スタジオツアー東京にXmasがやってきた! 進化した「ホグワーツ・イン・ ザ・スノー」いよいよ開幕〈取材レポ〉
映画『ハリー・ポッター』や『ファンタスティック・ビースト』シリーズ の制作の舞台裏を体験できる、ワーナーブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ ハリー・ポッター(以下、スタジオツアー東京)は、11月8日(土)から2026年1月12日(月・祝)までの期間限定で、クリスマスシーズン限定の特別企画「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」を開催。昨年初開催された人気企画が、パワーアップして戻って来る。開催に先駆け、11月7日(金)にメディア内覧会が行われ、目玉の1つである、400本のキャンドルが浮かぶ「大広間」などが公開された。
【写真】映画の中にいるみたい(泣)! パワーアップした「ホグワーツ・イン・ ザ・スノー」の様子(33枚)
■注目★3つの進化ポイント
今回開催される「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」は、ハリーたちがホグワーツで体験したクリスマスをテーマとした特別企画で、ロンドンのスタジオツアーでは、毎年世界中から多くの来場者が訪れる人気イベント。日本では、昨年初開催され、映画の世界観を踏襲した華やかで温かみのあふれる装飾と演出で、多くの人々を魅了した。
昨年、色とりどりのオーナメントや高さ5mを超えるクリスマスツリーで華やかに彩られた大広間には、今年新たに400本を超えるキャンドルが宙に浮かぶ。魔法の天井からキャンドルの光が降り注ぐさまは、まさに映画のシーンそのものを彷彿(ほうふつ)とさせる。
昨年、美しい雪化粧をまとった「ホグワーツ城の模型」は、新たにプロジェクションマッピングが導入され、深々と降り続く雪に空間全体が包まれるダイナミックな演出が楽しめる。さらに今回は、「ダイアゴン横丁」が初めて雪化粧に包まれ、ホグワーツだけではなく魔法界全体が“冬の魔法”に彩られる特別な体験が楽しめる。ここからは、各展示の必見ポイントをご紹介。
■大広間
何度訪れても「わぁ」と声を上げてしまう「大広間」は、また新たな感動に出会える装いにパワーアップ。今回の特別展示では、ライトで再現されたキャンドルが宙に浮かび、あの幻想的なシーンが大広間に蘇る。
実は、1作目の撮影当時、このシーンには、炎の灯った本物のキャンドルが使われていたが、安全面を考慮し、のちに視覚効果で処理されることになったそう。また、一緒に飾られている「大広間」の食べ物たちも、1作目では本物の料理が使われていた(時間が経つと“イヤな臭い”が発生し、後に小道具を使用するように…)。ここに立てば、本物にこだわって演出された『ハリー・ポッターと賢者の石』をもう一度見返したくなる。
「大広間」にはチェスを楽しむハリー&ロンの姿も
さらに、ハリー・ポッターとロン・ウィーズリーがチェスをする展示も追加! ハリー側に立って「野蛮だわ」と声をかければ、ハーマイオニー・グレンジャー気分が味わえる。
■ホグワーツ城の模型
昨年、その美しく荘厳な姿で多くの人々を魅了した「ホグワーツ城の模型」に、今年は、新たにプロジェクションマッピングの演出が加わった。マッピングには、時々ヘドウィグが現れるという遊び心ある演出も。
雪化粧をまとった「ホグワーツ城」
「ホグワーツ城の模型」のある部屋は、ほかの展示室よりも少し低い温度になっており、肌からも冬の魔法界の空気を感じられる。長い長いツアーを経て、雄大な音楽とともに、雪化粧のホグワーツ城を見ると、目頭が熱くなってくるかもしれない。
■ダイアゴン横丁/スノーマジック
冬の装いになった「ダイアゴン横丁」
そして「ダイアゴン横丁」は、今回初めて雪仕様に変身。ここではなんと『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で、透明マントをまとったハリーがホグズミードを訪れる様子が体験できる。
ハリーの足跡が雪に現れる装置
実はあのシーン、ハリーの足跡が雪に現れる装置を作って撮影されたのだとか。「ダイアゴン横丁」にも足跡の装置が登場し、雪の中に足跡がへこんでいくさまを見守ることができる。自分のカメラで、映画のようなシーンが撮影できるか、腕試しをしてもいいかもしれない。
撮影で使われた“雪“の秘密がわかる「スノーマジック」
さらに「ダイアゴン横丁」を進んだ先には、映画制作で雪景色を再現するために使用される素材を見ることができる展示「スノーマジック」が登場。素材に密着させて自然な雪景色を演出したいときは紙の素材の「ペーパースノー」、雪合戦の雪ボールでは、水を加えると体積が増える「ポリマースノー」などと、用途に併せて使い分けられる、さまざまな素材をこの目で見ることができる。インタラクターさんの解説が聞ける場合もあるので、お見逃しなく。
■グリフィンドール談話室
クリスマスの装飾が施された「グリフィンドール談話室」
加えて「グリフィンドール談話室」には、大きなクリスマスツリーが登場。ツリーの下にはプレゼントもあり、隅々まで見渡したくなる細かい演出が施されている。今年はハリーとロンがプレゼントされたセーターも追加展示されている。
■おいしい冬フードに満たされる
クリスマスシーズンを彩る特別メニュー
冬は食べ物がおいしい季節…。「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」開催にあわせて、クリスマスシーズンを彩る特別メニューが、「バックロットカフェ」「フードホール」「フロッグカフェ」それぞれに登場する。
フードホール「クリスマスフィーストピザ」(税込 2800円)
今回試食させていただいて驚いたのが、「フードホール」の「クリスマスフィーストピザ」。生地に赤ワインソースを塗り、チーズ、ビーフパティ、グラフォア、グリルマッシュルーム、クランベリーをのせて焼き上げ、仕上げにバルサミコクリームとトリュフマヨネーズソースをかけたピザは、冬にピッタリなコクのあるリッチな味わいで、ここでしか食べられないであろう食材たちのコラボレーションにやみつきになってしまった。
見た目だけでなく味のクオリティーも高い、スタジオツアー東京のフードたち。どれを食べても間違いないので、訪れた際は記念にぜひ食べてみてほしい。
何度見ても憧れる『ハリー・ポッター』シリーズの冬の世界。スタジオツアー東京は、基本的に屋内施設のため、雨が降っても、凍えるような寒さでも快適に過ごせるのがうれしい。「雪は好きだけど寒いのはイヤ」というあなたのこだわりもかなえてくれる「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」で、特別な冬を過ごしてみては?
スタジオツアー東京「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」は、11月8日(土)から2026年1月12日(月・祝)まで開催。チケットは事前購入制。



















