エディ・マーフィ、幼少期から強迫性障害と闘ってきたことを告白
「ビバリーヒルズ・コップ」シリーズなどコメディ映画で知られるエディ・マーフィが、子どもの頃から強迫性障害と闘ってきたことを明らかにした。
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Peopleによると、この度公開されたNetflixのドキュメンタリー『エディ・マーフィ』で、エディが自ら、「子どもの頃、強迫性障害(OCD)を患っていた。当時はなんだかわからなかったが、キッチンのガスコンロが全て消えていることを必ず確認していた」と告白。一度ベッドに入った後も5分から10分おきに起き出して確認し、1時間ほどこれを繰り返す生活を毎日送っていたそう。ほかにも、日常的に変な声を出すなど、様々な症状があったが、母親をはじめ、誰にも気づかれなかったという。
こうした行動が精神疾患によるものだと知ったのは、偶然目にしたテレビ番組だそう。「ニュースでOCDの特集を見て、『自分がしている事だ』と気が付いた。『え、精神疾患なのか?』と思ったよ。精神疾患らしいとわかった俺は、そういった行動を一切辞めた。『もうあんなことはしない』と決意した。変だとは思っていたけれど、精神疾患があるとは思っていなかった。『クソ、俺は精神疾患なんかじゃない。クソくらえ』と思い、無理やりやめた」と語った。
自分の意思で、こうした行為をストップさせたというエディだが、今も完全に消えたわけではないそうだ。「今でも毎晩ガスを確認している。だけどたまに、2度確認したときに、『クソ、二度と再発させるものか。ベッドへ行きやがれ』と思う」と話して笑った。
国立精神・神経医療研究センターによると、不安が頭をよぎり、それを解消するための確認行為を自分で止められず、日常生活や学業、仕事に影響が出るほどの症状がある場合、強迫性障害の可能性があるそうだ。思春期後半や成人期の初期に発症しやすく、成人40人に1人にみられる身近な障害とされている。
ドキュメンタリー『エディ・マーフィ』は、ショービジネス界での自らの輝かしい奇跡と本音を、エディ自身が笑い全開で振り返っている。

