15年前に“道頓堀川”から奇跡の生還 ケンタッキー「おかえり!カーネル」老朽化のためお別れ
「ケンタッキーフライドチキン」の日本 KFC ホールディングス株式会社は、幸運の象徴「おかえり!カーネル」に感謝を込めて、「おかえり!カーネル」人形納めを実施したことを発表した。
【写真】左手はなく体は真っ白 それでも変わらぬ笑顔の「おかえり!カーネル」
■奇跡の生還から15年
「おかえり!カーネル」は、1985年のプロ野球熱狂禍、「ケンタッキーフライドチキン」道頓堀店(現在は閉店)のカーネル立像が、道頓堀川に姿を消し、24年の時を経て奇跡の生還を果たしたことで、2009年6月25日に「おかえり!カーネル」と命名されたもの。
道頓堀川から引き上げられた「おかえり!カーネル」は、損傷が激しかったものの、各イベント会場や「ケンタッキーフライドチキン」阪神甲子園店での展示などで広く一般公開され、以降は関西オフィスの受付にて大切に保管。実に15年もの間「ケンタッキーフライドチキン」の広告塔として絶えず笑顔で時の流れを見守った。
そんな「おかえり!カーネル」だが、老朽化が進みこれ以上の保管が困難になったことから、3月8日(金)に、大阪・大阪市にある住吉大社にて人形納めを実施。当日は、代表取締役社長をはじめとした役員が参列し、神前に玉串をささげる玉串奉奠(たまぐしほうてん)などで「おかえり!カーネル」へ感謝とお別れを告げたという。また、お供え物には、御神酒に加え、オリジナルチキンを奉納するなど「ケンタッキーフライドチキン」らしい式となった。
「ケンタッキーフライドチキン」は、「創業者カーネル・サンダースから受け継ぎ、『おかえり!カーネル』が示してくれた、“誰にも真似できないおいしさ”や“おもてなしの精神”にこだわり、引き続き、お客さまの体験価値の
向上に努めてまいります」と思いを込めた。