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「BL“萌え”も知らずただ全力で」『おっさんずラブ』脚本家・徳尾浩司

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『おっさんずラブ』(左から)春田創一役の田中圭、牧凌太役の林遣都
『おっさんずラブ』(左から)春田創一役の田中圭、牧凌太役の林遣都 クランクイン!

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 深夜帯にもかかわらず、SNSを中心に話題沸騰となったドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系/毎週土曜23時15分)。26日の6話放送時にはツイッターの世界トレンド1位に「#おっさんずラブ」が入るなど、最終回を前に盛り上がりは加熱するばかり。「笑えるけど萌える」「泣ける、キュンキュンする」といった女子の叫びがネット上にあふれる本作の脚本家・徳尾浩司に、創作秘話と今後を語ってもらった。

【写真】『おっさんずラブ』第6話場面写真<フォトギャラリー>

 もともと2016年末に1時間の単発ドラマとして放送されて話題となった本作。その脚本を手がけたのも徳尾だった。

 「若手プロデューサーによる単発ドラマを3夜連続で放送する企画で、貴島彩理プロデューサーから『徳尾さんだったらどれやります?』と聞かれていくつかの候補から選んだのがこの作品。挑戦しがいのあるものをやりたかったので」。

 実際、放送後にはソフト化の希望や感想メールなど、単発ドラマとしては異例の反響があった。そして満を持して連続ドラマ化。だが単発ドラマのときとは違い、全7話の連続したストーリーを構築していく作業は一筋縄ではいかなかった。まず取り掛かったのは「新たな登場人物を作り上げること」。準備を始めたのは昨年9月、これは翌年4月クールのドラマとしては早い方だという。

 「オリジナル作品だから、自分たちでキャラクターを作っていけるのが醍醐味。武川さん(眞島秀和)や麻呂(金子大地)など、今回増えた登場人物は何度も作り直しました。3話まで書いては一から書き直しの繰り返しで大変でしたね。でも、実際書いてみると『この役はやっぱりいらないかも』とか分かってきて…今となっては独特なキャラクターの舞香さん(伊藤修子)も、最初は普通に“いい女”キャラでしたから。みんな試行錯誤の上で今のキャラクターになったのでストーリー上の無駄がないし、全員が愛してもらえているんじゃないでしょうか」。

 練り上げた脚本の魅力を増幅させるのは、俳優陣たちの演技。徳尾自身「俳優さんたちの真摯な演技に助けられている部分はたくさんあります」と太鼓判を押す。

 「メイン3人のバランスもいいんですよね。かわいくて面白い(吉田)鋼太郎さんと、真面目で繊細な林遣都さん。田中圭さんは本当にリアクションがうまく、このドラマの主役として完璧なんですよ。『何でも来い』という感じで全部返してくれて」。

 上司と後輩、いきなり2人の男性からモテモテになってしまう主人公・春田は特に、田中の演技で完成した部分が大きいとか。

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