かゆみや抜け毛の原因にも! 濡れた髪を生乾きで放置するデメリット
暑い時期は、ついついお風呂上がりのドライヤーが面倒になりがち。でも、髪をドライヤーで乾かさないと、髪や頭皮(地肌)に思わぬ悪影響があることをご存じですか? ここでは、濡れた髪を自然乾燥・生乾きで放置するデメリットを3つ紹介します。(情報提供:株式会社クレイツ)
【写真】自然乾燥や生乾きの髪が与えるデメリットとは?
■濡れている状態の髪は傷つきやすい
自然乾燥・生乾きはヘアダメージの増加につながる ※写真はイメージ
髪の毛は、濡れている状態が一番デリケート。髪の表面でうろこ状に重なる「キューティクル」が、水分によって柔らかくなっていて、タオルだけでなく髪の毛どうしの摩擦でも剥がれたり傷ついたりしてしまうんです。
このキューティクルが傷んでしまうと、枝毛や切れ毛を引き起こすほか、髪のツヤ感や手触りの低下といった深刻なヘアダメージにつながる可能性も。また、乾かし方が不十分だと、湿気を帯びたままの頭皮に雑菌が繁殖して、かゆみや抜け毛といったトラブルにも発展しかねません。
■生乾きの髪はクセが出やすい
思わぬ方向にハネりうねる寝ぐせ。もしかしたらこれも、生乾きや自然乾燥させた髪が原因かもしれません。髪の毛の形は、“髪が乾くその時”に決まる性質があります。なので、生乾き状態で寝てしまうと、枕や寝返りで髪が曲がったり折れてしまい、ガンコな寝ぐせを作りがちです。
髪がゆっくり乾くことで、本来のクセが出やすくなる ※写真はイメージ
また、髪が自然乾燥でゆっくり乾くと、髪本来のクセが出やすくなります。クセ毛の人は、梅雨時期の髪のような膨らみヘアとなり、翌朝のヘアスタイリングに支障が出ることもあります。
■雑菌の繁殖で室内干し臭に
せっかく髪を洗ったのに、臭いが発生することも ※写真はイメージ
お気に入りのシャンプーやアウトバストリートメントでの心和む香りも、髪の生乾き・自然乾燥で、室内干しのような臭いになってしまうことも。これは、頭皮の水気で雑菌が繁殖したり、髪自体が臭いをまといやすいためです。せっかく髪を洗ったのに、これでは元も子もありませんよね。
自然乾燥や生乾きは髪へのデメリットが多く、美髪を目指すならオススメできません。入浴後のスキンケアを入念に行うのと同じくらい、髪もしっかりドライヤーで乾かして、ダメージやクセの目立ちにくい髪や、健やかな頭皮に近づけていきましょう。