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原田芳雄
出身地:東京都
生年月日:1940/2/29

原田芳雄 出演映画作品

  • ツィゴイネルワイゼン〈4K デジタル完全修復版〉

    ツィゴイネルワイゼン〈4K デジタル完全修復版〉

    制作年:2023年11月11日(土)公開

    鈴木清順監督生誕100年を記念して、第31回ベルリン国際映画祭で審査員特別賞に輝いた『ツィゴイネルワイゼン』を4Kデジタル完全修復版として上映する。代表作『サラサーテの盤』をはじめとした内田百聞の短編を基に、4人の男女をめぐり、幻想と現実の狭間を彷徨う物語を描く。出演は原田芳雄、大谷直子、藤田敏八、大楠道代、麿赤兒ら。

  • 陽炎座〈4K デジタル完全修復版〉

    制作年:2023年11月11日(土)公開

    第5回日本アカデミー賞で最優秀助演男優賞に輝いた、鈴木清順監督の浪漫三部作の第2弾となる『陽炎座』を、4Kデジタル完全修復版として上映する。泉鏡花の小説を基に、大正から昭和へ変わる時代を生きる劇作家が、夢とうつつの狭間で女性に翻弄される様を色鮮やかに描く。出演は松田優作、大楠道代、中村嘉葎雄、楠田枝里子、原田芳雄ら。

  • 夢二〈4K デジタル完全修復版〉

    制作年:2023年11月11日(土)公開

    生誕100周年を迎える鈴木清順監督の浪漫三部作の完結編となる『夢二』を、4Kデジタル完全修復版として上映する。大正から昭和にかけて活躍し、大正浪漫の象徴でもある画家の竹久夢二が、芸術家ゆえの苦しみを抱え、女性たちの間を渡り歩いた半生を幻想的に描く。出演は沢田研二、坂東玉三郎、毬谷友子、宮崎萬純、広田玲央名、原田芳雄ら。

  • 白痴〈デジタル・リマスター版〉

    白痴〈デジタル・リマスター版〉

    制作年:2020年10月31日(土)公開

    『ばるぼら』や『星くず兄弟の伝説』の手塚眞監督の代表作がデジタルリマスターでよみがえる。坂口安吾の同名小説を大胆にアレンジし、一組の男女の数奇なる愛の逃避行を映し出す。過去か未来か分からない独特の世界をつくり上げた圧倒的な映像美に注目。浅野忠信や甲田益也子を中心に草刈正雄、橋本麗香、原田芳雄、岡田真澄らが出演している。

  • 大鹿村騒動記

    制作年:2011年7月16日(土)公開

    『座頭市 THE LAST』『行きずりの街』に続く阪本順治監督の最新作。“日本でもっとも美しい村“と言われる長野県の大鹿村で300年にもわたって受け継がれる大鹿歌舞伎を題材に、山村で生きるさまざまな人々の悲喜こもごもが描かれる。主演は阪本監督が“いつか主演映画を“と熱望していた原田芳雄。クライマックスを飾る大鹿歌舞伎の熱気は圧巻だ。

  • 奇跡〈2011年〉

    奇跡〈2011年〉

    制作年:2011年6月11日(土)公開

    『歩いても歩いても』『空気人形』などの作品で国内外に多くのファンを持つ是枝裕和監督が人気お笑いコンビ・まえだまえだのふたりを主演に迎えて描く最新作。九州新幹線開通の日に起こるといわれる“奇跡”をめぐって、その奇跡を信じる子供たちと、彼らを見守る大人たちのドラマを描く。大塚寧々、オダギリジョー、夏川結衣らが共演する。

  • ロストクライム -閃光-

    制作年:2010年7月3日(土)公開

    『女囚さそり』シリーズの生みの親・伊藤俊也監督が、『プライド・運命の瞬間』以来11年ぶりに放つ最新作。気鋭ノンフィクションライター・永瀬隼介の犯罪小説『閃光』を基に、昭和最大のミステリー“三億円事件“の真相を暴く。主演の若手刑事役に、渡辺謙の血を受け継ぐ渡辺大。定年間際のベテラン刑事に扮する奥田瑛二との演技合戦にも注目したい。

  • ウルトラミラクルラブストーリー

    制作年:2009年6月6日(土)公開

    風変わりな青年のまっすぐな恋心が奇跡を起こす奇想天外なラブストーリー。故郷の青森を舞台に全編津軽弁のセリフに挑戦した松山ケンイチが、のびのびとした演技で魅力全開。彼に慕われながらも元カレのトラウマに悩むヒロインを麻生久美子が好演する。監督、脚本は前作『ジャーマン+雨』で一躍注目を集めた青森出身の期待の新人、横浜聡子。

  • 歩いても 歩いても

    歩いても 歩いても

    制作年:2008年6月28日(土)公開

    『誰も知らない』や『花よりもなほ』など、丁寧な作品作りで多くの観客の心を掴む是枝裕和監督最新作。ある夏の一日の家族を風景を切り取りることで、人生の喜びと哀しみが静かに浮かび上ってくるホームドラマを目指す。人間関係や心模様の移り変わりを細やかに表現するべく、樹木希林、原田芳雄ら日本映画界を代表する俳優陣が集結している。

  • どろろ

    制作年:2007年1月27日(土)公開

    手塚治虫の傑作コミックを、『黄泉がえり』の塩田明彦監督が、戦国時代という原作の設定を神話的な世界観に拡大して映画化。総製作費は20億円。自らの身体を取り戻すため、左腕に繋がれた妖刀で魔物たちに立ち向かう“百鬼丸”を妻夫木聡が、百鬼丸の妖刀を狙う“どろろ”を柴咲コウが怪演!『LOVERS』のチン・シウトンが創造した壮絶アクションにも息をのむ。

  • 悪夢探偵

    悪夢探偵

    制作年:2007年1月13日(土)公開

    国内外で高い評価を受ける塚本晋也監督が、松田龍平、安藤忠信、hitomiという豪華キャストと共に生み出した異色のヒーロー映画。他人の夢に入り込み、悪夢が引き起こす難事件を解決する探偵が、女刑事と共に連続殺人事件に挑む。嫌々ながら事件解決に乗り出すダーク・ヒーローの活躍を娯楽性豊かに描き、新たな塚本ワールドの到来を予感させる。

  • 花よりもなほ

    制作年:2006年6月3日(土)公開

    ドキュメンタリーの手法で独自の作品を作り上げてきた是枝裕和監督が、時代劇に初トライ。仇討ちできない若侍を主人公に据えながら、長屋で暮らす愉快な住人たちの織り成す人間模様を主演に岡田准一を迎えてユーモアたっぷりに描き出す。

  • 亡国のイージス

    制作年:2005年7月30日(土)公開

    自衛隊の全面協力を得て生み出された、本格派の和製スペクタクル。乗っ取られた護衛艦を舞台に、反逆兵団や某国の工作員の陰謀を阻止しようとする、ひとりの中年自衛官の奔走をスリリングに描く。『ダイ・ハード』を思わせる設定に加え、人間味に満ちた語り口が確かな歯ごたえを感じさせる。

  • ニワトリはハダシだ

    制作年:2004年11月13日(土)公開

    森崎東監督が、かつて発表した傑作『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』の作品姿勢を基盤に作り上げた6年ぶりの新作。知的障害者の少年が、警察の汚職を記した帳簿を“暗記”してしまったことから、周囲の人間模様が大きな渦を巻いていく様を、活き活きと追いかける。

  • 父と暮せば

    父と暮せば

    制作年:2004年7月31日(土)公開

    黒木和雄が『TOMORROW/明日』『美しい夏キリシマ』に続き、戦争レクイエム3部作の完結編として作り上げた意欲作。原爆投下から3年後の広島を舞台に、亡くなった父親と生き残った娘の心情を綴る。父娘を演じる原田芳雄、宮沢りえの熱演と、戦争の現実を伝えるセリフが胸に突き刺さる。

  • 美しい夏キリシマ

    美しい夏キリシマ

    制作年:2003年12月6日(土)公開

    その評価が年々高まるベテラン日本人監督のひとり、黒木和雄監督が生涯忘れることのできないという戦時下の体験をもとに創り上げた意欲作。敗戦の近づく宮崎県霧島を舞台に、爆撃で友人を失い心的外傷を負った少年と彼を取り巻く人々の日常を鮮やかに描き出す。柄本明の息子、柄本佑が扮する少年の心の痛みを通して浮き彫りになる戦争の悲劇に胸が痛む。

  • ナイン・ソウルズ

    制作年:2003年7月19日(土)公開

    『青い春』の豊田利晃の監督第4作。9人の脱獄者の道行きを、絶望と希望、哀切と痛切が交錯する映像タッチで描き出す。『青い春』の松田龍平、『ポルノスター』の千原浩史、鬼丸と豊田組が集結。

  • KT

    制作年:2002年5月3日(金)公開

    阪本順治監督とベテラン脚本家、荒井晴彦のコンビが、1973年に都内で発生した“金大中事件“を大胆な解釈で映画化。今なお謎の残るこの事件に関わった人々の群像を骨太なタッチで描く。

  • 夢二

    夢二

    制作年:2001年5月26日(土)公開

    「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」に続く鈴木清順の“大正浪漫3部作”の最終章で、大正から昭和にかけて活躍し、美人画などで知られる画家・竹久夢二をモデルにした作品。大正6年、金沢。一人湖畔で恋人・彦乃を待つ夢二。やがて静かな村に不似合いな銃声が鳴り響いてくる。妻を寝取られた男が殺人鬼と化して山に逃げ込んだらしい。毎夜うなされる悪夢が今、夢二に迫る……。そして何を待っていたのか分からない展開。「カポネ大いに泣く」でも同監督と組んだ沢田研二が主人公・夢二を明るく軽やかに演じ、また映画監督の長谷川和彦が殺人鬼に扮し俳優デビューを果たした。あざやかな色彩やシュールな構図など、清順独特の映像美学が圧巻。

  • PARTY7

    制作年:2001年5月26日(土)公開

    「鮫肌男と桃尻女」の石井克人監督が放つ、エンターテインメント作。永瀬正敏や浅野忠信ら出演陣が、徹底的にデフォルメされた登場人物に扮して見せるマジ切れ演技に注目だ。

  • 陽炎座

    陽炎座

    制作年:2001年5月12日(土)公開

    鈴木清順が泉鏡花を原作に撮り上げた幽玄な1981年作品。松田優作扮する劇作家が美女との不思議な出会いを何度も繰り返しながら、からくり小屋に似た果てしない迷宮に迷い込む。

  • ツィゴイネルワイゼン

    ツィゴイネルワイゼン

    制作年:2001年4月28日(土)公開

    内田百間原作の『サラサーテの盤』と多くの短編のアイデアをもとに、時間と空間、現実と幻想の間を映像がさまよう不思議な世界を生み出した異色作。主演の4人の誰もが個性的な魅力を見せ、原田芳雄の狂気、大谷直子の陰影、幽艶な大楠道代、そしてその間で戸惑いためらう藤田敏八と絶妙な対照を成している。なかでも強烈なのが、だんだんと死の世界に取り憑かれていく大楠道代で“腐りかけがおいしいの”と熟し過ぎた水蜜桃を舌でチロチロと舐めるシーンと、それに呼応するように原田芳雄の目の中に入ったゴミを舐め取るシーンには色気というよりは殺気をはらんだ妖気がある。この妖気が全編を覆い、2時間を超す長尺を感じさせない緊張した作品となっている。

  • ざわざわ下北沢

    ざわざわ下北沢

    制作年:2001年3月3日(土)公開

    不思議な存在感のある街、下北沢の日常と、そこで暮らす人々の営みを端正に描写。下北沢の魅力と、住民の息遣いがじんわりと伝わってくる。豪華俳優陣のカメオ出演にも注目。

  • スリ〈2000年〉

    制作年:2000年11月4日(土)公開

    原田芳雄が都会の片隅で生きるスリを、圧倒的な存在感で演じる人間ドラマ。世代の異なる2組の男女の関係を軸に、孤独を抱えて生きる人々の感情をリアルにすくい取っていく。

  • 白痴〈1999年〉

    制作年:1999年11月13日(土)公開

    坂口安吾の同名小説に基づく数奇な愛のドラマ。不毛な世界の中で絆を育んでいく、男女のピュアな魂を描き出す。「孔雀…」の浅野忠信が、どこか虚無的な主人公を鮮烈に好演。

  • 鬼火〈1996年〉

    鬼火〈1996年〉

    制作年:1997年4月19日(土)公開

    「悲しきヒットマン」「シャブ極道」の原作者としても知られる、山之内幸夫の原案をもとにしたハードボイルドな人間ドラマ。かつて“火の玉”と異名をとり恐れられていたすご腕のヒットマン国広が、5年の刑期を終え出所する。弟分の谷川は極道への復帰を切望するが、国広は堅気になる決意を固めていた。ある日、高級クラブのピアニスト麻子に殺したい人がいると打ち明けられた彼は、心に傷を負った彼女に安らぎを見い出していくが……。極道の世界でしか生きられない男の悲しい性を、原田芳雄が哀感をにじませて好演。彼と恋に落ちるヒロインを演じる、片岡礼子のみずみずしい魅力も印象的だ。

  • 竜馬暗殺

    制作年:

    慶応3年、坂本竜馬が京都・河原町で暗殺されるに至った最後の3日間を描いた作品。現代劇を中心に演出する黒木和雄による初の時代劇でもある。壮大な革命の野望に燃える竜馬だが、時代は混沌の極み。誰もが敵か味方かさえよく分からない。そんな中、竜馬は一人、革命を叫ぶのだが……。江戸末期に材を得た時代劇だが、同時に1970年代という時代の世相をも反映している。助監督には「パイレーツによろしく」の後藤幸一が名前を連ねている。

  • 新宿アウトロー ぶっ飛ばせ

    制作年:

    渡哲也と原田芳雄の顔合わせによる藤田敏八監督のニュー・アクション。渡哲也扮する死神と恐れられる若いヤクザが、金持ちのフーテン野郎やズベ公と手を組んで、ヤクザ組織からマリファナを強奪する。サソリと呼ばれる組織の殺し屋に扮した成田三樹夫がすごみを利かせる。

  • 祭りの準備

    制作年:

    原作は、脚本も担当している中島丈博のきわめて自伝的色彩の濃い同名の小説。監督は前年「竜馬暗殺」で切れ味鋭い演出を見せた黒木和雄、撮影は黒木作品を数多く手掛けている鈴木達夫が担当している。高知県・中村市の信用金庫に勤める楯男はまだ20歳で、いつの日にか東京へ出てシナリオ・ライターになるのが夢である。楯男には片想いの幼なじみ・涼子がいるが、涼子にサークル仲間の恋人がいると知り、隣家の精神異常の娘と寝てしまう。時がたち恋人に捨てられた涼子は、楯男を安宿へ誘惑。涼子への夢に破れた楯男は東京へ行くことを決心する。俳優としてはデビュー作の江藤潤と、映画デビュー2作目の竹下景子の初々しさ、原田芳雄の人のいいチンピラぶりなどが素晴らしい黒木和雄の秀作。

  • 夢見通りの人々

    制作年:

    宮本輝の同名小説を森崎東が映画化した人情喜劇。詩人志望の青年と美容師見習いの女性、そして元ヤクザでいかつい肉屋の長男の三角関係を中心に、大阪・鶴橋の商店街“夢見通り”に住む、ひと癖もふた癖もある愛すべき欠陥人間たちの群像を描き出している。劇団SETの小倉久寛が初主演に挑戦。さえない詩人のタマゴと嫌われ者の肉屋が、美容師見習い嬢をともに好きになって大げんかするものの、ともにふられて慰め合う。そんなシーンに森崎監督一流のペーソスがにじむ。

  • 夕暮まで

    制作年:

    黒木和雄が「原子力戦争」のあと、2年ぶりに手掛けた作品である。同名の吉行淳之介のベストセラー小説を原作に、いかにも黒木和雄らしい映像で視覚化している。女子大生と中年男との奇妙な恋愛感情を描いたもので、これを桃井かおりと伊丹十三が演ずることで話題をふりまき、“夕暮れ族“なる流行語も生まれた。

  • 赤い鳥逃げた?

    制作年:

    藤田敏八が日活を離れ、初めて他社で撮った作品。28歳のチンピラ・宏と、その弟分・卓郎は、謎の少女マコと出会う。マコが失踪した大富豪の娘だと知った宏は、彼女を使って一獲千金を狙うが……。1970年代前半の、目標を見失った若者の姿が、見事に描かれている。桃井がオール・ヌードを披露。

  • 反逆の旅

    制作年:

    藤原審爾の原作を渡辺祐介監督、原田芳雄主演で映画化したアクション映画。殺し屋を廃業するために最後の殺しを行った主人公だが、一人の少女を真剣に愛してしまったことで、警察と組織の両方から狙われるハメになる。原田芳雄が殺し屋を好演。

  • 海燕ジョーの奇跡

    制作年:

    弟分を殺された沖繩の若い混血ヤクザが、復讐のために連合会の大ボスを射殺、実父がいるかもしれないフィリピンで父親探しと逃亡の日々を送る。時任=藤谷の息の合った主演コンビと、田中邦衛、原田芳雄ら男優助演陣の活躍が光る青春アクション。

  • 水のないプール

    水のないプール

    制作年:

    女房もちの地下鉄職員。昼はキップ切りや掃除、夜はうるさい女房の相手と、単調な日々の連続。だがそんな彼に、突然夢のような日々が訪れる。女の部屋にマスクをつけて忍び込み、大量のクロロホルムをまくと、女が意識を失い好きなように犯せることがわかったのだ。やがて男は職業も捨て去り……。内田裕也が狂気の主人公を演じた話題作。タイトルの“水のないプール”の映像が象徴的に使用されている。脇役陣もバラエティー豊か。

  • 生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言

    制作年:

    チェルノブイリの原子炉爆発事故以降、世界中で反原発運動の気運が高まったが、この映画はそれを先取りしたという意味で、森崎東の時代感覚の鋭さを改めて見直させる作品だ。とはいえ決してマジメ一直線にはならず、森崎監督独特の“人間模様”となっている。原発問題、ジャパゆきさん、修学旅行積立金強奪騒動など面白い事件や現象を、やや多少盛り込み過ぎて全体に未整理なところが目につくが、はみ出し人間たちの生き方は、“総中流階級”となった当時の日本人に痛烈なパンチを浴びせていて小気味良い。旅回りのストリッパー、バーバラは、原発を転々と渡り歩く原発ジプシーの宮里とは腐れ縁の仲。彼女はそろそろ二人で堅気の仕事について結婚したがっていたが、そこに事件が起こる。原発作業中に廃液漏れで被爆し、事故隠しのために命を狙われる安次が逃げ込んできて……。物干し台でのセックス、墓場での結婚式など、エキセントリックでありながらどこかもの哀しいアウトローの心情を共感を込めて描いている。

  • キスより簡単

    キスより簡単

    制作年:

    石坂啓の同名コミックを原作に、若松孝二監督が全共闘世代の立場から現代の青春を描いた異色作。女子大生の泉まあこは、父親がそれぞれ違う四人姉妹の三女で、自分の父親が誰であるかもわからずに育ち、自由な恋愛、気楽なセックスを楽しんでいる。現在のまあこの相手は、自分の父親候補の一人、シンちゃんの息子・スズナリだ。彼女は近親相姦の危険さえヘッチャラ。しかし、彼女が本当に愛してしまったのは、やはり父親候補のロクさんだった……。映画はやがてこのロクさん役の原田芳雄に焦点を当て、いつしか戦い続ける男の賛歌を奏で始めていく。

  • 出張

    制作年:

    東北地方に出張の途中、ゲリラと称する一団に拉致された中年サラリーマンを主人公に、サラリーマンの悲哀を描き出したブラックな笑いがいっぱいの悲喜劇。若松プロで脚本家や助監督として活躍し、「ニュージャック&ベティ」でデビュー、以来TVの脚本などを手掛けていた沖島勲の21年ぶりの作品。

  • はなれ瞽女おりん

    制作年:

    篠田監督が滅びいく“瞽女”を北陸の美しい四季を背景に、哀歓を込めて描いた作品。病気などの原因で失明、もしくはそれに近い視力に陥った少女たちが、厳しい訓練を受けて“門付け”の旅に出るという瞽女は、日本の庶民の伝統芸能を細々と守っていると同時に、厳しい生活態度を強いられる。ある男と一夜をともにしたことから“はなれ瞽女”となったおりんは、脱走兵の男と知り合い、一緒に旅を続けることになる。これは1967年製作、篠田・岩下コンビによる「あかね雲」の物語ともほぼ一致していて、作者の反戦への願いを感じずにはいられない。宮川一夫の美しいカメラワークも印象深い。

  • 恋極道

    制作年:

    元山口組弁護士、山之内幸夫が実際の事件をモデルに原作を書いた劇画を、『新・悲しきヒットマン』『鬼火』と彼の原作の映像化を手掛けてきた望月六郎が映画化。衰退の一途をたどる組のために体を張って生きている大隈組行動隊長、田坂金一は若頭、松井の頼みでヒットマンを引き受けた。そんな矢先、彼は純粋無垢な女子大生、洋子と出会う。彼女を“神様がくれた最後の天使”と思い込んだ田坂はいつしか彼女とあてもない逃避行を始めていた……。いつしか訪れるであろう洋子との別れを感じながら、日々の糧を得るために覚せい剤の密売に手を染め、不安を消すためにバクチに興じる中年ヤクザ、田坂。彼と、いつまでも二人で暮らすことを願う洋子が繰り広げる逃避行と愛の日々を描く。

  • ユー★ガッタ★チャンス

    制作年:

    吉川晃司のデビュー作「すかんぴんウォーク」に続く第2作。監督も前作と同じ大森一樹で、今回はアイドル・スターの地位を手にした主人公・民川裕司が、悩みながら自分をみつめ直し、新たに出発するまでを描く。映画の中と同様、当時人気絶頂の吉川が好演。

  • われに撃つ用意あり READY TO SHOOT

    制作年:

    新宿・歌舞伎町を舞台に、ヤクザ絡みの犯罪に巻き込まれた元全共闘闘士の戦いを描いたハードボイルド・ロマン。郷田克彦はスナックのマスターで、20年間続けた店を閉めようとしている。閉店パーティーには全共闘当時の仲間が集まった。そこにもう一人珍客が到来。肉体関係を迫る戸田組組長を撃ち殺し、ヤクザと警察の両方に追われるヤン・メイランだ。郷田は彼女をかくまうが……。原田芳雄、桃井かおりが絶妙のコンビネーションを見せる最後の殴り込みシーンは、まさにこの二人ならでは。新宿の熱気を伝える、スローモーションを多用したカメラワークにも注目。

  • 柳生一族の陰謀

    柳生一族の陰謀

    制作年:

    徳川二代将軍秀忠の死後、次期将軍の座をめぐり、幕府内部、柳生一族、浪人、朝廷など様々な人間の策謀が交錯するという大型時代劇。本編が時代劇初演出となる深作欣二監督は、跡目争いを骨子に据え、ある大きな流れの渦に飲みこまれていく人々の姿を、「仁義なき戦い」と同様、群集抗争劇として捉えている。三代将軍に家光を擁立しようとする柳生但馬守を演じた萬屋錦之介は、大時代がかって重々しいながらも、腹黒く権力に執着する男を怪演。息子・十兵衛を演じた千葉真一の奔放さと好対照をなす。千葉にとっては一世の当たり役といえるだろう。ラスト、権力争いに勝ったと思った但馬守の前に、十兵衛が家光の首を投げ捨て、これを拾った但馬守が“夢じゃ、夢でござる”と叫ぶ、凄絶なシーンは衝撃的。

  • 君よ憤怒の河を渉れ

    制作年:

    巨大な権力の陰謀によって無実の罪を着せられた現職の検事が、見えない敵を追って東京から北海道へ500キロの復讐の旅を行く、というスケールの大きいアクション作品。彼を追う警部に原田芳雄、恋人役に中野良子ら個性派が脇を固めている。

  • さらば箱舟

    さらば箱舟

    制作年:

    1983年5月に死去した寺山修司の遺作。架空の村を舞台に、いとこ同士が結婚すると豚のシッポの生えた子供が生まれるという、タブーを犯して一緒になった捨吉とスエの運命を縦糸に、封建的な村落共同体が文明の波をかぶって近代化へと脱皮していく過程を横糸にして織り成された一大叙事詩。ロケ地には沖縄が選ばれ、南国の陽光の中で寺山一流の幻想的、呪術的な映画詩が展開する。実はこの作品は当初ガルシア・マルケスの『百年の孤独』の映画化として企画されたという経緯があるが、トラブルの末、紛れもない寺山ワールドとして見事に完成した。入院の要請を断って撮影を強行した寺山の執念が結実した作品である。

  • コミック雑誌なんかいらない!

    制作年:

    ピンク映画出身の滝田洋二郎が内田裕也と組んで撮った初めての一般映画。芸能レポーターという特異な存在に焦点を当てながら、事件やスキャンダルを好む現代の大衆を鋭く皮肉っている。そのテーマ性ゆえか、ニューヨーク映画祭で上映され、大きな反響を呼んだ。芸能レポーターのキナメリは、有名人のスキャンダルをハイエナのごとくかぎ回るので有名だ。そんな彼は、当然芸能人にも嫌われ、時に暴力を振るわれたりもするが、少しもひるむことはない。しつこく、あくどく、無神経に他人の生活に踏み込んでいく……。現実の事件の関係者を登場させたり、再現したり、キワモノすれすれの刺激的な映画である。

  • スローなブギにしてくれ

    スローなブギにしてくれ

    制作年:

    自由で気の向くままに生きる少女と、その少女に引きずられていく中年男の奇妙な交流を通して、それぞれの世代の関係の成立と崩壊を描いた青春映画の佳作。主人公の少女を強姦する労務者風の男に、作家の高橋三千綱と映画監督の和泉聖治が扮している。後にTVドラマでブレイクする浅野温子が快演。

  • ヒポクラテスたち

    制作年:

    京都の医科大学に学ぶ若者たちの日常を、自らも医大生であった大森一樹がいきいきと描いた青春映画。洛北医科大学に通う医大生・愛作と彼を含む7人の臨床実習グループの様々な出来事と、愛作の寮での日常生活が同時進行で描かれる。医学生の最終学年は臨床実習にあてられ、7人ほどのグループに分けられる。愛作のグループには、医者になることに不安を抱くみどり、プレイボーイの河本、野球の大好きな王、脱サラで二人の子持ちの加藤、ガリ勉の大島、どことなく頼りない西村がいた。寮では、新入生の野口、左翼運動家の南田が連日のように寮運営や現代医学への疑問について論議をしていた。愛作はそうした中で医者の卵として成長していく……。ラジカセからキャンディーズの曲を流したり、大森の自作8ミリを登場させたり、楽屋オチも楽しい。

  • 友よ、静かに暝れ

    制作年:

    町の顔役と癒着する警察に逮捕された大学時代の旧友の窮地を救うため、主人公が巨大な組織に挑んでいくという、ハードボイルド・タッチの友情物語。藤、原田、倍賞はいずれもハマリ役。沖縄を舞台にした映像も、独特の雰囲気が出ている。

  • 反逆のメロディー

    制作年:

    澤田幸弘が「斬り込み」に続いて監督したニュー・アクション。一匹狼のヤクザ・塚田は、ゲバ作、滝川らとともに関東のヤクザ組織が支配するK市に乗り込み大暴れの末、殺される。原田芳雄、佐藤蛾次郎、藤竜也らが、フーテンヤクザに扮し熱演する。

  • オレンジロード急行

    制作年:

    小型トレーラーから海賊放送をやっている若者たちと、死んだ親友の故郷を訪ねるため自動車泥棒を続けて旅をする家出老人たちとの出会いを描くロード・ムービー。大森一樹が自らの1977年城戸賞受賞作を演出、松竹が26歳の企業外監督である彼を起用したことでも話題になった。

  • 悲愁物語

    制作年:

    異才・鈴木清順が、“わけのわからない映画を撮る監督はいらない”と日活を追い出されて以来、実に10年振りにスクリーンに復活した作品。しかし、一般の客のみならず、鈴木清順復活を待ち望んでいたファンの頭をもかしげさせるような、いわゆる“失敗作”の烙印を押されてしまい、興行的にも惨胆たるものであった。CFのモデルとしてデビューし、成功の道を駆け上がっていく女子プロゴルファーの栄光と破滅を描いた、故・梶原一騎原作による物語。ガラスを使ったり、原色を多く用いたセットには、10年の隔たりを感じさせない清順美学が貫かれている。

  • 関東流れ者〈1971年〉

    制作年:

    理と人情で任侠道を押し通す立花組組長・立花は、縄張りを狙う侠友連盟の阿部によって殺される。立花組の滝村清次は噴怒のドスを握り、阿部を刺し殺す。

  • いつかギラギラする日

    制作年:

    “仁義なき戦い”シリーズをはじめとする一連の実録もので1970年代の日本映画界の流れを大きく変えた深作欣二監督が久々に手掛けたアクション大作。北海道を舞台に、ギャングたちの血で血を洗う抗争が展開する。若い愛人と北海道で暮らす元ギャングの柴は、若い角町と知り合い、現金輸送車から2億円を強奪する計画を持ちかけられる。柴は昔の仲間の神崎、井村の二人を東京から呼び寄せる。計画は成功したかに見えたが、中には5000万円しかなく、仲間割れに。角町が井村を射殺、柴も重体となる。かろうじて逃げ延びた神崎が角町を追い、そこへ角町に金を貸しているヤクザも加わって、三つ巴の戦いが始まる……。息を飲む銃撃戦やカーチェイス、バイオレンスに拍車をかけるBGMのハード・ロックなど注目すべきシーンが多い。

  • 野良猫ロック 暴走集団 '71

    制作年:

    新宿をネグラとするフーテンたちのもとに、ある日、黒ずくめの親衛隊が現れ、仲間の一人、隆明を連れ去る。親衛隊は地方の町のボス・荒木の配下で、荒木の息子である隆明を連れ戻しに来たのだった。梶芽衣子扮するヒロイン、振り子は、彼らとのもみ合いで隆明が親衛隊の一人を刺した罪をかぶって鑑別所に入るが、仲間と脱獄。彼らは荒木邸の近くにアジトを作るが、住民たちは彼らを排斥しようとする。やがてそれは町ぐるみの銃撃戦へと発展。遊戯にも似た若者たちの自由への希求と反抗、ジェネレーション・ギャップと父子の愛憎を、悲喜劇タッチで描く。

  • 二十世紀少年読本

    制作年:

    サイレント映画をモチーフにした「夢みるように眠りたい」でデビューを飾った林海象が、今度は日本のサーカスをテーマにしたノスタルジックな世界を奏でるモノクロ映画。サーカス団に育った二人の兄弟が、別々の未来へと進んでいく様を描いていく。木村威夫と山崎秀満の美術が秀逸だ。

  • 浪人街〈1990年〉

    制作年:

    日本映画の父、牧野省三の追悼60周年記念作品。マキノ雅広(この作品より雅裕から改名)によって、彼の代表作「浪人街」(最初は1928年)の4度目のリメイクがついに実現。マキノは総監修を務めた。近来稀な大チャンバラ・シーン、原田芳雄をはじめとする役者陣の好演など、見るべきところは多い。マキノの少年時代からの朋友、名カメラマン宮川一夫が、クライマックスのカメラを担当しているのも話題である。江戸の下町、食いつめ浪人が集う所。ここで夜鷹の連続殺人が起こる。犯人は、暇をもて余す旗本たち。権力の笠に隠れた旗本たちの横暴に、自分の武士としての存在を賭けた浪人4人が立ち上がる。対する旗本は120人。4対120の闘いの行方は?

  • 海ほおずき

    制作年:

    【台湾で謎を追う私立探偵林プラス唐の異色コンビ】 “濱マイク“シリーズの林海象監督と演劇界の巨匠、唐十郎が組んだサスペンス。台湾を舞台に、ミステリアスな物語が展開する。混沌とした空気を切り取る、林作品ならではの不可思議なムードが全編に充満。脚本を手がけるとともに、うらぶれた探偵役で4年ぶりの映画出演を果たした唐の強烈な存在感も光る。

  • 原子力戦争 LOST LOVE

    制作年:

    原発の町へ、失踪した情婦を探しにやって来たヤクザが、知らず知らずのうちに原発事故をめぐる汚職に巻き込まれ、命を狙われる。黒木和雄監督が、田原総一朗のノンフィクション・ノベルを原作に、原発問題に取り組んだ。途中挿入される実際の小名浜原発を撮影するスタッフたちのナマの姿はドラマ以上に迫力がある。

  • 天国の本屋~恋火

    制作年:

    【天国と地上を 交錯して描く 普遍的な恋愛物語】 発売当時はほとんど注目されなかったが、地方のある書店から火がついてじわじわと全国に広がり、異例のロング・ベストセラーとなった「天国の本屋」シリーズ。本作は、その第1作と第3作を融合して、篠原哲雄監督が映画化した。普遍的な純愛を、地上と天国の交錯というファンタジックな世界観の中で描くことによって、その純度を高め、深い感動を呼び起こす。

  • 火垂るの墓〈2008年〉

    制作年:

    【兄と妹。たったふたりで生きていくしかなかった】 1988年に高畑勲監督の手でアニメ映画化もされた野坂昭如の直木賞受賞作を実写映画化。戦渦の中を必死に生きる兄と妹の物語を通して、戦争の虚しさと、そこに生きざるをえない人間の悲しみを痛切に描き出していく。戦争にこだわり続け、数々の名作を生み出してきた故・黒木和雄監督の後期の作品に深く関わってきた日向寺太郎が監督を務めている。

  • Little DJ~小さな恋の物語~

    制作年:

    【若き実力派俳優が奏でる“小さな恋のメロディ“】 '07年春の発売以来、驚異的な売り上げを記録している鬼塚忠のベストセラー小説を映画化。入院先で院内放送をする小さなDJ少年と同じ病院に入院している少女の淡い恋の物語が展開していく。ドラマ、映画に活躍する神木隆之介と福田麻由子の繊細な演技のほか、チューリップやキャンディーズなど物語を彩る70年代のヒット曲にも注目したい。

  • たみおのしあわせ

    制作年:

    【比類なき才人・岩松了、15年ぶりの映画監督作】 劇作家、演出家として数々の名作舞台を手がけてきた岩松了が『お墓と離婚』以来15年ぶりに監督を務めた最新作。ドラマ「時効警察」でコンビを組んだオダギリジョーと麻生久美子が、お見合いから結婚までの道のりを右往左往するカップルを演じる。どうにもダメな民男の父親役を原田芳雄が好演するほか、次々に登場する豪華な共演陣も見逃せない。

  • オリヲン座からの招待状

    制作年:

    【小さな映画館を守り続けた人々の物語】 短編集『鉄道員』に収録されている浅田次郎の同名小説を映画化。舞台は昭和30年代の京都。夫に先立たれた映画館の女主人が、夫の弟子、留吉とともに映画館を守り続け、留吉に看取られて亡くなるまでを静かに描いた感動作だ。女主人公を演じるは『父と暮せば』以来、3年ぶりの映画出演となる宮沢りえ。留吉には『硫黄島からの手紙』の加瀬亮が扮する。

  • 映画監督って何だ!

    制作年:

    【映画界に物申す! 名監督たちが総出演】 日本映画監督協会創立70周年を記念して製作された異色作。「監督に映画の著作権がない」という現在の著作権法に異を唱える、彼らの主張をドラマ仕立てで描く。大島渚、鈴木清順、阪本順治ら日本の名だたる映画監督200名が総出演!

  • 日本の自転車泥棒

    制作年:

    【その自転車泥棒の目的はなんだったのか!?】 怪我をした競輪選手が、突然、自転車を盗んで岩手県・釜石から東京・池袋まで走り続けた男の7日間を描くロードムービー。台詞はほとんどなく自転車をこぎつづける主役の男に起用されたのは、「ビリケン」以来10年ぶりの主演となる杉本哲太。自身の「俳優としての集大成ともいえる作品」と語る通り、見る者の心を打つ熱い演技をみせてくれる。

  • ウォーターズ

    制作年:

    【勘違い素人ホストクラブ開店!】 それぞれに夢破れ、心機一転ホストへの道を歩み出した7人の若者たち。しかし、素人集団のホストクラブ経営は、大騒動を巻き起こす。今をときめくイケメン7人の成長とさまざまな人間模様が繰り広げられるホットな青春ムービー。

  • ガラスの使徒〈つかい〉

    制作年:

    【レンズの先に、何が見える?】 日本演劇界の重鎮、唐十郎が原作・脚本・出演を兼ねた意欲作。劇団“新宿梁山泊“の金守珍がメガホンをとり、演劇色の濃いファンタジーとなっている。巨大なレンズを磨き続ける伝説のレンズ研磨職人と、ガラスの化身ともいうべき謎の美少女との交流を、幻想的に紡ぎ出す。

  • IZO

    制作年:

    【三池オールスター による実験的活劇】 『ゼブラーマン』の三池崇史監督が、豪華キャスト陣を結集して、破天荒な映像と物語の限りを尽くす、渾身の実験作が誕生。1865年に処刑された伝説の連続殺人犯、人斬り以蔵が現代に復活。己の正義を貫くため、世にはびこる矛盾やまやかしを徹底的に切り裂いていく。殺戮に次ぐ殺戮の彼方に、神話的世界が立ちあらわれる異形の1本だ。

  • 昭和歌謡大全集

    制作年:

    【やられたら、やりかえせ!  復讐のコール&レスポンス】 カラオケ・パーティーに明け暮れる少年グループと、バツイチと同じ名前でつながったオバサン集団の“仁義なき戦い“を昭和歌謡に乗せて描くパンキッシュなファンタジー。殺戮の応酬から互いが充実感を覚えるという村上龍の原作のエキスを充分に抽出しつつ、80年代の日本映画にオマージュを捧げたかのような篠原哲雄監督の卓越したエンタメ精神が光を放つ。

  • あずみ

    制作年:

    【斬って斬って斬りまくる  上戸彩の清冽なド迫力!】 小山ゆうの同名漫画を新鋭、北村龍平監督が映画化。戦乱の世を抑止する最強兵士として“教育“された少女が任務遂行の過程で己の矛盾と格闘する。上戸彩が美しく力強い殺陣を披露。

  • 座頭市 THE LAST

    制作年:

    【香取慎吾が、伝説の男の最期を演じる】 勝新太郎の当たり役として、映画史にその名を残す屈指の名キャラクターにして、北野武が映画で、三池崇史が舞台で復活させた“座頭市“に、阪本順治監督&香取慎吾という新鮮なコンビが挑む話題作。盲目の按摩、市の人生の最期を描くという本作は、タイトル通り、正真正銘の“最終章“。悪を斬って斬って斬りまくってきた市が、最後に“見る“ものとは?

  • キスより簡単2 漂流篇

    制作年:

    「キスより簡単」の第2作。誰にも束縛されない自由な恋愛を楽しむヒロインの設定は生かしているが、話は前作とつながっていない。今回はまだ見たこともない父親のイメージを追いながら個性豊かな中年男たちとの出会いと別れを経験し、自立していく女性像を描く。

  • 凶気の桜

    制作年:

    【若者の怒り、真っ直ぐに 窪塚洋介、渾身の一作】 『ピンポン』の窪塚洋介が自ら企画した意欲的な主演作。渋谷を汚す奴らを次々に血祭りにあげるナショナリスト3人組が、屈強なヤクザ組織に飲み込まれる様を、アグレッシブに紡ぎ出す。

  • 制作年:

    「ちょうちん」「疵〈きず〉」に続いて梶間俊一が手掛けた青春ヤクザ映画。主人公は、その世界でノシていくことを夢みるチンピラ謙次と、彼のためにピンサロからキャッチバー、ソープへと身を落としていく薄幸の女・麻子。この二人の7年にわたる愛の軌跡を描いている。柳葉敏郎の本格的初主演作。

  • アナザヘヴン

    制作年:

    【次々と起こる猟奇殺人の犯人はいったい何者なのか?】 「らせん」の飯田譲治監督が放つ、SFホラー作品。謎の猟奇殺人事件がスリリングに展開、翻弄される刑事が真相に迫るまでをアクションあり、愛あり、感動ありで贈る。

  • ビリケン

    制作年:

    阪本順治の「どついたるねん」「王手」に続く“新世界3部作“の最終章。大阪・新世界に建つ、通天閣に安置されているビリケン像にチンピラやホームレスなど様々な人々が願を懸けにやって来る。その願いを叶えようと、奔走するビリケンの仮想人間だったが、あることがきっかけで信用をなくし、同時にビリケン像は質屋に売り飛ばされ、超能力を失ってしまう。ビリケン像を買い戻すため、ビリケンは肉体労働を始める。その頃、住民立ち退き工作のために新世界にやってきた江影は、少年を人質に通天閣に立てこもるのだが……。“ビリケン“に扮し

  • ビッグ・ショー! ハワイに唄えば

    制作年:

    【「のど自慢」の麗子、再び!歌手の営業は楽じゃない】 室井滋が「のど自慢」で大好評を得た売れない演歌歌手、赤城麗子役に再挑戦。またしても歌手としての自信を失った主人公が、恋や仕事にコミカルな大奮闘を繰り広げていく。

  • 関東幹部会

    制作年:

    5年の刑期を終えて出所した寺田組の組長・次郎は、東上してくる大場組に対する鉄砲玉となり、自分の生まれ故郷の決戦場、富士市へ向かう。快作「斬り込み」(1970)を思わせるチンピラたちの群像が、強烈。

  • 卍〈まんじ〉〈1983年〉

    制作年:

    谷崎潤一郎の同名小説の2度目の映画化。レズビアンの女二人と、一方の女の夫という奇妙な三角関係から映し出されるエロチシズムを、セックスを戯画的に捉えて描く。小悪魔的な魅力を放つ樋口可南子と、これにこたえる高瀬春奈のレズシーンが話題になった。

  • プープーの物語

    制作年:

    【気ままな旅は危険がいっぱい少女たちの“墓参り“冒険行】 新しい感性の登場を予感させるロードムービー。女の子ふたりの道中を、鈴木清順の助監督を務めた26歳の新鋭、渡辺謙作が、奇妙な緊迫感となごみ感覚が同居した独特の映像で描く。

  • ちんなねえ

    制作年:

    【江戸期の絵師を甦らせた幻想的なアート・フィルム】 高知県立美術館が「…天国の六つの箱」に続いて製作したアート・ドキュメンタリー。江戸時代の土佐の絵師、絵金を題材にした舞踏を中心に、幻想的な映像世界を織りなしていく。

  • 黄金花-秘すれば花、死すれば蝶-

    制作年:

    【91歳、木村威夫監督による長編第2作】 日本映画史上最高齢での長編劇場映画デビューを果たし、ギネスブックにも登録された木村威夫監督の最新作。老人ホームで暮らす植物学者の夢と現実との狭間を行きかう時空を超えた魂のドラマが展開する。91歳とは思えない木村監督のみずみずしい発想力の光る映像表現がユニーク。原田芳雄や長門裕之、松坂慶子らベテラン俳優の競演も見どころだ。

  • 熊本物語

    制作年:

    三池崇史が、熊本の自治体からの依頼で撮った中編の作品群。大和朝廷時代の肥後を舞台に、神の庇護を受けて朝廷軍に立ち向かった男の神話的な物語「隧穴幻想・トンカラリン夢伝説」、1200年前、中国大陸からの脅威にさらされた九州の防衛のために、送りこまれた若き兵士たちの思いを綴る「鞠智城物語・防人たちの唄」、わずか900の兵で豊臣秀吉の軍一万に立ち向かった肥後国衆の女性たちの物語「おんな国衆一揆」の3編から成る。2001年までは熊本県内の限定上映だった。

  • 復讐の歌が聞える

    制作年:

    石原慎太郎の原作を、貞永方久と山根成之が助監督籍のまま共同監督した異色アクション。城所の悪どい手口に竹中は会社と恋人を奪われ、そのために父と兄は自殺する。竹中は城所を殺そうとして失敗。10年後出所した彼は再び復讐を開始する……。この作品でデビューした原田芳雄が熱演。

  • 鉄拳

    制作年:

    「どついたるねん」で劇場用映画に鮮烈なデビューを飾った、阪本順治監督の第2作。今回もボクサーの再起に懸ける日々を描いている。高知県大正町、ここでボクシングジムのオーナーをしている中本誠次は、少年院上がりの後藤明夫という素材を見つける。明夫は快進撃を続けるが、ある時交通事故で右の拳を潰してしまい……。クライマックスは、まるで香港のカンフー映画のよう。菅原文太が、中本役を楽しんで演じている。

  • やさぐれ刑事

    制作年:

    狙っていた暴力団幹部に妻を寝取られ、コールガールに売りとばされた刑事が、警察官としての職務も規律もなげうって復讐魔と化して日本中を追跡する。原田芳雄のワイルドな魅力が十分に発揮されたバイオレンス・アクション。従来の日本映画にはない迫力。

  • 正午なり

    制作年:

    丸山健二の同名小説を映画化した後藤幸一の監督デビュー作。都会での生活に疲れて帰郷した若者が、生きる根拠を見出せないまま過ごす日々を、映画初出演の金田賢一主演で描く。俳優の長門裕之が製作者に名を連ね、漫画家の福地泡介が脚本を手掛けたのも話題に。

  • TOMORROW 明日

    制作年:

    昭和20年8月8日、長崎。この原爆投下の前日を生きた人々の、悲喜こもごもの人間模様を描いた作品。初夜を迎える夫婦、出産寸前の妊婦、召集令状によって引き離される恋人たち。明日を生きることを夢みて今日に生きた人間の姿を、黒木和雄が真摯に捉えている。ラストは原爆投下シーンのみで、各人物の夢や希望の途絶を思うと涙するしかない。

  • 修羅雪姫 怨み恋歌

    制作年:

    梶芽衣子主演・藤田敏八監督による「修羅雪姫」の続編。前作で見事仇を討ったお雪は、警察に捕まり死刑判決を受けるが、革命家の手紙を盗むことを条件に釈放される。しかし、革命家の家に女中として入り込んだお雪は、彼の人徳に魅せられ、警察を裏切る。

  • 闇の狩人

    制作年:

    金権汚職の田沼意次の時代を背景に、勢力の拡大を図る殺しの組織を率いる五名の清右衛門と、それにかかわる人々との愛憎劇、人間模様を現代的なドラマの感覚で描いた時代劇映画の佳作。殺陣に次ぐ殺陣の激烈なチャンバラ・シーンと、舞台美術が見もの。

  • ファザーファッカー

    制作年:

    プロデューサーとして多くの話題作を世に送り出した荒戸源次郎の初監督作。14歳の少女の妊娠・堕胎、そして養父との肉体関係というショッキングな内容を持つ内田春菊の自伝的小説を映像化。田中静子は、漫画家を目指す多感な中学3年生。ある日の午後、家族を捨てた父にかわって、母の愛人=養父が家にやってくる。日々、女らしさを帯びる静子を、爬虫類のような眼差しでなめまわす養父。静子がボーイフレンドとの子を宿したことが発覚したとき、激怒した養父は自分との肉体関係も強要する。しかし母は、見て見ぬふりをするだけだった。夢想に現れる少年との美しいイマージュを織り交ぜながら、静子が過酷な現実から脱出するまでの2年間を描く。4097人の中から選ばれた中村麻美が静子を熱演している。

  • 寝盗られ宗介

    制作年:

    1980年に初演されたつかこうへいの同名戯曲をベテランの若松孝二が映画化。ドサ回り一座の座長・宗介と妻の愛の葛藤を中心に、座員たちの面白おかしい人間模様が展開する。藤谷美和子が尻軽女房を好演、原田芳雄と絶妙なコンビを見せる。宇崎竜童のポップな音楽も魅力。

  • 泪橋

    制作年:

    江戸時代に鈴ヶ森刑場に向かう罪人が、縁者と今生の別れを惜しんだという泪橋を舞台に、今日の男女の出会いと別れを描いた作品。村松友視と唐十郎の個性が生んだ異色作で、愛川欽也の娘・佳村萠がこの作品でスクリーン・デビューした。

  • ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け

    制作年:

    ギャングたちの襲撃から1軒の店を守るために、6人の用心棒が店のマスターとともに戦う。高橋源一郎の原案をもとに、自主映画出身の山川直人が脚本を共同執筆し、監督した。三上博史が、用心棒、ビリィ・ザ・キッドとなって好演。

  • 犬笛

    制作年:

    大企業の謀略による殺人の現場を目撃してしまった娘が誘拐され、父親と愛犬の決死の追跡行が始まった。父と娘を結ぶのは、1本の犬笛と愛犬・鉄。父は鉄を連れて北海道から沖縄へ……。スリルとサスペンスの連続の三船プロ創立15周年記念映画。西村寿行のベストセラー作の映画化。

  • 夜が崩れた

    制作年:

    暴力団根絶のための捜査に奔走する若い刑事とその恋人。だが、恋人の兄はヤクザで殺人の容疑者になっており、北海道へ逃げていたのだった……。孤児同然に生きてきたヤクザな兄、その妹と、彼女を愛する正義感にあふれる刑事との関係を情感豊かに描いた作品。さらに、後半はサスペンスに満ちた展開が……。

  • シンガポールスリング

    制作年:

    ミュージシャン、徳永英明が企画・原案をはじめ、4役をこなしたハード・アクション。新婚旅行先のオーストラリアで、殺人事件に巻き込まれた日本人カップル。犯人に仕立て上げられた彼らが、困難な状況のなかで眠っていた闘争本能をよみがえらせていく。若松孝二による、シャープな演出が光る。

  • 修羅場の人間学

    制作年:

    昭和28年、ヤクザの格好良さに憧れて極道の世界に足を踏み入れた青年、平吉は失敗を重ねながらも、持ち前の明るさで難局を乗り切っていく。だが、組の殺しの泥を被ったことから彼は恋人を連れて警察から逃げ回るハメになり……。高嶋政伸の軽妙な演技も見ものの、コミカルなヤクザ映画。

  • 陽炎2

    制作年:

    女胴師とその姉貴分の確執を軸に、ヤクザの抗争を絡めて描いている。パート1を手掛けた故・五社英雄監督の遺志を受け継ぎ、奥山和由プロデューサーが映画化。昭和4年、九州の花街・門司に、なまめかしい菩薩像の刺青を背負った女胴師・不知火おりんが、姉貴分の由良を訪ねてやってくる。由良は昔、15歳のおりんを拾って一人前の女胴師に育てたが、借金のかたにおりんをヤクザに売った。この事実を知らないおりんは、由良に誘われ“大世界“で開かれた夜叉組の主催する花会で胴師を務める。しかし、自分の利益の為に手段を選ばないやり方を目の当たりにしたおりんは、由良に戦いを挑む……。総工費3億円をかけたオープンセットをすべて燃やし尽くす、ラストの爆発炎上シーンは見どころ。

  • ミスター・ミセス ミス・ロンリー

    制作年:

    ある男が、電柱に手錠でくくられた女をひろい、二人の奇妙な同居生活が始まる。その二人と謎の男・三崎が、15億円を手に入れる計画を練るが……。主演の原田美枝子が、いつも鼻をグスグスいわせている女を熱演、自らも製作に乗り出した意欲作。脚本の刹那は、彼女のペンネーム。

  • ラスト・フランケンシュタイン

    制作年:

    “劇団第三エロチカ“主宰の川村毅が、4年前の舞台作品を自ら映画化した意欲作。“自殺病“が大流行している現代社会。三枝教授は自殺病の解明と、超能力を持つ娘の病気の治療法を得るために、超人類の研究をしている阿良博士の家を訪ねるが、そこで三枝が見たものは……。

  • この愛の物語

    制作年:

    スタントマンたちの愛と友情、そして無器用な彼らの愛。常に死と隣り合わせの状況の下での彼らの人間ばなれしたスタントぶりを織り交ぜながら、つかこうへい原作・脚本によって描かれた人間ドラマ。近藤真彦らがスタント・シーンを体当たりで演じる。

  • アラカルト・カンパニー

    制作年:

    花の都パリにやって来たものの、何をして食べていけばいいか分からない若い男女が、国際コンサルタントの中年男とともに“便利屋“を開業する様子を描いた青春映画。在パリ日本人の実情を、リアルに描き出している。原田芳雄がおトボケ中年男を好演。

  • RAMPO 奥山バージョン

    制作年:

    完成した作品に不満を持ったプロデューサーが、自らメガホンを取って全体の70%を撮り直し、再編集を施した改訂版。場面は多少前後するものの、基本的な構造は変わらないので、物語はオリジナルの“黛バージョン“を参照のこと。主な変更点は(1)冒頭に米映画「マイ・ライフ」などのブルース・J・ルービン監督による英語ナレーション追加 (2)「お勢登場」のアニメ化(監督は名倉靖博)(3)著名人を多数集めたパーティーとそれに続くホテルでの場面を追加 (4)サブリミナル効果に訴えるコマ単位の編集 (5)「1/fゆらぎ」を

  • 眠れる美女

    制作年:

    川端康成原作の『眠れる美女』と『山の音』を融合し、新解釈を施して映画化。初老のクラシック音楽評論家の江口は、薬で眠った少女たちが老人たちの玩具となる“館“に通ううちに、息子の嫁・菊子の寝顔を彼女たちに重ねるようになる。一方、夫の不倫に悩む菊子は義父に想いを寄せ、そんな「館」に通う義父の姿を知った時、眠れる美女になりすます決心をする……。初のフケ役に臨んだ原田芳雄と、アイドルの殻を破りヌードも披露した大西結花が、微妙な父娘を好演している。

  • ちょうちん

    制作年:

    ロールスロイスを乗り回し、3人の若衆を率いてはいるものの、組の幹部たちからは小突かれ、町ではカツアゲなどチンケなことをやっている“中堅ヤクザ“村田千秋。彼が、クラブのホステス・新子と恋に落ち、彼女の連れ子のために足を洗おうと努力していた矢先に、ガンに倒れて無念の死を遂げるまでを描いた異色のヤクザ映画である。やはりガンに倒れた金子正次の原作を忠実に映画化、病と闘いながらも図太く生きる千秋役を、陣内孝則が好演している。妹の誕生日に大きなバースデー・ケーキを買って帰ったり、連れ子の父親参観日に顔を出したり

  • 中指姫・俺たちゃどうなる?

    制作年:

    当時、人気のソウル・デュオ“バブルガム・ブラザーズ“が初主演した、スラップスティック・ロード・ムービー。音楽教師の松平金次郎と、自衛隊員の五月女玉雄。田舎での生活に失望した二人は、ニューヨーク行きを決意。彼らは、成田空港行きのリムジンバス車中で、ヤクザの組長の養女・水村香織と出会う。3人の乗ったバスが、バス・ジャックされ、彼らは犯人の仲間と間違われて……。次から次へと不幸が襲う、3人の珍道中記。犯人追跡に命を賭ける桜木虎造刑事を、原田芳雄が怪演。

  • フライング 飛翔

    制作年:

    ボート・レース中、事故で大ケガを負って引退した叔父の夢を受け継いだ一人の少女が、プロのレーサーを目指して苛酷な試練に立ち向かっていく姿を描いた青春映画。ボート・レーサーとしても知られた漫才師の横山やすしが、競艇レースをテーマに自ら企画・製作した作品。

  • TATOO〈刺青〉あり

    制作年:

    実際の犯罪をベースにした作品。少年院あがりで“30歳になるまでに何かどでかいことをやったる“という思いを胸に生きる男・竹田明夫。彼の数々の職業遍歴と、三千代という女への異常なまでの執着から、ついには銀行襲撃を実行するに至るまでを、ピンク映画界出身の高橋伴明が粘っこく描き出した話題作。プロデューサーの井筒和幸、脚本の西岡琢也ともどもピンク界出身で、この映画はまさにピンク・パワー爆発の感がある。明夫を演じる宇崎竜童、三千代役で現・高橋伴明夫人の関根恵子らの熱演も見どころ。

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