠海、勝地涼ら3人がタイプの異なるボクサーをそれぞれ熱演した。脚本を務めたのは『百円の恋』で監督とタッグを組んだ足立紳。

  • 脳天パラダイス

    脳天パラダイス

    制作年:2020年11月20日(金)公開

    『水の声を聞く』などの山本政志が監督を務めたコメディ。破産して東京郊外の大豪邸を手放す男と、その家族が体験する思いがけない大騒動を描く。主人公の男をいとうせいこう、その元妻を南果歩が演じるほか、謎のホームレス役の柄本明をはじめ、田本清嵐、小川未祐、玄理、村上淳、古田新太など、若手からベテランまで豪華陣が名を連ねている。

  • 空に住む

    空に住む

    制作年:2020年10月23日(金)公開

    青山真治監督が2013年の『共喰い』以来、7年ぶりに手がけた長編映画。両親の急死に直面し、大きな喪失感を抱える女性が、さまざまな葛藤を経て新たな人生を模索していく姿が描かれる。主演はTVドラマ『私の家政夫ナギサさん』も大好評を呼んだ多部未華子。共演に岸井ゆきの、岩田剛典、大森南朋、永瀬正敏ら多彩なキャストが顔を揃える。

  • 一度も撃ってません

    一度も撃ってません

    制作年:2020年7月3日(金)公開

    阪本順治監督が『半世界』に続いて放つハードボイルド調の喜劇。『野獣死すべし』などで知られるベテラン丸山昇一の脚本を得て、一度も人を撃ったことがない殺し屋の奔走を描く。阪本作品でもお馴染みの名バイプレーヤー・石橋蓮司が18年ぶりに主演を務め、不器用にしか生きられない殺し屋を妙演。岸部一徳、大楠道代らベテラン勢が脇を固める。

  • 星屑の町

    星屑の町

    制作年:2020年3月6日(金)公開

    1994年に初上演されて以来シリーズ化され、再演も含めて長きにわたり親しまれてきた舞台劇『星屑の町・山田修とハローナイツ物語』を映画化。売れないムード歌謡グループの悲喜こもごもが描かれる。ラサール石井や小宮泰孝、太平サブローなどオリジナルキャストが再結集。ヒロインを務めるのんの熱唱や、懐かしの昭和歌謡の再現にも注目だ。

  • 太陽の家

    太陽の家

    制作年:2020年1月17日(金)公開

    日本を代表するシンガーソングライター長渕剛が、『英二』以来20年ぶりに主演としてスクリーンに登場するヒューマンドラマ。職人気質で人情に厚く、確かな腕を持つ大工の棟梁に扮して、“愛と信念“というテーマを人間味豊かに体現する。TV版『相棒』シリーズなどで注目される権野元がメガホンを取り、熱い物語をドラマチックに演出する。

  • 一粒の麦 荻野吟子の生涯

    一粒の麦 荻野吟子の生涯

    制作年:2019年10月26日(土)公開

    明治時代に日本初の女性医師として認定された、荻野吟子の波乱に満ちた人生を映画化した伝記ドラマ。男尊女卑の風習が根強く残っていた時代に、女性の地位向上に取り組んだ吟子の情熱を現代に伝える。医師として、社会活動家として後世に語り継がれる業績を残した吟子を若村麻由美が演じ、山本耕史、賀来千香子、佐野史郎、柄本明らが脇を固める。

  • くらやみ祭の小川さん

    くらやみ祭の小川さん

    制作年:2019年10月25日(金)公開

    東京・府中市が町をあげて映画製作に乗り出し、六角精児が主演を務めたヒューマンドラマ。“くらやみ祭“を舞台に、長年勤めた会社をリストラされ、突如第二の人生を考えなければならなくなった男性の姿をユーモアたっぷりに映し出す。主演の六角のほか、佐津川愛美、斉藤陽一郎、柄本明ら個性的なキャストが集い、浅野晋康がメガホンを取った。

  • 駅までの道をおしえて

    駅までの道をおしえて

    制作年:2019年10月18日(金)公開

    直木賞作家、伊集院静の同名小説を映画化したヒューマンドラマ。愛犬を亡くした少女と、かつて幼い息子に先立たれた老人が巡り会い、心を通わせていく姿を映し出す。オーディションで主人公サヤカ役を射止めたのは、『3月のライオン』や数多くのドラマ、CMに出演している新津ちせ。また、創立120周年を迎えた京急電鉄が製作に協力している。

  • 楽園

    楽園

    制作年:2019年10月18日(金)公開

    吉田修一の『犯罪小説集』を、『64-ロクヨン-』『菊とギロチン』の瀬々敬久監督が映画化したヒューマンサスペンス。未解決の幼女誘拐事件があった村で、その12年後に再び少女が行方不明になり、それによって村の人々の人生が複雑に交錯していく様を映し出す。重厚な人間模様を体現するのは、綾野剛、杉咲花、佐藤浩市ら実力派キャスト。

  • ある船頭の話

    ある船頭の話

    制作年:2019年9月13日(金)公開

    俳優のオダギリジョーが、柄本明、村上虹郎を迎え、“人間らしい生き方とは“というテーマに挑んだ長編初監督作品。橋の建設が進む山村を舞台に、川岸に住む船頭のトイチと、村人の源三、トイチの前に現れた少女が幸せを模索する姿を描く。撮影監督にクリストファー・ドイル、衣装デザインはワダエミなど世界から一流クリエイターたちが集まった。

  • 居眠り磐音

    制作年:2019年5月17日(金)公開

    シリーズ累計発行部数2000万部超え、平成で最も売れた時代小説とされる佐伯泰英の代表作を映画化した時代劇。昼はうなぎ屋で下働き、夜は用心棒を務める浪人の活躍を描く。主人公・磐音を演じるのは時代劇初主演となる松坂桃李。木村文乃と芳根京子をはじめ、柄本佑、杉野遥亮、佐々木蔵之介、陣内孝則ら豪華キャストの共演も話題の1作。

  • 柄本家のゴドー

    柄本家のゴドー

    制作年:2019年4月20日(土)公開

    俳優として存在感を増す一方、“ET×2“という演劇ユニットを組んでいる柄本佑、柄本時生の兄弟。そんな彼らが、2017年に父の柄本明を演出に迎えて挑んだ不条理劇『ゴドーを待ちながら』の稽古場に密着したドキュメンタリー。多くのTVドキュメンタリーや是枝裕和監督の『誰も知らない』などで撮影監督を務めた山崎裕が監督を務めた。

  • 空の瞳とカタツムリ

    空の瞳とカタツムリ

    制作年:2019年2月23日(土)公開

    『なにもこわいことはない』の斎藤久志監督による、ラブロマンス。荒井晴彦を父に持つ、荒井美早が初のオリジナル映画脚本を手掛け、傷つけあうことでしか互いの思いを確かめることができない男女4人の愛と性の軌跡を描き出す。映画や舞台、CMなど幅広く活躍する縄田かのんが主演を務め、中神円、三浦貴大、藤原隆介、利重剛らが出演する。

  • 盆唄

    盆唄

    制作年:2019年2月15日(金)公開

    『ナビィの恋』『ホテル・ハイビスカス』の中江裕司監督が3年の歳月をかけて完成させたドキュメンタリー映画。福島からハワイ、富山と舞台を移しながら、東日本大震災の影響で存続の危機に瀕する福島県双葉町の伝統“盆唄“のルーツと現状、そして未来を映し出す。ルーツを描くアニメーション・パートには声の出演で余貴美子、柄本明らが参加。

  • オズランド 笑顔の魔法おしえます。

    オズランド 笑顔の魔法おしえます。

    制作年:2018年10月26日(金)公開

    数多くのテレビドラマを手がけてきた波多野貴文監督が、小森陽一の『オズの世界』を映画化したコミカルな人間ドラマ。行きたくもない田舎の遊園地勤務になってしまった新米女性社員が、周囲の人々との交流を通し成長していく姿を描きだす。NHK連続テレビ小説『あさが来た』で注目を集めた波瑠が主演を務め、西島秀俊、岡山天音らが出演する。

  • 空飛ぶタイヤ

    空飛ぶタイヤ

    制作年:2018年6月15日(金)公開

    直木賞受賞作家・池井戸潤の大ベストセラー小説を長瀬智也主演で映画化したヒューマンドラマ。トレーラーの脱輪事故により整備不良を疑われた運送会社社長が、家族や会社、自分の正義を守るため、“リコール隠し“をする大企業に立ち向かっていくさまを熱く描く。共演にはディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子らオールスターキャストが集結。

  • 万引き家族

    万引き家族

    制作年:2018年6月8日(金)公開

    『誰も知らない』『そして父になる』などさまざまな“家族の形”を描き続けてきた是枝裕和監督の、長編14作目となる渾身の人間ドラマ。東京の下町を舞台に、犯罪で生計を立てる不器用だが愛すべき家族の心揺さぶる物語を描く。リリー・フランキー、安藤サクラ、樹木希林らをメインに迎え、松岡茉優、池松壮亮ら実力派の若手俳優が脇を固める。

  • 今夜、ロマンス劇場で

    今夜、ロマンス劇場で

    制作年:2018年2月10日(土)公開

    『のだめカンタービレ』シリーズのヒットメーカー、武内英樹監督が放つ、オリジナル脚本を基にしたラブファンタジー。映画好きの純朴な青年とスクリーンの中のキャラクターの次元を超えたロマンスを描く。『海街diary』の綾瀬はるかがモノクロ映画から抜け出てきたヒロインに扮し、『君と100回目の恋』の坂口健太郎が相手役を務める。

  • 悪と仮面のルール

    悪と仮面のルール

    制作年:2018年1月13日(土)公開

    芥川賞作家・中村文則の同名傑作小説を映画化した深遠なサスペンスドラマ。“悪”になることだけを望まれて生まれてきた稀代の殺人者・久喜文宏の罪と愛の物語を描く。玉木宏が文宏役で主演を務め、これまでのイメージと異なる新たな一面を見せる。また、久喜が命懸けで守ろうとする初恋の女性を新木優子、テロ組織の実行犯を吉沢亮が演じる。

  • 武曲 MUKOKU

    武曲 MUKOKU

    制作年:2017年6月3日(土)公開

    藤沢周の同名小説を、『私の男』の熊切和嘉監督が映画化する人間ドラマ。剣道五段の腕前を持ちながらも自堕落な生活を送る主人公と、剣道の天性の才能を持つラップ好きの高校生が出会い、宿命の“決闘”を繰り広げていく。2カ月かけて肉体を鍛え上げ、剣道の稽古にも取り組んだという綾野剛が主人公を熱演し、高校生役で村上虹郎が共演する。

  • 猫忍

    猫忍

    制作年:2017年5月20日(土)公開

    猫と時代劇という意外な取り合わせで好評を得た『猫侍』の製作チームが新たに放つ“癒し“アクション・エンタテインメント。若手注目株の大野拓朗が映画初主演を務め、愛を知らずにエリート忍者へと成長した青年と、父の面影を宿したかのような猫との交流がユーモラスに綴られる。日光江戸村の全面協力で実現した本格的な忍者アクションにも注目。

  • 夜明け告げるルーのうた

    夜明け告げるルーのうた

    制作年:2017年5月19日(金)公開

    森見登美彦原作『夜は短し歩けよ乙女』を映画化した湯浅政明監督が、初のオリジナルストーリーで臨む長編アニメーション映画。人気漫画家・ねむようこがキャラクター原案を担当し、脚本には『けいおん!』シリーズの吉田玲子が参加している。鬱屈した毎日を過ごしている少年が、無邪気な幼い人魚・ルーと出会い、再生していく姿が映し出される。

  • いぬむこいり

    いぬむこいり

    制作年:2017年5月13日(土)公開

    『アジアの純真』『たとえば檸檬』の片嶋一貴監督が、お姫様と家来の犬が結婚するという“犬婿伝説“をモチーフに撮った4時間超えの大長編。さまざまな問題を抱えた小学校教師のヒロインが、宝探しのために訪れた島で次々と不条理な出来事に遭遇しながらも、愛と希望を探し求めていく姿を描く。これまでのイメージを覆す有森也実の熱演にも注目。

  • サバイバルファミリー

    サバイバルファミリー

    制作年:2017年2月11日(土)公開

    『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』の矢口史靖監督がオリジナル脚本で描くユーモア満載の家族ドラマ。電気の消滅により廃墟寸前となった東京を舞台に、東京脱出を試みる一家の決死のサバイバルを描く。電気が消えた世界の中で家族に未来はあるのか? 家族を守るべく一世一代の決断を下す父親を小日向文世、母親を深津絵里が演じる。

  • なりゆきな魂、

    なりゆきな魂、

    制作年:2017年1月28日(土)公開

    つげ忠男の漫画『成り行き』『つげ忠男のシュールレアリズム』に収録された4作品に、バス事故に運命を翻弄される被害者遺族たちの姿を描くオリジナルストーリーを加えて一つの物語に。長年つげのファンだったという瀬々敬久監督が『ヘヴンズ ストーリー』などに続き、人が生きていく意味を問う。佐野史郎が『無頼平野』でも演じた忠男役で出演。

  • 疾風ロンド

    疾風ロンド

    制作年:2016年11月26日(土)公開

    人気作家・東野圭吾が17年ぶりの文庫描き下ろしとして出版した同名小説を阿部寛主演で映画化。大学の医科学研究所に勤めるも、どこか頼りなくツイてない中年男が、研究所施設から盗まれた違法生物兵器の行方を追う様をスピード感たっぷりに描く。監督はドラマ『あまちゃん』や『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』の演出を手掛けた吉田照幸。

  • 後妻業の女

    後妻業の女

    制作年:2016年8月27日(土)公開

    直木賞作家・黒川博行の同名小説を『愛の流刑地』の鶴橋康夫監督が映画化。資産を持つ独身男性の後妻となり金品を貢がせる犯罪“後妻業“を題材に、人間の欲や孤独感、悲しみを明るく切り取り、現代社会に潜む悲喜劇を描き出す。結婚詐欺師の主人公・小夜子を大竹しのぶ、小夜子とともに独り身の老人を騙す結婚相談所所長役を豊川悦司が演じる。

  • シン・ゴジラ

    シン・ゴジラ

    制作年:2016年7月29日(金)公開

    『エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明が脚本・総監督を、実写版『進撃の巨人』の樋口真嗣が監督・特技監督を務める特撮映画『ゴジラ』の最新作が登場。政府関係者役で長谷川博己、竹野内豊、米国エージェント役で石原さとみが出演する。ゴジラの体長は最大とされたハリウッド版ゴジラの108メートルをはるかに上回る過去最大になる見込みだ。

  • モヒカン故郷に帰る

    モヒカン故郷に帰る

    制作年:2016年4月9日(土)公開

    『横道世之介』の沖田修一監督がオリジナル脚本を手掛け、松田龍平、柄本明が親子役で初共演を果たすハートフル・コメディ。広島の四島を舞台に、恋人の妊娠をきっかけに数年ぶりに帰郷した売れないバンドマンの息子が、余命わずかだと判明した父親のために、空回りしながらも奮闘する姿を描く。松田と柄本の広島弁のコミカルな掛け合いにも注目。

  • 人生の約束

    人生の約束

    制作年:2016年1月9日(土)公開

    テレビドラマ界の巨匠・石橋冠が、富山県射水市で毎年行われる“新湊曳山まつり”をテーマにしたオリジナルストーリーを映画化。全てを失った男が、祭りへの悔いを残したまま死んでいった親友の遺志を継ぎ、葛藤や後悔を浄化していく姿を描く。竹野内豊、江口洋介、西田敏行、ビートたけしなど豪華俳優陣が出演し重厚な人間ドラマを紡ぎ上げる。

  • ベトナムの風に吹かれて

    ベトナムの風に吹かれて

    制作年:2015年10月17日(土)公開

    ベトナムはハノイに暮らす日本語教師・小松みゆきが認知症の母親との暮らしを綴った『越後のBaちゃんベトナムへ行く』を原案に、60歳を過ぎた女性が、認知症の母親を引き取りベトナムで生きていく姿を描いた人間ドラマ。主演は6年ぶりの映画主演となるベテラン女優、松坂慶子。人生の葛藤を明るく乗り越えるバイタリティを全身で表現する。

  • 岸辺の旅

    岸辺の旅

    制作年:2015年10月1日(木)公開

    湯本香樹実の小説を、世界的に名を馳せる鬼才、黒沢清が映画化した人間ドラマ。ある夫婦のあてのない旅を描きながら、生と死を真摯に見つめてゆく。深津絵里と浅野忠信が夫婦に扮し、愛する者を通して自身を見つめ直す人間の内面をリアルに体現。黒沢監督の人気が高いフランスでは、100~150館規模という異例の拡大公開が決定している。

  • 天空の蜂

    天空の蜂

    制作年:2015年9月12日(土)公開

    次々にヒット作を発表し、映画化・ドラマ化も多い東野圭吾の小説の中でも“映像化不可能“とされてきた同名小説を、江口洋介、本木雅弘をキャストに迎えて映画化。最新鋭にして日本最大のヘリコプターを乗っ取り、原子力発電所の上空にホバリングさせるという前代未聞のテロ事件を起こした男との極限の心理戦をスリリングに描く。監督は堤幸彦。

  • 愛を積むひと

    愛を積むひと

    制作年:2015年6月20日(土)公開

    2004年に『石を積むひと』のタイトルで出た翻訳本が異例のロングセラーとなったエドワード・ムーニー・Jr.の小説をもとにしたヒューマン・ドラマ。北海道の雄大な自然を背景に、仕事一筋に生きてきた不器用な夫と、彼を支え続けてきた妻の人生の軌跡と愛が描かれる。日本映画界を代表する俳優の佐藤浩市と樋口可南子が初の夫婦役で共演する。

  • 恋するヴァンパイア

    制作年:2015年4月17日(金)公開

    女優・桐谷美玲が人間に恋をするヴァンパイアの少女を演じたラブ・ストーリー。本作で初監督を務める鈴木舞が原作・脚本も手掛け、一見すると人間だが好きな人に近付くとヴァンパイアになってしまうヒロインが恋に思い悩む姿をコミカルに描く。“A.B.C-Z“の戸塚祥太が恋の相手役で銀幕デビューを果たす。共演は人気モデルの三戸なつめ。

  • 劇場版 牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔

    劇場版 牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔

    制作年:2015年3月28日(土)公開

    2005年の初放送から10年に渡り、ダークな世界観とダイナミックなアクションシーンで人気を得てきた特撮TVドラマの劇場版。黄金騎士ガロの称号を受け継いだ道外流牙を主人公に新たな戦いを描く。道外流牙を栗山航、ガロを支える女魔戒法師・莉杏をモデルとしても活躍する南里美希が演じる。シリーズの生みの親・雨宮慶太が監督を務める。

  • 正しく生きる

    正しく生きる

    制作年:2015年3月7日(土)公開

    京都造形芸術大学の学生たちとプロの映画人がタッグを組んだプロジェクト“北白川派“が、『彌勒 MIROKU』に続いて放つ衝撃作。日本映画界随一の演技派アクター、岸部一徳を主演に迎えて、無差別テロを計画した大学教授をはじめとする、スリリングな群像のドラマを展開させる。現代社会が抱えるさまざまな闇を見据えた、奥の深いドラマに注目。

  • Present For You

    Present For You

    制作年:2015年2月7日(土)公開

    国際3D協会が開催する“3D Creative Arts Awards“で『ゼロ・グラビティ』と並んで海外実写映画部門最優秀賞に選ばれた、実写とパペットアニメを融合させた風変わりな怪作。ノスタルジックに映る新橋、有楽町を舞台に、実物の俳優と彼らを模したパペットが織り成す、奇妙だけど不思議と胸を打つストーリーが展開する。

  • 0.5ミリ

    0.5ミリ

    制作年:2014年11月8日(土)公開

    若手実力派女優・安藤サクラを主演に、デビュー作『カケラ』で国内外から注目を集めた新進気鋭の女性監督・安藤桃子が描く人間ドラマ。ある事件に巻き込まれたことから全てを失ってしまった介護ヘルパーの主人公が、生きるためにおしかけヘルパーを始め、そこで出会う人々との触れ合い、前向きに生きる姿を映し出す。共演は津川雅彦、坂田利夫。

  • 風邪〈ふうじゃ〉

    制作年:2014年9月27日(土)公開

    数々のドラマや映画の脚本を手掛けてきた橋本以蔵が監督・脚本を務めたサスペンス。極秘裏に開発され、世界中に存在するありとあらゆる風邪ウイルスを撲滅可能な特効薬を巡って発生する壮絶な利権争いと、それに巻き込まれる女性の姿を描き出す。小西真奈美が主演を務めるほか、窪塚洋介、柄本明、クリス・ペプラー、秋吉久美子らが共演する。

  • 幕末高校生

    幕末高校生

    制作年:2014年7月26日(土)公開

    伝統ある日本固有のジャンル“時代劇“を、誰もが楽しめるポップなエンタメとして復興させるべく企画された“新時代劇“プロジェクト。幕末の江戸を舞台に、町を戦火から守ろうとする勝海舟と、未来からやってきた高校生と引率の教師が大騒動を巻き起こす。勝海舟役には玉木宏。ヒロインの教師を石原さとみが演じコメディエンヌぶりを発揮する。

  • オー!ファーザー

    オー!ファーザー

    制作年:2014年5月24日(土)公開

    人気作家・伊坂幸太郎の同名小説を映画化したサスペンス・コメディ。タイプの異なる4人の父親をもつ高校生・由紀夫が、ある出来事をきっかけに次々と奇妙な事件に巻き込まれていく様をコミカルに描く。2009年に伊坂作品『重力ピエロ』に出演した岡田将生が主演を務め、忽那汐里がヒロイン役を演じる。共演は佐野史郎、河原雅彦、村上淳ら。

  • WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~

    WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~

    制作年:2014年5月10日(土)公開

    2010年の本屋大賞第4位に選出された三浦しをんのベストセラー小説『神去なあなあ日常』を、『ロボジー』の矢口史靖監督が映像化したエンタテインメント。都会を離れ、ひょんなことから林業に従事することになった若者の悪戦苦闘をユーモラスに描く。『ヒミズ』でおなじみの染谷将太の妙演に加え、彼が体現する人と自然のふれあいにも注目。

  • 神様のカルテ2

    神様のカルテ2

    制作年:2014年3月21日(金)公開

    夏川草介の同名小説をもとに、若き青年医師の苦悩と成長を描いた映画の続編。前作に続き深川栄洋が監督を務め、若い内科医の栗原一止と妻の榛名を含む3組の夫婦をめぐる命のドラマが展開していく。主演は櫻井翔と宮崎あおい。櫻井演じる一止の大学時代の同期で、エリート医師の進藤辰也を藤原竜也が、その妻の千夏を吹石一恵が演じている。

  • 利休にたずねよ

    利休にたずねよ

    制作年:2013年12月7日(土)公開

    『精霊流し』の田中光敏監督が、『火天の城』に続き山本兼一の直木賞作品を映画化。日本の偉大な芸術家として知られる千利休の切腹にまつわる真相を重厚に描き出す。歌舞伎役者として俳優としてますます円熟味を増した演技を披露する市川海老蔵と、日本アカデミー賞での受賞が続き今や日本を代表する女優となった中谷美紀の共演に注目だ。

  • なにもこわいことはない

    なにもこわいことはない

    制作年:2013年11月16日(土)公開

    『いたいふたり』や『フレンチドレシング』などで監督を務める傍ら、脚本家としても活動する斎藤久志監督が7年ぶりに発表した新作。子供を作らないことを決めた夫婦の姿を通して、何気ない日常の中にある幸せと絶望を描き出す。舞台を中心に活動する高尾祥子と『へばの』や『婚前特急』など幅広い作品で活躍するの吉岡睦雄が主演を務めている。

  • 飛べ!ダコタ

    飛べ!ダコタ

    制作年:2013年10月5日(土)公開

    昭和21年、新潟県の佐渡島に不時着したイギリス空軍の要人機“ダコタ“をめぐるドラマチックな実話を、オール現地ロケによって映画化。“ダコタ“を再び大空に飛び立たせようと尽力した地元住民の熱意、そして彼らとイギリス人との国境を超えた友情を感動的に描き出す。比嘉愛未がイギリス兵たちを迎え入れた旅館の娘である実在の女性を熱演。

  • 許されざる者

    許されざる者

    制作年:2013年9月13日(金)公開

    米アカデミー賞4部門に輝いたクリント・イーストウッド主演・監督の傑作を、渡辺謙主演でリメイク。舞台を19世紀の北海道に移し、かつて江戸幕府の残党として京都中にその名を轟かせるも、二度と刀を持たないと誓った男が辿る数奇な運命を描き出す。『悪人』の李相日監督の下で、渡辺、佐藤浩市、柄本明ら演技派がしのぎを削る重厚な作品だ。

  • 戦争と一人の女

    戦争と一人の女

    制作年:2013年4月27日(土)公開

    日本映画界に欠かせない女優として様々な作品への出演が続く江口のりこと、永瀬正敏の共演による戦争ドラマ。若松孝二監督に師事した井上淳一監督が、坂口安吾の原作を基に、戦争と愚と人間の極限の性を描ききる。脚本は『大鹿村騒動記』の荒井晴彦、撮影は『ヘヴンズ ストーリー』の鍋島淳裕と日本映画界の第一線が揃ったスタッフ陣にも注目。

  • ばななとグローブとジンベエザメ

    制作年:2013年2月2日(土)公開

    前作『ねこのひげ』が高評価を得た矢城潤一監督による感動の人間ドラマ。自分勝手に生きる父親と、そんな父を理解できずに悩む息子の関係を通して、“親子とは何か?“を父と子の双方の視点から描き出していく。中原丈雄と塩谷瞬が親子役を好演しているほか、河口恭吾が本作のためにオリジナル主題歌を書きおろし、深いドラマを盛り上げている。

  • きいろいゾウ

    制作年:2013年2月2日(土)公開

    西加奈子のロングセラー小説を恋愛映画の名手、廣木隆一監督が映画化したラブストーリー。木々や動物の声が聴こえる“ツマ“と背中に鳥のタトゥーがある売れない小説家“ムコ“の結婚生活をドラマチックに描く。共に原作のファンだった向井理と宮崎あおいが、初共演を果たし夫婦役を好演した。また、主題歌をゴスペラーズが手がけている。

  • 映画 妖怪人間ベム

    制作年:2012年12月15日(土)公開

    亀梨和也、杏、鈴木福をキャストに迎えて往年の名作アニメを実写化した人気ドラマが、新たな敵、新たな物語を携えてスクリーンに復活。いつの日か人間になることを夢見て、人間のために戦う妖怪人間ベム、ベラ、ベロがある事件を追う過程で史上最強の敵に遭遇。さらにこれまで語られてこなかった彼らに関する“衝撃の秘密“も明かされる。

  • グスコーブドリの伝記

    グスコーブドリの伝記

    制作年:2012年7月7日(土)公開

    数々の名作を世に残した作家・宮沢賢治。東北岩手出身で、冷害や三陸沖地震などの災害に見舞われながらも故郷を愛し続けた賢治が生み出した、東北の森を舞台とした感動物語。厳しい自然の中で、愛する故郷や人々を守るため強い心で困難に立ち向かう主人公ブドリの姿を描く。『銀河鉄道の夜』のアニメ化も手がけた杉井ギサブローが監督を務める。

  • この空の花 長岡花火物語

    この空の花 長岡花火物語

    制作年:2012年5月12日(土)公開

    『時をかける少女』や『転校生』など数々の名作を撮ってきた大林宣彦監督がセミドキュンタリータッチで描く人間ドラマ。舞台となるのは長岡市。松雪泰子扮する地方紙記者の女性が、長岡の地で遭遇する過去と現在の入り混じる不思議な体験と、長岡花火にこめられた人々の想いを描きだす。共演は高嶋政宏、原田夏希、柄本明、新人の猪股南。

  • 種まく旅人~みのりの茶~

    種まく旅人~みのりの茶~

    制作年:2012年3月17日(土)公開

    『ふたたび swing me again』の塩屋俊監督が、日本の農業の姿を描く感動のヒューマン・ドラマ。畑仕事をしたことないヒロインが身分を隠している農林水産省の役人と共に祖父の有機緑茶農家を救うため奮闘する姿を描く。ヒロインを田中麗奈が、そして彼女をサポートする役人を陣内孝則が熱演。豪華な共演陣や風光明媚な景色にも注目したい。

  • 聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-

    聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-

    制作年:2011年12月23日(金)公開

    『油断大敵』の成島出と役所広司の監督・主演コンビが7年ぶりに復活。聯合艦隊を率いたことで知られる軍人、山本五十六の知られざる半生を描く。太平洋戦争に対して、勝つためではなく、終わらせるために臨み、志半ばで散っていったその気高き精神を、役所が重厚な演技で体現する。史実では語られていない山本の真実の姿を映し出す力作だ。

  • 天使突抜六丁目

    天使突抜六丁目

    制作年:2011年11月19日(土)公開

    勤めている会社が倒産して追われる身になった男が“天使突抜六丁目“という見知らぬ街へ迷い込み、奇妙な住人たちと日々を送り始める姿を描く異色ドラマ。『ひとりかくれんぼ 劇場版』などの京都出身の山田雅史が監督を務め、京都市内に実在する“天使突抜町“という地名からヒントを得て、街の虚構に飲み込まれていく男の苦悩を現代の寓話として紡ぎ出す。

  • 電人ザボーガー

    制作年:2011年10月15日(土)公開

    1974年より放送された特撮ヒーロー『電人ザボーガー』が製作費3億円をかけて甦る! 秘密刑事・大門豊の命令によって動く変形型バイクロボット・ザボーガーと、自身も格闘術を駆使する大門が悪に立ち向かう。“青年期”と“熟年期”の2部で描く本作の監督は、『ロボゲイシャ』の井口昇。“熟年期”の大門役に扮するのは、映画監督としても活躍する板尾創路。

  • 神様のカルテ

    制作年:2011年8月27日(土)公開

    2010年度、本屋大賞2位。現役医師・夏川草介の感動小説が櫻井翔×宮崎あおいの共演で映画化! 監督は『60歳のラブレター』『白夜行』の深川栄洋。ヒューマン・ドラマの名手、『ホームレス中学生』の後藤法子の脚本を得て、地域医療に人生をかける青年医師とその妻、そして患者たちとの触れ合いを、優しい愛情とユーモアに満ちたタッチで描く。

  • 一枚のハガキ

    制作年:2011年8月6日(土)公開

    98歳にして現役の巨匠・新藤兼人が、映画人生最期の作品と語る最新作。ストーリーの発端は新藤自身の体験が基になっており、戦争に選択の余地なくかり出された庶民に対する思いを込めている。戦争末期、クジを引いてそれぞれの戦地に赴任した中年兵たち。終戦後、その100人のうち6人が生き残って故郷に帰った時、彼らは思わぬ事実に直面する。

  • 脇役物語

    制作年:2010年10月23日(土)公開

    映画、舞台、TVドラマなど数多くの作品で名脇役として活躍する益岡徹の初の長編主演作。俳優なのに店員、警備員、誘拐犯などに間違われるのは日常茶飯事で、著名な大物劇作家の父には半人前扱いされている。そんなうだつの上がらない日々を送る万年脇役俳優のヒロシをチャーミングに演じている。脇を固めるのは永作博美、津川雅彦などベテラン陣。

  • 死刑台のエレベーター

    制作年:2010年10月9日(土)公開

    仏映画界の巨星ルイ・マルのデビュー作にして、ヌーヴェルバーグの名作『死刑台のエレベーター』を、世界で初めて日本がリメイク。医療グループの社長夫人が、不倫関係に落ちた医師と共に夫殺害の完全犯罪を企てる。監督は『いつか読書する日』の緒方明。大女優ジャンヌ・モローが演じたファム・ファタール役の吉瀬美智子を始め、阿部寛ら豪華キャストの熱演にも注目だ。

  • 悪人

    制作年:2010年9月11日(土)公開

    芥川賞作家・吉田修一の同名長編小説を映画化。九州北部の地方都市を舞台に、ある殺人事件を巡る加害者と被害者、そして残された家族たちの揺れ動く日常を背景に、殺人を犯してしまった青年と、共に逃げる女の切ない逃避行を描く。主演は原作を読んだ時から出演を熱望していたという妻夫木聡。脚本は吉田修一と李相日監督が共同で担当した。

  • ケンタとジュンとカヨちゃんの国

    制作年:2010年6月12日(土)公開

    ぶっ壊して抜け出すんだよ――。人生を選べずに生きてきた青年ふたりの疾走するような旅物語。『ゲルマニウムの夜』で多くの賞賛を集めた大森立嗣監督が、この時代に生きる同世代の若者たちのリアルで切実な“希望“をオリジナル脚本で描き、本格派青春映画として誕生させた。主演は松田翔太。気迫溢れる演技で現代の若者の姿を生々しく演じている。

  • 孤高のメス

    制作年:2010年6月5日(土)公開

    ‘07年に出版され累計90万部を超えるベストセラーとなった同名小説を映画化。悪しき慣習がはびこる病院を舞台に、命と患者に正面から向き合うひとりの医師の姿を通し、現代医療の抱える様々な問題に警鐘をならす社会派ドラマだ。順天堂大医学部の完全協力による本格的手術シーンにも注目。監督はPFF出身で『ラブ・ファイト』などを手掛けた成島出。

  • 春との旅

    春との旅

    制作年:2010年5月22日(土)公開

    ロカルノ映画祭で最高賞に当たる金豹賞を含む4冠に輝いた『愛の予感』など、国際的に高い評価を受ける小林政広監督の最新作。“生きることとは何なのか”をテーマに、終の棲家を探しに出た老人と孫娘の旅を描く。映画作品としては実に9年ぶりの主演を果たす名優、仲代達矢が、人生の最終段階を迎えた主人公を体現。その渾身の演技が忘れがたい。

  • 花のあと

    制作年:2010年3月13日(土)公開

    『武士の一分〈いちぶん〉』や『蝉しぐれ』、『山桜』など、映画化の続く藤沢周平の小説を基にした時代劇。阿部寛主演の『青い鳥』が高い評価を受けた中西健二監督が、古いしきたりが存在する江戸時代、精一杯自分らしさを貫くうら若き女性の生き様を、情感豊かに描きあげる。時代劇初挑戦となる北川景子が剣の腕が立つ主人公を熱演しているのにも注目だ。

  • ゴールデンスランバー〈2009年〉

    ゴールデンスランバー〈2009年〉

    制作年:2010年1月30日(土)公開

    伊坂幸太郎の最高傑作とも呼ばれる小説を、『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』の中村義洋監督が映画化。『ジャージの二人』『ジェネラル・ルージュの凱旋』で中村監督と絶妙なコンビネーションを見せた堺雅人を主演に迎え、伊坂作品ではお馴染みの仙台を舞台に、首相暗殺犯に仕立てあげられた男の逃亡劇がスリリングに展開していく。

  • 旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ

    制作年:2009年2月7日(土)公開

    閉園寸前の状態から、年間300万人の入場者を集める人気の動物園となった旭山動物園。実在の人物をモデルにした園長に西田敏行、飼育係に中村靖日が扮する。動物を愛する人々の情熱と、動物園再生のために彼らが行った画期的な方法を描く真実の物語。4台のカメラを駆使して、動物たちの素顔やなかなか見られない瞬間をとらえた映像も見逃せない。

  • ハッピーフライト〈2008年〉

    制作年:2008年11月15日(土)公開

    『スウィングガールズ』の矢口史靖監督最新作は“航空業界”がモチーフ。パイロットやCAはもちろん、整備士や管制官、空港上空の鳥を追い払うバードパトロールなど、これまでの映画にはほとんど登場しなかった職種を絶妙に物語に取り込みながら“航空業界で生きる人々”を軽快なテンポで描く。主要キャストも豪華だが、味のある脇役陣も必見!

  • シャカリキ!

    制作年:2008年9月6日(土)公開

    1992年から3年間連載され、単行本の累計売り上げが350万部を誇る曽田正人の大人気コミックが満を持して映画化。高校生自転車ロードレースに青春をかける若者たちの姿を描く熱血ドラマだ。ドラマや映画に次々と出演する遠藤雄弥、中村優一、南沢奈央ら若手キャストたちが、いくつになっても胸が熱くなる直球の友情ドラマを爽やかに演じている。

  • ラストゲーム 最後の早慶戦

    制作年:2008年8月23日(土)公開

    戦局が悪化してゆく1943年。戦地におもむくことになった学生たちは、自身の生きた証をグラウンドに刻むため、最後の早慶戦を開催する。『大河の一滴』や『ハチ公物語』で知られる日本映画界の重鎮・神山征二郎監督が、実話を基に描く感動の青春ドラマ。野球に情熱を注ぐ若者たちと、彼らのために奔走する大人たちの姿に思わず胸が熱くなる一作。

  • ぐるりのこと。

    制作年:2008年6月7日(土)公開

    前作『ハッシュ!』以来、6年ぶりとなる橋口良輔監督最新作。裁判の様子を描く法廷画家の夫と、出版社勤務の妻。ふたりのありふれていながらも、かけがえのない愛の物語を緻密な演出と、圧倒的なテンションで描く。主演の木村多江とリリー・フランキーが渾身の名演を見せるほか、倍賞美津子、寺田農ら実力派共演陣の演技にも魅了される一作だ。

  • 世界で一番美しい夜

    制作年:2008年5月24日(土)公開

    出生率が日本一の村。その裏には14年前の“ある夜の出来事“が大きく関係していた。小さな田舎町を舞台に人間社会の生と性の本質に迫る摩訶不思議な注目作が登場。天願大介監督が、亡き父・今村昌平監督からバトンを受け継ぎ、観客を仰天させる物語に挑む。田口モトロヲが主演を務めるほか、元宝塚歌劇団の月船さららが映画初出演を果たす。

  • タカダワタル的ゼロ

    制作年:2008年5月10日(土)公開

    独特の佇まいと楽曲で多くの支持を集めるも2005年に亡くなった歌手、高田渡。彼の姿を追った『タカダワタル的』の製作のきっかけとなった2001年のライヴ映像を中心にしたドキュメンタリー作品が登場。穏やかながらも圧倒的な演奏場面と、高田亡き後の東京の情景を観ることで、唯一無比の存在“タカダワタル“の魅力を改めて感じられる1作だ。

  • 魍魎の匣〈もうりょうのはこ〉

    制作年:2007年12月22日(土)公開

    『姑獲鳥(うぶめ)の夏』に続く、京極堂シリーズ第2弾。不可解なホーム転落死、人気女優と瓜ふたつの謎の女、そして相次いで発見されるバラバラ死体。様々な要素が複雑に絡み合う難事件に、古書店「京極堂」の主人にして名探偵、中禅寺明彦が挑む。出演に堤真一、阿部寛、田中麗奈ら前作から続投のキャストのほか、黒木瞳、椎名桔平ら新たな顔ぶれも。

  • やじきた道中 てれすこ

    制作年:2007年11月10日(土)公開

    世代を越えて愛される定番“弥次喜多道中もの“に新たな1作が加わる。46年振りの映画主演となる歌舞伎俳優、中村勘三郎と舞台・映画と幅広く活躍する柄本明が弥次喜多コンビを組んで繰り広げる珍道中。ちなみに“てれすこ“とは落語の名演目「てれすこ」でも広く知られる空想上の生き物のこと。本作の中にどう登場するかも楽しみだ。

  • 世界はときどき美しい

    制作年:2007年3月31日(土)公開

    日常の一瞬を切り取った5編のエピソードが美しいハーモニーを織り成すオムニバス。各編の主人公には、松田龍平、市川実日子、片山瞳、松田美由紀、柄本明という新旧の演技派が顔をそろえる。長編映画初監督となる新鋭・御法川修の繊細な語り口は、世界的なソプラノ歌手・鈴木慶江の澄んだ歌声と重なり、まるで詩集のような柔らかな感性に満ちている。

  • スターフィッシュホテル

    制作年:2007年2月3日(土)公開

    日本在住のイギリス人、ジョン・ウィリアムズ監督が、童話「不思議の国のアリス」と日本の古典的な怪談をモチーフに作り上げたミステリー。佐藤浩市扮するひとりの男が、夢とも現実ともつかない世界で奇怪な事件に巻き込まれていく様が幻想的に描かれる。ストーリーが進むにつれ、どんどん謎が膨らむ構造に引き込まれること必至だ。

  • 日本沈没〈2006年〉

    制作年:2006年7月15日(土)公開

    70年代に社会現象を呼び起こした小松左京のベスセラー小説を再映画化。1年以内に海に沈む日本列島の未曾有のパニックが、群像劇のスタイルで繰り広げられる。草なぎ剛と柴咲コウが演じる切なく熱いラブ・ストーリーの行方にもご注目。

  • スクラップ・へブン

    制作年:2005年10月8日(土)公開

    『69 sixty nine』の俊英、李相日監督が、オダギリジョー、加瀬亮、栗山千明という旬のキャストを迎えて贈る青春ドラマ。バスジャック事件に居合わせてしまった3人の男女が、社会から孤立しながら暴走していく姿を描き出す。リアルな切迫感とシニカルなユーモアを両立させた演出が秀逸。

  • レイクサイド・マーダーケース

    レイクサイド・マーダーケース

    制作年:2005年1月22日(土)公開

    青山真治監督が東野圭吾の小説「レイクサイド」を映画化し、新境地を開拓した異色のミステリー。お受験対策の親子合宿に参加した3組の夫婦が遭遇する、想像を絶する恐怖を大胆不敵な構成と展開で明るみにしていく。大島渚監督の『日本の夜と霧』をも想起させる求心力のある密室劇だ。

  • 理由〈2004年〉

    制作年:2004年12月18日(土)公開

    人気作家、宮部みゆきの同名ベストセラーを、大林宣彦監督が映画化。高層マンションの一室で起きた不可解な惨殺事件の真相が明かされる。100名以上の人物の証言で構成されるため、映像化不可能といわれてきた物語を異色のドキュメント方式で描き切った、大林監督の斬新な演出が際立つ。

  • ニワトリはハダシだ

    制作年:2004年11月13日(土)公開

    森崎東監督が、かつて発表した傑作『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』の作品姿勢を基盤に作り上げた6年ぶりの新作。知的障害者の少年が、警察の汚職を記した帳簿を“暗記”してしまったことから、周囲の人間模様が大きな渦を巻いていく様を、活き活きと追いかける。

  • タカダワタル的

    制作年:2004年4月3日(土)公開

    デビュー35年を迎える孤高のミュージシャン、高田渡の姿を、『モル』のタナダユキ監督が追いかけたドキュメンタリー。下北沢、京都、青山、吉祥寺、大阪と、屋内外のライブ模様を丹念に拾い上げ、また自宅でのリラックスした飲み明かしぶりに迫りながら、人間・高田渡の魅力を画面に定着させている。名曲「ごあいさつ」を効果的に配した構成も秀逸。

  • ふくろう

    制作年:2004年2月7日(土)公開

    新藤兼人の最新作は、主演の大竹しのぶが'03年モスクワ映画祭主演女優賞を受賞した話題作。国の失政で餓死寸前にまで追い込まれた母娘が、生き抜くために男たちをたぶらかし、次々と毒殺していく顛末をブラックユーモア満載で描く。単純なプロットの連続で繋いだ密室劇の中に、人間の本質を鋭く見つめる新藤監督の演出が光る。

  • ウィニング・パス

    制作年:2004年1月24日(土)公開

    世界車椅子バスケットボール選手権大会“ゴールドカップ“開催地の福岡県北九州市を舞台に、車椅子バスケに情熱を注ぐひとりの男子高校生を中心に描いた青春群像劇。交通事故で下半身不随となり、絶望の淵にいた青年が車椅子バスケを通して自立していく姿をリアルに描く。所狭しと繰り広げられる大会のシーンは力強いエネルギーに満ち溢れている。

  • 解夏

    制作年:2004年1月17日(土)公開

    『精霊流し』が映画化されたさだまさしの、もうひとつの小説の世界に、『がんばっていきまっしょい』など地方ロケ作品には定評のある磯村一路監督が挑戦。長崎を舞台に、いつ失明するかもわからない奇病に冒された青年の帰郷を見つめる。恋人との別離と和解を繰り返し、絶望と悟りを行き来する主人公の心情を大沢たかおがリアルに体現し、大いに泣かせる。

  • ドッペルゲンガー

    制作年:2003年9月27日(土)公開

    『CURE』から『回路』まで組んでいる黒沢清監督と役所広司による驚愕必至の超異色作。見たら死ぬと言われる“もうひとりの自分“に出会ったことから、人生を一変させられる悩めるエリート研究者の姿を、スラップスティック的な暴走テンポで描き出す。画面分割やズームアップなど、従来の黒沢映画にはなかった新機軸が軽やかな戦慄を呼ぶ好編だ。

  • 座頭市〈2003年〉

    制作年:2003年9月6日(土)公開

    勝新太郎の代名詞とも言える盲目の居合いの達人、座頭市をビートたけし本人が演じ、大胆な発想を新たに加えてリメイクした話題作。時代劇の基本路線を抑えながら、スピード感のある殺陣による斬り合いから、タップダンスを盛り込んだミュージカル風の仕掛けまで用意。テンポの良い演出で、ラストまで一気に駆け抜ける痛快時代劇エンターテインメントだ。

  • 魔界転生〈2003年〉

    制作年:2003年4月26日(土)公開

    『凶気の桜』の窪塚洋介が異色時代劇に初挑戦。天草四郎が亡霊として復活、死んだ剣豪たちを次々に甦らせ、徳川幕府打倒に燃える。それを阻止するべく柳生十兵衛が迎え撃つ。

  • 下落合焼とりムービー

    制作年:2002年9月21日(土)公開

    先頃公開された『ケンタッキー・フライド・ムービー』の和製版。山本晋也が監督、赤塚不二夫が脚本を担当し、ナンセンス・ギャグが炸裂する。今では考えられない出演者の顔ぶれも要注目。

  • KT

    制作年:2002年5月3日(金)公開

    阪本順治監督とベテラン脚本家、荒井晴彦のコンビが、1973年に都内で発生した“金大中事件“を大胆な解釈で映画化。今なお謎の残るこの事件に関わった人々の群像を骨太なタッチで描く。

  • ターン

    制作年:2001年10月13日(土)公開

    “時“をテーマにした北村薫の同名小説を、牧瀬里穂主演で映画化したファンタジー。人っ子ひとりいない奇妙な世界にさまよい込んだ女性の物語が、無人の大都会の風景とともに展開する。

  • ウォーターボーイズ

    ウォーターボーイズ

    制作年:2001年9月15日(土)公開

    男子高校生をシンクロナイズドスイミングに挑戦させるという、ユニークな発想が楽しい青春劇。「アドレナリンドライブ」の矢口史靖が監督を務め、笑いと涙のドラマをテンポよく演出する。

  • 真夜中まで

    制作年:2001年8月4日(土)公開

    才人、和田誠が「怖がる人々」以来、5年ぶりに監督を務めたユーモラスなサスペンス。ジャズ・ファンの彼らしく全編に有名なジャズ・ナンバーを散りばめ、スタイリッシュな演出を披露する。

  • ざわざわ下北沢

    ざわざわ下北沢

    制作年:2001年3月3日(土)公開

    不思議な存在感のある街、下北沢の日常と、そこで暮らす人々の営みを端正に描写。下北沢の魅力と、住民の息遣いがじんわりと伝わってくる。豪華俳優陣のカメオ出演にも注目。

  • 風花〈2000年〉

    風花〈2000年〉

    制作年:2001年1月27日(土)公開

    名匠、相米慎二が「あ、春」以来約2年ぶりに手がけた新作。小泉今日子と浅野忠信という魅力的な顔合わせで、人生の行き止まりにぶつかった男女の旅を哀感とともに描き出す。

  • 天国までの百マイル

    制作年:2000年11月25日(土)公開

    「鉄道員…」の原作者、浅田次郎の同名ベストセラー小説を映画化。どん底の状態にいた男が、難病の母と共に名医を訪ねる旅を続ける中で、人生の新たな希望を見い出していく。

  • NAGISA なぎさ

    制作年:2000年8月26日(土)公開

    『六三四の剣』などで知られる村上もとかの青春漫画を映画化。1960年代の江ノ島の夏を舞台に、多感な12歳の少女なぎさに起こった出来事を、センチメンタルに綴ってゆく。

  • カンゾー先生

    制作年:1998年10月17日(土)公開

    坂口安吾の小説『肝臓先生』をベースに、町医者の日常を描いた大らかな人間ドラマ。人間くさい主人公を、「うなぎ」に続く今村作品への出演となる柄本明が、ユーモラスに妙演。

  • ラブ・レター

    制作年:1998年5月23日(土)公開

    85万部を超えるベストセラーを記録した、浅田次郎の短編集『鉄道員(ぽっぽや)』収録の同名小説を映画化。異国の女性と偽装結婚したチンピラの、刹那の恋を哀切に描き出す。

  • 身も心も

    制作年:1997年10月18日(土)公開

    神代辰巳や藤田敏八監督作品の、常連脚本家だった荒井晴彦が初めてメガホンをとった。全共闘世代の中年男女の恋愛と、やるせない気持ちを、丹念にしっとりと綴って見せる。

  • 誘拐〈1997年〉

    誘拐〈1997年〉

    制作年:1997年6月7日(土)公開

    ロス市警帰りの藤一郎は、ベテラン警部の津波浩とコンビを組むことになる。その矢先、誘拐事件が発生。FBI仕込みのプロファイリングで犯人像に迫ろうとする藤。一方、ガンに冒されていることを隠す津波も執念を燃やし、残り少ない命をこの事件に懸けていた。その後、犯人グループは、身代金3億円と受け渡しをテレビ中継することを要求、指定された運搬役は心筋梗塞で倒れてしまう。次に指定された運搬役も力尽きてしまう。その時、「これは公開殺人だ」とつぶやいた津波が3億円を持って山根の代わりに走りだす。一体、犯人の真の狙いは? 渡哲也、永瀬正敏の共演によるヒューマン・サスペンス。城戸賞を受賞した森下直の脚本を、新“ゴジラ”シリーズを手掛けてきた大河原孝夫が映像化。誘拐事件とその裏に隠された企業の巨悪を、二転三転のストーリー展開の中に描き出す。身代金受け渡しのシーンでは、日本映画撮影監督協会の応援によって21台のカメラが同時撮影を行い、史上空前の東京ロケーション撮影が敢行された。結末のサプライズは凄い。

  • うなぎ

    うなぎ

    制作年:1997年5月24日(土)公開

    1997年度カンヌ映画祭で見事グランプリに当たるパルム・ドールを獲得。「黒い雨」以来、8年の空白を経て、ベテラン今村昌平が発表した人間ドラマ。吉村昭の小説『闇にひらめく』を原作に、飼っているウナギにしか心を開かない男の心情の移ろいを見極めようとしている。浮気した妻を殺害し、8年の服役の後、仮出所した男・山下拓郎。理髪店を開き、自戒の日々を送る彼は周囲の人々に心を開くことはなかった。そんなある日、山下は自殺未遂の女性・桂子と出会い、彼女の希望から共同生活を始めることになる。彼女の優しい人柄にふれ、打ち解けていく山下だったが、そんな彼の前にかつての囚人仲間が、さらに桂子の夫までもが現れる……。静かな語り口ながら、鋭い人間観察の目が随所に光る佳作。とぼけた笑いも盛り込まれ、今村の初期作品を思わせる仕上がりとなった。役者陣もそろって好演を見せるが、特に桂子の母親役の市原悦子が怪演を披露して印象的。

  • しずかなあやしい午後に

    制作年:1997年1月25日(土)公開

    椎名誠が企画した短編3本によるオムニバス映画。第1話は「ガクの絵本」(30分)。男とカヌー犬のガクがキャンプをしている所へ、突然、暗闇から若い女が現れ、男を連れ去り、ガクは取り残されてしまう。カヌーイストの野田知佑と、その飼い犬でカヌー犬が出演する「ガクの冒険」の続編的作品で、和田誠が監督している。第2話は椎名自身が監督し、自作『地下生活者』と林政明の『林さんチャーハンの秘密』を映画化した「遠灘鮫腹海岸」(30分)。海岸に軽ワゴン車が入ってくるが、砂に車輪を取られて、動けなくなる。辺りに人影もなく、あきらめた男はリュックから中華鍋とご飯を取り出し、チャーハンを作り出す。さあ、食べようとして、ふと顔を上げると……。第3話はイラストレーター・沢野ひとしの絵をアニメ化した「スイカを買った」(白黒・11分)。ある夏の暑い午後、スイカを下げたワニ眼くんが列車に乗って、海辺の村に帰っていく。グラフィックデザイナーの太田和彦が監督している。DVDは「ホネ・フィルム式活動寫眞全記録 椎名誠 DVD-BOX」に収録。

  • 虹をつかむ男

    制作年:1996年12月28日(土)公開

    渥美清が亡くなったために終了した“男はつらいよ”シリーズに代わって、1997年、松竹の正月映画として登場した人情ドラマ。大学を出たものの職もなく、ツキもない平山亮は、親と衝突して家を出る。瀬戸内海の小さな町にやって来た亮は、古ぼけた映画館に雇われることになる。映画館は社長の白銀活男と映写技師の常さんの二人で頑張っていた。活男は、常連の八重さんに想いを寄せているが、映画のようには愛を告白できずにいた。亮は活男にハッパをかけるが、活男は煮え切らない。おまけに、借金がかさみ映画館を閉めると言い出して……。

  • 道頓堀川

    制作年:

    道頓堀川に面した喫茶店に住み込みで働く画学生と、小料理屋のママとのラブ・ストーリーを中心に、喫茶店のマスターとその息子のエピソードや、道頓堀川の周辺に住む人々の青春群像をあざやかに描いた作品。松坂慶子と真田広之の組み合わせが新鮮。

  • 恋は五・七・五!

    制作年:

    【俳句で綴る、青春のユーモア】 ロングラン・ヒットを記録した『バーバー吉野』の荻上直子監督の第2作。俳句をポップな存在として取り上げ、“俳句甲子園“を舞台に、17音で想いを表現する高校生たちの不安や恋の悩みを切なさとたっぷりの笑いで描いた青春群像劇。前作同様に、荻上監督の独特のユーモアが炸裂している。

  • 容疑者・室井慎次

    制作年:

    【『踊る…』発ポリティカル・サスペンス 】 『交渉人・真下正義』に続き、今度は“踊る“シリーズきっての寡黙男、室井が主役で登場。今回はある捜査をめぐって逮捕された室井がまたまた違ったかたちで“耐える“ことに! 語られることの無かった室井の“過去“も明かされ、語らぬ男の人間味が意外なかたちで浮き彫りになる。

  • 鉄人28号

    制作年:

    【あの有名ロボットが復活した 】 横山光輝原作の、日本の古き良きロボット・イメージにもなっている人気キャラクターが実写で復活。科学者であった父親の遺志を受け継ぎ、平和のために戦闘ロボットに乗り込む少年の勇気を描き出す。共に闘う少女科学者に蒼井優、敵役に香川照之が扮するなどイキなキャスティングだ。

  • 嫌われ松子の一生

    制作年:

    【笑えて切ない“逆“シンデレラ・ストーリー 】 幸せなのか、不幸なのか? とことん災難に見舞われながらも、お姫さまのような人生の夢を見続けたヒロインの姿を、ミュージカル調のポップな映像で描いた異色ドラマ。デビュー作『下妻物語』が絶賛を浴びたCM界出身の中島哲也監督作品。

  • やわらかい生活

    制作年:

    【寺島しのぶの名演に、心洗われる好編】 芥川賞作家、絲山秋子のデビュー作「イッツ・オンリー・トーク」を『ヴァイブレータ』の監督・脚本・主演トリオで映画化。蒲田に越した躁鬱病の女性の魂が、何人かの男性の存在によってほどかれていく様を、じっくり繊細に綴れ織る。

  • ハリヨの夏

    制作年:

    【多感なヒロインの痛みと成長を綴る夏物語】 詩情豊かな京都の街並みを背景に、家族や異性との関係に傷つき、少しずつ成長していく17歳の少女の姿を見すえた青春映画。映画初主演の於保佐代子がフレッシュな魅力をふりまき、風吹ジュンや柄本明らのベテラン陣が脇を固めている。

  • 青春かけおち篇

    制作年:

    結婚を反対されたわけでもなく、障害があったわけでもないのに“かけおち”という古典的な行為で愛を確かめようとする恋人たち。大竹しのぶがヒステリックなわがまま娘を、風間杜夫が優柔不断な男を、それぞれの持ち味を出しきって演じた。

  • 神童

    制作年:

    【天才少女と落ちこぼれ青年の音を介した交流】 さそうあきらの原作を、『帰郷』で国内外から高い評価を受ける萩生田宏治監督が映画化。天才的才能を持ちながら、規制の多い生活に嫌気がさしている少女と音大受験を目指す青年が、音楽を通して心を通わせていく。成海璃子と松山ケンイチとの、絶妙な組み合わせから生み出される空気感に引き込まれること間違いなし。

  • ゼブラーマン

    制作年:

    【主演100本記念作品で 哀川翔がヒーロー役に挑戦】 俳優・哀川翔の主演100本記念作は、『着信アリ』の三池崇史監督と人気脚本家・宮藤官九郎とのコラボレーションが実現した話題作。冴えない小学校教師の主人公が、突然現れた宇宙人の侵略から地球を守るため、自前のコスチュームで憧れのヒーロー“ゼブラーマン“となって大活躍! ヒーロー願望を持った男を、哀川翔が哀愁漂う芝居で体現している。

  • リアル鬼ごっこ

    制作年:

    【逃げ切れるか?命をかけた鬼ごっこが今、始まる!】 累計100万部を突破した山田悠介の人気小説に新たなアイデアを加え、映画化。捕まると殺される過酷な鬼ごっこに参加させられた若者たちの逃走劇をスピーディに描く。石田卓也、谷村美月ら若手俳優たちがCGに頼ることなく、自身の身体を酷使して逃走シーンを熱演。ゲーム性の高い奇抜な設定の物語を見事に血肉化させることに成功している。

  • 呉清源 極みの棋譜

    制作年:

    【“天才“と呼ばれたカリスマ碁士の生涯】 昭和3年に中国から来日し、日本中を熱狂させた実在の天才碁士、呉清源の生涯を『春の惑い』の世界的巨匠、田壮壮が描く。歴史の波に翻弄されることなく己と向き合い、囲碁への愛と人生の真実を極めようとする主人公をアジアの若手実力派俳優、張震が演じるほか、柄本明、松坂慶子、大森南朋ら日本人キャストも多数出演している。

  • ICHI

    制作年:

    【日本映画界の至宝“座頭市“が新解釈で甦る】 これまで勝新太郎、ビートたけしが演じてきた時代劇ヒーロー“座頭市“に綾瀬はるかが挑む!仕込み杖で敵を一瞬に斬り倒す盲目の旅芸人・市が宿場町の抗争に巻き込まれていく物語を『ピンポン』の曽利文彦監督が最新VFXを駆使して描く。映画出演作の続く綾瀬はるかがこれまのイメージを封印し、他人を寄せ付けないクールな主人公を好演する。

  • 疑惑

    疑惑

    制作年:

    死者に3億円の保険金がかけられていたという実際の事件にヒントを得た、松本清張の同名小説の映画化。野村監督作品の傑作の一つ。清張自身が脚色を施し、容疑者も弁護士も女性に変えて、女同士の感情の葛藤という要素を付加している。桃井かおりと新聞記者役の柄本明が好演。

  • 築地魚河岸三代目

    制作年:

    【“活き“と“粋“が命の世界で生きる男の奮闘記】 東京の台所・築地中央卸売市場を舞台に、エリート商社マンから魚河岸の世界に飛び込んだ主人公、赤木旬太郎の奮闘を描く。映画出演作の続く大沢たかおを主演に、田中麗奈、伊原剛志、伊東四朗らバラエティに富んだ面々を共演陣に迎え、築地の厳しくも人情味あふれるドラマを描き出していく。ロケ撮影が行われた築地の風景も見どころのひとつだ。

  • 花影〈2007年〉

    制作年:

    【桜の樹の下で綴られる国境を越えた爽やかな恋】 『マイ・リトル・ブライド』や『Mr.ソクラテス』のキム・レウォンと、『エクステ』の演技が記憶新しい山本未來主演の爽やかなラブ・ストーリー。在日三世の女性と、釜山の小学校教師の男性の運命的な出会いを暖かいトーンで綴る。2006年に映画化された『黄色い涙』の作者、市川森一が脚本を、本作がデビュー作となる河合勇人が監督を務める。

  • きみの友だち

    制作年:

    【彼女たちはいつまでも“ふたり“でいたかった】 人気作家・重松清が発表した連作短編集を、『ヴァイブレータ』など繊細な人物描写で評価の高い廣木隆一監督が映画化。クラスで周囲にうまく溶けこめずにいたふたりの少女が、かけがないのない友情を結んで行く物語を、今後の活躍が期待される石橋杏奈と北浦愛のフレッシュな主演コンビで描く。田口トモロヲら共演陣の演技も楽しみのひとつだ。

  • 蝉しぐれ

    制作年:

    【藤沢周平の最高傑作が映画化 】 『たそがれ清兵衛』など映像化が相継ぐ時代小説の巨匠・藤沢周平の傑作長編を映画化。東北の小藩を舞台に、幼なじみ同士の生涯をかけた純愛を、お家騒動や壮絶な殺陣を絡めて描く。主演は『阿修羅城の瞳』に続いての映画主演となる市川染五郎と、最近は舞台でも活躍する木村佳乃。

  • 油断大敵

    制作年:

    【実在の人物をモデルに描く刑事と泥棒の奇妙な物語】 脚本家、成島出が監督に初挑戦、実在の人物をモデルに、新米刑事と大泥棒の奇妙な交流を描く。子育てに悪戦苦闘しながら、泥棒専門の刑事として成長していく刑事に役所広司、警察をほんろうする伝説の大泥棒に柄本明。敵対する立場でありながら不思議な絆で結ばれていく男たちを、演技派ふたりが人間味豊かに好演。取調室での長ゼリフのシーンは圧巻だ。

  • イキガミ

    制作年:

    【突然の死亡宣告。衝撃の設定で描く人間ドラマ】 週刊ヤングサンデーに連載され、大反響を巻き起こした間瀬元朗の同名コミックを映画化。国民に生命の価値を再認識させるために若者が1000分の1の確率で殺される社会で、死亡通知書“逝き紙“を配達する主人公と、24時間後に死を迎えることになった若者たちの物語を描く。大胆な設定の中に現代の観客に訴えかける鋭いメッセージが潜む一作だ。

  • 陰陽師〈おんみょうじ〉

    制作年:

    【野村萬斎の身のこなしから 平安の風が巻き起こる】 岡野玲子のコミックでもおなじみの同名小説が、スクリーンに進出。鬼や怨霊を鎮める平安のヒーロー“陰陽師・安倍晴明“を狂言師、野村萬斎が華麗な身さばきで体現、非凡なオーラを発揮する。

  • 鍵/THE KEY

    制作年:

    【谷崎文学の芸術的エロスに話題の人、川島なお美が挑む】 TV版『失楽園』の川島なお美を主演に迎えて、老教授と若妻の歪んだ性を描写。「ちぎれた愛の殺人」の池田敏春監督が、暴力的な官能美を漂わせた、独特の映像世界を表現する。

  • 生きたい

    制作年:

    【娘に捨てられたくない!ある老人の深まる苦悩】 老後の人生という現代社会の重要テーマを“姥捨て伝説“になぞらえて描く人間ドラマ。「午後の遺言状」の名匠、新藤兼人が、ブラックな笑いを盛り込んだ鬼気迫る演出を見せる。

  • セカンドチャンス

    制作年:

    【恋をやり直す好機到来!?女性の恋を描くオムニバス】 かつて愛した男との再会に揺れる3人の女性。世代の異なる彼女たちの想いをビビッドに綴った、3話のドラマが展開する。それぞれのヒロインが他の逸話でもチラリと登場。

  • 海賊版=BOOTLEG FILM

    制作年:

    【同じ女を愛したふたりの男その旅路の果てに待つのは?】 「CLOSING TIME」に続く小林政広の監督第2作。かつて関係のあった女の葬式に向かう男ふたりの葛藤劇を、ささくれだったモノクロ映像の中にムードたっぷりに描く。

  • アナザヘヴン

    制作年:

    【次々と起こる猟奇殺人の犯人はいったい何者なのか?】 「らせん」の飯田譲治監督が放つ、SFホラー作品。謎の猟奇殺人事件がスリリングに展開、翻弄される刑事が真相に迫るまでをアクションあり、愛あり、感動ありで贈る。

  • 漂流街・THE HAZARD CITY

    制作年:

    【ドン詰まりの男女が見せる怒濤の無国籍アクション】 1作ごとにファンのド肝を抜く三池崇史が、またまた奔放な演出を見せつける快作。13年ぶりの映画出演となる吉川晃司ほか、アクの強いキャストが裏社会の男女を演じている。

  • キネマの天地

    キネマの天地

    制作年:

    松竹が大船撮影所50周年記念として、全力をあげて取り組んだ大作。松竹蒲田撮影所が全盛だった大戦前後の時代を背景に、映画製作に夢を燃やす人々の熱い情熱を山田洋次監督がオールスター・キャストで映画化。特にこの作品で幸運なデビューを飾った有森也実が、初々しい魅力を放っている。浅草の活動小屋で売り子をしていた小春は松竹の監督に見出され、大部屋女優となった。演技経験のない小春を助監督の島田は一生懸命盛りたて、一人前の女優に育てようとする。大作の主役に抜擢された小春は監督の厳しい指導に耐え女優として成功するのだった。激動の時代を生きた映画人の讃歌ともいえる作品。

  • 理髪店主のかなしみ

    制作年:

    【脚フェチでマゾの男のおかしくも物悲しい恋物語】 フェティッシュな愛情をユーモアとペーソスをこめて描いた異色ラブストーリー。愛する者のためならなんでもしてしまう美脚フェチの主人公を、田口トモロヲが笑いと悲哀をこめて怪演!

  • ドラッグストア・ガール

    制作年:

    【サエないおじさんたちが 女子大生のために大奮闘】 宮藤官九郎のオリジナル脚本を映画化したコメディ。はつらつとした女子大生と彼女に恋をした中年男たちが繰り広げる騒動を描く。個性的なベテラン俳優陣が、それぞれにクセのある登場人物を怪演。彼らが醸し出す独特の笑いと、笑顔がまぶしい田中麗奈の魅力が絡み合って、不思議なユーモアを生み出した。皆が一致団結して挑むラクロス・シーンにも爆笑だ。

  • 仔犬ダンの物語

    制作年:

  • 11’09“01/セプテンバー11

    制作年:

    【私たちにとっての「9・11」とは?11分9秒1に込めたそれぞれの真実】

  • セーラー服と機関銃

    制作年:

    「翔んだカップル」で鮮烈なデビューを果たした相米慎二監督が、再び薬師丸ひろ子と組んで撮り上げた奇妙で痛快な一編。ひょんなことからヤクザの一家の組長にさせられてしまった高校生の女の子が、おっかなびっくり、そして少しずつ組長になりきっていくのだが……。幼さが消えて、次第に女っぽくなってきた薬師丸ひろ子の人気で映画は大ヒット。彼女がマシンガン片手に相手の暴力団の事務所に乗り込んで、弾丸の雨をまき散らし、うっとりした表情でつぶやく“カイカン……”という言葉が流行した。翌年の1982年には131分の完璧版が公開された。

  • さよなら、クロ

    制作年:

    【多くの青春を見届けた 野良犬クロの感動実話】 高校に迷い込んだ野良犬・クロがそのまま校内に住みつき、12年もの時を生徒たちと共に過ごす。そんな嘘のような実話を、温かいタッチで映画化した感動作。クロの存在に励まされ勇気づけられながら成長していく生徒たちを、妻夫木聡、伊藤歩らフレッシュな面々が好演。少年から大人へ成長を遂げていく生徒たちと対照的に、年老いていくクロの姿が涙を誘う。

  • 幻の光

    幻の光

    制作年:

    一人の女性の“喪失から再生”の物語を描く宮本輝の同名小説の映画化。ゆみ子は12歳の時に祖母が失踪し、25歳の時には息子と3人の幸せな生活を送っていた夫・郁夫が自殺するという経験を持つ。なぜ、二人を止めることはできなかったのか、なぜ自分の前から大事な人が消えてしまうのか。奥能登の小さな村に住む民雄と再婚した現在も彼女の心には悔いが残っていた。そして、冬のある日、ゆみ子にカニを捕ってくると約束した漁師が海に消える。心の晴れないゆみ子を見守る民雄だったが……。テレビマンユニオンの社員として多くのTVドキュメンタリーを演出してきた是枝裕和のデビュー作品。ヴェネチア映画祭で絶賛され、金のオゼッラ賞などを受賞した。

  • 偶然にも最悪な少年

    制作年:

    【青春の停滞と疾走 夜を駆けるロードムービー 】 CFディレクター、グ・スーヨンが自らの原作で初監督を手がけた鮮烈な青春映画。いじめられっ子の在日韓国人少年が、亡き姉のために韓国初訪問を企てる旅に出る様をリリカルに描く。

  • 雨鱒の川

    制作年:

    【素朴でみずみずしい初恋物語】 絵の才能に恵まれた少年と耳の不自由な少女。田舎町で生まれ育ったふたりの初恋の行方を優しいまなざしで見つめたラブ・ストーリー。ファンタスティックな要素をまぶしつつ、奇をてらわないオーソドックスな美しい映像で、心の機微を丹念に切り取る。玉木宏と綾瀬はるかのみずみずしい演技にも注目を。

  • 花〈2002年〉

    制作年:

    【現代を生きる人々に贈る感動のロードムービー 】 数々の国内映画賞を総ナメにした『GO』の原作者、金城一紀の短篇小説を映画化。脳に腫瘍が見つかり不安に駆られる青年と末期ガンの初老の男が、東京から鹿児島まで車でひた走る旅へ。その旅を通し、ふたりが自身を見つめ直す。主人公両人を演じる大沢たかおと柄本明の好演、クラシックギタリスト、村治香織の奏でる音楽が印象的。

  • 石内尋常高等小学校 花は散れども

    制作年:

    【さらに進化を続ける95歳の現役監督、待望の新作】 次々と新作を発表し続ける新藤兼人監督が放つ自伝的作品。少年からシナリオ作家へと成長していく男の姿を通じて、教師と生徒の心の交流、戦争に対する想い、人間の愛と欲望を力強いタッチで綴る。柄本明、豊川悦司、大竹しのぶら実力派俳優陣の巧みな演技と、さらなる高みを目指して新作に挑む95歳の現役監督・新藤兼人の情熱に魅了される一作。

  • よなよなペンギン

    制作年:

    【世界中の親子に贈る冒険ファンタジー】 日仏合作、製作費15億円のビッグプロジェクトから生まれたフルCGアニメ。絵本が街に飛び出したかのような世界が色鮮やかに、そして幻想的に描かれ、その中でたくさんの“不思議キャラクター“たちが活躍する。監督は40年に渡り日本アニメ界を支えてきたりんたろう。日本アニメが培ってきた2DアニメのノウハウをフルCGの中に活かして作りあげた画期的作品。

  • ヒポクラテスたち

    制作年:

    京都の医科大学に学ぶ若者たちの日常を、自らも医大生であった大森一樹がいきいきと描いた青春映画。洛北医科大学に通う医大生・愛作と彼を含む7人の臨床実習グループの様々な出来事と、愛作の寮での日常生活が同時進行で描かれる。医学生の最終学年は臨床実習にあてられ、7人ほどのグループに分けられる。愛作のグループには、医者になることに不安を抱くみどり、プレイボーイの河本、野球の大好きな王、脱サラで二人の子持ちの加藤、ガリ勉の大島、どことなく頼りない西村がいた。寮では、新入生の野口、左翼運動家の南田が連日のように寮運営や現代医学への疑問について論議をしていた。愛作はそうした中で医者の卵として成長していく……。ラジカセからキャンディーズの曲を流したり、大森の自作8ミリを登場させたり、楽屋オチも楽しい。

  • マンハッタン・キス

    制作年:

    ニューヨークに住む姉の春子を訪ねた夏子。彼女の目的は不倫相手の中年男・大川と逢うことだったのだが、その大川が実は姉の元恋人だと判明し……。監督2作目の秋元康が、全編ニューヨークロケで描いたラブ・ストーリー。「グッバイ・ママ」同様、奇をてらわぬ正攻法の演出を見せる。

  • プライベート・レッスン

    制作年:

    日本でもヒットしたアメリカ産のエッチな青春映画をリメイク。美しい家庭教師と日本人の高校生の淡い恋、その影に潜む事件をコミカルなタッチで描いていく。人気グループSMAPの稲垣吾郎をフィーチャーした、アイドル映画の向きも。モデル出身のJ・パクラが妖艶な魅力で迫る。アメリカで製作された作品。

  • トゥルース

    制作年:

    萩原聖人が、職務と正義の間で苦悩し狂気へと走る報道記者を熱演する力作。南海のガデラ共和国で、先住民ラジャ族が政府に反旗を翻した。現地の様子を取材している先輩記者・沢田に合流した新人記者の羽済は、スクープをものにするためには手段を選ばない彼のやり方に反発する。戦火が広がる中で何度も身の危険にさらされる羽済は、やがて反乱を引き起こした意外な真相を知り……。真実を追うスリリングな取材過程と殺りくの残酷描写を交えて、ジャーナリストとは何かを鋭く訴えかける。

  • 鍵 THE KEY

    制作年:

    何度か映画化された谷崎潤一郎の同名小説を、ロマンポルノ出身で「人魚伝説」「ちぎれた愛の殺人」の池田敏春がリメイク。妻への欲望を日記にしたため、熟睡している彼女の裸体をカメラに収める夫。彼の内に潜む異常性愛が、柄本明の怪演によって浮かび上がる。夫の気持ちを察し、官能的な性のゲームに身をゆだねる妻役の川島なお美も、惜しげなく裸体を披露し迫真の演技を見せる。

  • あひるのうたがきこえてくるよ。

    制作年:

    野田知佑の原案による椎名誠の短編小説『アヒルの飼育』を、山村の美しい自然の景観をバックに映画化。都市生活に疲れた男が、旅の途中に出会った3匹のアヒルの子を従え、湖畔にテントを張ってキャンプ生活を始める。村人との交流も始まり、小事件が起こる。やがてアヒルの子が湖に巣立つ時、男もまた思い出を残して旅立つ。“コンバットツアー“と称する地方巡業風の映画興行が、前作「うみ・そら・さんごのいいつたえ」に続いて成功した。DVDは「ホネ・フィルム式活動寫眞全記録 椎名誠 DVD-BOX」に収録。

  • グッバイ・ママ

    制作年:

    作詞やTVドラマのプロデュースなどで活躍するヒット・メーカー、秋元康の初監督作品。証券会社で働くキャリアウーマン、かな子は優雅な独身生活を送っていたが、そんな彼女のもとへ、かつての恋人の子供・健が転がり込んでくる。最初は迷惑するかな子だったが、いつしか健に心を開いていく。そんなある日、かな子はニューヨークへ行くことになり……。

  • ラスト・フランケンシュタイン

    制作年:

    “劇団第三エロチカ“主宰の川村毅が、4年前の舞台作品を自ら映画化した意欲作。“自殺病“が大流行している現代社会。三枝教授は自殺病の解明と、超能力を持つ娘の病気の治療法を得るために、超人類の研究をしている阿良博士の家を訪ねるが、そこで三枝が見たものは……。

  • 遥かなる甲子園

    制作年:

    聴覚障害というハンデにもめげず、甲子園出場を目指し奮闘する沖縄のろう学校生徒たちの姿をいきいきと描く実話の映画化。この手の作品にありがちな感傷や押しつけのメッセージを避け、生徒たちの前向きな姿勢をサラリと打ち出し、すべての登場人物に好感の持てる気持ちの良い佳作に仕上がっている。

  • プライベート・レッスン

    制作年:

    日本でもヒットしたアメリカ産の青春映画をリメイク。美しい家庭教師と日本人の高校生の淡い恋、その影に潜む事件をコミカルなタッチで描いていく。人気グループSMAPの稲垣吾郎をフィーチャーした、アイドル映画の向きも。モデル出身のJ・パクラが妖艶な魅力で迫る。

  • バトルヒーター

    制作年:

    BAKUFU-SLUMPのパッパラー河合が主演したコミック・ホラー。リサイクル用の電機製品を集めていた古池は、ある日古びたコタツを拾い、アパートに持ち帰る。しかしそのコタツは世にも恐ろしい“人喰いコタツ“。封印を解かれた人喰いコタツはアパートの住民たちを熾烈な戦いに巻き込んでいく……。

  • 木村家の人びと

    制作年:

    確たる目的がないにもかかわらず、ひたすら金を愛し、日夜小銭稼ぎに精を出す“木村家の人々“を主人公にした、ブラック・ユーモアに満ちたホーム・コメディ。彼らの異様なまでの金への執着ぶりをユニークなエピソードで綴る。明るい守銭奴を貫く親に対して、このままでいいのかと、子供が少し引いた目で見ているところがミソ。子役の伊崎充則が好演。

  • 空がこんなに青いわけがない

    制作年:

    俳優、柄本明の監督デビュー作。商事会社の課長、小林健太郎は、平凡なサラリーマン。妻は、古い家を壊してマンションにすることに熱中し、母はボケ始めている。健太郎は、OLのかおると不倫中……。そんな設定はあるものの、とり立ててドラマが起こるわけではない。ただ、平凡な健太郎の日常にちょっとしたズレが生じる様を、淡々とした映像の中に綴っていく。存在自体が無気力に見える三浦友和の好演、全編発作のような演技で場面をさらうかおる役の夏川結衣など、役者陣はいずれも印象的。映画的に成立しにくい、波風の立たない物語を、映像によって繋ぎとめた柄本監督の非凡さが光る。

  • 生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件

    制作年:

    1980年、東京・西新宿で起きた京王帝都バス放火事件で、皮膚の80パーセントを火傷する重傷を負った被害者の手記の映画化。事故後の被害者の生きる姿を桃井かおりが坊主頭になってまで熱演する。監督の恩地日出夫も半年かけて関係者に再取材、事実に重きを置いた。

  • ダブルベッド

    制作年:

    30代前半のテレビ・ディレクターとその大学時代の友人ら、“若い中年“をめぐる日常を描いたドラマ。夫を裏切る妻、友人を裏切る男、恋人を裏切る女など、入り乱れた人間の愛僧の世界を藤田監督が淡々と描写した一編。柄本明、岸部一徳が好演している。

  • 男はつらいよ 寅次郎心の旅路

    制作年:

    これまで日本各地を旅してきた寅次郎が、初めて海外へ飛んだシリーズ第41作。田舎の駅で心身症のサラリーマンを元気づけたのをきっかけに、寅次郎は彼の出張先ウィーンへ。そこでガイドの久美子に出会い、いつもの恋騒動が巻き起こる……。本作で、竹下景子が3作目のマドンナ役に挑戦。ウィーンの観光名所を巧みに生かした寅さん異文化奮闘記。

  • マリアの胃袋

    制作年:

    6人の気鋭プロデューサーが作った“アルゴ・プロジェクト“の第3作。サイパンで事故死した、ある会社の宣伝課長とモデルのマリア。1年後、死んだ課長の元部下のOL4人がサイパンに遊びに来るが、彼女たちが次々に失踪する。幽霊の課長は、マリアの亡霊に若い女性の肉を食わせていたのだ……。ブラック・ユーモアをにじませたホラーを目指すという、平山監督の意図はすこぶるユニーク。

  • ゴジラVSスペースゴジラ

    制作年:

    メカゴジラでも倒せなかったゴジラに対して、G対策センターは、対ゴジラ兵器・モゲラによる“Mプロジェクト“と、テレパシーでゴジラを制御しようという“Tプロジェクト“を進めていた。Gフォースの新城功二と佐藤清志は、プロジェクト遂行のため、南太平洋のバース島に送られる。二人を迎えたのは、島の近くに潜んでいるゴジラ打倒に執念を燃やす結城晃。島には、ベビーゴジラの成長したリトルゴジラもいた。ある日、G対策センターのモニターに、宇宙で生まれた凶暴な戦闘動物スペースゴジラの姿が映る。地球存亡を懸け、最終戦争が始まった……。本作では、シリーズ史上初めて戦いの場を宇宙空間にまで広げ、よりスケールアップした超三次元バトルをみせる。

  • 北京的西瓜

    制作年:

    船橋市郊外のとある八百屋を舞台に、中国人留学生のためにすべての生活を捧げた八百屋夫婦と留学生たちとの交流を描いていく。撮影中に天安門事件が発生し撮影予定変更を強いられたが、それを乗り越えて完成された。劇中の37秒の空白場面は天安門事件の起きた日の1989年6月4日の数字の和からきている。

  • 敦煌

    制作年:

    11世紀の戦乱の中国大陸を舞台に、新興国・西夏に魅せられてシルクロードに旅立つ若者・趙行徳と、侵略が繰り返される砂漠に生きる人々の姿を描いたスペクタクル大作。そもそもは小林正樹が1963年に立てた企画といわれ、その後、スタッフやキャストの交代劇、中国ロケの了承を取りつける難しさなどがあり、完成には25年が費された。それだけにでき上がった作品は、のべ10万人のエキストラ、4万頭の馬によるロケーションを敢行するといった熱の入れよう。西田敏行の好演も光る。

  • 病は気から 病院へ行こう2

    制作年:

    25歳の美容師、祐子は末期ガンを宣告され、ホスピスで余生を送ることになる。持ち前の明るさで残る短い人生を精いっぱい生きようと決めた祐子は、ふとしたことからCM出演し、全国的な有名人になってしまう。治療を目的としない病棟、ホスピスのあり方を問いながら、涙と笑いで綴る感動の娯楽作。

  • 釣りバカ日誌8

    制作年:

    ハマちゃんとスーさんの釣りバカコンビが珍騒動を繰り広げるシリーズ第9作。亡き友人・榊原の三回忌に出席できなかったスーさんは、休日に訪れた榊原家で、娘で外科医の和美と再会するやいなや、大腸検査を勧められる。結果、悪性のポリープと診断されるが、早期発見のため一命を取り留める。一方、ハマちゃんには、湯川省平こと通称“博士“と呼ばれる新たな弟子ができていた。そんな中、お礼を兼ねてスーさんは釣りが趣味という和美を誘い、ハマちゃんと約束していた福島県いわきでの投げ釣りに出かける。そこで和美は“博士“と意気投合す

  • 雷桜

    制作年:

    【女性層に人気の恋愛時代小説を映画化】 宇江佐真理による同名小説を『ヴァイブレータ』『余命一ヶ月の花嫁』の廣木隆一監督が映画化。将軍家の血を引く名家であるがゆえに心の病を抱える侍と、人里離れた山奥で育った野性的な娘が身分違いの恋に落ちる。主演は、ともに時代劇初挑戦となる岡田将生と蒼井優。フレッシュな顔ぶれで時代劇というジャンルに新風を吹き込むラブ・ストーリーだ。

  • レイン・フォール/雨の牙

    制作年:

    【人気ハードボイルド小説を日英の豪華共演で映画化】 米国人作家バリー・アイスラーの人気ハードボイルド・シリーズ「レイン」の第1作「雨の牙」を映画化。東京を舞台に、日系アメリカ人の殺し屋が、ある暗殺を引き受けたことで政権汚職と利権を巡る陰謀に巻き込まれていく姿を描く。一匹狼の殺し屋に椎名桔平、高級官僚の娘に長谷川京子、ふたりつけねらうCIAにゲーイリー・オールドマン。

  • 幸福 Shiawase

    制作年:

    【何もない街で大人たちが見つけた“しあわせ“】 カンヌ映画祭で好評を得た『バッシング』や、ロカルノ映画祭でグランプリを受賞した『愛の予感』など、高い評価を受ける小林政弘監督が、不器用な大人たちの人間模様を通して“本当の幸福とは何か?“を問う注目作。石橋凌、柄本明、香川照之ら演技派キャストたちの重厚な演技と、幻想的な風景が見事にマッチし、独自の世界観を描き出している。

  • 余命1ヶ月の花嫁

    制作年:

    【残された命を懸命に生きた恋人たちの真実の物語】 昨年7月にTVで放映され多くの人の涙を誘ったドキュメンタリー「余命1ヶ月の花嫁~乳がんと闘った24歳 最後のメッセージ」。書籍も40万部を超えた感動の実話を、榮倉奈々と瑛太のW主演で映画化。乳がんにより24歳の若さで亡くなった女性と彼女を支えた恋人との愛の軌跡をたどっていく。監督は『きみの友だち』の廣木隆一が手掛ける。

  • 二代目はクリスチャン

    制作年:

    聖なる教会に仕える純真なシスターに、ヤクザの二代目が惚れ込み、組員全員に洗礼を受けさせるなど大騒動。やはりシスターを愛する刑事と張り合って二転三転の末、二代目とシスターは結婚にこぎつける。ところが、式場で二代目は情婦の手にかかり殺されてしまう。二代目を継いだシスターは、対抗する組の仕打ちに手を出さず、組員にもひたすら耐えることを命じるが、いやがらせはエスカレートし、組員は一人二人と命を落としていく。言いつけを守り、黙って殺される組員の姿にシスターはついに白刃を手に立ち上がるが……。コミカルな前半から一転、緊迫の後半へと転換するテンポも絶妙なスピード感あふれる作品。つか色が強く前面に出ている。

  • ぼくとママの黄色い自転車

    制作年:

    【家族の愛と絆の強さを描いた感動作】 小学生の大志は大好きな母に会うために愛犬と旅に出た。しかし、母は記憶を失う病を患っていて……。人気作家・新堂冬樹の原作を、『子ぎつねヘレン』の河野圭太監督が映画化した感動作。『いま、会いにゆきます』で名演技を見せた子役・武井証が自転車に乗って500キロ離れた母のもとへ向かう主人公を演じる。共演に阿部サダヲ、鈴木京香。

  • 良いおっぱい悪いおっぱい

    制作年:

    詩人・伊藤比呂美とその夫の大学教授・西成彦の妊娠・出産・子育てエッセイを、原作の持つほのぼのさを損うことなく映画化。ドラマティックなところは微塵もなく、ひたすらママとパパのわが子に対する苦労と喜びを、淡々と綴っていく微笑ましい作品だ。中村ゆうじ演じるユニークな父親像も見もの。

  • 天使のはらわた 赤い眩暈

    制作年:

    夜勤の夜、強姦された看護婦・名美と、彼女を車ではねてしまった村木。二人のつかの間のふれあいと悲劇的結末を描き出す。これまで同シリーズの原作・脚本を担当してきた劇画作家・石井隆の監督デビュー作。村木の死に託して、やがて終焉を迎えるにっかつロマンポルノの挽歌のようだ。

  • 昆虫物語みつばちハッチ~勇気のメロディ~

    制作年:

    【生誕40周年のハッチがリニューアル!】 '70年にテレビ・アニメとして誕生した『昆虫物語みなしごハッチ』がタイトルを新たにスクリーンに登場! 生き別れになってしまった母や仲間を探す基本的な設定はそのままに、映画オリジナルのキャラクターやストーリーが描かれる。米アカデミー賞外国語映画賞受賞作『おくりびと』の脚本を手がけた小山薫堂が総合プロデュースを担当する。

  • ハリマオ

    制作年:

    TVドラマ界の名演出家・和田勉がフリーになって初めて映画演出を手掛けたことで話題を集めたアクション大作。太平洋戦争におけるマレーシア戦線で破格の活躍を見せ、“マレーの虎・ハリマオ“と称された現地日本人青年の実像を描いていく。ハリマオを利用する日本軍将校役を山崎努が怪演している。

  • シコふんじゃった。

    制作年:

    「変態家族・兄貴の嫁さん」や「ファンシイダンス」で一種のカルト的な人気を持つ周防正行が実力を見せつけた傑作“相撲”映画。本木雅弘がマワシ姿の主人公を演じることでも話題になった。その本木扮する大学生、秋平は卒業するために必要な単位をもらうため、教授が監督する相撲部の試合に出場することになる。その相撲部は部員一人きりで潰れかけていたのだ。秋平をはじめ素人を集めて何とか出場した大会では当然のごとく惨敗。試合後、相撲部OBにさんざんにコケにされた秋平は、一度試合をすれば退部してよいという約束を忘れて、次は絶対に勝ってみせると豪語する。翌日から練習を始める相撲部だが、すぐに強くなるはずはない。小学生の腕白相撲の力士たちにさえ軽く投げ飛ばされる秋平たちを見て、教授がついに本腰を入れた……。スポ根ものの王道でも邦画初の相撲を取り上げた物語を、笑いを交えながら見せていく演出力は見事。柄本明、竹中直人らの脇役陣も光る。

  • 忍たま乱太郎

    制作年:

    【目指せエリート忍者!国民的アニメ実写化】 尼子騒兵衛のギャグ漫画『落第忍者乱太郎』、初の実写映画化。一流忍者を目指す乱太郎をはじめ、きり丸、しんべヱといった「一年は組」の仲間たち、忍術学園の先生やくノ一、悪だくみをするドクタケ城の忍者たちなど、個性豊かなキャラクターたちが大挙出演。監督は三池崇史。主演は大河ドラマ『天地人』への出演で、一躍脚光を浴びた加藤清史郎。

  • 化粧

    制作年:

    恋人に裏切られて自殺した双子の姉を想う妹は、男に対して復讐を決意。やがて、男が再起をかけたデパートとの取引に彼女が待ったをかけ、その結果、男を自殺に追い込むことに成功する……。多彩な女優陣のなかで京マチ子の美しさが光る。

  • 夏の庭 The Friends

    制作年:

    神戸に住むサッカー少年の諄、メガネ小僧の河辺、デブの山下は、同じ学校に通う小学6年生の仲良し3人組。その夏、彼らは“人が死んだらどうなるか”という好奇心から、近所の“いかにも死にそうな”一人暮らしのおじいさんを見張ることを決めた。世捨て人のように暮らすその老人・傳法喜八は、初めこそ子供たちを邪険に扱うものの、次第に優しい素顔で接するようになる。子供らはゴミだらけの庭を片づけてコスモスを植え、廃虚のようだった家にきれいなペンキを塗った。4人はすっかり友達のようになり、おじいさんの哀しい戦争体験を聞き、別れた奥さんとの再会のために奔走するが……。「お引越し」に続いて、相米慎二が関西で撮ったキッズムービー。例によってオーディションで選ばれた3人の少年たちが、実にいきいきとした演技で笑わせ泣かせる。また子供らに随所で食われまくるものの、互角に渡り合う三國連太郎もさすが。

  • 大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇

    制作年:

    【愛をなくした新婚夫婦の“地獄“旅行とは!?】 岸田國士戯曲賞や三島由紀夫賞などに輝く人気劇作家、前田司郎の小説『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』を、竹野内豊&水川あさみの顔合わせで映画化。若い倦怠期夫婦が愛の情熱を取り戻すまでのシュールな道のりを綴るヒューマン・コメディだ。樹木希林、片桐はいり、荒川良々、柄本明らの強烈な個性を持つ脇役陣の登場シーンにも注目だ。

  • アントキノイノチ

    アントキノイノチ

    制作年:

    【岡田将生&榮倉奈々が初共演】 さだまさしが2009年に発表した同名小説を、本作が初共演となる岡田将生と榮倉奈々を主演に迎えて映画化。ある事件を機に心を閉ざしてしまった青年・杏平が、遺品整理業という仕事を通じて出会った女性・ゆきの“衝撃的な過去“を知るが……。前作『ヘヴンズ ストーリー』が第61回ベルリン映画祭で二冠に輝いた瀬々敬久が脚本と監督を務める。

  • 逆転裁判

    逆転裁判

    制作年:

    【人気ゲームに基づく法廷バトル・ムービー】 シリーズ累計売上げが410万本以上に達する人気ゲーム『逆転裁判』を三池崇史監督が映画化。主人公の弁護士、成歩堂龍一に成宮寛貴が扮し、そのライバルである検事、御剣怜侍を斉藤工が演じる。東映京都撮影所に大がかりなセットを建造して撮影を実施。ゲーム版でおなじみのセリフ「異議あり!」を盛り込みつつ、熱き法廷バトルが展開される。

  • チー公物語 ネズミ小僧のつくりかた 世紀末版

    制作年:

    借金取りに誘われて、詐欺師まがいの商売で金もうけをするグループに加わった青年と、そのグループの個性的な面々の奮闘を描いたシニカル・コメディ。主人公の青年に唐十郎の息子・大鶴義丹が扮する他、柄本明、平田満、高品格らが独特の個性を発揮して、“チー公“グループの面々を好演。

  • truth/トゥルース

    制作年:

    【辛口のユーモアで迫る異色のコメディ】 現代のカップルが抱える問題をビビッドに浮き彫りにしたモダン・コメディ。実の父探しの旅に出た男と、その妻の珍道中を描く。都会人のナーバスな姿で笑わせつつ、夫婦や家族、セックスの問題に鋭く迫る。奇想天外な行動に出る主人公に扮した、「リアリティ・バイツ」のベン・スティーラーの妙演も見もの。

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