EXIT兼近、SNSの変化を指摘「承認欲求を満たすツールから、金儲けをするツールに」
お笑いコンビ・EXITがMCを務める『ABEMA Prime』が19日に放送され、この日の放送では、警察庁が実施したアンケートで「10年前と比べて治安が悪くなった」とする回答が67%だったことに着目。主観的な「体感治安」の悪化を感じる一方で、刑法犯の認知件数は20年前から減少しており、この矛盾が生じている原因を考えた。
【写真】かつてSNSで大炎上した“おでんツンツン男”
番組MCを務めるりんたろー。は「どちらかと言えば、治安が悪くなった印象を受ける。生活圏で事件が起きたこともあり、被害に遭う恐怖を身近で感じる」とコメントし、相方の兼近大樹も「犯罪スレスレの迷惑行為やモラルを欠いた行動をする人が増えたように感じる。SNSでもそのような動画を投稿したり、誰かに晒されたりする人をよく見かける」と話した。
りんたろー。は、そう感じる原因として、「SNSで事件の様子をリアルタイムかつモザイクなしで見られるようになり、治安悪化を感じる人が増えたのでは?」と推測。続けて、「インプレッション数を稼ぐ目的で『この事件はどっちが悪いと思う?』と動画を拡散させる人がいるが、全く理解できない。たくさんの人の目に触れることで、新たな火種が生まれる。だけど、拡散させた人は知らんぷりをしていることに気持ち悪さを感じる」とコメントした。
この意見を受けて、兼近も「SNSは承認欲求を満たすツールから、金儲けをするツールに変化しつつある。この流れに不安を覚える。今は情報が簡単に手に入る時代。昔はテレビ局の人がさまざまな情報をリサーチして、信ぴょう性を確認した上で放送していたが、今は真実か定かではない情報がどんどん広まっていく。刺激的な情報にすぐに飛びついてしまわないように、リテラシーを高めることが大事だと思う」と持論を展開していた。
『ABEMA Prime』はABEMAにて毎週月曜から金曜21時放送。