阿部詩「進化しないと二連覇は達成できない」兄・一二三とのアベック金メダルへ意気込み
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柔道の阿部詩が23日、都内で実施されたTEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式に兄・阿部一二三らと共に出席。パリ五輪に向けて「進化していかないと二連覇は達成できないなと思っている」と気を引き締めた。
【写真】二連覇への意気込みを語る阿部詩
「TEAM JAPAN」はオリンピック日本代表選手団や、世界で日本の代表として戦う選手やそのチームで構成されるスポーツに関わる全ステークホルダーの中心的存在となり、ひとつのコミュニティとして束ねる役割を担う。同会では、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)が、「誰もが憧れるアスリート」の象徴となるシンボルアスリート、次世代の日本スポーツ界をけん引していく若手アスリートであるネクストシンボルアスリートの認定を実施した。
東京五輪にて、そろって金メダルを獲得した阿部兄妹。詩は同大会を振り返って「自分自身の夢が叶ったという喜びに満ちあふれていた」と述懐。一二三が金メダルを獲得した瞬間について「本当に2人の夢が実現したんだ、という瞬間だった。人生で一番思い出に残っている瞬間です」とほほ笑んだ。
ネクストシンボルアスリートからシンボルアスリートにステップアップした一二三は、若手のネクストシンボルアスリートに向けて「目標や夢を持ち続ければ、シンボルアスリートになって、夢も叶えられると思う。僕自身もがんばるので、がんばってください」とエールを送った。
2024年のパリ五輪では、二連覇に期待がかかる2人。詩は「まだまだ課題がたくさんある。自分自身、進化していかないと二連覇は達成できないなと思っている。一年一年、課題を一つ一つしっかり潰していって、強くなれるよう努力したいです」と述べた。
同認定式では、各アスリートにスポットを当てたYouTubeチャンネル「TEAM JAPAN TV」が開設されることが明らかに。第1弾としてスキー・ノルディック複合の渡部暁斗とスピードスケートの高木美帆、宇野昌磨が対談した模様が、6月23日20時より公開される。