松下洸平、結婚発表後初の公の場 “幼稚園児サイズ”のネクタイに「和みました」

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俳優の松下洸平が7日、都内で開催された映画『遠い山なみの光』完成披露舞台挨拶に、広瀬すず、二階堂ふみ、吉田羊、三浦友和、石川慶監督と共に出席。松下は7月27日に結婚を発表して以降、初の公の場となった。
【写真】夫婦役を演じた広瀬すず&松下洸平
本作は、1989年にイギリス最高の文学賞であるブッカー賞、2017年にノーベル文学賞を受賞し、二つの世紀を代表する小説家となったカズオ・イシグロの長編デビュー作である同名小説を、石川監督が映画化。1950年代長崎と1980年代イギリスを生きる3人の女たちの知られざる真実を描く。
広瀬演じる緒方悦子の夫・二郎役の松下は、本作が披露された第78回カンヌ国際映画祭を振り返り、「僕、エンドロールが始まった瞬間、スタンディングオベーションで色んな方が皆さん立って拍手をしてくださった時に、本当に感極まりまして、泣く一歩手前で」と告白。続けて「パッと(共演の)皆さんを見たら、スッと凛々しいお顔で拍手を受けていらっしゃったので、僕一人が泣いている場合ではないなと思ってグッと堪えました」と当時の状況を打ち明けた。
また、広瀬との共演の話題では、広瀬が「ネクタイをするシーンがあって。結んだことなくて、何回も練習させていただいた」と悦子が二郎にネクタイを着けるシーンを述懐。そして、「身の回りのことは悦子さんが準備したりお手伝いをするという描写だったんですけど、本番だけ幼稚園児くらいのこんなに短いネクタイになっちゃって」とネクタイに慣れない広瀬が、胸の上で終わるほどの短さに結んでしまったことを打ち明けた。
松下は「良い意味での緊張感がずっと漂っていた中でその日も撮影していたのに、これぐらいだったんですよ」と手で短さを表現し、「一気に和みましたね。やっぱね、あそこで」と回顧。広瀬は「(ネクタイはカメラに)映らないからいいかな、とそのままやっていたんですけど、さすがに笑っちゃって(笑)」「絶対にお芝居の邪魔だったんですけど、何事もないかのような顔で松下さんも続けてくれるので、良い人だなと思いました(笑)」と笑っていた。
舞台挨拶の終わりには、去り際に松下が報道陣から「結婚おめでとうございます」と声をかけられる一幕も。柔らかく微笑んだ松下は、頭を下げて会場を後にした。
映画『遠い山なみの光』は、9月5日より全国公開。