「努力しない人」=「したくない人」? EXIT兼近「人によって努力の形や角度が違う」
お笑いコンビ・EXITがMCを務める『ABEMA Prime』が22日に放送。この日の放送では、「努力が出来ない人は、“努力したくない人”では?」と指摘するSNS投稿に集まった賛否の声について考えた。
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番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITの兼近大樹は「努力をしていないのではなく、人によって努力の種類が違うんだと思う」とした上で、「一般的には、大企業に就職したり、東大に行った人の“努力の角度”が正解とされているが、その他の角度だって正解なはず。例えば、森を切り開いて、真っすぐに進むことだけではなく、道の幅を広げたり、地面を固めるという形の努力もある。人によって努力の方向性や形は違うから、このテーマは意見が割れるのだと思う」とコメントした。
相方のりんたろー。は「“努力が出来ない”ことの背景を考えてみることが大切だと思う。僕は兼近くんと出会う前は、彼のような環境で育った人の存在を知らなかった。自分がいかに恵まれた環境にいたのかを知らなかった。そうした事実に思いを巡らせるだけで、言葉のチョイスが変わってくると思う」と話した。
また、ジャーナリストの堀潤氏が「僕は努力を、“作戦”という言葉に置き換えたら丸く収まる気がする。何かを達成するための作戦がその人に合っているのか、修正した方がいいのか。ただそれだけな気がする」と語ると、兼近は「作戦を立ててくれる人が自分の傍にいるか、その人からどんな作戦の選択肢を与えられるかは、環境によって異なる。例えば、『うさぎ跳びが正解だよ』と教わったから続けていたけど、他の人から『それは間違っている』と言われて絶望するかもしれない。それに気が付いて、方向転換しようとしても、うさぎ跳びを頑張っていたことで膝を壊してしまい、立ち止まってしまうかもしれない。この背景を知らずに、現状の姿だけを見て、『努力していない』と言うのは間違っている」と持論を展開していた。
『ABEMA Prime』はABEMAにて毎週月曜から金曜21時放送。