ショーン・ベイカー監督『レッド・ロケット』日本オリジナルデザインポスター＆予告公開
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ショーン・ベイカー監督の映画『レッド・ロケット』より、日本オリジナルポスタービジュアルと予告編、新場面写真が解禁された。
【動画】サイモン・レックスの熱演に目が離せない『レッド・ロケット』予告
本作は、落ちぶれた元ポルノスターが夢見る大迷惑なサクセスストーリー。『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』など、アメリカ社会の「声なき声」を掬い上げることに定評のあるショーン・ベイカー監督が、ご都合主義でうすっぺら、口先だけの男マイキーを主役に、社会の片隅で生きる人々を鮮やかに描いた、ひとクセありのヒューマンドラマだ。
かつては「ポルノ界のアカデミー賞を5回逃した」ポルノ俳優だったが、今は落ちぶれ無一文で故郷テキサスへ舞い戻ったマイキー。別居中の妻の家に転がり込むことに成功するも、17年のブランクのおかげで仕事はない。昔のつてでマリファナを売りながら糊口をしのいでいたある日、ドーナツ店で働く少女と出会い再起を夢見るが…。
解禁された予告編は、元ポルノスターのマイキーが長距離バスで故郷テキサスシティに帰ってくるシーンから始まる。顔は傷だらけ、所持金22ドル、別居中の妻に「消え失せな！」と罵られながらも、どうにか彼女の家に転がり込むことに成功。「俺のスキルと能力があれば怖いものなしさ」と根拠のない自信を振りかざす。そんなある日、ドーナツ店で働く少女に出会ったマイキーの中で、何かの“スイッチ”が入る。そこから彼は、あの手この手で口説こうとするが…。
『イット・カムズ・アットナイト』や『WAVES／ウェイブス』などの撮影監督ドリュー・ダニエルズが16mmフィルムで映し出すテキサスのエモーショナルな空気感と、90年代後半に一世を風靡したアメリカのアイドルグループ*NSYNC（インシンク）の大ヒット曲「Bye Bye Bye」の意外なマッチングが作品への期待を高める。カンヌ国際映画祭で上映されるやいなや「センセーショナル！」と大きな話題を呼んだマイキー役のサイモン・レックスの熱演にも注目だ。
また、ポスタービジュアルは、世界各国で展開されているものとは異なる日本のみのオリジナルデザイン。マイキーのなぜか恍惚とした表情と「人生は、スウィートだ」のコピー。“有害なほど利己的で、破壊的にナルシスト”な彼の人生は果たしてスウィートなのか、それとも？
さらに、新たな場面写真も解禁。舞台となったテキサスシティに実在するドーナツ店をはじめ、アラン・リックマン演出の1人芝居など舞台で活躍する女優ブリー・エルロッド演じるマイキーの妻レクシー、ベイカー監督に見出され「次なる大物」と言われるスザンナ・サンが演じるストロベリー、地元テキサスでスカウトした映画初出演の魅力的な面々演じるテキサスの人々など、印象的なショットが並ぶ。
映画『レッド・ロケット』は、4月21日より劇場公開。
