ファンタビ『黒い魔法使いの誕生』を楽しむ豆知識 『ハリポタ』との繋がりも!
■ダンブルドアの不思議
『ハリー・ポッター』シリーズ、『ファンタスティック・ビースト』シリーズを通してホグワーツ魔法魔術学校校長/教師であるアルバス・ダンブルドアを演じた俳優は3人いる。『ハリー・ポッター』シリーズ1、2作目の リチャード・ハリス、3作目以降のマイケル・ガンボン、そして『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のジュード・ロウだ(青年期のアルバス・ダンブルドア役、トビー・レグボを除く)。
ジュード・ロウふんするダンブルドア 写真提供:AFLO
そんなダンブルドアだが、ホグワーツの校長になる前は変身術の教授をしていたことが原作(J・K・ローリング著)に記されている。だが『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が公開されると、若き日のダンブルドアが“闇の魔術に対する防衛術”の授業をしていたことが明らかになり、これがファンの間でちょっとした騒ぎに。ダンブルドアはいったい何の科目の先生だったのだろうか。これに対しジュード自身が「自分が出演する段階でのダンブルドアは、変身術は教えていない」と明かしている。ダンブルドアが変身術を教える姿が見れるのは、まだ先のことになるのだろう。
■再登場するあの名前
さらに、このダンブルドアの“闇の魔術に対する防衛術”の授業には「マクラーゲン」という名前の生徒が登場する。魔法法執行部がダンブルドアを捜査するべく授業中に乗り込んできた際に、マクラーゲンは「最高の先生ですよ」とダンブルドアをかばう姿勢を見せる。実はこの青年と同じマクラーゲンという名前が『ハリー・ポッター』シリーズにも登場している。
コーマック・マクラーゲン(フレディ・ストローマ) 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』より 写真提供:AFLO
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2008)でハーマイオニー(エマ・ワトソン)の気をひこうとしていたコーマック・マクラーゲン(フレディー・ストローマ)だ。『ファンタスティック・ビースト』シリーズの世界と『ハリー・ポッター』シリーズの世界の年代を比較すると、このダンブルドアの授業を受けていたマクラーゲンはハーマイオニーを口説いていたコーマック・マクラーゲンの祖先の可能性もあるだろう。
■グリンデルバルドを演じるのは誰だ?
ジョニー・デップが演じたグリンデルバルド 写真提供:AFLO
『ファンタスティック・ビースト』シリーズで2作品に渡りグリンデルバルドを演じてきたジョニー・デップ。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016年)のクライマックスで初登場するものの、映画の公開当初に出演は明かされておらず、シークレット扱いだったことが記憶に新しい。しかしそんなジョニーは、元妻、アンバー・ハードへのDV疑惑を報じた英タブロイド紙に対する名誉毀損訴訟で敗訴したのちに、シリーズ3作目から降板することが決定してしまった。
ジョニー・デップからマッツ・ミケルセンに? (C)AFLO
すると次に気になるのが、グリンデルバルドを誰が演じるのかということだ。作品の中でも重要な役だけに、この問題には多くの注目が集まっている。現時点では、『ドクター・ストレンジ』(2016年)で活躍したマッツ・ミケルセンが出演交渉の初期段階に入っているとのこと。新生グリンデルバルドがマッツになる可能性が高まる中、交渉の行方に注目したい。