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ジャン=ピエール・レオ

ジャン=ピエール・レオ
出身地:フランス
生年月日:1944/05/05

ジャン=ピエール・レオ 出演映画作品

  • ママと娼婦〈4Kデジタルリマスター版〉

    制作年:2023年8月18日(金)公開

    第26回カンヌ国際映画祭で2冠に輝いた『ママと娼婦』を4Kデジタルリマスター版として上映する。1972年のパリを舞台に、五月革命をひきずる男と、彼の恋人、カフェで出会った看護師の女性との三角関係を赤裸々に描く。監督はジャン・ユスターシュ。出演はベルナデット・ラフォン、ジャン=ピエール・レオー、フランソワーズ・ルブランら。

  • 気狂いピエロ〈2Kレストア版〉

    気狂いピエロ〈2Kレストア版〉

    制作年:2022年4月15日(金)公開

    ジャン=リュック・ゴダール監督による長編10作目で、1960年代の傑作が、2Kレストア版で劇場公開。退屈な結婚生活を手放し、元恋人と共に逃亡生活を送る男が破滅していく様を描く。『勝手にしやがれ』のジャン=ポール・ベルモンドが主演を務め、アンナ・カリーナらが共演する。また、ゴダールの盟友ラウル・クタールが撮影を務めた。

  • ラストタンゴ・イン・パリ 4Kデジタルリマスター版

    ラストタンゴ・イン・パリ 4Kデジタルリマスター版

    制作年:2019年3月16日(土)公開

    生々しい性描写が世界中で議論の的となった衝撃の問題作が、4Kデジタルリマスター版となってよみがえる。愛なきセックスにふける中年男と若い娘の破滅的な運命をスリリングに映し出す。『暗殺の森』『殺し』などの巨匠ベルナルド・ベルトルッチが監督を務め、マーロン・ブランド、マリア・シュナイダー、ジャン=ピエール・レオが出演する。

  • ルイ14世の死

    ルイ14世の死

    制作年:2018年5月26日(土)公開

    『大人は判ってくれない』などの名優ジャン=ピエール・レオが、ベルサイユ宮殿を建造し、“太陽王”と呼ばれたフランスの王、ルイ14世に扮した異色作。宮廷の生活を記録した回想録や日誌を基に、ルイ14世の最期の数週間に焦点を当て、周囲の医師や側近、貴族たちの様子を仔細に描き出す。監督は『私の死の物語』の異才アルベルト・セラ。

  • ライオンは今夜死ぬ

    ライオンは今夜死ぬ

    制作年:2018年1月20日(土)公開

    『M/OTHER』『ユキとニナ』などを手がけ、海外で絶大な支持を得る諏訪敦彦監督によるヒューマンドラマ。南フランスを舞台に、人生の終盤を迎えた俳優が、かつて愛した女性の幻影に再会し、子供たちとの映画作りを通して生きる喜びを見出していく姿を描く。ヌーヴェルヴァーグを代表する名優、ジャン=ピエール・レオーが主演を務める。

  • 気狂いピエロ〈デジタル・リマスター版〉

    気狂いピエロ〈デジタル・リマスター版〉

    制作年:2016年7月23日(土)公開

    『勝手にしやがれ』のジャン=ポール・ベルモンドを主演に迎えたジャン=リュック・ゴダール監督の傑作を、寺尾次郎が新訳を手掛けデジタル・リマスター化。結婚生活に退屈し、元恋人との暮らしを選んだ主人公が、破滅へと向かう様を描く。『小さな兵隊』『女は女である』などゴダール作品に数多く出演したアンナ・カリーナがヒロインを務める。

  • カミーユ、恋はふたたび

    カミーユ、恋はふたたび

    制作年:2015年10月31日(土)公開

    長編デビュー作『私を忘れて』で一躍注目を集めたノエミ・ルヴォウスキーが監督・主演を務めたドラマ。人生の折り返し地点を迎えた主人公が学生時代にタイムスリップし、2度目の青春を過ごす中で人生を見つめ直していく。ジャン・ピエール・レオー、マチュー・アマルリック、ヨランド・モローなどフランスを代表する名優たちが脇を固めている。

  • アルファヴィル〈デジタル・リマスター版〉

    制作年:2014年12月27日(土)公開

    ヌーヴェル・ヴァーグの巨匠ジャン=リュック・ゴダールがモノクロで描くハードボイルドSFの傑作。人工知能アルファ60によって支配される銀河帝国アルファヴィルを舞台に、感情を失った独裁者の娘に人間性を回復させようとする男の姿を描く。『新ドイツ零年』にも登場する主人公レミー・コーションをエディ・コンスタンチーヌが演じている。

  • ル・アーヴルの靴みがき

    ル・アーヴルの靴みがき

    制作年:2012年4月28日(土)公開

    唯一無比の世界観と語り口で映画ファンの人気を集めるアキ・カウリスマキ監督の最新作。北フランスの港町で平凡ながらも幸福な日々をおくっている靴みがきの主人公と、港に流れ着いた不法移民の少年を主軸に、人々の生きる喜びと優しさを描き出す。『過去のない男』に続いてカンヌ映画祭では再び“パルムドッグ”を受賞した犬の活躍も楽しみだ。

  • ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー

    制作年:2011年7月30日(土)公開

    60年代、映画に革命をもたらした“ヌーヴェルヴァーグ”の巨匠ジャン=リュック・ゴダールとフランソワ・トリュフォーにスポットを当てたドキュメンタリー。インタビューや名作のフッテージをちりばめながら、彼らの才気や友情、その破たんに迫る。創作に取り組む鬼才たちの姿をとらえた、60~70年代の貴重な記録映像は映画ファン必見だ。

  • ドリーマーズ

    制作年:2004年7月31日(土)公開

    イタリアの巨匠B・ベルトルッチが、傑作『ラスト・タンゴ・イン・パリ』以来30年ぶりにパリを舞台にして撮った最新作。政治運動に明け暮れた'68年のパリと、若者たちの危うい性のゲームとをリンクさせ、時代の変革を浮き彫りにしてみせる手腕がみごと。随所でヌーヴェルバーグ映画へのオマージュが捧げられており、ベテラン監督の衰えぬ感性に圧倒される。

  • ウイークエンド

    制作年:2002年4月27日(土)公開

    鬼才、ゴダールの過去の名作を回顧する“フォーエヴァー・ゴダール・シリーズ”の第1弾として登場。痛烈に風刺の利いた物語や大移動撮影など、彼の革新的な才能が存分に楽しめる作品だ。

  • 東風

    制作年:2001年2月17日(土)公開

    1968年の反国家的大衆蜂起の試みの後、“政治的西欧劇“(ウエスタン)として企画されたセミ・ドキュメンタリー。当時のヨーロッパで吹き荒れた無政府主義とマオ主義の闘争を綴る。騎兵隊将校、ネイティブ・アメリカンの青年、共産党員らの姿が、ストーリー性を放棄した映像表現と唐突に挿入されるナレーションなどで描かれる。

  • メイド・イン・U.S.A.

    メイド・イン・U.S.A.

    制作年:1999年9月25日(土)公開

    ゴダールが「男性・女性」と「彼女について私が知っている2、3の事柄」の間に発表した'66年作品。アメリカを舞台にハードボイルド調の物語を、赤を基調とした画面で彩っていく。

  • 出発

    制作年:1999年1月14日(木)公開

    公開作の少ない伝説の映画作家イェジー・スコリモフスキが「男性・女性」の主演者ふたりを起用して撮り上げた'67年作品。独特の疾走感あふれる、フレッシュな青春映画だ。

  • 気狂いピエロ

    気狂いピエロ

    制作年:1998年11月7日(土)公開

    鬼才ゴダールの60年代の集大成ともいえる名作。目を射るような陽光や、青い海をとらえた映像の鮮烈さはビデオでは体感しきれないので、スクリーンで味わえる機会を逃さずに!

  • 男性・女性

    制作年:1998年10月10日(土)公開

    若者の視点で60年代パリの時代の気分を切り取った鬼才ゴダールの作品。ブリジッド・バルドーやフランソワーズ・アルディら、チラリと登場する時のスターの出演も見逃せない。

  • 中国女

    中国女

    制作年:1998年8月22日(土)公開

    「ゴダールのリア王」に続き、'67年作品をリバイバル。ゴダールが政治的闘争を本格化していく最中の1本であり、映画の構造そのものが一種のアジテーションとして機能している。

  • 愛の誕生

    制作年:1997年5月9日(金)公開

    夫にも父親にもなりきれない中年男の日常に肉迫した1本。ゴダ-ル作品でおなじみのカメラマン、ラウル・クタ-ルが陰影に富んだ撮影で“やるせない風景“を切り取っていく。

  • イルマ・ヴェップ

    イルマ・ヴェップ

    制作年:1997年5月3日(土)公開

    サイレント期の連続活劇「吸血ギャング団」がリメイクされることになり、香港のアクション女優マギーが主役に選ばれる。ところがマギーがパリに到着してみると、監督のルネがスランプに陥り撮影はまったくはかどらない。途方に暮れたマギーは、「吸血ギャング団」の主人公、怪盗イルマ・ヴェップの衣装に身を包んでホテルを抜け出すのだった。アジアのトップ女優M・チャンが実名で登場し、キャットウーマンを思わせるピチピチのコスチュームでパリの街を駆けめぐるというきわめてユニークな作品。早撮りと即興演出によるルポルタージュ調の映像が効果を発揮し、異国を訪れたヒロインの戸惑いがライブ感豊かに活写されている。監督はホウ・シャオシエンに関するドキュメンタリーを手掛けるなど、アジア映画に深い関心を寄せる俊英O・アサヤス。また、J・P・レオーが悩める映画監督ルネをハマリ役で演じており、ラストで明かされるキッチュな劇中映像もお楽しみ。

  • 逃げ去る恋

    制作年:

    トリュフォー監督の自伝的要素の強い、“アントワーヌ・ドワネル”シリーズ完結編。「大人は判ってくれない」の主人公アントワーヌもいまや中年。30年にわたる恋人たちとの交遊が、回顧的、感傷的に語られる。

  • 恋のエチュード

    制作年:

    英国娘のアンヌとミュリエルの姉妹の前に、気弱な性格のフランス人青年クロードが現れる。一目でクロードの虜になってしまったミュリエルだが、若すぎるからという理由で両親は結婚に反対、一年の空白期間を置くことになった。“愛があれば……”と思っていたミュリエルだったが、クロードはその間に、パリでアンヌと恋に落ちてしまう……。1971年のパリ公開時に、配給業者の都合で14分カット。日本公開の時はさらに12分カットされていた。1984年、死の直前に完全版が公開され、トリュフォー監督は、“この作品こそ私の1984年の新作だ”と語ったという。その意味では実質的な“遺作”ともいえる。か細く揺れるロウソクの炎を捉えた映像が美しい。

  • 家庭

    制作年:

    F・トリュフォーがJ・P・レオーを主演に自伝的要素を盛り込んで描いた一連の“アントワーヌ・ドワネルもの”の第4作。アントワーヌはバイオリン教師のクリスティーヌと結婚し、幸せな日々を送っていた。二人の間には子供も生まれるが、その頃、アントワーヌは、ある偶然から日本人女性キョーコと出会う。女好きのアントワーヌは彼女に惹かれ、親しくなるが、夫の浮気に気付いたクリスティーヌは彼を家から追い出してしまう……。発表当時、日本では公開されなかったが、その原因として日本人女性の描き方に問題があるからともいわれている。地味ながら味わい深い秀作である。

  • ゴダールの探偵

    ゴダールの探偵

    制作年:

    パリのサン・ラザールにあるコンコルド・ホテル。そこに居住する探偵、夫婦、ボクシングのプロモーター、マフィアの4組のグループ。お互いの関係があまりはっきりしないまま、ゴダール特有の話術の中で、彼らはホテルの中で堂々めぐりのゲームを繰り広げる。

  • サンタクロースの眼は青い

    制作年:

    J・ユスターシュのデビュー作「わるい仲間」でその才能を認めたジャン・リュック・ゴダールがプロデュースし、「男性・女性」のフィルムを提供したといわれる短編。フランスの地方都市ヌルボンヌに住むダニエルは、悪友とカフェで時間をつぶし、本屋で万引きをしたりしている青年。ダッフルコートを着て、女の子とデートをしたいと思っている彼は、クリスマスの格好で通行人と写真を撮るバイトを始めるが……。ビデオ、DVDは「ジャン・ユスターシュ コレクション2」に収録。

  • ママと娼婦

    ママと娼婦

    制作年:

    定職も人生の目標もないうえ、女にもだらしないアレクサンドルは、ブティックを経営している年上の女マリーと同棲し、無為な日々を送っている。マリーはアレクサンドルを息子のように愛し、度重なる彼の浮気にも寛容な態度で接していた。ある日、アレクサンドルは行きつけのカフェでベロニカという女の子に声をかけ、部屋に戻った彼はマリーに女の子をナンパした話をする。こうしてベロニカはマリーとアレクサンドルの生活に入り込んで来る。アレクサンドル役をJ・P・レオーが好演。1983年にカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞した作品だが、日本では長年公開されず1996年に初めて公開された。

  • ラヴィ・ド・ボエーム

    ラヴィ・ド・ボエーム

    制作年:

    古き良き時代の芸術の都パリ。画家のロドルフォ、作家のマルセル、音楽家のショナールの3人は、金はないが気品を保つボヘミアンの生活を送っていた。ある晩、ロドルフォは美しい女性と恋に落ちるが、間もなく彼の不法在留が発覚、アルバニアに強制送還されてしまう。時が経ち、パリに戻って来た彼は、また昔のように仲間たちと幸せな時を過ごすのだが……。ロマンティックなシーンを豊富に盛り込んだセンチメンタルな作品。ベルリン映画祭で国際批評家賞を受賞した。

  • 豚小屋

    制作年:

    中世の物語と現代の物語が交互に進行する寓話風の作品。中世を背景とする物語の方では、荒涼とした火山灰地を舞台に人を襲っては人肉を食う若者を描き、現代の物語では豚とのセックスにふけり、ついに豚に喰われてしまうブルジョワの青年を描く。グロテスクな物語の内に痛烈な文明批判が感じられる作品である。

  • 私の男

    制作年:

    自分の生き方や仕事にも満足している娼婦マリーは、ある日、街角でホームレスの男ジャノンと出会う。彼に興味を持ったマリーは、ジャノンに寝る場所と食事を与え、やがて二人は愛し合うようになる。彼を自分の男にする決意をしたマリーはジャノンに愛情を注いでいくが、そんな彼女とは反対にジャノンは他に女を作り、マリーのヒモへと変わっていく。ホームレスの男にほんろうされる娼婦の姿を描いた愛のドラマ。

  • 大人は判ってくれない

    制作年:

    ヌーヴェル・ヴァーグの旗手トリュフォーの自伝的色彩の濃い長編デビュー作。12歳の少年アントワーヌ・ドワネルは、学校をさぼり、叱られると家出し、金がなくなると盗みをはたらき、ついに感化院に……。多感な少年の心情と行動がみずみずしい映像で描かれる。1989年にはトリュフォー自身の再編集による、初公開時より3分長いオリジナル・バージョンが公開された。DVDは短編「あこがれ」が併録されている。

  • 並木道

    制作年:

    父とケンカをして家を飛び出した少年ジョルジュは、古いアパルトマンの屋根裏に住み込んでいる。そこには様々な人が住んでいたが、ジョルジュは美しい踊り子、ジェニーに思いを寄せていた。しかしあえなく失恋した彼は、傷心を慰めてくれたマリエッタと恋に落ち……。パリに生きる庶民の生活を、情感豊かに描き上げた佳作。

  • だれも私を愛さない!

    制作年:

    【失恋、不実と悩みはつきぬ…女たちの心の旅を温かく描写】 夫の浮気や娘との断絶などで精神的に追いつめられた女たちの旅を、爽やかに描いたライト・コメディ。悩みを抱えながらも必死に生きるヒロインたちの姿に元気づけられる。

  • 二十歳の恋

    制作年:

    フランス、イタリア、日本、西ドイツ、ポーランド5ヵ国の当時の新鋭監督が競作したオムニバス映画。パリ、ローマ、東京、ミュンヘン、ワルシャワの5都市を舞台に、若者たちの青春が描かれている。各編の間をG・ドルリューによる主題歌が流れ、アンリ・カルチエ・ブレッソンのスティール写真が挿入されている。トリュフォー編のみ「柔らかい肌」に併録されてビデオ発売されていた。DVDは「フランソワ・トリュフォー 14の恋の物語(1)」に収録。

  • 男と女と男

    制作年:

    【恋の悲哀とおかしさ漂うJ=P・レオーの独壇場!】 トリュフォー作品で恋に悩む青年を演じてきた名優ジャン=ピエール・レオーが、無表情な中年男をはまり役で好演。奇妙な三角関係の成り行きをシャレたタッチで描く恋愛劇だ。

  • ラストタンゴ・イン・パリ〈無修正完全版〉

    制作年:

    【芸術=猥褻論議を呼ぶ衝撃ドラマ】 初公開時にイタリアで上映禁止処分を受け、世界的に衝撃のセンセーションを呼んだ、ベルナルド・ベルトルッチ監督が放つ問題作。愛なきセックスにふける中年男と若い娘の破滅的な運命をスリリングに描く。中年男を、『ゴッドファーザー』として馴染みのあるマーロン・ブランドが演じているのも見どころ。

  • バンカー・パレス・ホテル

    制作年:

    フランスのみならずヨーロッパで最高の劇画家として知られるエンキ・ビラルが初監督した幻想的な近未来SF。アンドロイドによって運営される政府高官たちの避難壕“バンカー・パレス・ホテル“。大統領がやって来るその日に反乱軍のスパイがホテルに侵入した。誰が味方で誰が敵か? ホテル内に不安が募る。

  • 趣味の問題

    制作年:

    【他人の嗜好は変えられる!?狂気の心理に迫る異色作】 「私家版」でユニークな復讐劇を綴ったベルナール・ラップ監督が再び放つ異色ミステリー。料理の“味見“がもたらす人間関係の緊張を、端正な映像でスタイリッシュに描く。

  • ふたつの時、ふたりの時間

    制作年:

    【初のパリ・ロケで描き出す現代を生きる男女の孤独】 アジアを代表する奇才ツァイ・ミンリャンが台北とパリでロケを行った不思議な味わいのドラマ。遠く離れたふたつの国で過ごす男女の日常が、ほのかに共鳴していく様を語り明かす。

  • 映画というささやかな 商売の栄華と衰退

    制作年:

    J・L・ゴダールが、フランスのペイTV、カナル・プリュス用に製作した作品で、日本ではホール公開された。映画会社を舞台に、オーディションを繰り返す映画監督と資金繰りに奔走するプロデューサー、さらには女優に憧れるその妻という3人を主人公にしながら、映画に死んでいった者たちの姿を描く。主演はトリュフォー映画になくてはならなかったJ・P・レオー、プロデューサー役にはヌーヴェル・ヴァーグ派と同世代の映画監督J・P・モッキーが扮し、ゴダール自身も顔を見せる。映画の下敷きとなったのは、J・H・チェイスの小説『ソフ

  • 夜霧の恋人たち

    制作年:

    「大人は判ってくれない」「二十歳の恋」のアントワーヌ・ドワネル少年を主人公として作った、トリュフォーの自伝的なシリーズの第3作。アントワーヌ少年が兵役を終えて社会に出て、私立探偵の職に就き、恋愛を体験していく過程を温かい視点で演出した。DVDには「アントワーヌとコレット」が併録されている。

  • ヴァージン・スピリト

    制作年:

    リリは、早熟な14歳の女の子。家族とともに出かけた避暑地でふと知り会った中年男モーリスに、ヴァージンを捧げる覚悟で、彼のホテルにやって来たのだが……。セックスに憧れる少女の、激しく揺れ動く心情と奇異にも見える言動を、リアルに描き出す。ニューヨーク映画祭で“ブラボー! フレンチ・ロリータ!“と喝采をあびた問題作。

  • 肉体と財産

    制作年:

    ハンサムなジゴロのミシェルは、殺人事件を犯す。彼は莫大な遺産を相続した若い娘、アリアーヌと財産目当てで結婚するが、アリアーヌの腹違いの姉エレーヌの肉体に惹かれる。一方、親友をミシェルに殺された老婦人、マダム・クランツは犯人捜しを始めるが……。リゾート地で起きた殺人事件の行方を、非常に洗練されたスタイルで描いたフィルム・ノワール。晩夏の大西洋岸から冬のパリを捉えるベルタのシャープな映像が素晴らしい。D・サンダの存在感が圧倒的。

  • 誰かが知っている

    制作年:

    「愛を弾く女」でエマニュエル・ベアールと共演したE・ブールジーヌが主演したラブ・ミステリー。パリの大手出版社に勤めるルイーズが、一冊の本と出会う。彼女はその作者に魅せられ、顔も知らぬまま、手紙による恋愛を始める。とうとう、作者の住むニューヨークへ旅立つルイーズだったが、そこには罠が仕掛けられていた。

  • オルフェの遺言

    制作年:

    詩・小説・戯曲・絵画・彫刻と万能だったコクトーが作った最後の映画。彼自身扮する“詩人“が一人の青年に案内され時間と空間を無視して現代や古代、死の国や生の国を自在に旅する姿を、フィルムの逆回しなど映画トリックを駆使して描く異色の映像詩。

  • アルファヴィル

    制作年:

    電子指令機の命じるまま、記憶も思考も感情もなしに人々が暮らす未来都市アルファヴィル。ブラウン教授救出のため、都市に入った探偵レミーは、教授の娘ナターシャを救い、電子指令機を破壊する。ゴダールは後に「新ドイツ零年」にも、この探偵を登場させた。

  • 映画に愛をこめて アメリカの夜

    制作年:

    映画を愛する人々に捧げられた、映画への愛があふれるトリュフォーの名編。ニースのスタジオ“ラ・ビクトワール“。ここで、ハリウッドの女優ジュリー・ベイカーを招いた、フェラン監督の新作「パメラを紹介します」の撮影が始まった。これは、夫の父親と恋に落ちてしまう若い人妻パメラを主人公にしたメロドラマだ。しかし、撮影の方はなかなかはかどらない。停電によって現像前のフィルムがダメになったり、セリフを忘れてしまう中年の女優、出番をほったらかして女を追いかけるわがままな男優、役目を果たしていないスタントマンと駆け落ちするスクリプト、言うことをきかない猫の演技づけ……。撮影中、どんなに大変な思いをしても、撮影が完了すれば、また次の仕事をしたくてたまらなくなる映画人の心境を愛情を込めて謳い上げた傑作。なお、1988年のリバイバル時の邦題は「フランソワ・トリュフォーのアメリカの夜」に変更。

  • パリ・セヴェイユ

    制作年:

    『カイエ・デュ・シネマ』誌の批評家として出発したO・アサイヤス監督の第3作。クレマンとアドリアンの父子は、4年ぶりに再会した。18歳の娘ルイーズと同棲する父に、息子のアドリアンは違和感を抱きながら、自身も生き方を模索する。やがてアドリアンはルイーズと接近するが、昔の犯罪に脅える彼は国外に脱出し、クレマンはアルジェに行く。一人残されたルイーズは、プロデューサーに身を委ねあこがれのテレビの世界へ……。登場人物たちがひたすらあがき、動きまわる姿を撮りたかったというアサイヤス監督。その通りに彼らがパリの夜の

  • ラストタンゴ・イン・パリ

    制作年:

    世界中でセンセーションを巻き起こしたベルトルッチ、31歳の代表的な傑作。冬のパリ。アパルトマンの空き部屋で中年男のポールは、そこで出会った若い娘、ジャンヌをいきなり犯す。だが二人は何ごともなかったかのように別れる。ブルジョワ娘のジャンヌには、TVディレクターの婚約者がいた。一方、ポールの妻は自殺したばかりで、ポールは人生に絶望していた。ポールとジャンヌは、互いに名も知らぬままアパルトマンの空き部屋で会い続け、マゾヒスティックな肉欲にふける。だがある日、ポールの姿は消えていた。絶望して街を歩くジャンヌを呼び止めるポール。そんなポールを振り切ろうとするジャンヌ。二人はタンゴのコンテスト会場に入り、したたかに酔い……。いきいきとしたM・シュナイダーとM・ブランドの生身をさらした演技。性の根底にある孤独を鋭くえぐった傑作。

  • コントラクト・キラー

    コントラクト・キラー

    制作年:

    フィンランドが生んだ異才、カウリスマキ兄弟の弟、アキの長編第9作。突然、水道局をクビになったアンリ。彼は人生に絶望し、自殺するがうまくいかず、プロの殺し屋“コントラクト・キラー”に、自分を殺してくれるように依頼する。ところが、契約を終えたあと、アンリは花売り娘のマーガレットと、恋に落ちた。もう死にたくない。だが、殺し屋の手は迫ってきて……。J・P・レオーが、アンリ役を怪演。カウリスマキの演出も、数々の映画的記憶を至るところに忍ばせ、コミカルなタッチに仕上げていて快調。全編を彩る、1950年代のR&Bの音楽も効果的だ。

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