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宮下順子

宮下順子 出演映画作品

  • スキンレスナイト デジタルレストア版

    スキンレスナイト デジタルレストア版

    制作年:2023年9月16日(土)公開

    ベルリン国際映画祭をはじめ、国内外の映画祭へ正式出品された『スキンレスナイト』をデジタルレストア版として上映する。妻子を養うためにAV制作会社を経営する男が、学生時代に撮影した未完の8ミリ映画を見つけたことをきっかけに、過去の夢と日常が揺れる様を描く。監督は『鬼火』の望月六郎。出演は石川欣、八神康子、桂木文、佐藤正弘ら。

  • 農家の嫁は、取り扱い注意!PART2 有機ある大作戦篇

    農家の嫁は、取り扱い注意!PART2 有機ある大作戦篇

    制作年:2021年4月2日(金)公開

    グラビア雑誌を席巻し、絶大な人気を博しているグラドルのフミカが、映画デビューにして初主演を果たしたお色気アクション第2弾。悪質な有機栽培の投資ビジネスに誘い込まれた夫を救うべく、元警官で空手有段者である農家の嫁がふたたび戦いに身を投じていく様を描く。前作に引き続き石橋保、宮下順子らが共演。いまおかしんじがメガホンを取る。

  • 農家の嫁は、取り扱い注意!PART1 天使降臨篇

    農家の嫁は、取り扱い注意!PART1 天使降臨篇

    制作年:2021年4月2日(金)公開

    グラビア雑誌を席巻し、絶大な人気を博しているグラドルのフミカが、映画デビューにして初主演を果たしたお色気アクション第1弾。元警官で空手有段者である農家の嫁が、悪質な詐欺集団と対決する様を描く。Vシネマでおなじみの石橋保、日活ロマンポルノを代表する女優・宮下順子らが共演。『れいこいるか』のいまおかしんじが監督を手がけた。

  • 新 デコトラのシュウ 鷲

    新 デコトラのシュウ 鷲

    制作年:2021年2月19日(金)公開

    哀川翔が主演を務める人情ドラマ、『デコトラの鷲〈しゅう〉』の12年ぶりとなるシリーズ6作目。義理人情に厚いデコトラ運転手、飛田鷲一郎が巻き起こす珍騒動や恋模様をコミカルに描く。ヒロインを剛力彩芽が演じ、柳沢慎吾が一作目から続役。ほか、水野勝、新羅慎二、勝俣州和らが脇を固める。監督はシリーズ5作品を手がけた、香月秀之。

  • 罪の声

    罪の声

    制作年:2020年10月30日(金)公開

    第7回山田風太郎賞を受賞した、塩田武士による同名小説を実写化。昭和最大の未解決事件をモチーフに、新聞記者と事件関係者の男性ふたりが出会い、事件に翻弄されていく様を描く。W主演を務めるのは、初共演となる小栗旬と星野源。土井裕泰が監督を務め、ドラマ『空飛ぶ広報室』や『逃げるは恥だが役に立つ』の野木亜希子が脚本を担当する。

  • 瞽女 GOZE

    瞽女 GOZE

    制作年:2020年10月23日(金)公開

    盲目の女旅芸人・瞽女が、様々な苦境に遭いながら健気に生きる姿を追ったヒューマンドラマ。厳冬の中での修業や、愛する人との別れを経験した最後の瞽女・小林ハルの半生が描かれる。『視覚探偵 日暮旅人』の子役・川北のん、第13回全日本国民的美少女コンテストグランプリの吉本実憂がハルを演じ、アニメでも活躍する瀧澤正治が監督を務めた。

  • 猫カフェ

    猫カフェ

    制作年:2018年12月1日(土)公開

    人気アニメーション『ラブライブ!』の小泉花陽役などの声優として知られ、モデル、歌手、女優としても活躍する久保ユリカの映画初主演作。24匹のキュートなネコが顔を揃える“猫カフェ“の女性店主と、そこに集う人々の温かい交流を見つめた4つのエピソードがオムニバス形式で語られる。共演は、アップアップガールズ(仮)の新井愛瞳ら。

  • チャットレディのキセキ

    チャットレディのキセキ

    制作年:2018年8月18日(土)公開

    尾野真千子主演の『トロッコ』で日本映画批評家大賞新人監督賞を受賞した川口浩史監督が手がける純愛ファンタジー。急激に利用者を増やしているライブチャットサービスを題材に、それぞれ違う時間の中に生きる男女の出会いと交流を描く。ソロアーティストとして活躍する吉川友と、俳優集団D-BOYSの鈴木裕樹をダブル主演として迎えている。

  • おみおくり

    おみおくり

    制作年:2018年3月24日(土)公開

    高島礼子が主演を務める心温まる人間ドラマ。永井結子の『今日のご遺体 女性納棺師という仕事』を原案に、過去に悲しい別れを経験した納棺師が、人の死に触れる仕事をとおして自らの心の傷を癒し、生きることへの希望を見出していくさまを繊細に描く。納棺師を目指す女性役で『イタズラなKiss THE MOVIE』シリーズの文音が出演。

  • 闇金リアルゲーム

    闇金リアルゲーム

    制作年:2017年4月22日(土)公開

    『ゴト師株式会社』など数々のアウトロー作品を手がけてきた中田信一郎監督と脚本・我妻正義の最強タッグが、下町を舞台に、闇金、闇風俗、振込め詐欺など汚い金がうごめく裏社会を描いた衝撃作。名女優・宮下順子が“裏の顔“をもつ小料理屋の女将を演じるほか、俳優集団D-BOYSの大久保祥太郎、池松亜美、竹本茉莉ら若手キャストが出演。

  • マエストロ!

    マエストロ!

    制作年:2015年1月31日(土)公開

    第12回文化庁メディア芸術祭で優秀賞に輝いたさそうあきらの同名コミックを『毎日かあさん』の小林聖太郎監督が映画化。一度は解散したものの再結成することになったオーケストラが、胡散臭い指揮者と天才フルート奏者を得てコンサートに向かっていく姿を描く。ヒロインのフルート奏者のあまね役にシンガーのmiwaが大抜擢されたことも話題。

  • 爆心 長崎の空

    爆心 長崎の空

    制作年:2013年7月20日(土)公開

    長崎原爆資料館館長を務める芥川賞作家、青来有一の連作短編小説『爆心』を、実写版『火垂るの墓』の日向寺太郎監督が映画化。被爆地、長崎を舞台に、母を亡くした女子大生と我が子を亡くした女性が運命的にめぐり合い、再生への道を歩み出す姿を見つめていく。主演の北乃きい、稲森いずみを始め、実力派のスタッフ&キャストが揃った話題作だ。

  • からっぽ

    からっぽ

    制作年:2012年6月16日(土)公開

    “孤独“という普遍的なテーマを、テレポートという突飛な設定を交え、時にコミカルに時にセンシティブに描き出した人間ドラマ。家族も家も何も無いが、テレポートの能力を持つ孤独な男子高校生が、街にある事件を起こす。ひょんなことから主人公と共同生活を送ることになる精神不安定なヒロインを『20世紀少年』でカンナ役を演じた平愛梨が演じている。

  • 行きずりの街

    制作年:2010年11月20日(土)公開

    '91年度の「このミステリーがすごい!」で第1位に輝いた志水辰夫の同名小説を、阪本順治監督が映画化した恋愛ミステリー大作。12年前に別れた妻との運命的な再会を経て、かつて自分を追放した者たちへ、たったひとりで闘いを挑む決意をする男の姿を描く。失われた時を取り戻そうとする元夫婦を演じる、仲村トオルと小西真奈美の好演も観逃せない。

  • 憐 Ren

    制作年:2008年7月26日(土)公開

    500年後の未来から来た囚人の少女と、彼女を見守るクラスメイト、そして謎の転校生。SFとファンタジーのテイストを巧みに取り入れながら“運命“に抗う若者たちの心のつながりを描く青春ドラマ。岡本玲、馬場徹らが新進キャストが主演し、『笑い虫』や『妄想少女オタク系』など軽やかなタッチの中に緻密な演出が光る堀禎一が監督を務めている。

  • 美しい夏キリシマ

    美しい夏キリシマ

    制作年:2003年12月6日(土)公開

    その評価が年々高まるベテラン日本人監督のひとり、黒木和雄監督が生涯忘れることのできないという戦時下の体験をもとに創り上げた意欲作。敗戦の近づく宮崎県霧島を舞台に、爆撃で友人を失い心的外傷を負った少年と彼を取り巻く人々の日常を鮮やかに描き出す。柄本明の息子、柄本佑が扮する少年の心の痛みを通して浮き彫りになる戦争の悲劇に胸が痛む。

  • 実録・阿部定

    制作年:

    昭和11年に起きたあまりにも有名な猟奇的犯罪、“阿部定”事件の完全な映画化。四畳半という限られた舞台で、4月23日から5月7日、さらに5月12日から局部切除に到る18日までの阿部定と、被害者となった彼女の奉公先の料亭の主人・吉蔵との愛憎劇を展開させている。日活ロマンポルノ史上、十指に入る秀作。

  • ダイナマイトどんどん

    制作年:

    昭和25年、北九州一円で昔堅気の岡源組と新興ヤクザの橋伝組の間での抗争がエスカレートし、民主的に抗争を解決しようという警察署長の提案で、野球大会が開かれる。愛する女をめぐる争いも絡んで、一筋縄ではいかない、まさに懲りない面々の戦い模様が笑わせる。背番号が花札のカードになっていたり、小指がないために誰も打つことのできない魔球できりきり舞いさせるなど……。次第にスパイクを尖らせ、バットに鉛を埋めた一人一殺の殺人野球に発展して、観る者はあっけにとられ、彼らのあくなき闘争心に脱帽させられるに違いない。岡本監督の変化球がコーナーいっぱいにキマった作品。DVDは「岡本喜八・邂逅編/STRANGERS DVD-BOX」に収録。

  • 愛について、東京

    制作年:

    東京・荒川べり。劣悪な生活環境の中で、3Kアルバイト暮らしやイカサマパチンコに活路を開いていく中国人留学生と、日本で生まれ育った中国人少女の愛の道行きが描かれる。“国際化“が進む東京の片隅で、周囲の日本人の偏見をバネにして、仲間たちとしたたかに生き抜いていく若い彼らの姿に、カメラは熱いエールを込めてグイグイ肉迫する。中国人の留学生と少女の間で奇妙な三角関係をとり結ぶことになる不能の日本人ヤクザを藤岡弘が好演。都市や農村の荒廃に切り込んできた柳町監督の汎アジア的ラブ・ストーリー。

  • 生きてゐる小平次

    制作年:

    天才の晩年は不遇と相場が決まっているが、中川信夫もその例にもれなかった。ただ、遺作となったこの映画を撮れたのがせめてもの救いか。登場人物が3人だけという実験的な手法に加え、お堂の扉を開けると外がいきなり沼に変わっているなどの恐怖演出に相変わらず冴えを感じさせる。旅役者の小平次は、幼なじみの太九郎の女房・おちかに横恋慕し、怒った太九郎に沼に突き落とされる。太九郎とおちかは、小平次の幻影から逃れるため江戸を離れるが、小平次の影はどこまでも二人に付きまとう。3人はさいの河原で再会し、男二人は相果てる。人間の業を静かに見つめてゾクっとさせる名ラストシーンだ。

  • 赫い髪の女

    制作年:

    にっかつロマンポルノが生んだ名作中の名作であり神代辰巳の最高傑作の一つ。雨の中、ダンプカーの運転手光造は自動販売機のカップめんをすすっている女を拾う。いたずらをするつもりの光造だったが、その日から女は彼のアパートに住みついてしまう。女は自分のことは何も言わないし、光造もあえて聞いたりはしない。ただ来る日も来る日もセックスを繰り返すだけ。彼女は突然何かにおびえたりするが、過去を持ち込むのはセックスの体位くらいで、光造と一緒にいることをただ喜んでいる。もう若くもない男と女の交接の日々を描きながら、その頽廃感から発せられるのは粉飾ぬきの性愛の姿だ。神代は例によって長回しを多用し、役者の息づかいまでも映し出している。また頻出する雨のシーンに象徴される湿度の高い映像空間を作りあげ、日本の映画が持つ独自の色彩と質感をフィルムに定着させている。その全編からエロスが匂い立つ。性愛の化身ともいうべき女を演じきる宮下順子が素晴らしい。

  • 四畳半襖の裏張り・しのび肌

    制作年:

    「四畳半襖の裏張り」の好評から、企画された作品。大正時代後期、花街に生まれ育った少年の性の遍歴を描く。中島丈博の脚本により、前作とは趣を異にする物語性が強くなった。ラストで芹明香が言うセリフ“男と女はアレしかないんよ“が有名に。

  • 夜がまた来る

    制作年:

    宿命のように堕ちていく男女関係のなかに男の献身と女の強靭さを描き込む石井ワールド、充実一途の秀作。名美は麻薬Gメンの夫を横流しの濡れ衣を着せられたまま殺されたうえ、組員たちにレイプされ、後追い自殺を図る。それを救った組員の一人、村木。村木に惹かれながら復讐に燃える名美はクラブホステスになって組長に近づくが……。悪夢から目覚めると、そこには悪夢。そんな明けない夜の物語を、酷使され追いつめられてツヤを帯びる女優の肉体に、石井監督は刻み込む。夏川結衣が体当たりの好演、彼女を支える根津甚八がいぶし銀の味をみせる。

  • 人魚伝説〈1984年〉

    制作年:

    池田敏春がにっかつを離れて撮った初の作品で、同名劇画の映画化。物語は、原発を誘致しようとする一派の策略によって、漁師の夫を殺された妻が、復讐していくというもの。この映画はそのストーリーよりも、白都真理扮する妻・みぎわが、復讐のために次々と男たちを殺していくバイオレンス・シーンで得られるカタルシス、そしてリアリティーを取り払った、映画ならではの映像的な飛翔などに見どころがある。白都真理の熱演は特筆ものでオール・ヌードも辞さず体当たりで演技を披露し、ヤクザに抱かれながら、ナイフで刺し殺し、全身に返り血を浴びる時の凄絶なる美しさはとくに印象的。ラストの、みぎわが海とたわむれる美しい水中撮影も見もの。

  • 恋人たちの時刻

    制作年:

    「野菊の墓」「Wの悲劇」など少女を描くことでは定評のある澤井信一郎監督の作品。河合美智子と野村宏伸を主演に、愛にすさんだ現代の恋人たちの姿を描く。北海道の海がもの悲しく、大貫妙子の歌う主題歌も切ない。

  • 十階のモスキート

    制作年:

    崔洋一監督の骨太なデビュー作。「水のないプール」に続いて内田裕也が企画した実録犯罪ものの第2作にあたる。離婚した現職警官が、慰謝料、子供の養育費などのためにサラ金から金を借りる。しかし、支払いが滞り、交番にまで催促の電話がかかってくるようになる。悩んだ末に男は郵便局強盗をするのだが……。主人公の姿を執拗に追いかけるカメラワークが堕ちていく男の姿を見事に捉え、内田裕也も初の脚本とは思えないほどの堂々とした語り口だ。歌手デビュー前の小泉今日子が竹の子族姿で特別出演している。

  • 火まつり

    火まつり

    制作年:

    柳町光男が、作家・中上健次の脚本を得て、自然と人間、そして神が織りなす日本の土着的な神話の世界と現実を融合させた野心作。北大路が演じる達男は、熊野で木こりを生業とする男で、自らを山の女神の恋人と称するように、自然の呼吸と一つになった人間である。彼には、妻と二人の子供がいるが、かつての女・基視子が東京から流れてきて再び関係を結ぶ。しかし、基視子は土地の男を騙して東京へ逃げ、達男は火まつりの夜に一家を猟銃で殺し、自らも死ぬ。達男が山で嵐にみまわれ、彼が木を愛撫するとそれがピタリとやむといった不可思議な現象が、劇中にはさまれ、文明と日本の精神的なバック・ボーンが渾然となった様子が、柳町独特の骨太なタッチで描かれる。

  • 1000年刻みの日時計・牧野村物語

    制作年:

    東北地方の一農村に惹かれた小川紳介監督による「ニッポン国古屋敷村」に続く長編ドキュメンタリー作品。とはいうものの単なる記録映画ではない。山形県上山市牧野村に13年間もこもり続け、稲の成長や自然との闘いをつぶさに捉え、また土地に伝わる民話をドラマ仕立てで再現。そこに住む人々の大らかな生き方を愛情を込めて描いた、画期的エッセイ映画である。日々野良仕事に携わるものの目とリズムで、土の表情・稲の表情を克明に捉えた前半の撮影成果。職業俳優に村の人々を交えた配役に牧野村伝承の物語が、遠い記憶の原石のように荒々しくシンプルなスタイルでよみがえる後半の演出成果。土とともに生きるという空間軸に“1000年刻み”の時間軸を掛け合わせていくという、ロング・レンジで対象と取り組む小川監督ならではの壮大な試みだ。真のユーモアあふれる人間讃歌。

  • スキンレスナイト

    スキンレスナイト

    制作年:

    妻子を持つアダルト・ビデオの監督が、かつての青春時代の夢を交差しながら、自主映画製作に乗り出していくまでの姿を描いた人間ドラマ。かつてピンク映画を数本撮り、AVで活躍していた望月監督自身の自叙伝ともいえる作品。主演の石川欣も、AVも手掛けている映画監督であり、独自の実体験をいかした演技を見せている。

  • 発禁本『美人乱舞』より 責める!

    制作年:

    昭和初期、SMを追究することに異常なまでの執念を燃やした責めの研究の大家・伊藤晴雨の数奇な生活を描いたロマンポルノ。「実録阿部定」「屋根裏の散歩者」とともに、田中登監督の昭和史3部作の1本としてみなされている。晴雨に拾われ、愛され、責められ、狂わされるヒロインを宮下順子が演じている。

  • 四畳半襖の裏張り

    制作年:

    永井荷風の作といわれる『四畳半襖の下張り』を神代辰巳が監督した日活ロマンポルノ。密室で展開する男女の色ごとにカメラを据えながら、そこから大正という“時代”を浮かび上がらせようとした。その点では密室でセックスを繰り広げる男女から、戦争に突入していく昭和の時代を照射した、田中登の「実録阿部定」や大島渚の「愛のコリーダ」との類似点を見いだすことも可能だ。ストーリーは、芸者・袖子とその客・信介の情事、花枝と花丸の主従、芸者・夕子とシベリア出兵を控えた恋人との情事の3本が、並行に描かれている。大正時代の風俗描写も的確。

  • 江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者

    制作年:

    江戸川乱歩原作の同名小説を原作として、猟奇趣味いっぱいに独特の世界を展開した異色作。下宿屋・東栄館の屋根裏を夜ごと散歩しては他人の生活をのぞき見ている男・郷田三郎は、今日は貴婦人・清宮美那子の部屋へとやって来た。郷田は、美那子と道化師や、中空の椅子の中に潜む彼女の運転手らとの情事をのぞき見ながら孤独と幻想の快楽にひたる。やがて、ただののぞき見にあきたらなくなった郷田は、天井の穴からモルヒネをたらして部屋の住人を殺害するという妄想にかられ始める……。『人間椅子』など、他の乱歩作品を取り込みながら、単なるポルノの域を越えたデカダンな美学を追求した意欲作。

  • (秘)色情めす市場

    制作年:

    華麗なる様式美の傑作「(秘)女郎責め地獄」を手掛けた田中登が、モノクロ=ドキュメンタリー・タッチで一人の娼婦のしたたかな生き方を描く。釜ヶ崎の旧赤線地帯を舞台に展開する、19歳の貧しくも心優しい娼婦・トメと周囲の人々との交流。トメと客を取り合う母親、彼女に頼まれトメを脅すダメヤクザ、会社の金を使いこみヤクザと一緒に無理心中する男女、飛べないニワトリに絶望し首を吊るトメの白痴の弟、強盗殺人犯にそっくりの不思議な男。そんな人間関係を経て、トメはこの地で生き抜く決心をする。圧巻は、ラスト近くトメと結ばれた弟がニワトリを手に通天閣に登り、大阪の街々を展望するところ。ここから映画はカラーとなる。

  • アラスカ物語

    制作年:

    明治中期、単身アラスカに渡って、飢餓に苦しむエスキモーのため、新天地ビーバー村を築いた日本人・フランク安田の波乱に富んだ半生を描いたもの。大規模なアラスカ・ロケが敢行され、原作のイメージを裏切らないスケールの大きな作品に仕上がっている。

  • 嗚呼!!花の応援団〈1996年〉

    制作年:

    1976年に大ヒットし、その後シリーズ化された“嗚呼!! 花の応援団“の20年ぶりの再映画化。南河内大学応援団で、恒例のOB総見が行われることになるが、大事な団旗に穴があいていることがわかる。あわてて団員たちは修復費を稼ぐためにアルバイトを始めるのだが、そこはヤクザが経営していてアルバイト代も払ってくれないうえに、脅かされる始末。しかし、そこへ青田赤道が現れ、ヤクザを叩きのめすのだった……。薬痴寺先輩役に前シリーズ同様、なぎら健壱が出演しているほか、宮下順子も出演。

  • 遠い明日

    制作年:

    殺人囚として獄中にいる父のえん罪を晴らすために北九州へ行った青年が、犯行現場階下の時計店主、元刑事、目撃者のOLなどを次々と味方に引き入れるが、やがて彼の前に次席検事正の影が立ちはだかる……。社会派ミステリーの体裁を取りながら、怠惰をかこつ青年が人間関係の深さとはかなさを体験していく。神代監督、異色の青春映画となった。原作は、A・J・クローニンの『地の果てまで』。

  • 昼下りの情事 古都曼陀羅

    制作年:

    銀行の新入社員・峰雄は上司のすすめで見合いをした。相手は老画家の養女・みな子で不思議な魅力のある女だった。峰雄はたちまち一目惚れしてしまい、誘われるままに彼女を抱いてしまう。父娘相姦と若者の恋を美しい京都の風景の中にしっとりと描く。サド・マゾ性倒錯の世界が、小沼監督独自の耽美センスのもとに結実している。

  • 柘榴館〈ざくろやかた〉

    制作年:

    山崎洋子の同名小説を映画化したエロティックな愛憎劇。壮麗な洋館を舞台に、近親相姦、不倫、殺人などのおどろおどろしい事件が交錯する。人里離れた邸宅に暮らす立花家の住み込み介護士として雇われた沙季。気難しくも妖艶な女主人の久代の世話をするうちに、彼女はこの家の人々に宿る呪われた運命を知るのだった。

  • 新・サラリーマン専科

    制作年:

    【家庭で職場で問題続発!サラリーマンの受難は続く!?】 東海林さだおのコミックに基づく喜劇シリーズの第3弾。大手企業に務めるマジメひと筋のサラリーマンの家庭と職場、2重のトラブルが、ユーモアとペーソスたっぷりに描かれる。

  • 守ってあげたい!

    制作年:

    【目指せ、婦人自衛官!女の子の熱血グラフィティ】 自衛隊に入隊した女の子の汗と涙の奮戦記。厳しい訓練を気力で乗り切るヒロインの悪戦苦闘が笑いを呼ぶとともに、胸をアツくする。自衛隊の全面協力による演習シーンも見もの。

  • いのちの海・Closed Ward

    制作年:

    【有明の海を舞台に描かれる少女と精神病患者の交流記】 心に深い傷を持つ少女が精神病患者たちの励ましにより自己を取り戻していく姿を、病人が起こした殺人事件の背後にあった真実と共に描く。主演に抜擢された上良早紀の瑞々しい演技が光る。

  • 白い船

    制作年:

    【海の彼方に夢を見つけた子供たちの実話を映画化】 島根県の小学校の実話をもとにしたヒューマン・ドラマ。夢を追い続ける子供たちや、彼らのピュアな思いにふれる大人たちの心情をビビッドにとらえ、ハートフルな後味をあたえてくれる。

  • デコトラの鷲〈しゅう〉/祭りばやし

    制作年:

    【平成のトラック野郎、奮闘! 哀川翔主演の人情ドラマ】 浅草を舞台に、気のいいトラック野郎の奮闘を笑いと涙でつづった人情ドラマ。主人公にふんした哀川翔の人間味豊かな熱演に加えて、祭の熱気などをとらえた下町の風情も見どころだ。

  • 誰〈た〉がために

    制作年:

    【愛する者を失った怒りと痛み】 新人・日向寺太郎監督が現代日本が抱える問題に果敢に挑んだ、聡明かつ野心的なデビュー作。妊娠中の妻を惨殺された青年が抱く、少年法によって保護された犯人への怒りを見つめ、その鮮烈なラストと共に、見る者に深い余韻を与える。人間の可能性を全身で演じた浅野忠信の名演も絶品。

  • デコトラの鷲〈しゅう〉/恋の花咲く清水港

    制作年:

    【浅草を舞台にした痛快喜劇第3作】 哀川翔が義理人情に篤い浅草っ子のトラック野郎に扮した『デコトラの鷲』シリーズ第3作。今回は商店街の出し物で清水の次郎長を演じることになった主人公、鷲一郎が、窮地に陥った記憶喪失の美女を救うため大ハッスル。哀川とレギュラー陣のにぎやかな掛け合いが笑いを提供してくれる。

  • デコトラの鷲〈しゅう〉/愛と涙の男鹿半島

    制作年:

    【デコトラ運転手が巻き起こす涙と笑いの喜劇】 ド派手な装飾を施したデコレーション・トラックで全国を飛び回る男、鷲一郎が巻き起こす人情喜劇シリーズの第4弾。今回は秋田県男鹿市を舞台に、ワケありの女性トラッカーと、小学校の女性教師とのドラマが展開する。鷲一郎を取り巻く女性ふたりとの恋模様を軸に、日本人が忘れかけた義理と人情、そして暖かい交流を、笑いあり涙ありで描き出す。

  • デコトラの鷲/恋の花咲く清水港

    制作年:

    哀川翔が義理人情に篤い浅草っ子のトラック野郎に扮した“デコトラの鷲“シリーズ第3作。今回は商店街の出しもので清水の次郎長を演じることになった主人公、鷲一郎が、窮地に陥った記憶喪失の美女を救うため大ハッスル。哀川とレギュラー陣のにぎやかな掛け合いが笑いを提供してくれる。仮眠中に不吉な夢を見たトラック野郎、鷲一郎は義母が重病と思い込み、浅草にとんぼ返り。そんな中、謎の一味に拉致されかけた蝶子という美女を救った鷲一郎は、彼女に一目惚れしてしまう。

  • すけばん刑事 ダーティー・マリー

    制作年:

    他人の情事を望遠レンズで盗み撮りしてはそれをネタにゆすりを働く男、坂井。ある日彼はデザイナーの女をユスったが、騒がれたため彼女を殺してしまう。ジーパン姿の変わりダネ刑事“ダーティー・マリー“がこの事件の担当になるが、彼女は坂井に逆に犯されてしまうのだった。女刑事が主人公のハードボイルド・タッチのニュー・アクション。

  • とりたての輝き

    制作年:

    1980年度城戸賞佳作入選のシナリオを作者・浅尾政行が自らメガホンを取った意欲作。サラ金の取り立てを仕事とする若者と中年男、この二人の姿を通じて社会の一面を浮きぼりにする。世相を反映した脚本の切り口は面白いが、演出は平板で新しさに欠けた。

  • わるいやつら

    制作年:

    女を手玉にとり、彼女らから金を巻き上げては病院経営の赤字を埋め、頼まれてそれぞれの夫を巧妙に薬殺していた病院長が、美貌の新進デザイナーに目がくらみ、彼女をも手玉にとろうとする。だが、彼を上回る悪女たちに操られ犯罪の道をつき進む……。女の恐ろしさを改めて思い知らされる、清張=野村監督コンビによるサスペンス。

  • ときめき海岸物語

    制作年:

    南紀州の新宮を舞台に、プロのサーファーを目指す漁師出身の青年と、土地の少女とのひと夏のメモワールを描いた青春映画。地元の暴走族のエピソードなどに、地方で暮らす若者たちの倦怠感などが漂ってユニークな作品に仕上がっている。

  • 嗚呼!!花の応援団 役者やのオー

    制作年:

    少々オツムの弱い河内八郎太は大学の応援団が天国だと聞かされ、勇んで入団する。実はこの八郎太、大阪一の暴力団・悪心会会長の孫なのだ。そうとは知らない青田赤道。八郎太にかみついたからさあ大変。コワイお兄さんたちがやって来た……。2代目青田は井上治之。薬痴寺センパイが初登場する。

  • 嗚呼!!花の応援団 男涙の親衛隊

    制作年:

    お花見の席取りで南河内大学と浪華大学の応援団がハチ合わせ。その南河内大の隊長・青田にミス日本との見合い話がもちあがり、青田は急に品行方正になる。試験のシーズンが到来。科目ごとに代役を立てた青田の策略は、もちろん失敗する。

  • 新サラリーマン専科

    制作年:

    三宅裕司演じる平凡なサラリーマン、石橋万作が繰り広げる騒動と人間ドラマを描く喜劇シリーズの第3作。妻、たか子の父・庄助と同居を始めた石橋家は、破天荒な彼に振り回されっぱなし。一方、総務部課長となった万作は取引先のデパートから中身を知らぬままに、 200万円分の商品券が入った袋を受け取ってしまう。賄賂トラブルに巻き込まれた彼は悩んだあげく、意を決して商品券と直訴状を添えて社長への目安箱に入れる。そんな時、家では庄助が失踪するという事件が起きていた。庄助に扮した森繁久彌の怪演が圧倒的。

  • MUSASHI

    制作年:

    若き日の宮本武蔵の実体に迫るアクション・ドラマ。二十歳の時、武蔵は父の仇である無二斎と果たし合いをし、仇を取ることができる。その後、壱岐の島に渡った武蔵は、島で松浦党という和冦が略奪の限りを尽くすのを目にする。武蔵は、松浦党に立ち向かう決意をするのだったが……。

  • 真夜中の招待状

    制作年:

    理由不明のまま次々と蒸発していった4人の兄弟にまつわる謎を、最後に姿を消した四男の婚約者が解き明かしていくという、遠藤周作の推理小説『闇のよぶ声』を映画化したサスペンス・ミステリー。小林麻美が、初々しい演技を披露。

  • 薄化粧

    制作年:

    女に溺れ、殺人を繰り返す野獣のような男と、その逮捕に執念を燃やす刑事たち。逃走途上の男にかかわった女たちの人生をダイナミックに描く、五社のリアリズム映画。次々に女をものにする緒形の演技が面白い。

  • 濡れた週末

    制作年:

    町工場の社長と不倫の関係にある事務員・志麻子は、若い男女のカップルと共謀し、社長の娘を誘拐して身代金をせしめようとするが……。もう若くなく婚期を逸した女の心情が、真夏の気だるい雰囲気のなかでせつせつと胸にしみる。宮下の好演が光る。

  • 嗚呼!!花の応援団〈1976年〉

    制作年:

    南河内大学応援団親衛隊長・青田赤道はケンカに強く女にはまるでだらしがない。新入隊員が団旗をタバコの火でこがしてしまい青田は責任をとって腹を切らねばならない。そこで青田は仲の悪い浪華大学応援団にケンカを売り、旗はそれで破れたことにしてうまくのがれることに成功する。やがて野球や駅伝の応援に親衛隊のウルトラ珍妙な活躍が始まった……。

  • もうDEBUなんて言わせない!

    制作年:

    スポーツ用品メーカーに勤める青山雛は、デブ体型に悩む内気な女の子。そんな彼女が会社の新製品であるスポーツウェアのキャンペーン・モデルに選ばれる。しかし、それは彼女にダイエットをさせ、使用前と使用後の体型を比較させて商品をPRしようというものだった。最初は断ったものの、結婚詐欺に遭った彼女は、男たちを見返してやるという執念でダイエットを始める……。彼女の涙ぐましい減量の日々と、二枚目カメラマンとの恋の行方を描く。ヒロインを演じる青山雛が撮影に合わせて、実際に4ヵ月で15キロ、ダイエットしたのも話題とな

  • 不連続殺人事件

    制作年:

    いずれも元夫婦、元愛人などの愛憎深い関係にある十数人の男女が隔離された山奥の豪邸に集まり、そこで狂宴を繰り広げるが、やがて奇怪な連続殺人事件が起こる。終戦直後の混乱期を背景に、特権階級の俗物エリートたちの狂態を描きだした犯人当てミステリー・ドラマ。

  • 仕掛人梅安

    制作年:

    仕掛人の元締め、音羽屋の抹殺をたくらむ安部長門守と近江屋の異母兄弟。音羽屋一派から仕事を請け負っていた仕掛人・梅安は逆襲に出るのだが……。松竹で作られていた“必殺仕掛人“シリーズが、製作会社を東映に変えて再登場した。

  • 壇の浦夜枕合戦記

    制作年:

    もっぱら恋の道一筋に励む義経が、捕えた天皇の生母、建礼門院にぞっこん惚れ込み、何とかこれをものにしようとする姿をコミカルに描く異色時代劇ポルノ。最高裁でわいせつとされた原本『壇の浦夜合戦』のタイトルに“枕”の一字をつけ加えている。

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