“推しロス”を癒やす宿泊プランって何!? 静岡のマリオットホテルが開催する“オタク向け”旅がすごかった<取材レポ>
■現実逃避! スマホをあえて封印しよう
まずはホテルにチェックイン。通常、伊豆マリオットホテル修善寺のチェックイン時間は15時00分からだが、本プランでは先ほどのお清め祓いが15時00分から開催されるため、14時00分と1時間早くチェックインが可能だ。
プランで利用する部屋は、すべて温泉露天風呂付のデラックスルーム。日本百名湯にも選ばれている名湯「修善寺温泉」の露天風呂が付いており、好きな時間に何度でも温泉が楽しめるのがうれしい。館内には大浴場、岩盤浴場、サウナ、水着着用ゾーンの温泉スパなどリフレッシュするのにぴったりな施設もあり、推しロスでしょんぼりした気持ちをほっと癒やすことができるだろう。
「今日はもう触らない!」は無理でもいつもより触る時間を減らすことで心穏やかに
そして部屋には2つの面白いポイントが! まず1つ目がスマホなどのデジタル機器を“封印”できる「専用BOX」があること。推しロス中はフォロワーや推し関連のポストが気になり、頭ではダメだと分かっていても投稿を見る度に「ああ…」と気がめいり、スクロールしては「また見てしまった…」と自己嫌悪してしまうもの。専用BOXにスマホを封印することで、一時的に情報を遮断することができ、SNSの喧騒から離れ、しばし現実逃避できる、この心配りはうれしいポイントだ。ちなみに鍵は自分で管理するため必要に応じて取り出しは可能。まったくスマホに触れないワケではないためご安心を。
伊豆名産のわさびを使用した「わさびモナカ」 わさびの爽やかな味わいがツーンと涙を誘う
そして2つ目が「泣けるグッズ」が用意されていること。客室に伊豆名産のわさびを使った「わさびモナカ」と、大人も泣ける絵本が部屋に置かれており、絵本は優しく温かい物語に心が癒され、モナカはわさびのツーンとした香りが涙を誘う。誰の目も気にならないホテルの中だからこそ、思う存分涙を流して、何なら声を出して泣いて、ストレス発散をしてみるのもいいかもしれない。実際に筆者は絵本を読んで少し涙が出た。
■ビュッフェに大興奮→爆睡
心が満たされると、自然とお腹も減るもの。夜にはホテル内のレストラン「Grill & Dining G」でディナータイムを満喫! こちらでは地元食材を使用したメインのグリル料理とハーフビュッフェのセットを楽しむことができる。熱々のグリル料理を味わったり、ビュッフェ台に並ぶ美しい料理の数々に「どれにしよう~」と迷ったり、ちょっとお酒をたしなんでみたり…思い思いの時間を過ごしているうちに心も晴れやかに。
お腹が満たされ、温泉でほっと体が温まり、スマホも封印していたことから、気付いたら爆睡。翌朝はいつもよりスッキリとした目覚めを迎えることができた。今回参加した推しロス旅は、心にぽっかり空いた“喪失感”に優しく寄り添ってくれるプランだった。ぜひとも推しロスで傷ついた心をほっと癒やしてみてはいかがだろうか?