ジャンポール・ゴルチエの豪華絢爛な世界観の裏側に迫るドキュメンタリー映画、9月日本公開決定
フランスの世界的ファッションデザイナー、ジャンポール・ゴルチエの自伝的ミュージカル『ファッション・フリーク・ショー』の舞台裏を追ったドキュメンタリー映画『ジャンポール・ゴルチエ:フリーク&シック(原題)』が、9月29日より日本公開することが決定。本作の場面写真9枚と海外版ポスタービジュアルが到着した。
【写真】ゴルチエ自ら演出と衣装を手掛けた自伝的ミュージカル『ファッション・フリーク・ショー』の舞台裏を追う! ドキュメンタリー映画『ジャンポール・ゴルチエ:フリーク&シック(原題)』場面写真
ジャンポール・ゴルチエは、マドンナの「コーンブラ」を手掛けたデザイナーとして知られ、映画衣装の分野でもピーター・グリーナウェイ監督の『コックと泥棒、その妻と愛人』(1989)をはじめ、リュック・ベッソン監督の『フィフス・エレメント』(1997)、ペドロ・アルモドバル監督の『キカ』(1993)や『私が、生きる肌』(2011)など、多くのキャリアを持つ世界的ファッションデザイナー。本作はゴルチエの自伝的ミュージカルの舞台裏を追ったドキュメンタリー映画だ。
2018年秋にパリで上演されるとともに話題の中心となった『ファッション・フリーク・ショー』。手掛けるのは80年代よりファッションデザイナーとして第一線で活躍し続けるジャンポール・ゴルチエだ。自身の半生を題材に、ゴルチエ特有の豪華な衣装、オリジナルの音楽やハイスタイルな振り付けで観客を魅了する舞台は、実に2年もの歳月を制作に注がれていた。
マドンナ、カトリーヌ・ドヌーヴ、マリオン・コティヤール、ロッシ・デ・パルマをはじめとする世界的なセレブまでをも虜にした、贅沢で心穏やか、過剰かつ詩的、そして魔法に満ちあふれた世界観。その世界的なショーを作り上げるまでの背景に迫る。
本作の監督を務めたのは、これまでフランスの柔道家テディ・リネールのドキュメンタリーや、Netflixで配信されたエマニュエル・マクロン仏大統領のドキュメンタリーを手掛けてきたヤン・レノレ。本作には今なおファッションアイコンとして君臨し続けるマドンナが出演しているほか、フランスの名優カトリーヌ・ドヌーヴやマリオン・コティヤール、アルモドバル監督作の常連俳優ロッシ・デ・パルマ、ディスコ&ファンクミュージックの巨匠ナイル・ロジャースなど、そうそうたる面々がスクリーンを彩っている。
ゴルチエの幼少期からデザイナーとして成功を収めるまでの半生を描いたミュージカル『ファッション・フリーク・ショー』は、ゴルチエ自ら演出と衣装を手掛け、2018年のパリ公演では25万人を動員、2022年のロンドン公演では30万人を動員するなど、ファッションの本場を熱狂させてきた。
現在、世界各地でワールドツアーが決まっており、日本でも5月19日から東京・渋谷の東急シアターオーブ、6月7日より大阪フェスティバルホールにて日本公演が決まっている。
また、『ファッション・フリーク・ショー』の日本公演に合わせ、6月4日にはヒューマントラストシネマ渋谷にて1日限定の先行上映が行われる予定となっている。
映画『ジャンポール・ゴルチエ:フリーク&シック(原題)』は、9月29日より全国順次公開。