『情熱のシーラ』主演女優が初来日！ 想像通りの日本に感激「秩序があって優しい」
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映画『オール・アバウト・マイ・マザー』などエモーショナルな作品を世に送り出しているスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督の最新作『Julieta（原題）』が2016年に公開される。本作で主演を務めたのが、NHKで放送され人気を博したテレビドラマ『情熱のシーラ』で情熱的なヒロインを演じたアドリアーナ・ウガルテだ。プロモーションのために来日した彼女に、作品の見どころや日本についての印象を聞いた。
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愛する者を失った女性が運命に翻弄される30年間を描いている本作。ウガルテはジュリエッタという女性を演じている。「1980年前後は、スペインにとって独裁政権が倒れ、女性の自由度など急速に時代が変わっていった時期です。そういう時代を生きた女性が、恋をしたり、失恋したり子供を授かったり……どのように変貌していったかが映し出された作品です」。
本作のメガホンをとったのは世界的に有名な映画監督ペドロ・アルモドヴァル。「アルモドバル監督は、スペイン国内はもちろん、世界的に有名な方。彼の作品に出ることはスペインの俳優にとって大変光栄なことで、私も例外ではありません」と念願だったことを明かす。
「アルモドヴァル監督は、ご一緒する前から頭の良い方だろうなという印象を持っていました。実際、お仕事をさせていただき、その通りの人でしたが、さらにユーモアのセンスがある人だなと強く感じました」と感想を述べる。さらに「真剣なストーリーや悲しいお話の中でも、さらっとしたユーモアを織り交ぜられる。頭の良い方にしかできないだろうなという発想が随所に出てくるんです」と絶賛する。
日本でも話題になった『情熱のシーラ』のシーラや、本作のジュリエッタなど、ウガルテが演じるキャラクターは強い女性が多いが、自身に似ている部分はあるのだろうか。「私もかなりのチャレンジャーですね。好きなら深く考えずに『とにかくやってみよう』と思うタイプ。そういう部分は似ているかもしれませんね」と笑顔を見せる。しかし「それは私に限ったことではないと思います。人間誰しも目標を持っていればそれに向かって困難を乗り越えようとすると思う。特別なことじゃないですよ」と付け加えた。
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