坂口健太郎×齋藤飛鳥『サイドバイサイド』、ロング予告＆場面写真解禁　King Gnu・井口理出演シーンも公開

映画

公開日：2023/3/27 08:00

【動画】未山（坂口健太郎）のさまざまな顔がうかがえる、映画『サイドバイサイド隣にいる人』ロング版予告

　『サイドバイサイド』＝「隣同士で／一緒に」という題名を冠された本作は、リアルとファンタジーが混在する「マジックリアリズム」が息づく物語。『世界の中心で、愛をさけぶ』（2004）をはじめ、行定勲と数々の作品を作り出してきた伊藤ちひろがオリジナル脚本を書き下ろし、監督も務めた。

　美術・装飾スタッフ出身である伊藤監督の感性が光る詩的な映像世界の主人公を演じるのは、坂口健太郎。不思議な力を持ち、傷ついた人を癒す青年・未山を、柔らかな雰囲気で見せる。さらに、かつて起きたある事件がきっかけで、未山の前から姿を消していた元恋人・莉子を、乃木坂46卒業発表後初の映画出演となる齋藤飛鳥が演じる。そのほか、未山と共に生活を共にしている看護師の恋人・詩織を市川実日子、未山の高校時代の後輩でミュージシャンとして活動している草鹿を浅香航大。詩織の娘・美々（みみ）を磯村アメリが演じる。

　坂口演じる主人公・未山が、一緒に暮らす恋人・詩織（市川）の娘の美々（磯村）と「おはよう」と言い合うシーンから始まるロング版予告映像。そこに存在しない“誰かの思い”が見える不思議な力を持つ未山が、周囲の声に応じ、人々を癒し愛されながら、自然豊かな土地で穏やかに暮らす様子が描かれる。

　しかし、「昨日、夢に出てきたの」という詩織の言葉から空気が一変。暗がりの中、立ちつくす未山とかつての恋人・莉子（斎藤）の姿が映し出され、2人の間に起こった“ある事件”が意味深に切り取られる。さらに、2人に関わる謎の男（浅香）の「あんたがほったらかしにしてきた過去だよね」という言葉と重なるように、何かから逃げ出す未山の姿も。

　終盤には、現在公開中の主演映画『ひとりぼっちじゃない』に続き、伊藤監督作品に出演する井口理の出演シーンも初公開。「いいところですね」と未山に話しかける、井口が演じる役どころは果たしてどんな存在なのかー？後半にかけて、本作のためにクボタカイが書き下ろした主題歌「隣」と共に、一点を見つめたり、涙を流したりと未山のさまざまな“顔”がうかがえる中、作品の切ない余韻を残し、映像は終わる。

　映画『サイドバイサイド隣にいる人』は、4月14日より全国公開。