“仮面ライダー俳優”内藤秀一郎&瀬戸利樹 BLドラマ共演で急接近「会話の呼吸が合うんです」
■“憧れられる”ために行動しない
ーー本作は“推しへの憧れ”を描いた作品です。お二人は『仮面ライダー』への出演をはじめ、なにかと憧れられる存在になることに縁がありますが、演じる上で意識していることはありますか?
瀬戸:憧れられるために行動するのではなく、とりあえず何事も真っすぐやってみるようにしています。僕に対する印象は見た人が決めてくれたらいいですし、僕としてもそれを素直に受け止めたいですね。そして、求められたことに対してすべて返せるように、努力も忘れずにし続けるようにしています。
内藤:僕も「憧れられたい」みたいな欲はないかもしれません。でも、ラブコメディーやラブストーリーの場合は、普段のしゃべり方ではなく、自分の中にある「憧れる対象なら、こういう言い方をするだろう」という言い方を気にしてはいます。
ーーでは、本作から学んだことや役から影響されたことはありますか?
内藤:僕は思っていることがあっても「失礼なんじゃないか」「言わなくてもいいことなんじゃないか」と考えてしまい、言葉にすることができないタイプなんです。でも、今回の作品を通して、関係性を考えずに思ったことや、感じたことを言った方が意外と面白いこともあるなと思いました。言葉にすることは怖いですけど、人生が豊かになるし、良い経験になるなって。
瀬戸:僕もそう思います。しかも、僕は彼よりも少し前から気づいていたので、そのマインドの先輩です。
内藤:えー! そこで張り合う?(笑)
瀬戸:あはは(笑)。でも、本当に大事にしていることなんです。自分の意思表示をすることって、すごく大事だなって。
ーー撮影中もお互いに思ったことは言葉にしていたのでしょうか?
瀬戸:それこそ内藤くんは、今回が初めてのキスシーンということだったので、微力ながらも経験者としてアドバイスさせていただきました。
内藤:あれは優しさを感じましたね。キスシーンだけに限らず、頭をなでるシーンとかも本番以外は相手に触れない、これぐらい近づくみたいな作法を教えてくれました。
瀬戸:俺は何されてもいいんだけどね?
内藤:あらー! でも、言われなかったら知らないままだったから、すごくありがたかったです。
ーー最後にお二人がドラマの中で“キュンとしたポイント”を教えてください。
瀬戸:やっぱりキスシーンかな。大人なポイントのキュンもあげるとすれば、お互いの本音を言うシーンがぐっときました。特に5話! あとは、8話もいいな。
内藤:8話のシーンは僕も好き。あのシチュエーションだからこその会話だよね。僕は2話かな。居眠りしちゃった金田くんが号泣しながら謝ってくれるシーン。金田くんの素直さと純粋さを感じたし、とにかく泣き顔が美しかったです。
【『先輩、断じて恋では!』概要】
放送時間:毎週木曜25時29分
放送局:MBS ドラマシャワーほか