玉山鉄二「マッサンは新しい初心の場所」、エリーとの撮影で気持ちに変化
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現在放送中のNHK連続テレビ小説『マッサン』がNHK大阪放送局にてスタジオ収録のクランクアップを迎え、取材会にマッサン役・玉山鉄二と、エリー役のシャーロット・ケイト・フォックスが参加しそれぞれの思いを語った。
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『マッサン』は、国産初のウイスキーづくりに情熱を傾けたニッカウィスキー創業者・竹鶴政孝とその妻・リタをモデルに、マッサン&エリーとして2人の半生をもとに描いた物語。この日の収録で出演者の2人は白髪交じりのヘアスタイルで登場した。
玉山は撮影開始当初を振り返り「はじめはヒロインが外国人ということで、僕がとにかく引っ張って、耐えて、現場で苦しい時も不安な時も絶対に笑顔だけは絶やさないようにと自分に嘘をつき続けていた」と告白。
「シャーロットとずっとお芝居をしていく中で『あなたの苦しみが僕の苦しみ』というセリフがあって、それを読んだ瞬間に自分は馬鹿げていたなと。背伸びしないで格好つけないで越えていこうとすると、心の荷物が少しずつ小さくなりました」と心の変化を明かす。また、撮影前は「初心が霞かけていた」そうで「『マッサン』は自分にとって新しい初心の場所。本当に愛が沢山あふれた素晴らしい現場でした」と思いを込めた。
一方シャーロットは「この日(クランクアップ)を聞いて、はるか遠くの日だと感じていました。自分の考えていることを言う準備をしていましたが、涙がでてしまってすみません」と声を詰まらせる。「特に玉山さんに心からお礼を言わせてください。初めての仕事なので、すごく忍耐強く、やさしく、積極的にいつも私に接してくれ、支えてくれました。自分は恵まれ過ぎていると思うくらい」と心からの感謝を述べ「この経験を糧にして生きていければと思います」と今後を見据えた。
取材会には脚本家の羽原大介も参加。エリーが息を引き取るシーンについて、「今まで色々な人が亡くなるシーンを書いてきたんですけれど、こんなに特別な気持ちになったのは初めて。節目となる特別な作品に出会え、本当に嬉しく思いますし、みなさんに感謝します」と感慨深げに話していた。
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