全身がんで闘病中の高須克弥氏、がんについて持論展開「夢の大きい病気です」

美容外科「高須クリニック」でおなじみの高須克弥氏が10日、都内で行われた『高須の遺言』発売記念会見に出席。がんについての持論を語った。
【写真】80歳、全身がんで闘病中とは思えない!高須克弥
本作は、2014年にがんを発病してから約11年、現在全身がんで闘病中の高須氏が、集大成となる作品をつづるために最後の筆を執った6年ぶりの最新著書。
本書が発売された今の気持ちを高須氏は「発売までに死んじゃったらどうなるんだろうな、という不安はありましたけど、生きているうちに出せてよかったです」とニッコリ。現在の体調について聞かれると「最悪なんです。もうすごい頻尿ですし、体はだるいし、昨日も眠れなくて」と明かした。
しかし高須氏はがんについて「がんというのは、非常にいい病気なんですよ。すぐ死なないんです」とし「必ず死ぬんですけど、必ず死ぬということについてはがんにならなくても全員条件が一緒」と持論を展開。「がんの場合は、死ぬ時期が早いんじゃないかなという漠然とした期待があるだけで、別に変わらないんですよ。ピンピンしてる人だって今日コロッと死ぬ可能性はあります。がんはないんですよ。がんになって当分の間いろんなことができるんです」と語った。
高須氏は「がんになるとみんな大事にしてくれるんです。すごく楽しい余生が送れるんです。『がんになったら喜べ』ってむしろ僕は言うんです」と告白。「状況によっては気の毒な人もいるけど、死ぬっていうことについてはどの状況で死んだって気の毒」と続け「がんは死ぬことが計画できて、終活もでき、いろんなことができた上に大事にされる」と口にした。
さらに高須氏は「努力することによって、もしかしたら余命が伸ばせる可能性もある」と期待を明かし「突然治る病気に変わるかもしれない。夢の大きい病気です」と笑顔。「一日でも伸ばして、新しい治療法が出てくるのを待っているのも結構楽しいんですよ」と前向きに語った。
会見終了の際には、そばで見守っていたパートナーの西原理恵子氏も登場し、仲睦まじい様子を見せた。
高須克弥著『高須の遺言』は、講談社より発売中。