NewJeansってどんなグループ? 『今年イチバン聴いた歌』で日本のテレビ初パフォーマンス
■ミン・ヒジンが作り出した唯一無二の世界観
12月19日(月)には、初シングルアルバム『OMG』の収録曲「Ditto」のMVを公開。ボルチモア・クラブダンスというミュージックジャンルを彼女たちならではの感性で再解釈したというこの楽曲は、自分たちのファン“Bunnies”に向けて用意された冬の楽曲です。
MVでは、制服姿のメンバーたちと、その姿をビデオで撮り続ける1人の少女が登場し、6人が学生生活を楽しむ姿が描かれています。普通に過ごしているように見えるのですが、実は少女以外のメンバー5人はビデオの中にしか存在していないという衝撃の事実で物語は終わります。このMVでは、遠い存在でありながらも、誰の心の中にもNewJeansが存在しているということが描かれました。
彼女たちの最大の魅力は、「Attention」や「Ditto」のMVのような親近感を持ちながらも、ファッションやメイクなどの最先端のモード、そして作り込まれた音楽やダンスなどで芸術性を強く感じさせるところでしょう。
この、他のアイドルにはないNewJeansという独自性を生み出しているのが、プロデューサーのミン・ヒジン。ヒジンは、2018年までSMエンターテインメントのクリエイティブディレクターとして、少女時代やSHINee、f(x)、EXO、Red Velvet、NCTなどのアルバムコンセプトを担当し、SM所属アーティストの多くのヒット作品に携わってきた人物です。
彼女が手掛けた作品の中でも、NewJeansに一番近いコンセプトが、SHINeeの「View」と、f(x)の「4walls」です。どちらも等身大のリアルな姿が映る、くすんだ色合いの映像と、最新のハウスやアーバンミュージックとダンスを組み合わせた楽曲で、彼女が目指していた世界観を感じることができます。
そんなヒジンがプロデューサーとして、メンバー選抜から企画、音楽、製作、振り付けまで全ての過程を陣頭指揮した初めてのガールズグループがNewJeans。つまり、彼女が作りたかったコンセプトの全てを表現したのが本グループなのです。
12月28日(水)の放送の『発表!今年イチバン聴いた歌~年間ミュージックアワード2022~』は、他のグループにはないNewJeansの独自の世界観を感じることができる絶好の機会となるでしょう。披露するのはデビュー曲「Attention」。記念すべき日本のテレビ初パフォーマンスに期待がかかります。