ジュディたちが暮らす「ズートピア」ってどんな場所? 問題も抱える“街”の基本をおさらい
動物たちが人間のように暮らし、誰もが何にでもなれる楽園<ズートピア>を舞台に、ドラマチックでミステリアスな物語を展開する『ズートピア』シリーズの最新作『ズートピア2』が12月5日にいよいよ劇場公開される。公開まで1ヵ月を切った今、日本版声優の発表などでSNSを中心に早くも話題に。そして今回は、本作の舞台であり物語の大きなカギとなる街<ズートピア>がどのような街として描かれてきたのか、最新作公開前に抑えておきたいポイントを振り返ってみる。
【写真】新キャラたちも! じっくり見ると気になることだらけな『ズートピア2』ポスター
ジュディは、幼い頃から、「誰でも、何にでもなれる」という夢にあふれた街<ズートピア>で、警察官になることを夢見てきた。
<ズートピア>は、さまざまな動物たちの生きる環境に合わせて、雪に覆われたツンドラ・タウン、砂漠が広がるサハラ・スクエア、深い森に覆われたレインフォレスト地区など、12のエリアから成り立っている街。
大型の動物から、ネズミのような小さな動物に至るまでそれぞれが生活しやすいよう、電車にも大・中・小3種の扉が設けられているなど、共生の街として抜かりが無い。
そんな<ズートピア>について、ジュディは幼少期に出演した劇の中で、“肉食動物と草食動物が、最初に仲良く暮らした街”として紹介をしている。しかし、夢をかなえ警察官になったジュディを待っていたのは、思い描いていた街とは少し違っていた――。
ウサギだからと事件捜査に加えてもらえず、駐車違反の取り締まりに回されたり、ゾウが営むアイス屋では、キツネにアイスを売るのを拒否しようとしたりなど、“仲良く暮らしている”とは言い難い街の現状だった…。
そして前作では、肉食動物が凶暴化する事件が発生したことで、草食動物が肉食動物たちを避けるようになるなど、大きな問題に直面。草食動物であるウサギのジュディと、肉食動物であるキツネのニックが言い争いをする場面もあった。
<ズートピア>は、さまざまな動物たちが自分らしく生きられる一方で、そういった問題も抱える街だったのだ。
そして、公開を控える『ズートピア2』では、<ズートピア>誕生の秘密に迫る物語となっている。前作には登場しなかった、<ズートピア>にはいないはずの“爬虫類”、ヘビのゲイリーが街に現れたことで、ジュディとニックは<ズートピア>の誕生の裏に隠された驚くべき秘密へ足を踏み入れていくことになるという。
物語の中には、新キャラクターとして、この<ズートピア>の創設者一族であるオオヤマネコ達も登場予定。彼らにどんな秘密が隠されているのかにも注目をしたい。なぜ、この街には哺乳類しかいないのか? ヘビたちが姿を消した理由とは? ズートピア最大の謎を前に、正反対なジュディとニックの絆が試される―。
ディズニー・アニメーション映画『ズートピア2』は、12月5日より公開。

