イタリアを夢中にさせたシンデレラボーイの魅力たっぷり!『シチリア・サマー』美少年2人のオフショット公開
少年たちの瑞々しい初恋を描いた実話に基づく映画『シチリア・サマー』より、ダブル主演を務めたガブリエーレ・ピッツーロとサムエーレ・セグレートの美麗オフショットとコメントが到着した。
【写真】仲睦まじい様子も美しい! ガブリエーレ・ピッツーロ&サムエーレ・セグレート
イタリアに衝撃を与え、やがて社会を大きく変えるきっかけとなった実際の事件を、40年の時を経て映画化した本作。
1982年、初夏の日差しが降りそそぐイタリア・シチリア島。バイク同士でぶつかり、気絶して息もできなくなった17歳のジャンニに駆け寄ったのは、16歳のニーノ。育ちも性格もまるで異なる2人は一瞬で惹かれあい、友情は瞬く間に激しい恋へと変化していく。2人で打ち上げた花火、飛び込んだ冷たい泉、秘密の約束。だが、そんなかけがえのない時間は、ある日突然終わることに―。
主人公のニーノとジャンニを演じるのは、新星俳優ガブリエーレ・ピッツーロと、ダンサーとしても活躍するサムエーレ・セグレート。数百人のオーディションを勝ち抜き、彗星のごとく現れた2人が瑞々しい演技で魅了する。
監督を務めるのは、イタリアで俳優として活躍するジュゼッペ・フィオレッロ。初監督作となる本作で、イタリア最古の映画賞であるナストロ・ダルジェント賞の新人監督賞を受賞した。
2023年3月にイタリアで公開されると、『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督が大絶賛するなど、瞬く間に高評価の口コミが広がり、大ヒットを記録した本作。主演の2人とフィオレッロ監督は、映画祭への参加に加え、イタリア中の映画館をまわる約1ヶ月に及ぶプロモーションツアーを行った。劇場では子供から高齢者まで幅広い年齢層の観客が集まり、連日満席が続く大盛況。人々の熱狂ぶりを肌で感じた2人は「みなさんから本当に多くの愛をもらいました」と感銘を受けたという。
当時について、ピッツーロは「子供から高齢者まで年齢を問わず観てもらえたことは素晴らしく、自分にとってとても大きな経験になりました。各地の映画祭では、これだけ大勢の人の前に立つのは初めてだったので、すごく胸がワクワクしたのを覚えています。最初は心配でしたが、実際に始まってみると、自分がこの映画を通じて経験した多くのことを話したいという気持ちでいっぱいになり、今では時間が経って少し寂しいと思うくらいです。本当に素晴らしい体験でした」と振り返る。
イタリアでは、映画の舞台となった1980年代と比較すると、現在は同性愛に対する偏見は薄まりつつあるが、一部ではまだ差別的な考えが根付いているのも事実。そんな中、セグレートはある印象的な出来事があったと語る。「僕の故郷のシチリアに行ったときに印象的だったのが、ある意味伝統的で、保守的な考えをもつ年配の方たちが“感動した”というコメントを残してくれて、映画というのはすべての人に通じるコミュニケーション手段なのだと改めて考えさせられました。多くのことを学ぶことができる、魔法のようなこの仕事をこれからも続けられたらいいなと思っています」と、少年たちの純粋な思いに心を動かされる観客が続出していることに手応えをにじませた。
今回到着したピッツーロとセグレートの美麗オフショットは、そんな現地でのプロモーション期間を通じて撮影されたもの。本作をきっかけに親交を深めた2人は、お互いの勉学の為、ローマとニューヨークに離れて生活する今でも毎日のように連絡を取り合っているそう。映画のヒットを受け、ヨーロッパで人気沸騰中の彼らはSNSのフォロワー数も爆発的に急増中。フィオレッロ監督と共にヴァレンティノのファッションショーに招待されるなど、映画界のみならずファッション界からも注目されている。
映画『シチリア・サマー』は、11月23日より全国公開。