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岸恵子

岸恵子 出演映画作品

  • 俺は、君のためにこそ死ににいく

    制作年:2007年5月12日(土)公開

    太平洋戦争の末期、捨て身の攻撃を仕掛ける特別攻撃隊員に“特攻の母”と慕われた実在の女性・鳥濱トメの視点を通して、大空に散った特攻隊員たちの姿を描く青春群像劇。生前の鳥濱と長年親交のあった、東京都知事で作家の石原慎太郎が製作総指揮と脚本を担当。主演は大女優・岸惠子が務め、徳重聡や窪塚洋介など若手俳優たちも熱演を披露している。

  • たそがれ清兵衛

    制作年:2002年11月2日(土)公開

    ベテラン山田洋次監督が従来のイメージを裏切る時代劇を完成。やもめで子持ちの下級武士がある暗殺を命じられたときに迎える決意と想いを、殺伐としたムードから浮き彫りにする。

  • 黒い十人の女

    制作年:1997年11月8日(土)公開

    奔放なプレイボーイに振り回される10人の女たちの復讐をスタイリッシュな映像で描いた、'61年製作の愛憎劇。若き日の岸恵子、中村玉緒らの、研ぎ澄まされた美貌がまぶしい!

  • 旗本退屈男 江戸城罷り通る

    制作年:

    元禄の頃、老中・松平左近将監の甥の早乙女主水之介、人呼んで“旗本退屈男“は、時の将軍の御落胤と称して華々しく江戸に乗り込んできた徳川浄海坊の身辺を洗う。

  • 細雪〈1983年〉

    制作年:

    谷崎潤一郎の名作の3度目の映画化で、名匠・市川崑がそのテクニックとセンスを駆使して撮り上げた芸術娯楽作品である。原作に絶妙な脚色を施したのは市川監督と日高真也。撮影は“金田一耕助”もののベテラン・長谷川清。現代的感覚による音楽処理も、そのモダンなイメージを強める役目を果たした。昭和13年春、芦屋。旧家・蒔岡の四姉妹が花見の宴で一同に会した。長女・鶴子と次女・幸子は、まだ未婚の妹・雪子と妙子の結婚を気遣う毎日だ。おとなしい三女の雪子は、姉や義兄たちの勧めに従い次々と見合いをするが、いずれも雪子本人の気が進まず断わってしまう。おてんばな四女・妙子は、愛し合っていた写真家を病気で亡くしてしまい、酒びたりとなるが、酒場のバーテンと知り合い結ばれる。鶴子の夫の東京転勤が決まり、一方で雪子の新しい縁談もあっけなくまとまり、姉妹は散りぢりとなっていく。雪子をひそかに想っていた幸子の夫・貞之助は黙々と酒を飲む。季節は折しも細雪の降る初冬を迎えていた。

  • ハワイの夜

    制作年:

    日華事変の頃、日本からスポーツ親善使節としてハワイに派遣された若者が、現地の日系2世の娘と恋に落ちる。日米開戦が二人の仲を引き裂くかにみえたが、やがて運命の力によって……。鶴田浩二主宰の新生プロにより、戦後初の本格的ハワイ・ロケを敢行した意欲作。

  • 式部物語

    制作年:

    「千利休 本覺坊遺文」の熊井啓が、前作と同じスタッフで作り上げた愛の叙情詩。秋元松代の名作戯曲を題材に、愛を求めてさまよう男の姿を描いている。事故によって童心に返ってしまった男、豊市。彼を妻と母が献身的に支えていたが、豊市はある日出会った“和泉教会”の尼僧・智修尼に魅せられてしまう。和泉式部の68代目と名乗る智修尼によって、豊市は正気を取り戻していくが……。奥田瑛二が豊市に扮し、熱演。モントリオール映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞している。

  • おとうと〈1960年〉

    制作年:

    幸田文の原作を水木洋子の脚色で映画化、高い評価を得た市川崑の代表作。片足を病み、後妻というコンプレックスを強く抱いている母。作家である父は、その母を扱いあぐねている。この父母の間で、愛を与えられず不良化していく弟と、その弟をかばい、愛情を注ぐ勝ち気な姉を軸に物語は進む。遠慮なく悪口を言い合い喧嘩する姉と弟は、しかしそれゆえ深く信頼し愛し合っている。ある日弟は、暴れるだけ暴れ家族を困らせたあげく、突然結核で倒れる。父母の愛が初めて弟に注がれ、家族が一つになったのもつかの間、弟は死んだ。姉はショックで倒れたが、ふと目を覚まし、あと片付けを始めるのだった。恋人同志もかくやの美しい姉弟愛を、市川監督はワンショットごとに目配りの利いた色彩処理と画面構成でカラリと描き上げ、彼の文芸路線の白眉となった。

  • 悪魔の手毬唄〈1977年〉

    制作年:

    文明社会から隔離された鬼首(おにこべ)村。この村に代々伝わる手毬唄通りに殺人事件が起こる。どうやら謎はこの村の二大勢力、由良家と仁礼家の確執にあるらしいが、金田一の捜査が進まぬうちに第2、第3の犠牲者が……。今回は犯人探しの面白さよりも、多分に情緒に訴えるストーリーと絵作りが強調されている。中年刑事・磯川のヒロイン・リカに対するほのかな恋心、色を抑えたシックな映像、さらには名作「モロッコ」の部分使用など、監督のセンスがキラリと光る傑作。

  • 風花〈1959年〉

    制作年:

    女優の岸恵子のために木下監督が書き下ろして監督した、純愛モードのメロドラマ。信州の田園地帯をバックに二世代にわたる身分違いの恋を、差別などの社会問題を取り入れながら描いた秀作。大地主の次男と小作人の娘が心中して娘だけが生き残った。男の子供を妊娠中の彼女は相手方の家に渋々迎えられ子供を産んだ。後にその子が長男の年上の娘に淡い恋心を抱くことに。

  • 男はつらいよ 私の寅さん

    制作年:

    マドンナ・岸恵子が画家の役で登場する。柴又に帰った寅さんはある日、小学校時代の友だちに再会。彼の妹である独身の美しい女流画家を知って一目惚れ。ゲージュツを鑑賞しようと寅さんのアトリエ通いが始まり、まわりはハラハラ……。

  • からみ合い

    制作年:

    東都精密工業社長の河原専造は自分がガンと知り、3億の財産を以前関係のあった女たちが生んだ子供たちに分割することにした。人間の欲望と深層心理の不可解さを描く。背景をできるだけシンボリックに抽象化するという小林正樹監督の実験的な試みが成功している。

  • 約束〈1972年〉

    制作年:

    深く愛し合いながらもすれ違ってしまう……そんな人生のいたずらを、映像派・斎藤耕一が美しい雪景色を背景に哀感を込めて描いたラブ・ロマンスの傑作。主演はショーケンこと萩原健一。日本海を北上する列車の中で向かい合わせの座席になった男と女。ささいなきっかけから、二人は親しくなっていく。列車から降りても後をついてきた男の真剣さに打たれ、東京へ向かう上り列車の中で身の上を告白する女。受刑囚で仮出所中の身であること、明朝8時までに刑務所に戻らなければいけないことを告白した女は、男と再会を固く誓い合う。2年後、約束の公園で男を待つ女。だが、男は女と別れた直後、強盗犯として逮捕されていた。

  • 怪談〈1965年〉

    怪談〈1965年〉

    制作年:

    日本に帰化したイギリスの文学者・小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが書いた有名な日本怪談の連作の中から、4編を選んで映画化したオムニバス作品。恐怖よりも、この世のものならぬ耽美的な美しさを描くことに主眼が置かれ、実に美しい幻想的な作品に仕上がっている。「黒髪」「雪女」「耳無芳一の話」「茶碗の中」の4話構成で、それぞれにオールスター・キャストが配されている。もと飛行機の格納庫だったという巨大な建物の中にセットを組み、人工の美を追求しているが、特に「雪女」で、ダリの絵を彷彿させる巨大な目が夜空に浮かんで見えるシーンなどは妖しいまでの美しさを出すことに成功している。

  • たけくらべ

    制作年:

    樋口一葉の短編小説を映画化。明治時代の吉原界隈。遊女を姉にもつ美登利は竜華寺の信如に淡い想いを寄せているが、やがて時が来て吉原に入っていく。遊廓界隈の少年少女の心情を、名匠・五所平之助監督が繊細に描いている。“歌わない”ひばりが好演。

  • 治郎吉格子

    制作年:

    伊藤大輔が、無声映画時代に大河内伝次郎主演で映画化した「御誂次郎吉格子」のリメイク。江戸を去った鼠小僧次郎吉が大阪に入り、借りた金のために妾勤めを強いられている娘を救う。長谷川一夫が、小粋な怪盗・鼠小僧次郎吉に扮し、好演している。

  • 雪国〈1957年〉

    雪国〈1957年〉

    制作年:

    川端康成の不朽の名作を、原作に忠実に翻案した豊田四郎作品。主人公の島村に池部良、芸者・駒子に岸恵子を配し、それぞれの持ち味を生かして洗練された作品に仕上げた。養母や師匠など周辺人物の描写に細やかな注意が払われ、物語展開に厚みを出している。

  • 天河伝説殺人事件

    天河伝説殺人事件

    制作年:

    内田康夫の同名推理小説を映画化したミステリー大作。事件を解決していくルポライター浅見光彦役に榎木孝明が扮し、さらに市川監督一連の“金田一”シリーズの警部役でおなじみの加藤武が、そのままのキャラクターで出演している。現地へ浅見が行って事件に遭遇する旅情ミステリー。

  • 我が家は楽し

    制作年:

    植村考作は、妻・なみ子との間に4人の子女を持ち、貧しいながらも明るい家庭を営んでいる。勤続25周年を表彰されて得た賞金をすられたり、住みなれた家から立退きを迫られるなどの困難もあったが、愛と信頼の強い絆で結ばれた一家は、様々な障害を乗り越えていく。田中澄江の原案を中村登が映画化した小市民映画の佳作。

  • 女の園

    制作年:

    良妻賢母型女子育成を教育の理想とする京都の全寮制の名門女子大学。そこでは徹底した束縛によって学生の生活に対する干渉が行われていた。恋人との自由な文通さえも許されず、また男友だちとの交際も禁じられ、これに反すると停学処分に。その一方では学校の有力な後援者の子女は特別扱い。その理不尽さに女子学生たちはついに自由を求めて立ち上がる。「日本の悲劇」に続く木下惠介の問題作。当時フランスでの長い滞在から帰国した木下は、日本の民主化のかげに、いまだ封建的な環境が存在していることを鋭くえぐり出す。来たるべき全国的学園闘争の予兆的作品。田村高廣のデビュー作でもある。

  • 本日休診

    制作年:

    本日休診の札を掛け、のんびりと昼寝しようと思った八春先生。ところが勇作の戦争後遺症による発作が出て、兵隊ごっこに付き合わされたり、飲み屋の女が流産したので駆け込んできたり、といった具合に問題が次々に起こり、テンヤワンヤとなる群像喜劇。

  • ここに泉あり

    制作年:

    群馬県高崎市の群馬交響楽団が、様々な困難を克服して設立されていった過程を、ポピュラーな名曲や童謡などを盛り込んで描く。今井正と名コンビといわれた水木洋子の脚本だが、エピソードを詰め込みすぎ、全体的に緩慢な仕上がりになっているのが惜しい。なお、ビデオは148分のカット版。

  • 君の名は・総集編

    制作年:

    戦前の「愛染かつら」と並ぶ“スレ違いメロドラマ“の代表作。原作は1952年からNHKで放送された菊田一夫のラジオドラマ。放送が始まると女湯がカラになるという伝説を生んだメロドラマだったが、映画は3部作として作られた。東京大空襲下の数寄屋橋で出会った男女が互いに名も明かさず、半年後の再会を約束して別れたが、様々な障害のためになかなか出会うことができず、女は心ならずも他の男と結婚してしまう。やがてその結婚は破局を迎えるが……。舞台は日本全国に広がり、主題歌とともに岸恵子が首に巻いた長いストールが“真知子巻き“として流行。主人公の名を冠したキャラクター・グッズもいろいろ売り出された。完全版のTAPE(3巻・378分)も出ている。DVDタイトルは「君の名は DVD-BOX」。

  • 風流活殺剣

    制作年:

    浪人者の扇谷十兵衛と菅新吾の二人は、選抜試合の結果、仕官の口にありついたが、新吾は自慢のプロペラ髭を切るように命令されたため、結局二人とも仕官をとりやめることにした。しかし、江戸の町を荒らしまわる強盗一味を壊滅させたことで、十兵衛と新吾のもとに各藩から召しかかえの使者が殺到する。

  • 弥太郎笠・前後編

    制作年:

    子母沢寛の原作をマキノ雅広監督、鶴田浩二主演で映画化した任侠時代劇の大作。武士を嫌ってヤクザになった、りゃんこの弥太郎は渡世上、世話になった松井田宿の親分が悪玉ヤクザに殺されたのを旅先で知り、取って返し悪玉ヤクザをたたっ斬る。独立した鶴田浩二が主宰する新生プロと、新東宝の第1回提携作品。

  • 鞍馬天狗 鞍馬の火祭

    制作年:

    京の街に鬼女の面をかぶった偽天狗が出没し、徳川幕府打倒の方針書を奪い去った。やがて、京へ舞い戻った鞍馬天狗は偽天狗と対決する。美空ひばりが杉作を演じ、デビュー間もない岸恵子が初々しい。

  • かあちゃん

    制作年:

    【懐の深い“情“のかたちに名匠が実験的な映像で迫る】 市川崑監督が岸惠子と8度目のタッグを組んだ、意欲あふれる人情時代劇。セピアとカラーの中間をいく独特の色彩で、長屋で暮らす子だくさん女性の“誇り“をカラリと謳いあげていく。

  • 朱と緑

    制作年:

    寝室で寝ているところを暴漢に襲われ、周囲の噂に堪えきれず大阪へ家出してしまった社長令嬢と、令嬢に勇気を与える男、その男を純粋に慕う下宿の娘らが繰り広げる愛情の喜びと哀しみ。その機微を複雑な現代社会のなかに描いたメロドラマ。

  • スノープリンス 禁じられた恋のメロディ

    制作年:

    【少年と愛犬が織りなす切ない感動ストーリー】 アカデミー賞にも輝いた『おくりびと』の脚本家小山薫堂によるオリジナルシナリオを、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の松岡錠司監督が映画化。昭和の寒村を舞台に、両親を亡くした少年と愛犬との絆を切なく美しく描き出す。名作「フランダースの犬」を思わせる設定のもと、豪華キャストと瑞々しい子役が織りなす感動ストーリーだ。

  • 旅路〈1953年〉

    制作年:

    美貌と知性に恵まれながらも、父の不義の子として生まれてきたという暗い秘密を背負いながら、独り都会の本流に身を置く妙子。そんな彼女のけなげな青春と愛の日々を描いたメロドラマ。松竹女性映画の名匠・中村登監督が、大佛次郎の原作、そして岸恵子&佐田啓二という時の若手スターを得て製作したものである。

  • 彼女が結婚しない理由

    制作年:

    夫と離婚し、娘の怜子と二人暮らしのブライダル・コーディネーター、有子。ある女性から結婚を前提に交際している恋人のことで相談を受けた彼女は、結婚が自分にとってビジネスになっていたことに気付いた。そんな時、客の一人である社長令嬢から、またもや相談を受けてしまう。尾美としのりや峰岸徹など大林組のゲスト出演も見ものの女性映画。

  • 憲兵

    制作年:

    凄腕の若き憲兵曹長・宮崎は、漢口で暴漢に襲われていた中国人女性・葉白蘭を救ったことから、彼女に愛され、人生と職務の歯車を狂わされていく。葉白蘭の正体は、中国軍の諜報員だった……。『ウルトラセブン』の隊長役でおなじみの中山昭二が、新人時代に主演した異色スパイ・メロドラマ。

  • 郷愁「幻なりき」より

    制作年:

    大正から昭和にかけて活躍した人気女流作家、吉屋信子が1951年に発表した小説を、若かりし橋田寿賀子脚本で映画化。華僑の家に嫁いだ一人の女性が日本に帰郷した。日本国籍を捨てた彼女の姿を通して、母性愛とは何かを問う国際色豊かなメロドラマ。

  • ザ・ヤクザ

    制作年:

    日本のヤクザ組織に誘拐された旧友の娘を救出するため日本にやって来たアメリカ人のハリー。そのハリーを助ける元ヤクザの田中健。“義理と人情“という日本的な観念で結ばれた日米の二人の男が、ヤクザ組織に立ち向かうサスペンス・アクションの異色作。

  • 壁あつき部屋

    制作年:

    巣鴨拘置所に服役中のB・C級戦犯の手記を芥川賞作家・安部公房が脚色し、小林正樹が監督した新鋭プロ第1回作品。無実でありながら戦犯として投獄された戦争犠牲者を通して、戦争の意味を問いかける力作である。1953年10月に完成していたが、対米感情への配慮から配給の松竹が公開を見合わせ、日の目を見たのは1956年のことであった。岸恵子が初の汚れ役に挑み、話題を呼んだ。

  • 力道山・男の魂

    制作年:

    日本プロレス界のスーパースター・力道山主演による明朗アクション映画。力道山扮する熱血漢が子供たちを助けて悪人と闘い、得意の空手チョップで悪人をやっつける。プロレスラー出身の映画俳優M・マゾルキが共演し、力道山との迫力あるファイト・シーンを見せる。

  • 三つの愛

    制作年:

    知恵遅れの息子をもつ学者夫婦、貧しさから結婚のできない若い恋人たち、妻に裏切られたことから神に仕える身になった神父、家族のためにタダ奉公に出された少年……。様々な人生にある人々が、力強く生きていく姿を描く。ベートーベンの『第九』をテーマ曲にしている。小林正樹が自身のシナリオで初めて演出した。

  • 化石

    制作年:

    ヨーロッパ周遊旅行に出かけた建設会社の社長が、自分がガンであり、あと1年あまりしか生きられないということを知る。そんな時彼は、フランスでのパーティーの席上、フランス人と結婚しているマルセラン夫人を知り、彼女のなかに自分が心の中に描く理想の女性像を見いだすのだが……。死と対決し、自問自答を繰り返す男の前にマルセラン夫人が幻想となって現れる。ガンを宣告され、死の近いことが確実と知って動揺する男の心象風景を見事に映像化した作品。TVで放映されたシリーズものを再編集、ロケ時に別に撮ったフィルムも使用し、映画用に十分考慮されている。

  • 闇の狩人

    制作年:

    金権汚職の田沼意次の時代を背景に、勢力の拡大を図る殺しの組織を率いる五名の清右衛門と、それにかかわる人々との愛憎劇、人間模様を現代的なドラマの感覚で描いた時代劇映画の佳作。殺陣に次ぐ殺陣の激烈なチャンバラ・シーンと、舞台美術が見もの。

  • 修禅寺物語

    制作年:

    北条氏によって修禅寺に追放され、絶望の淵にあった鎌倉幕府の二代将軍・源頼家と、夜叉王の娘・桂の激しい情艶の世界を描いた作品。桂役の淡島千景が堂々と大役をこなし、高橋貞二の頼家とともに重厚な演技を見せる。歌舞伎役者の坂東簔助も好演。

  • 忘れえぬ慕情

    制作年:

    フランスから長崎に赴任してきた造船技師は、両親を失い弟妹の面倒を見ながら呉服店を切り回している娘に愛情を抱くようになるが、そこに技師の昔の恋人が現れる……。愛の葛藤を描くイヴ・シャンピの日・仏合作映画。この作品が縁となってイヴ・シャンピと岸恵子は結ばれた(しかしその後離婚)。「アンナ・カレニナ」「ローマの休日」などで知られる名カメラマン、H・アルカンが撮影を務めている。

  • 雨のアムステルダム

    制作年:

    小さな商社のヨーロッパ駐在員と、大商社がヨーロッパ上流階級の有力者に人身御供として提供した女の愛を、国際問題を絡ませて描いたサスペンス・ドラマ。アムステルダムを中心としたオランダ各地の美しい風景をバックに、物語は展開する。

  • ひばりのサーカス 悲しき小鳩

    制作年:

    昭和を代表する歌姫、美空ひばりがティーンエイジャーの頃、劇中で見事な歌唱力を披露した主演作。父と娘の絆を描いた名編だ。ヒロインは寄宿舎から学校に通っていた。ある日、父親がサーカスの一員だと知った彼女は、学校を中退し父の元へ。一緒に全国巡業を回るうち彼女は舞台で歌い、観客の喝采を浴びる。そんな時、別れた母親が父にある相談を……。

  • あなた買います

    制作年:

    プロ野球の選手獲得をめぐるどす黒い人間の欲望を描く、当時の野球ブームを反映した実録的作品。大学野球の逸材をめぐって展開する激しいスカウト合戦。札ビラや根まわしが飛び交う中に、スカウトする側とされる側の醜い欲望が交錯する。スポーツの神聖さとは裏腹な資本主義構造が浮かび上がる。

  • 早春〈1956年〉

    制作年:

    小津作品としては、シリアスな感じの強い人間ドラマ。倦怠期の夫婦を描いた作品では、「お茶漬の味」などがあったが、それらは軽妙なユーモアを感じさせ、ほのぼのとしていた。ここでの夫婦の危機的状況はもっと深刻である。蒲田界隈に住む30歳の正二と昌子の夫婦の暮らしと、正二とサラリーマン仲間との交遊が並行して描かれる。夫の出征中に子供を病死させて以来、二人の仲は気まずく夫は無気力だ。そこへ夫の同僚の若い娘が関係してきて、夫婦間の不和が決定的となる。そんな状況から脱してヨリを戻し再出発を誓うシーンで映画は終わる。珍しく戦後派新世代の生活感を大胆に取り入れ、仕事仲間とのハイキングの小さな出来事がのっぴきならない不倫へと発展していくプロセスを、きめ細かく演出する。小津映画の珍しいキス・シーンに注目。

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