音楽・演劇 関連記事

  • (左から)ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』囲み取材に登場した小池徹平、三浦春馬

    三浦春馬、『キンキーブーツ』再演で完璧な体作り! 演出家もべた褒め

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     俳優の小池徹平、三浦春馬が15日、都内で開催されたブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』囲み取材に出席。半年間かけてドラァグクイーンの体型を作り上げた三浦に対し、演出・振付を手掛けたジェリー・ミッチェルが「エクセレント!」と評する場面も見られた。@@cutter 2016年に初演を迎え、全日、即日完売し大盛り上がりを見せた舞台を、小池や三浦ら豪華出演陣の続投で再演する本作。経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリー(小池)が、ドラァグクイーンのローラ(三浦)に出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描く。囲み取材には、小池、三浦に加えてソニン、玉置成実、勝矢、ひのあらたも出席した。  準備をしっかりと行い作り上げたカンパニーとあって、小池は「ようやく皆さんに見ていただける」とし、三浦も「素晴らしいのができあがったと思います」と共に胸を張った。初演のときは少々気恥ずかしそうにしていた三浦だったが、今回は堂々とした立ち居振る舞い。慣れたのかという記者の質問に、三浦は「ですかね?(笑) この扮そうができることにやはり喜びがありますし、自分の誇りにも思います。『キンキーブーツ』があったからか、すごくオープンになったのはあると思う」と、特別な作品となったと思いをみなぎらせた。  「半年間、計画的に作ってきたつもりです」と言う三浦の体は、役衣装により大きく露出されており、引き締まったマッスルボディがお目見え。ジェリーが「This body? エクセレント!」と目を丸くして褒めれば、三浦は「以前は割と筋肉質な大きな体を目指していたんですけど、今回は美を追求したというか(笑)。曲線をキレイに見せるための準備をしてきたつもりです」と、前作とは違う肉体を目指し、徹底的なトレーニングと食事制限を行ったという。  注目ポイントは「春馬ですよ!」という小池だが、小池も「自分的には体重を増やして臨んだんですけど、1ヵ月半の稽古で4キロ減って…すごいスタミナを使うので、トライアスロンをやっているみたい(笑)」と三浦と微笑み合う。家庭ができたので安心かという記者の問いには「そうですね、ありがとうございます」と、ここでもニコニコと微笑み、円満さもうかがわせていた。  ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』は4月16日~5月12日まで東京・東急シアターオーブにて、5月19日~5月28日まで大阪・オリックス劇場にて上演。

  • 舞台『hymns』囲み取材にて

    佐藤アツヒロ、10年ぶりのスズカツ作品出演に喜び「スゴく幸せ」

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     俳優の佐藤アツヒロが11日都内で、舞台『hymns(ヒムス)』の公開ゲネプロ前の囲み取材に出席。共演者らや脚本・演出の鈴木勝秀とトークを展開し、終始リラックスした様子を見せた。@@cutter 同作は、鈴木が脚本・演出を手がけた『LYNX(リンクス)』『MYTH(ミス)』に次ぐオリジナル現代劇。黒い絵ばかり描く画家のオガワ(佐藤)を中心に、人間の内部に迫る。  今回の囲み取材には佐藤や鈴木(脚本・演出)の他、中山祐一朗、山岸門人、陰山泰、新納慎也が出席した。  真っ白な役衣装で登場した佐藤は、本作は「舞台美術がちょっと強烈。スピーカーがむき出しで、ウーファーがドーン!とある。『これ、何するんだろ!?』みたいな感じ」と紹介。今回の男性5人のメンツは「メチャクチャ濃い。腕がある役者がそろった」と印象を語った。  今回は11年ぶりの再演。前回と同じ主人公を演じるが「(11年前は若手の画家だったが)中年の画家になった(笑)。でも、この作品はどう生きるか、なぜ生きるのかということがテーマになっている。20代や30代、50代でもそれぞれ考えるテーマなので(作品の本質は)一緒だと思う」とコメント。舞台上では「汗はあまりかかないけど、心の汗はバンバンかいている。1回出たら、カーテンコールまで引っ込まない」と明かした。  スズカツ作品への出演も、2009年の『フロスト/ニクソン』以来10年ぶり。スズカツ作品の印象を聞かれて「オーバーに表現しなくても物語が進んでいく会話劇。あらためて、原点というか、そこにいられることがスゴく幸せ」と心境を吐露。一方、スズカツ作品の苦労を聞かれると「あまり稽古をしない。稽古の時間が短いので、集中力がハンパない。それだけ準備をしないといけない。準備をしないとバレる」と笑った。  鈴木は、佐藤について「オガワを託せる役者。今回もそれを十分やってくれている」と信頼感を口にし、役者として「(勘所などが)とにかくピンと来る人。なぜアツヒロを使うのか分からないけど、『(本作の主人公は)アツヒロがやるのがいいんだ』と思える人。それに勝るものはないんじゃないかな」と褒め称えた。また、佐藤が演じるオガワを見る度に、次回作の構想が毎回膨らむと語り、「今回も、この次というのがすでに僕の中では勝手に始動している」と次作のイメージがあることを匂わせた。  舞台『hymns』は、東京・博品館劇場にて4月11日~21日、大阪・サンケイホールブリーゼにて4月22日に上演。

  • ミュージカル『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド ~汚れなき瞳~』に出演する(左から)三浦春馬、生田絵梨花

    三浦春馬×生田絵梨花、『オペラ座の怪人』の巨匠の新作を日本初上演

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     巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーが脚本・作曲を手がけ、英国でロングランを記録したミュージカル『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド ~汚れなき瞳~』が、主演に俳優の三浦春馬、ヒロインに乃木坂46の生田絵梨花を迎えて、2020年3月、東京・日生劇場にて日本初上演されることが決まった。@@cutter 『オペラ座の怪人』や『キャッツ』など数々の傑作を生み出してきたロイド=ウェバーと、ミートローフやセリーヌ・ディオンなどにヒット曲を提供するジム・スタインマンがタッグを組んだ本作は、ロンドンのウェストエンドにて1000回を超えるロングランを記録。劇中歌「No Matter What」は世界18ヵ国でヒットチャート1位、プラチナディスクを獲得している。  日本初演となる今回の舞台は、白井晃が演出。三浦が主人公の脱獄犯「男(ザ・マン)」役、生田が彼をイエス・キリストの生まれ変わりと信じる無垢な少女スワロー役をそれぞれ演じる。  1959年ルイジアナ。脱獄した一人の「男(ザ・マン)」が納屋に身を潜める。彼をキリストの生まれ変わりだと思い込む少女スワローは、母親を亡くし、父親のブーンと幼い妹や弟たちと暮らしていた。母を亡くした悲しみに沈むスワローが望むクリスマスプレゼントは、「死んだお母さんにもう一度会う」こと。その願いを打ち明けられた「男」は、汚れなき瞳を持つスワローに自分の本性を打ち明けることができず、キリストとして過ごすことになる。  一方、スワローの幼なじみであるエイモスとそのガールフレンド・キャンディは閉鎖的な街を抜け出し、新しい人生を送ろうと企てる。しかし、スワローに思いを寄せ助けようとするエイモスを見て、キャンディは嫉妬し、スワローをわなにはめる。スワローは「男」がキリストでないことに気づき始めるが、2人は次第に街の人々との対立に巻き込まれ…。  主演の三浦は「アンドリュー・ロイド=ウェバーの作品に挑戦させて貰える機会をもらえた事に喜びを隠せません。ずっと仕事をさせてもらいたかった白井晃さん、生田絵梨花さんから沢山の事を学べるこの舞台を丁寧に創り上げ、より多くの方にミュージカルを身近に感じ、劇場に足を運ぶ1つのきっかけになるよう頑張っていきたいと思います!」と意気込む。  ヒロインを務める生田は「音楽を全編聴き、美しいメロディに心揺さぶられました。この作品がどのように作られていくのか今からとても楽しみです。演出家の白井晃さん、三浦春馬さんから沢山吸収させていただきながら、皆さまの心にお届けできるよう精一杯務めます」と話している。  ミュージカル『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド ~汚れなき瞳~』は東京・日生劇場にて2020年3月上演。

  • 「MTV LIVE PREMIUM:日向坂 46 −1st Story−」の模様

    日向坂46、Zepp Tokyoに凱旋「皆さんをポカポカさせていきたい」

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     けやき坂46(ひらがなけやき)として活動開始し、今年2月に改名したアイドルグループ・日向坂46が14日、Zepp Tokyoで「MTV LIVE PREMIUM:日向坂 46 −1st Story−」を開催した。キャプテンの佐々木久美は「改名してからファンのみなさんを『おひさま』と名付けたのですが、これからも皆さんをポカポカさせていきたい」と、新たな門出を迎えたグループの決意を語った。@@cutter 2016年にデビューした彼女たちは、前身のけやき坂46として2018年に単独の武道館公演を計6日間実現。同年6月に1stアルバム『走り出す瞬間』をリリースし、今年2月には動画配信サービス「SHOWROOM」で3月27日発売のデビューシングル『キュン』リリースとグループの改名を発表して話題を集めた。  イベントの会場となったZepp Tokyoは、2017年3月にグループ初のライブハウスでの単独公演を開催した場所。その後の躍進へとつながった“ゆかりの地”へと、およそ2年ぶりの凱旋(がいせん)を果たした。  メンバーの登場を前に、司会者の呼びかけを受けてイメージカラーである水色のサイリウムで埋め尽くされる場内。出ばやしとなる『Overture』が流れたのち、デビューシングルの表題曲『キュン』と同シングルの収録曲『ときめき草』を披露した。 @@insert1  その後、初めのMCでは一期生たちがステージに残り、結成当時からの思い出を振り返った。柿崎芽実は「レッスンの休憩時間とか、他愛ない時間が大切だった」と話し、「私たちはこれからどうすればいいかと悩む時期があったからこその絆もある」と吐露。佐々木久美は初めてのZepp Tokyo公演で「MCもままならず、終わったあと親から『見るに耐えない』とダメ出しされました」と告白した。  また、7日に卒業を発表したひらがなけやきの結成メンバーだった欅坂46・長濱ねるについても質問が及び、井口眞緒は「私はねるちゃんが兼任解除(2017年9月)した直後のライブで、穴の空いたフォーメーションを任された」と明かし、「その経験でねるちゃんの存在の大きさを確かめられたし、どれだけ支えてくれていたかに気が付けました」と当時の思いを語った。  そして、再びパフォーマンスに戻ったメンバーは、デビューシングルに収録される『耳に落ちる涙』『Footsteps』『沈黙が愛なら』を立て続けに披露。MCでは、二期生が2017年8月の加入からのエピソードを振り返った。 @@insert2  金村美玖は「オーディションの楽屋では旅行の話とか、緊張からか関係ない話をし過ぎて『うるさい子がいる』と伝説を残してしまいました」と告白。小坂菜緒は「加入当時は乃木坂さんや欅坂46さんを見習い、みんなで必死にキャッチコピーを考えていました」と明かしたのち、自身の自己紹介である「大阪、小坂、日向坂。全力で駆け上がります!」を披露した。  また、渡邉美穂は二期生の初披露となった2017年12月の幕張メッセ公演について「音楽の尺に合わせた短い時間の中でどう話そうかと四苦八苦していた」と振り返り、「バスケが好きだからドリブルを見せたかったけど、なぜか『ボールは友だち』と埼玉県出身なのになまりながら言ってしまいました」と明かした。  その後、デビューシングルの収録曲『JOYFUL LOVE』を披露したのち、MCでは佐々木久美の呼びかけで三期生・上村ひなのが合流。「いつでもどこでも変化球。ひなのなの!」と自己紹介を披露すると、客席からは大きな歓声が上がった。 @@insert3  さらに、メンバーは改名からの思いを吐露。佐々木久美は「シングルデビューはファンのみなさんへのサプライズ発表だったのですが、実は改名は自分たちも知らなかった」と打ち明け、河田陽菜は「初めに『日向』と聞いていいなと思って、気が付いたら自分の名前と響きが一緒でした」と話した。  そして、『NO WAR in the future』『誰よりも高く跳べ!』『ひらがなで恋したい』『ハッピーオーラ』を披露。いったんステージを後にしたのち、アンコールで再びデビューシングルの表題曲『キュン』を歌い上げ、この日のステージを締めくくった。  イベントの模様は、MTVで3月23日19時、25日20時、28日18時より放送。

  • 舞台『二度目の夏』で7年ぶりに共演する(左から)東出昌大、太賀

    東出昌大×太賀、“桐島”以来7年ぶり共演 岩松了演出舞台7月上演

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     俳優の東出昌大が主演を務め、太賀と共演する舞台『二度目の夏』が、東京・下北沢の本多劇場にて上演されることが発表された。東出と太賀の共演は、映画『桐島、部活やめるってよ』(2012年)以来7年ぶりとなる。@@cutter 本公演は、M&Oplaysと劇作家・演出家の岩松了が定期的に行っているプロデュース公演の最新作で、東出を主演に迎えて岩松が新作を書き下ろす。湖畔の別荘を舞台に、ある夫婦と夫の親友、そして彼らの周りの男女が繰り広げる「嫉妬」をめぐるドラマとなる。  東出が演じる主人公「夫」は、裕福な家庭で何不自由なく育ち、美しい妻をめとるなど、誰もがうらやむような人生の半面、物語が進むにつれ、嫉妬という自らの感情に押しつぶされ、追い詰められ壊れてゆく。三島由紀夫の大作を舞台化した『豊饒の海』(2018年)で複雑な心理の主人公を見事に演じ、観客を魅了した東出が、自身三度目の舞台で初めてタッグを組む岩松と、どのような化学反応を起こすか注目される。  太賀は、東出演じる「夫」の親友役で、岩松作品への出演は本作で四回目。「妻」役は、連続テレビ小説『わろてんか』などに出演した若手女優・水上京香で、岩松作品には初出演となる。ほかにも清水葉月、菅原永二、片桐はいりが顔をそろえ、作・演出の岩松自身も出演する。  主演の東出は「役者にとって特別な下北沢の、憧れの本多劇場で、岩松了さん演出で舞台の上に立てるのは、光栄な思いと楽しみと恐れが入り混じった不思議な感覚です。言い表すなら『武者震い』でしょうか。必ずや、良い舞台にします」と意気込んでいる。  太賀も「尊敬する岩松了さん、そして東出昌大さんをはじめとする素敵なキャストの方々と一緒に演劇をやれる事を大変嬉しく思います。お話を頂いてから、ずっと待ち焦がれてました」と話す。  舞台 M&Oplays プロデュース『二度目の夏』 は7月20日から8月12日まで、東京・下北沢の本多劇場にて上演。このほか福岡、広島、静岡、大阪、名古屋、神奈川でも上演予定。

  • 田畑智子、『母と惑星について、および自転する女たちの記録』インタビュー

    田畑智子、母親になって生じた変化「息子が私を成長させてくれている」

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     女優の田畑智子が約3年ぶりの再演となる舞台『母と惑星について、および自転する女たちの記録』(演出・栗山民也)に出演する。同作は母と三姉妹の女性4人を中心に、母と娘という関係に潜む独特の愛憎を浮かび上がらせ、悲しくも愛しい「家族」と「女たち」の「生きる」姿と形を描き出す。蓬莱竜太の手による、2016年に旧パルコ劇場の最後を飾った書き下ろし作品だ。稽古に励む田畑に話を聞いた。@@cutter 「私自身が昨年結婚(夫は俳優の岡田義徳)して子どもを産みましたので、稽古をやっていても前回とは違う気持ち。舞台上での在り方や女性としての厚みが、さまざまな人生の経験を経てちょっと変わったのではないかなとは思います」と、2度目の長女・美咲役に手応えを感じている様子の田畑。今回は芳根京子が姉妹の三女・辻シオ役で舞台初主演、母親の峰子役はキムラ緑子で、芳根ともども初めて同作に出演する。次女・優役には初演時に第24回読売演劇大賞の最優秀女優賞に輝いた鈴木杏がキャスティングされ、田畑と共に続投となる。  「台本も舞台のセットも初演と同じですが、家族が新しくなったので、いったんリセットして新たな気持ちで演じなきゃと思います。娘たちが日本を離れてイスタンブールに旅をする、そのなかで自分と向き合ったり、母親の過去と対峙したり、今後の人生について語り合ったり。劇場に入ったら、スケッチブックや絵本を開いて物語を読んでいるような感覚になるんじゃないかな、と思います」。 @@insert1  結婚と出産を経て人としての厚みが増したと語る田畑だが、演じる美咲は結婚をしない。  「結婚もしないし子どももつくらない、という美咲の気持ちは分かるんです。私も結婚前にそう思っていた時期があって。美咲は奔放な母親を見てきてしまったから結婚や出産についてあまり考えられない、漠然としちゃって現実味を感じられない。怖いし不安だし、自分が未熟だから決断できないっていう気持ちなんです。でも私としては、美咲に『やってみないと分かんないこともあるよ』って、今は言える気持ち。未熟ながら、親にならせてもらっているというか。息子が私を成長させてくれているんですね」。@@separator 田畑自身は、京都は祇園の料亭を営む家に生まれ育ち、厳しくしつけられたという。  「威厳とか伝統を受け継ぐということを幼い頃から言われて育って、長女である姉が悩んでいる姿も見てきました。私は次女なので姉と比べて楽な面はありましたが、それでも『こうしなければいけない』という教育だったので、家も祇園という町も嫌いでした。なんで私、こんなところに生まれたんだろうって」。  しかし、京都を離れて東京で一人暮らしを始めてからは、親への感謝の気持ちが芽生えてきたそうだ。  「NHKの朝ドラでシングルマザーの役をやらせてもらって、役の上とはいえ仕事をしながら子どもを育てる苦労やしんどさが感じられるようになったんです。演技でもこんなに大変なのに、実際お母さんってどれだけ大変だったんだろうと。そのとき分かったんです。生まれ育った環境とか親とかって、ずっとそこからは逃れられない、一生自分のなかに生き続けていくものなんだろうなって思います」。 @@insert2  いずれは、本作の母親役もやってみたいと意欲を見せる。  「本当は全員の役をやりたいのですが、三女役は年齢的に無理ですし(笑)。次は、何十年か後に母親役を一度やってみたいなと思っています」。  今を生きて、さまざまなことにぶち当たりながらも、一生懸命、前向きに人生を生きようとしている女性が4人。その強さや儚さを感じることのできる好舞台となりそうだ。(取材・文・写真:志和浩司)  『母と惑星について、および自転する女たちの記録』は、3月5日~26日まで東京・紀伊國屋ホールにて上演。その後4月に高知、北九州、京都、豊橋、長崎にて上演。

  • 舞台『家族のはなし PART I』に主演する草なぎ剛

    草なぎ剛、小西真奈美と19年ぶり共演 舞台『家族のはなし』5月上演

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     草なぎ剛が主演を務める舞台『家族のはなし PART I』が、5月4日から6月1日まで京都劇場で上演されることが発表された。@@cutter 今回の舞台は、話題のCMを数々手がけてきたクリエイティブ・ディレクターで、別名の淀川フーヨーハイとして劇団「満劇」でも活動する中治信博が作・演出を務める<第1話 わからない言葉>と、「満劇」のメンバーでもあるコピーライターの武尾秀幸(あべの金欠)作・演出の<第2話 笑って忘れて>の2本の短編喜劇で構成。いずれも誰もが「笑って泣ける」優しいコメディーとなっている。  キャストには草なぎをはじめ、草なぎとはつかこうへい作・演出『蒲田行進曲』(1999年・2000年)以来19年ぶりの共演となる小西真奈美や、数々の舞台に出演している池田成志、音楽座出身で歌・ダンス・演技と3拍子そろった畠中洋、数々のテレビドラマでコメディエンヌとして活躍中の小林きな子と、実力派俳優が勢ぞろいしている。  草なぎは「中治信博(淀川フーヨーハイ)さんという広告界の素晴らしいクリエーターの方と舞台のお仕事がご一緒出来るのは、いままでになかったことなので、どのようなものになるか自分自身でもワクワクしています! 印象深い舞台『蒲田行進曲』で共演した小西真奈美さんと久々にご一緒に舞台に立てることもとても楽しみです。新しい年号になり最初の舞台を京都で迎え、新しい気持ちで舞台に立ちたいです!」とコメントしている。  舞台『家族のはなし PART I』は、5月4日から6月1日まで京都劇場にて上演。

  • エン*ゲキ#04『絶唱サロメ』に出演する(左から)池田純矢、松岡充

    松岡充×池田純矢『絶唱サロメ』に、納谷健&鈴木勝吾ら勢ぞろい

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     俳優・池田純矢が自ら劇作・演出を担う『エン*ゲキ』シリーズの第4弾として、舞台『絶唱サロメ』の上演が決定。主演をSOPHIA・MICHAELのヴォーカルでもある俳優の松岡充が務めることが分かった。@@cutter 『エン*ゲキ』は、役者・池田純矢が自身の脚本・演出により「演劇とは娯楽であるべきだ」の理念のもと、誰もが楽しめる王道エンターテインメントに特化した公演を上演するために作られた企画。今回は、オスカー・ワイルドによって書かれた戯曲『サロメ』に着想を得て、ミュージカルでも音楽劇でもない、全く新しい形のエンターテインメントを作り上げた。  主演を松岡が務めるほか、ミュージカル『アニー』で主演・アニー役を演じた豊原江理佳、舞台『刀剣乱舞』シリーズをはじめ数々の舞台で主演を務める納谷健、俳優・芸人・ダンサーなどマルチな才能を発揮している小浦一優(芋洗坂係長)、声優・女優としてだけでなくアーティストとしても躍進する吉田仁美、池田とは今作で通算12作目の共演となる鈴木勝吾、そして卓越した歌唱力でミュージカル界を牽引するシルビア・グラブなど、充実のキャストが発表されている。  生きることに嫌気がさしていた王女サロメ。ある晩、王であり義理の父が向けるおぞましい視線から逃れるようにテラスへ出ると、美しい唱声を聴く。牢獄に幽閉されていた声の主・ヨカナーンは、唱う言葉が全て現実のものとなる不思議な力を持っていた。妖艶な魅力に取り憑かれるように惹かれていくサロメ。いつしか逢瀬を重ねていく二人だったが、王はそんな関係を赦しはしない。そして、ヨカナーンは世界の根幹を揺るがす重大な秘密を明かし、サロメとある約束を交わす…。  脚本と演出を務める池田は「この戯曲の古典ならではの言葉の美しさは、音楽の歌詞にも似ている。これも松岡さんの歌の魅力を存分に活かせると思いました。ただ、これはミュージカルでも音楽劇でもありません。歌をちゃんと歌として歌う、これまでにない演劇と音楽の融合を考えています」とコメント。  主演の松岡は「『サロメ』を、誰にでもわかる深い人間ストーリーとして描こうとしていること、そして音楽の使い方、すべて、見たことのないところに行きたいと思っていることがにじみ出ています。純矢がやろうとしていることは、ある意味パンク。面白くなるはずです」と作品の魅力を語った。  舞台『絶唱サロメ』は、10月5日~13日まで東京・紀伊國屋ホールにて、10月下旬大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。

  • 【東映ムビ×ステ】第1弾『GOZEN』に出演する(上段左から)武田航平、犬飼貴丈、矢崎広、元木聖也、(下段左から)井俣太良、前山剛久、井澤勇貴、松本寛也

    「東映ムビ×ステ」第1弾『GOZEN』に、犬飼貴丈、武田航平ら出演

    映画

     東映と東映ビデオが、映画と演劇を融合させた新プロジェクト「東映ムビ×ステ」を共同で始動し、プロジェクトの第1弾となる作品は時代劇『GOZEN』であることを発表。犬飼貴丈、武田航平ら侍役で出演する8名のキャストも明らかになった。@@cutter ひとつの作品世界を、映画で上映し、演劇で上演する「東映ムビ×ステ」。それぞれ独立した作品だが、物語は連動している作品になるという。今回製作が決定した、映画『GOZEN ‐純恋の剣‐』と舞台『GOZEN ‐狂乱の剣‐』で共通のタイトルとなる『GOZEN』とは、“御前試合(将軍や大名の面前で行った武術の試合)”を意味する。映画『GOZEN ‐純恋の剣‐』は、平成『仮面ライダー』シリーズで知られる石田秀範監督がメガホンをとり、これまで数々の名作時代劇を作り上げた東映京都撮影所で撮影された。  今回公表された、御前試合に出場する侍役のキャストは8名。『仮面ライダービルド』で主演の桐生戦兎役を務め、4月から放送されるNHK連続テレビ小説『なつぞら』の出演も決定している犬飼貴丈をはじめ、矢崎広(ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』)、武田航平(『仮面ライダービルド』)、前山剛久(舞台『刀剣乱舞』悲伝結の目の不如帰)、井澤勇貴(舞台『Messiah メサイア―悠久乃刻―』)、松本寛也(『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』)、井俣太良(『仮面ライダードライブ』)、元木聖也(『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』)ら若手俳優が集結している。  「東映ムビ×ステ」プロデューサーの塚田英明は「映画の方は既に撮影しましたが、かなり熱いものが撮れています。時代劇のプロ集団・京都撮影所と平成仮面ライダーの巨匠・石田秀範監督の初融合が生み出したのは、『これぞ娯楽100%の時代劇』です。ここへ更に、舞台のプロたちも参加して要素を注入しているので、『より新しいエンタメ作品』になろうとしています」と同プロジェクトの出来に自信をのぞかせる。  今回の発表と併せて解禁された特報映像は、クランクアップしたばかりの映画『GOZEN ‐純恋の剣‐』から構成。武士役のキャスト陣が、それぞれ役柄に扮し凛々しい姿を披露している。  映画『GOZEN ‐純恋の剣‐』は今夏公開。舞台『GOZEN ‐狂乱の剣‐』は今秋上演。

  • 舞台『銀河鉄道999』さよならメーテル~僕の永遠キャスト舞台ビジュアル

    舞台『銀河鉄道999』“プロメシューム”浅野温子らビジュアル解禁

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     松本零士のSFコミックを原作にした、4月上演の舞台『銀河鉄道999』さよならメーテル~僕の永遠から、木下晴香と伊波杏樹が演じるメーテル、前山剛久の機械伯爵、浅野温子が扮するプロメシュームのキャラクタービジュアルが公開された。@@cutter 本作は、同名コミックを原作とした音楽劇。機械の体を求めて、謎の美女・メーテルと銀河を旅する星野鉄郎(中川晃教)が、敵の機械伯爵、プロメシュームや、協力者となるクイーン・エメラルダス(凰稀かなめ)、キャプテン・ハーロック(平方元基)らと出会い、成長していく姿を描く。  今回解禁となったビジュアルでは、やはり圧巻は、浅野温子のプロメシューム。実はメーテルの母であり、機械帝国の最高権力者であるプロメシュームは、鉄郎にとって最大の敵となる。80年代から90年代にかけて、時代を象徴するトレンディドラマ女優として、さらにはコメディエンヌとしても活躍した浅野が、堂々とした悪役の雰囲気を醸し出している様に注目だ。  その娘・メーテル役の木下、伊波も、同作のヒロインらしくミステリアスなムードを漂わせている。青味がかった目の色をした前山の機械伯爵も、機械らしく冷たい雰囲気たっぷりだ。  「銀河鉄道999 劇場版公開40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』さよならメーテル~僕の永遠」は、4月20日~29日まで東京・明治座、5月10日~12日まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。

  • 大島優子、舞台『罪と罰』インタビュー

    大島優子、体を絞って挑む娼婦役 「私には到底できない」人生に体当たり

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     女優の大島優子が舞台『罪と罰』(演出:フィリップ・ブリーン)でソーニャ役に挑む。ロシアの作家ドストエフスキーの文芸作品として親しまれ、舞台でも定番の同作。殺人を犯す主人公の青年ラスコリニコフ(三浦春馬)と心を通わせ、支え続ける娼婦ソーニャを、大島はどう演じる覚悟なのか。稽古場で意気込みを聞いた。@@cutter ドストエフスキーの原作は読んだことがなかったという大島にとって、『罪と罰』との出会いは今回の舞台の台本だった。  「ズドン、と来ました。心にくるものと、何か大きな塊を落とされたような気持ちになりました。それで、2度目に読むと、また感じ方が違ったんです。そのときはすでに配役も分かっていましたし、一人一人が本当に個性的で、なかなか味わえない濃密な人生を送っていることが伝わって、文芸作品と言われるゆえんを感じました。物語のどこから目をつけていいのか、台本の中で迷子になりました」。  主人公ラスコリニコフは「正義のためなら人を殺す権利がある」と、奪った金で世の中のために善行をするため、強欲で狡猾な金貸しの老婆を殺害するが、偶然居合わせた老婆の妹までも殺めてしまう。そんな彼と心を通わす大島演じるソーニャは、家族のために娼婦をしているという徹底した自己犠牲の女性だ。  「彼女は、とても強いと思います。でも、その強さの源泉は信仰にあると思います。ずっと罪を感じながらも神様を信仰することで自分自身を問い質しているんです。信仰によって罪を和らげるというか、自分を取り戻しているところがあると思うんです」。 @@insert1  そんなソーニャの生き方にラスコリニコフは胸を打たれ、彼女への慈愛を深めていく。  「(演出家の)フィリップには、あまりロマンス、ロマンスはしないでほしいと言われているんです。2人が最初に出会う場面などは、お互い『なに? この病的な人は…』という目で見るんですよね。でも、何か共通点というか、フィーリングで感じ合っている部分があって、そこから徐々に2人の関係が少しずつ形になっていくんです」。  『罪と罰』に触れるのも初めてなら、劇中で朗読する聖書や祈りの言葉とも初めて出会った。予備知識や経験がないなか、それらをどう自分に手繰り寄せ、表現へとつなげていくのか。  「聖書も、自分自身にキリスト教的なバックボーンがないので最初は理解できませんでした。ラザロの復活(新約聖書中のエピソード)といわれても、ラザロという人は誰なのか、というところから調べてひもといていかないと。冒頭の主の祈りもソーニャにとっては日課なので、どういう風に自分になじませるかという。でも、何か違うな、というところがあれば演出家のフィリップが指摘してくれる。キリスト教文化圏を分かっている英国人のフィリップがいるからこそ、成り立っている舞台だと思います」。 @@insert2  今回で3度目の舞台となるが、舞台作品は約1ヵ月に渡り稽古を積み、初日が開けてから千秋楽まで長期間の取り組みとなる。当然、厳重な体調管理も求められる。  「いろんなことを気を付けるようになると、『あっ、舞台が始まったんだな』って。腹筋や背筋などを鍛えるのはもちろんですが、寝相には気を付けています。横になって体を丸めて寝ちゃうと呼吸が浅くなるので、寝返りを打っても必ず上を向くように。ソーニャは18歳、きれいな声を出したいですから。食べ物も生のものは避けて、いまは湯豆腐を食べています。貧乏な娼婦なので、なるべく体を絞りたいということもあって」。  女優として、しばらくはソーニャを生きることになる。  「殺人犯であるラスコリニコフに、『(娼婦として体を売るのは)自分を殺したも同然だから、僕と一緒じゃないか』と言われるんですよ。それほど体を売ることって罪深いというか。現代社会でも体を売っている方もいるかもしれないですし、体を売るっていう言葉にする時代ではないかもしれないなとは思いますけど、もしソーニャの人生を自分に置き換えたら…やっぱり私には、到底できないことだと思います」。  見どころを聞くと、「全部です」と答えた大島。早くソーニャに会いたくなってきた。(取材・文・写真:志和浩司)  Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019 DISCOVER WORLD THEATRE vol.5『罪と罰』は、1月9日~2月1日東京・Bunkamura シアターコクーンにて、2月9日~17日大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。

  • 舞台『最貧前線』メインビジュアル

    宮崎駿オリジナル作品『最貧前線』、内野聖陽主演で舞台化

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     宮崎駿が描いた連作絵物語&漫画作品である『宮崎駿の雑想ノート』より、『最貧前線』が舞台化されることが決定した。主演は、俳優の内野聖陽が務める。宮崎駿オリジナル作品が国内で舞台化されるのは、今回が初めて。@@cutter 『宮崎駿の雑想ノート』は、宮崎が模型雑誌「月刊モデルグラフィックス」に、1980~90年代に不定期連載した、戦争の時代に兵器と人間が織りなすドラマを描いた連作絵物語&漫画作品で、そこからは長編アニメにもなった『紅の豚』も生まれた。『最貧前線』は、その中の11番目の物語である。  物語の舞台は、太平洋戦争末期の日本。ほとんどの軍艦を沈められた日本海軍は、来襲するアメリカ軍の動静を探ろうと、苦肉の策として漁船を特設監視艇として太平洋に送り出す。そこに乗り込んだのは、船の持ち主である漁師たちと、海軍の兵士たち。海の最前線に送り込まれた男たちは、果たして帰って来られるのだろうか…。  主演を務めるのは、映像や舞台で幅広い活躍を続けている内野聖陽。内野が演じるのは、太平洋に送り出される漁船・吉祥丸の老練な船長。若きエリート軍人たちと対立しながらも、仲間の漁師たちを家族の待つ母港に帰そうと懸命に努力し、その姿が海軍将兵たちの頑な心も動かしていく、という勇敢でタフなリーダー役だ。  『最貧前線』はわずか5ページの小品ながら、宮崎節あふれるユーモアとスペクタクルを併せ持った内容となっている。最後のコマにある「平和が何よりだノオ…」に込められた平和へのメッセージはかぎりなく重い。長編作品に劣らない読み応えのある内容が、舞台でどう表現されるのか見所だ。  舞台『最貧前線』は、2019年8月末~10月に、茨城・水戸芸術館ACM劇場、東京・世田谷パブリックシアターほかにて上演。

  • 舞台『春のめざめ』に出演する(左から)伊藤健太郎、岡本夏美、栗原類

    伊藤健太郎、『春のめざめ』で舞台初主演 ヒロインには岡本夏美

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     俳優の伊藤健太郎が、2019年4月から上演される『春のめざめ』で舞台初主演を果たすことが決定。ヒロイン役をオーディションで選出された女優の岡本夏美が務める。@@cutter 本作は、ドイツの作家フランク・ヴェデキントが書いた“思春期の生と性”をテーマにした戯曲。2017年には主人公メルヒオールに志尊淳、ヴェントラに大野いと、モーリッツに栗原類を迎えて上演され、若手俳優たちの熱演が、白井晃による斬新な演出と共に高い評価を得た。初演から2年ぶりの再演となる今回は、メルヒオール役に伊藤、ヴェントラ役に岡本、そしてモーリッツ役は初演に引き続き栗原が演じる。  ドイツの中等教育機関で学ぶメルヒオールと友人で劣等生のモーリッツ、幼馴染のヴェントラ。成績のさえないモーリッツは、学校での過度な競争にたえられず、米国への出奔を企てた。しかし、それが果たせなかった彼は、将来を悲観して自殺してしまう。一方、メルヒオールは半ば強姦のように幼馴染のヴェントラと関係をもつ。やがて自殺したモーリッツの遺品からメルヒオールからのメモが見つかり、モーリッツを自殺に追い込んだとして両親に感化院へと送られるメルヒオール。その後ヴェントラの妊娠が発覚、彼女の両親の知るところになり…。  舞台初主演となる伊藤は本作について「役者の先輩方から白井作品に参加したいという話をたくさん耳にしてきたので、ご一緒させて頂けてとても光栄です」と語ると、続けて「今回は再演なので前回とは違った新しい『春のめざめ』を、白井さん、そして他のキャストの皆さんと創り上げたいと思います!」と意気込みを明かした。  オーディションに参加し、役を掴んだ岡本は「作品に対する思いを溢れさせて挑んだので、白井さんに少しでも思いが届いたという事が光栄でした。それからは、ヴェントラとして早くお芝居がしたくて堪らない日々です」と語っている。  KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『春のめざめ』は、KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて2019年4月13日~29日、東広島芸術文化ホールくらら 大ホールにて5月6日、兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて5月11日、12日上演。

  • 蒔田彩珠、音楽劇『道』インタビューフォト

    『anone』、映画『万引き家族』蒔田彩珠、女優への“道”

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     イタリア映画の巨匠、フェデリコ・フェリーニの名作映画『道』が、デヴィッド・ルヴォーの手により音楽劇となる。しかも主役のザンパノを演じるのは草なぎ剛と、注目の顔ぶれがそろった。この作品でヒロイン、ジェルソミーナ役に抜擢されたのは、16歳の蒔田彩珠。オーディションで勝ち取ったこの役が、彼女の初舞台となる。@@cutter 近年、彼女のことを気になっていた人は多いのではないだろうか? ドラマ『重版出来!』や『anone』、映画『万引き家族』などの注目作で、常に印象的な役柄を演じている彼女。今年の夏はダブル主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』も公開、その演技が好評を博したのも記憶に新しい。  実は子役としてのキャリアは長い彼女。しかし、これまで舞台は経験したことがなかった。  「マネージャーさんからの勧めで、そろそろ舞台挑戦してみる?と言われて。それでオーディションを受けさせてもらったんですけど、まさか受かると思っていなかったので……。決定したという知らせを聞いて固まりました(笑)」。  舞台というものに対し、それまで彼女が持っていたのはやはり“恐怖心”。ドラマや映画は失敗してもまた撮り直すことができるが、舞台ではそれができない。しかし彼女が持っていた不安を払拭したのは、意外にもこの『道』のオーディションだった。  「デヴィッド・ルヴォーさんにお会いして、舞台への不安がなくなったんです。ルヴォーさんが『道』という映画をとても愛していて、どういう舞台にしたいのかというのを、オーディションの段階でたくさん私に語ってくださって…この方なら安心してお芝居をぶつけられる、と感じて。そこで一気に不安はなくなりました」。  インタビュー時は、稽古開始前。  「草なぎさんとはまだお会いしてないんですけど、とても優しそうな印象で。そんな草なぎさんがどんな形でザンパノを演じるんだろう…とか、いろいろと想像がつかないことがたくさん。でも、毎日初めて経験することばかりなのかなと思うと、そこは純粋に楽しみです」。  オーディションでの経験も大きいのだろうが、これから経験する未知の“舞台”に対して、彼女はとてもポジティブだ。その言葉からは“女優”という仕事、そして演じるということがとにかく好きで、楽しくて仕方がないという気持ちが強く伝わってくる。 @@separator 「10歳のとき、『ゴーイング マイ ホーム』というドラマで初めてちゃんとお芝居をさせていただいて。その時、『お芝居ってこんなに楽しいんだ』って思ったんです。そこから今まで私、お芝居をしていて嫌な気持ちになったり、嫌な現場を経験したことがないんですよ。運がいいのかもしれません(笑)。だから、『好きなことを毎日やってる』っていう感覚なんです」。  そして「このお仕事をずっと好きでいたいからこそ、新しいことにはどんどん挑戦していきたい」とも。それは“子役”から“女優”への階段を上る中で、その挑戦が自分にとって必要なものであることを実感しているからだ。  「今までは、周りの俳優さんが自分に合わせてくれたことが多かったんですね。でも最近になって、ちゃんと自分も周りの方のお芝居を“受け取って返す”というのが必要なんじゃないか、と感じるようになって。自分から積極的にコミュニケーションを取って、お芝居をキャッチボールしていかなきゃいけないな、って」。  この意識の変化はやはり、映画『志乃ちゃんは~』の体験が大きかったよう。  「ダブル主演だったんですけど、同年代の子たちと一緒に、自分たちが中心になって作品を作ること自体が初めてだったんです。そこで大きく意識は変わったような気がします」。  実は蒔田はこの『道』のオーディションの際、ギターを持参して「あの素晴しい愛をもう一度」を歌ったという。映画の中でもキーとなる重要な曲であり、猛練習の末撮影に挑んだというこの曲が、彼女の次の“道”を開くことになったというわけだ。  「俳優の仕事って、現場が変われば演技も感情もガラリと変わる。新しいことを経験し続けていけるという他にない職業ですし、そこが好きなんです。だから“お仕事をしている”というよりも、“好きなことをしている”という今の感覚でずっと続けていくことができれば。それが理想です」。  大作への出演が、彼女を確実にまた成長させてゆくに違いない。そんな彼女の記念すべき初舞台、しっかりとその目に焼き付けたい。(取材・文・写真:川口有紀/スタイリスト:岡本純子/ヘアメイク:石川奈緒記)  音楽劇『道』は、12月8日~28日まで東京・日生劇場にて上演。

  • 『クラッシャー女中』出演者たち

    麻生久美子×中村倫也『クラッシャー女中』、趣里&西田尚美の出演決定

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     女優の麻生久美子と俳優の中村倫也がダブル主演を務める舞台『クラッシャー女中』に、趣里、西田尚美らも出演することが分かった。@@cutter 本作は、2016年に『夏果て幸せの果て』で第60回岸田國士戯曲賞最終候補になった気鋭の若手劇作家・根本宗子と、M&Oplaysがタッグを組んだ公演の第2弾で、全てに貪欲な、やっかいな女・ゆみこ(麻生)を中心に繰り広げられる悲喜劇。  子どものころ恐ろしく貧乏だったゆみこは、母の再婚相手の子供・静香(趣里)と、「絶対金持ちになる」という誓いを立てる。大人になったゆみこは、静香を「お嬢さん」に仕立て、自らは女中としてある屋敷に潜り込む。その屋敷の主は、息子・義則(中村)を溺愛し、理想の男性として育て上げた和紗(西田)。静香は完璧な男性を演じる義則の婚約者となるが、彼の底知れぬ本性によりゆみこたちの計画は思わぬ方向へ…。  本作にはほかに、佐藤真弓、根本、田村健太郎らも出演する。  M&Oplaysプロデュース『クラッシャー女中』は、2019年3月22日~4月14日に東京・本多劇場にて上演。その後、名古屋、大阪、島根、広島でも上演。

  • 上村海成、舞台『命売ります』インタビューフォト

    上村海成、『半分、青い。』草太役で得た“俳優としての成長”

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     NHK連続テレビ小説『半分、青い。』で主人公の弟・草太役を演じ、一躍お茶の間でもおなじみの顔となった俳優・上村海成。彼がこの冬出演するのが、三島由紀夫の小説『命売ります』の舞台化作品だ。注目度が高まる中、満を持してのストレートプレイ出演。作品の面白さもあいまって、本人の意気込みは強い。@@cutter 「パルコプロデュースの舞台と聞いて『やばい! 信じられない!』と思いました。声をかけていただけるなんて予想だにしてなかったので。朝ドラすごい! と(笑)」。  2010年から雑誌モデルとして活動してきた上村は、現在21歳。ドラマや映画、舞台なども経験しており、今年は朝ドラ出演という大きな仕事も掴んだ。プロフィールを見れば一見順調にキャリアを積んできたように見えるが、実は今俳優の道を歩んでいるのは“想定外”だったのだという。  「高校生の時は『将来のことを考えたら、この仕事は辞めないといけないのかな』と思っていました。お芝居のオーディションもなかなか受からないし、スタイルもあまり良くないからモデルとしては無理。そんな時、同じ雑誌で活動している他のモデルの子たちに大きな仕事が決まったのに、僕だけ何も決まらなくて。これはもう向いてないんじゃないか、と」。  なので「高校卒業後は普通に大学に進学して、卒業後は就職するつもりだった」という上村。ところが最後のつもりで受けたミュージカル『テニスの王子様』のオーディションに合格、若手俳優の登竜門と言われる“テニミュ”に出演することになる。出演者たちにも、実際のテニス部さながらのハードな稽古を課すことで知られているテニミュ。その体験は、上村にとって大きな衝撃だったようだ。  「それまではモデルやドラマのお仕事も、“汗をかかない”感じのスマートなお仕事(笑)が多くて。でもテニミュはまるで違った。僕、学生時代の合唱コンクールや体育祭とかが苦手で、あまり頑張らなかったタイプなんですけど、テニミュに出たことで、“頑張る”って思ったより悪いものじゃないな、と初めて気づいたんです」。  必死に舞台に立つ中、ある日ふいに本番を控えた楽屋で「俳優をやっていきたい! と思った」という。そうして俳優として活動を続けていくことを決意、その後オーディションで『半分、青い。』の草太役を掴むことに。@@separator この朝ドラ出演も、彼にとってまたさらなる転機を与えたようだ。そうそうたる俳優陣がそろう楡野家の中で演技を行うのは、やはり最初はかなりのプレッシャーだったよう。  「やっぱり、“飲まれ”ましたね。勝手に自分で萎縮しちゃったというか。撮影が終わったのが8月だったんですけど、ようやく慣れてきたなと思えたのが6月くらいで……。でも終わってから今実感するのは、ちょっと自信がついたのかな、と。自分では食らいついていくことができなかったな、と後悔していたんですけど、今お仕事をしていて『あれ、こんなにやりやすかったっけ?』と思うことも多くて。気づかないうちに、自分も成長していたのかなと思います」。  “俳優としての成長”を実感、そんなタイミングで挑む『命売ります』。ユーモアと風刺がたっぷり詰め込まれたこの作品は近年その面白さが再注目され、しかも今回が初の舞台化。上村は母親のために主人公・羽仁男(東啓介)の命を買おうとする高校生・薫を演じる。  「最近朝ドラをはじめ、真面目な作品・役柄が多かったんです。でも今までと違うテイストだし、作品自体も読んでみてすごく面白かったんです。三島由紀夫って名前聞くと、読書感想文とか書かなくちゃいけないというようなイメージがあるのですが、でもいざ読んでみたら、すごく面白いんですよ! いい作品に巡り会えたな、と思ってます」。  上村が思う“舞台の面白さ”がありそうな作品というのも、期待値を上げる理由のひとつ。  「舞台って『テレビじゃ到底そんなことやらないでしょ』っていう演出があるじゃないですか。だからすごいなと思うんです。やれることは限られているのに、なんでもありな気がする。だから楽しいな、と思うんですよね」。  芸能界への苦節から、俳優の道へ。その決意が彼の目まぐるしい成長を支えているのだろう。“伸びしろ”の時期に参加する舞台作品、彼の新たな変化も目の当たりにすることができそうだ。(取材・文・写真:川口有紀)  舞台『命売ります』は、11月24日~12月9日まで東京・サンシャイン劇場で、12月22日大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。

  • 吉田鋼太郎

    吉田鋼太郎、“報われぬ恋”に苦しんだ2018年に「大変だった」

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     『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)など、今やテレビでもおなじみとなった吉田鋼太郎だが、彼の本領は“シェイクスピア作品”にあると言っていい。昨年冬には故・蜷川幸雄さんが手がけていた「彩の国シェイクスピア・シリーズ」芸術監督を引き継ぎ、演出家兼出演者として『アテネのタイモン』を手がけた。そしてシリーズ再開第2弾は、主演に松坂桃李を迎える『ヘンリー五世』だ。@@cutter 吉田はこのシリーズの常連俳優だっただけでなく、もともとシェイクスピア作品を上演する劇団「シェイクスピア・シアター」出身。しかも自身の劇団「AUN」でも多くシェイクスピア作品を演出している。そんな吉田をしても、『アテネのタイモン』で感じた“受け継ぐものの重さ”は想像以上だったようだ。  「僕は稽古場でいつも蜷川さんの言われることに『その通りだな』と思っていたし、蜷川さんと積み重ねてきた時間もある。だから最初はそこまでプレッシャーを感じず、むしろワクワクの方が大きかったんですよね。でもいざ荷物を背負ってみたら、思った以上に重かった(笑)。稽古初日から藤原竜也はとばすし、蜷川組のスタッフはガッツリ動いてくれるし、もうすべてのスケールがでかい。3、4日目でやめたくなりました(笑)」。  長く続いてきたシリーズだからこその観客の期待もある。  「自分の劇団でも演出をやってますけど、小劇場だし実験的なこともやっちゃえ、是か非かはお客様が決めてくれるだろうという甘えもどこかにあったんでしょうね。でもこのシリーズに関しては、観客が10人いたら10人が口をそろえて『面白かった』と思うことを目指さないといけない。蜷川さんはやはり、すごいことをやってたんだなぁと。でも、この立場じゃないと経験できないことも多い。そういう意味では貴重です」。  今回ヘンリー五世を演じる松坂桃李は、2013年に同シリーズで上演された『ヘンリー四世』で王の息子・ハル王子を演じた。このハル王子が長じてヘンリー五世となるので、松坂は違う作品で同一人物を演じるという珍しいケースだ。そして吉田はその『ヘンリー四世』で、ハル王子の相棒で無頼者の酔いどれ騎士フォルスタッフを演じていた。今回は共演者だけでなく演出家という立場も加わるが、俳優・松坂桃李には絶対の信頼を寄せる。  「基本的に難しいんですよ、シェイクスピアのセリフって。難しい言葉は多いしレトリックはややこしいし、急に大きな声出さなきゃいけないこともある。でも彼は、シェイクスピア作品は初めてだったはずなんですけど、最終的にシェイクスピアの言葉を“自分の言葉”としてしゃべっていた。びっくりしましたね。それに、シェイクスピア作品に出てくる“王子”とか“若い王”“恋人”というような役柄を演じられる品の良さもあるし、イギリス全土を背負うようなスケールの大きさもある。こういう俳優ってなかなかいないんですよ」。@@separator 『ヘンリー五世』には、シェイクスピア作品ならではの面白さがしっかりと詰まっている。主役こそヘンリー五世だが、彼の周りの人物たちも丁寧に描かれていく、いわば“群像劇”に近い作品だと吉田は語る。しかも王侯貴族だけでなく、兵士や侍女といったさまざまな階層の人が活躍するのも『ヘンリー五世』の特長だ。  「シェイクスピア作品のすごさって、“普遍性”なんです。『ヘンリー五世』にも戦争が出てきますが、今だって戦争はなくならないし、戦争を起こした人たち、実際に戦地で戦わなくてはいけない人たち、彼らを送り出す家族たち、戦場近くの街で犠牲になる人たち…そういう人たちがいる。昔の作家が書いているから関係ないや、とはならないんですよね」。  そしてこの普遍性こそが演劇の面白さでもあると、吉田が出演して話題になった『おっさんずラブ』を引き合いに出して語ってくれた。  「今年、日生劇場でフランスの古典を基にした『シラノ・ド・ベルジュラック』という作品に出ながら、ドラマ『おっさんずラブ』を撮影していたんですよね。それはそれでなかなか大変だったんだけど(苦笑)。でも『おっさんずラブ』を観て興味を持って舞台を観に来てくださった方もいたみたいで。片や現代の映像作品、片や100年以上前に書かれた海外戯曲ですよ」。  「それを同じように楽しめるというのもこの時代の良さだし、しかも両方とも“報われない恋に苦しむ”役だったという(笑)。同じなんですよ、面白いですよね。だからこそ『シェイクスピアかぁ、ハードル高いな』と思わず、ぜひ観に来て欲しいです。僕らも難しいものを作るつもりは全くないし、絶対楽しめると思います」。  そう語る吉田の表情は、今の自身の状況も面白がっているようにも見えた。(取材・文・写真:川口有紀)  彩の国シェイクスピア・シリーズ第34弾 舞台『ヘンリー五世』は、埼玉公演2019年2月8日~24日、仙台公演3月2日・3日、大阪公演3月7日~11日上演。チケットは11月17日10時より発売。

  • 『ニセコイ』主題歌「かわE」MVより

    “ヤバT”×池間夏海『ニセコイ』主題歌MV、2バージョン解禁

    映画

     Sexy Zoneの中島健人と女優の中条あやみが主演を務める映画『ニセコイ』より、3ピースバンド・ヤバイTシャツ屋さん(通称:ヤバT)が手掛ける主題歌「かわE」のミュージックビデオが解禁。2バージョン制作されたMVでは、『ニセコイ』で小野寺小咲役を務める女優の池間夏海が主人公を演じている。@@cutter 本作は極道一家の一人息子・一条楽(中島)と、ギャング組織の一人娘・桐崎千棘(中条)が、お互いの組織の抗争を鎮めるために“偽物の恋人=ニセコイ”を演じさせられる姿を描くラブコメディ。  主題歌を担当するヤバTは、今年3月から「NHKフレッシャーズキャンペーン2018」のイメージキャラクターを務めるなど、躍進中のバンド。今作の主題歌「かわE」のMVは、ヤバTのメンバー・こやまたくやが別名義“寿司くん”として担当。『ニセコイ』の試写を観て、今回のミュージックビデオにぴったりだとして池間にオファーし、出演が実現したという。  「かわE」のMV“ニセコイじゃないver.”は、池間演じる女子高生が、同級生の男の子と会話をしている場面から始まる。池間が、男の子が指さす方角を観ると「好き」という文字が掲げられており、周囲がその告白を盛り上げるかのように踊る。まさかのフラッシュモブでの告白に困惑する池間。告白がどんどん盛り上がる中、ヤバTのメンバーも告白の応援に現われたり、演奏しながら登場。しかし最後は、池間が男の子から渡された花束を投げつけ、去ってしまう。呆然とする男の子に、ヤバTのメンバーが「めちゃめちゃ失敗してるやんけ!」「ドンマイ」と声をかけて幕を閉じる。  一方、「かわE」の“ニセコイver.”は、映画『ニセコイ』の世界観を再現したもの。この中で池間は『ニセコイ』で演じたキャラクター・小咲のビジュアルに扮して登場。映画でキャストたちが通う高校の制服に身を包んだエキストラやダンサーたちと一緒に、笑顔でフラッシュモブを踊っている。さらに、映画の本編映像も加えられたものとなっている。  今回のミュージックビデオへの出演をオファーされて「とてもうれしかったです」と語る池間は「ストーリーもフラッシュモブをされて、それを断るというとても斬新なお話で、コンテを見たときにとても撮影が楽しみになりました。撮影もダンサーの方がたくさんいて、とても賑やかな撮影でした」と撮影を振り返っている。    映画『ニセコイ』は12月21日より全国公開。

  • 喜劇『おそ松さん』東京公演・囲み取材にて

    松野家の6つ子が喜劇に挑戦 舞台『おそ松さん』第3弾は「お笑いの戦場」

    アニメ・コミック

     喜劇『おそ松さん』の公開ゲネプロが14日、東京・日本青年館ホールにて行われた。ゲネプロ前の取材会には高崎翔太(おそ松役)、柏木佑介(カラ松役)、植田圭輔(チョロ松役)、北村諒(一松役)、小澤廉(十四松役)、赤澤遼太郎(トド松役)らが出席し、同作をアピールした。@@cutter テレビアニメ『おそ松さん』(テレビ東京系)を原作とした舞台はこれまで2016年、2018年と2度に渡って行われており、本作で3作目。今回は“喜劇”と銘打ち、笑いとコメディ要素をより一層追求したステージを展開する。  高崎は「いままではコント集というか、短いお話が何本かで構成されていて、それが1つのお話になっていた。だいたい舞台は誰かが成長していく物語ですが、今回は1本通して誰も成長しない」と笑いを交えてアピール。「肩の力を抜いて観られて、笑顔になって帰れる作品」と付け加えた。続いて小澤が「お笑いの戦場みたいな感じ。あいつが笑いとったから俺もとってやろうみたいな」と闘争心をのぞかせると、ほかのキャストは「そんなこと思ってたの?」と意外そうな表情を浮かべた。  舞台ではおなじみのキャラクターとなるトト子(出口亜梨沙)、イヤミ(窪寺昭)、チビ太(KIMERU)、ハタ坊(原勇弥)のほか、舞台第3弾にして初めて6つ子の父・松造(佐久間祐人)、母・松代(ザンヨウコ)が登場。松野家がそろい踏みとなる。佐久間が「6つ子とほかのメンバーのチームワークがいい。役者のみなさん同士が仲がいいのが役に繋がっている」と同カンパニーの印象を明かし、続いて「それにうまく溶け込めたら…」と本番前日になっても“壁がある”ことを匂わすと、「ちょっと先輩~」と総ツッコミを受けていた。  「6つ子以外で演じてみたい役は何か?」との質問が飛ぶと、「1番楽そうなハタ坊」(高崎)、「カラ松以外考えられない」(柏木)、「振り切り加減で言うと、トト子ちゃん」(植田)、「圧倒的にチビ太」(北村)、「松代がお気に入り。面白いんです」(小澤)とそれぞれ回答。最後に赤澤が「十四松をやってみたい」と明かすと、十四松役の小澤は「そんな簡単じゃねーよ!」と憤慨して会場を笑わせた。  喜劇『おそ松さん』は、11月15日~20日まで東京・日本青年館ホール、11月23日~25日まで京都・京都劇場にて上演される。

  • 舞台『空ばかり見ていた』に出演する(上段左から)森田剛、勝地涼、平岩紙、筒井真理子、(下段左から)宮下今日子、豊原功補、村上淳

    森田剛×岩松了初タッグ 舞台『空ばかり見ていた』公演決定

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     V6の森田剛が、2019年上演の岩松了新作公演『空ばかり見ていた』の主演を務めることが分かった。俳優の勝地涼、村上淳らと共演する森田は「岩松さんとは、以前からご一緒させていただきたいと思っていたのですが、今回このタイミングで実現することとなり大変うれしく思っています」と喜びのコメントを寄せている。@@cutter 本作は、1989年に『蒲団と達磨』で岸田國士戯曲賞、2018年『薄い桃色のかたまり』で第21回鶴屋南北戯曲賞受賞ほか数々の受賞経験を持ち、映画監督、俳優としても活躍する岩松が作・演出を手掛ける作品。岩松自ら森田にラブコールを送り続け、今作でついに顔合わせが実現することとなった。共演は、勝地や村上のほか、平岩紙、筒井真理子、宮下今日子、豊原功補、新名基浩、大友律、高橋里恩、三村和敬。  内戦下。反政府軍として政治活動をする兵士・秋生(森田)、その恋人・リン(平岩)、彼女の兄であり尊敬する反政府軍の首領・吉田(村上)、その周りの人々。ある事件をきっかけに、強固に見えたそのつながりが、意に反して兵士を追い込むことになっていく…。  今回、自身に当て書きされた役柄を演じる森田は「稽古は、(岩松は)何回も同じシーンを繰り返し行うような厳しい方だと伺っておりますので、今から稽古に入るのが楽しみですし、岩松さんの描かれる作品の中で求められる役柄を精一杯演じきりたいと思います」と意気込みを語っている。  岩松は「政治的なつながりや思想的な絆を経由した恋愛話を通じ、『恋愛』がそれだけでは成立しない面白さを描きたいと思います」と作品に込めた思いを明かす。そして「森田君とは以前から『いつかやろうね』と約束していたんです。僕は余計に動かない俳優、暗い印象の俳優が好きです。森田君にもどこか影を感じる。その暗さが、今度の芝居を作る上での、探りどころにもなるのかなと思っています」と森田との初タッグへの抱負を語った。  舞台『空ばかり見ていた』は、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて2019年3月9日~31日、大阪・森ノ宮ピロティホールにて4月5日~10日まで上演。

  • 劇場版『王室教師ハイネ』に登場する双子王子、(左から)イヴァン・アレクサンドルヴィチ・ロマーノ(CV:橋本祥平)とユージン・アレクサンドルヴィチ・ロマーノ(CV:阪本奨悟)

    劇場版『王室教師ハイネ』双子王子は橋本祥平&阪本奨悟 実写ビジュアル到着

    アニメ・コミック

     劇場版アニメ『王室教師ハイネ』に登場するオリジナルキャラクター・双子王子役の声優を、2.5次元舞台で活躍中の橋本祥平と、TVアニメ版でオープニング主題歌を歌った阪本奨悟が務めることが発表された。阪本がアニメ声優を務めるのは初めて。2人は2019年4月上演予定のミュージカル『王室教師ハイネ‐THE MUSICAL II‐』にも同じ役での出演が決まり、実写ビジュアルも解禁された。@@cutter 『王室教師ハイネ』は、月刊「Gファンタジー」で連載中の赤井ヒガサの同名漫画が原作で、王子を教育する専属家庭教師=王室教師としてグランツライヒ王国に招かれたハイネ・ヴィトゲンシュタインが、美形だがくせ者ぞろいの4兄弟王子を立派な次期国王候補に育て上げるべく奮闘するコメディー。2017年春にTVアニメ化、同年秋に舞台化され、両作のメインキャスト陣を同一キャストが務める新たな試みでも話題となった。  劇場版は、ロマーノ王国からやってきた超個性的な双子王子に、ハイネと4王子たちが振り回されながらも奮闘するオリジナルストーリー。橋本がとがった性格のイヴァン、阪本がネガティブ思考のユージンの声をそれぞれ担当する。  橋本は「声のお仕事に携われることは自分の仕事の幅を広げる大きなチャンス。双子でいっぱい話し合って、声優も舞台も頑張りたい」。阪本は「ずっと前から声のお仕事をやってみたいと思っていたので、今回ユージンという役をいただけたことが本当にうれしかった。自分なりにユージンをしっかりと作っていきたい」と話している。  公開された実写ビジュアルでは、背丈も年齢も同じ橋本と阪本が見事に双子王子を再現しており、ミュージカル版への期待も高まる画像となっている。  また、ハイネ先生と4王子のユニットP4 with Tが、劇場版でもエンディング主題歌『“友達 以上×敵 未満”』を担当することも発表された。  劇場版『王室教師ハイネ』は、2019年2月16日より全国公開。

  • 音楽劇『マニアック』キービジュアル(左から)成海璃子、安田章大、古田新太

    関ジャニ∞・安田章大主演 舞台『マニアック』のキービジュアル解禁

    エンタメ

     関ジャニ∞の安田章大が主演する音楽劇『マニアック』のキービジュアルが完成。安田の左右に共演の古田新太、成海璃子が拘束された姿で並び、ストーリー展開を体現したような仕上がりになっている。@@cutter 本作は、青木豪が作・演出を務める“変態全開、だけど痛快”な音楽劇。とある町の山の上にある八猪病院を舞台に、ロボットと人体の融合=新しい医療の可能性を夢見て入院患者で人体改造実験を繰り返す院長の八猪不二男(古田)、その一人娘で溺愛されているメイ(成海)の元に、植木屋の犬塚アキラ(安田)がやって来て恋に落ちたことから始まる“バカバカしさMAX!”のブラックなエンタテインメントが繰り広げられる。  キービジュアルでは、拘束された院長役の古田とメイ役の成海に対し、1人だけ拘束されていないアキラ役の安田の姿が。院長に支配される人々と、彼らを解放しようと奮闘するアキラという関係性が表されている。  音楽劇『マニアック』は、2019年1月19日~29日に大阪・森ノ宮ピロティホールにて、2月5日~27日に東京・新国立劇場 中劇場にて上演。

  • 舞台『奇跡の人』サリヴァン先生役の高畑充希と、ヘレン役の鈴木梨央

    高畑充希、ヘレンからサリヴァン先生に 舞台『奇跡の人』鈴木梨央と共演

    エンタメ

     女優の高畑充希が、舞台『奇跡の人』でサリヴァン先生を演じることが分かった。これまで同作でヘレンを演じてきた高畑は、「自分自身が先生の年齢を超え、『サリヴァン先生も演じてみたい』と思うようになったので、今回こうした機会を頂けることは凄く嬉しいです」と語っている。@@cutter 同作は、19世紀のアメリカ、家庭教師アニー・サリヴァンと、見えない、聞こえない、しゃべれない世界を生きる三重苦の少女ヘレン・ケラーの物語。2019年版はサリヴァン先生を高畑が、ヘレンを鈴木梨央が演じる。  「自分としてはとても珍しいことですが、前回の『奇跡の人』の演出が気に入っています」という演出の森新太郎は「前回ヘレン・ケラーだった高畑充希がアニー・サリヴァンを演じる、こんなに納得のいくキャスティングは他にありません。彼女が演じるサリヴァンを想像するだけでワクワクしてしまいます」と期待を寄せる。  一方、「『奇跡の人』という作品が小さい頃から好きで、どんな形でも良いから関わりたいと思っていました」という高畑は、「17歳の時からヘレンを2度演じさせて頂いている時に、サリヴァン先生と向き合っていく中で、『サリヴァン先生だったらどんな風に感じるんだろう』と思うことがありました」と語り、「プレッシャーもありますが、自分なりのサリヴァン先生に、出会えたらいいなと思っています」と意気込む。  鈴木は「初めての舞台で分からないことだらけですが、ヘレンの心の声や、生きる力を、私らしいヘレンを演じられるよう、全身全霊で臨んでいきたいです」と語っている。ほか、ヘレンの母ケイトを江口のりこが、義兄ジェイムズを須賀健太が、父アーサーを益岡徹が演じる。  舞台『奇跡の人』は、2019年4月13日~29日の東京芸術劇場プレイハウスを幕開けに、富山、鳥栖、大阪、浜松で上演。

  • 「裕木奈江 30周年記念ONE NIGHT LIVE with 吉川忠英・斎藤ネコ」ステージの様子

    芸能生活30周年・裕木奈江、13年ぶりのライブで涙

    エンタメ

     10月24、25日と二夜に渡り都内で、芸能生活30周年を記念したライブを開催し、13年ぶりにファンの前で歌声を披露した裕木奈江。久々の歌手活動だが、ステージが始まると彼女の持つ独特な世界観が一気に広がり、会場を優しい雰囲気で包み込んだ。そんな彼女にステージを終えた感想と芸能生活30年間の話を聞いた。@@cutter 今回のライブには、吉川忠英(ギター)、斎藤ネコ(バイオリン)、井上鑑(ピアノ)とこれ以上ないぐらい贅沢なミュージシャンが参加。さらに客席には松本隆、細野晴臣といったレジェンドや関係者が多数集まり、ファンとともに30周年を祝った。アンコール曲「見上げてごらん夜の星を」を歌い終えると、あふれ出る涙をとめることができなかった。「照明がついて明るくなると、昔からのファンの皆さんの笑顔が見えて、あー、すごいうれしいなって」。  休憩も含め約2時間半。シングル「泣いてないってば」「拗ねてごめん」「この空が味方なら」「冬の東京」「空気みたいに愛してる」ほか、「青空挽歌」、「月夜のドルフィン」など全15曲を披露。目を閉じても、ステージからラブレターのように届く歌声を聞いただけで「裕木奈江だ」とわかる儚げなボーカルは、昔から変わらない。  88年にスクリーンデビューを果たした裕木は、90年代に入り映画やドラマ、CMなどで大ブレイク。あれからはや30年、「よくわからないキャリアになってきたな、と」と笑うが、それだけ果敢にいろいろなことにチャレンジしてきた。  山田洋次、澤井信一郎、高橋伴明ら名だたる監督たちの映画作品に出演した20代後半は「(観客として)見ていただけの人たちが、『裕木』って名指しでオファーしてくださるわけで全部やりたかった。無我夢中でしたね」と話す。04年に文化庁の新進芸術家海外留学制度で1年間、ギリシャで演劇を学んだことをきっかけに、米・ロサンゼルスを拠点に活動し国際派女優に。昨年はデヴィッド・リンチ監督の海外ドラマ『ツイン・ピークス The Return』にアジア人でただ一人、リンチ監督から直接キャティングされた。  女優としてのイメージが強いが、デビュー当時は音楽系事務所に所属。「実は最初、歌手にならないかとお誘いを受けたんです。私の声が軽くて面白い声をしているから、ポップな歌を歌ってみたらいいんじゃないかと。私はお芝居にすごく興味があったのですが、両方とも勉強になるからということでボイストレーニングも受けるようになって」と歌手活動のきっかけを明かす。@@separator 90年2月に「硝子のピノキオ」でCDデビュー。以後シングルを全9枚、アルバムはベスト盤含め7枚をリリースしている。「プロデューサーの酒井政利さんに誘われ、いきなり筒美京平さんの曲や、松本隆さん、秋元康さん作詞の曲だったりを歌わせていただいて。そうそうたる方々の楽曲に恵まれ、すごく幸運でした」とその幸せを噛みしめる。  今回のライブにも多数のレジェンドが駆け付けたが、なぜ彼女はデビュー間もない頃から、普通は仕事を一緒にしたくてもなかなか叶わない超一流の人々に好かれたのだろうか。 「デビューがちょうどバブル期で、私みたいな田舎っぽい子がいなかったんですね。“3M”と呼ばれた牧瀬里穂さんや宮沢りえさん、観月ありささんとか、みんなデビューのときから洗練されていて…」と振り返る。「そんななか私は、地方から出てきて東京に慣れてないけど『がんばってます』っていうイメージで、そのシェアがすごく高かったのだと思います」と自己分析するが、裕木でなければならない圧倒的な理由がいくつもあったはずだ。  久しぶりのライブを終え、「長く愛してくださっている皆さんの愛が、ありがたいです」と感謝する裕木。30周年の一区切りを「大きな円をひとつ、描き切った感じなんです」と表現しながらも「このあとは気楽にいきたいですね」と楽しそうに語る。より自由に女優としてアーティストとして、彼女が描き始めるだろう次の新しい円が楽しみでならない。(取材・文:志和浩司)

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