齊藤なぎさ、『明日カノ』ホスト沼ハマる“ゆあてゃ”に親近感 「人に依存しちゃうタイプなんです」
■実はハードスケジュールだった撮影当時
実は撮影当時、全国ツアーを回っていて、体力的にも精神的にもきつかったんですよね。撮影の前日にライブを2公演やって、朝の4時くらいに車で帰ってきて、5時には家を出なくちゃいけない。だから、寝るのは諦めて、お風呂に入って準備をするだけみたいなこともあって。大阪行って、帰ってきて撮影して、次の日は山口でツアーということもありました。
ーーかなりハードだったんですね! そんな中で、ゆあモードとアイドルモードの切り替えはどのようにされていたんでしょうか?
カラコンを入れて、赤いアイラインを引いて…ゆあちゃんのメイクが完成されるにつれて、気持ちが切り替わっていたんです。忙しすぎて記憶がないのですが、アイドルとゆあてゃの両立はできていたように思えます。
■演じるたびにゆあへの愛が深くなっていった
――「特別編」では高校生時代のゆあを演じる齊藤さん。どんなところにこだわりましたか?
監督とお話したときに「ゆあがゆあてゃになる、その過程を描いている部分だから、高校生のゆあは前回よりも人間味があってほしい」と言われました。だから、普段の私に近い素の状態で演じました。
――齊藤さんから見た高校生のゆあの印象を教えてください。
高校生ではあるんですけど、普通の高校生じゃないんですよね。人間全員に対して冷めた目をしていて、その一方で心の中では「愛してほしい」と思っていて。
愛を求めちゃうし、愛してくれる人に期待しちゃうけど、なかなか本物の愛を見つけられないすごく切ない子だなと改めて思いました。だから、演じるたびにゆあというキャラクターに対する愛が深くなっていきましたね。
ーー大変だったシーンはありますか?
ゆあがゆあてゃになるまでの過程を描いているので、混同しないように表現するのが難しかったです。あと、泣き叫ぶシーンやステリックになるシーンが多くて、結構しんどかったです。
ーーシーズン1では再現度の高いビジュアルも話題になりました。シーズン2のゆあのビジュアル面でのこだわりはありますか?
ゆあのメイクって3パターンあるんです。第1形態は、スクールメイク、ほぼなにもしないぐらいの感じで、第2形態はちょっとメイクを覚え始めた感じ。第3形態はゆあてゃなのですが、その3つが全然違う顔になっていると思います。ぜひ注目してもらいたいです!
――アイドルを卒業されてから、幅広く活躍されている印象です。ここ1年でのご自身の仕事ぶりを振り返って、どう感じていますか?
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