最強ヴァンパイアVS人狼VS魔女、権力闘争と家族愛を描く『オリジナルズ』の魅力とは

全米のヴァンパイア・ブームを牽引する『ヴァンパイア・ダイアリーズ』。そんな同シリーズのセカンド・シーズンから出演する、大人気のキャラクターのクラウスを主人公に、最強のヴァンパイア“オリジナルズ”と別種族との権力闘争を超常能力<スーパーナチュラル>アクションで描くスピンオフ『オリジナルズ』が遂に日本上陸。共に全米で人気ドラマの本家『ヴァンパイア・ダイアリーズ』とスピンオフは一体何が違うのか。
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本家は、人間とヴァンパイアの禁断の恋愛を描いているが、『オリジナルズ』は、ヴァンパイアの最古にして最強の能力を持つ“オリジナル・ヴァンパイア”のクラウスたちが、人狼や魔女たちと種族存亡をかけて闘う。
本作の見どころの1つが、本家にはない、3つの種族による壮絶な権力闘争だ。最強のヴァンパイア<オリジナルズ>、底知れぬ力を持つ<魔女>、策略家の<人狼>と、彼らは肉体だけでなく、頭脳や心理も駆使し、だましだまされ、血なまぐさい闘争を繰り広げている。その一方、どの種族も仲間や家族との時間は平穏そのもの。ときに喧嘩もするが、それは信頼関係と愛情があってこそ。憎しみを生む闘争劇の裏には、種族のプライドだけではなく、愛すべき人を守るという、仲間や家族への深い愛が見え隠れしているのだ。この闘争劇と家族愛のパートは、特に注目したいポイントである。
次が女性だ。権力闘争は男性に目がいきがちだが、実は、本作の女性にはなかなかの手練れが多いのだ。例えば、クラウスの妹レベッカは、すさまじい力に加え、主導権を握るのが上手く、魔女のリーダーであるソフィーはクラウスとの子を身ごもった人狼ヘイリーを利用し、さまざまな交渉を有利に進めている。ほかにも、お腹の赤ちゃんが切り札のヘイリー、影のNo.1実力者である魔女のヴィーナ、人間だが、強力な後ろ盾を持つカミーユと、個性的な強さを有した美女たちが勢揃い。彼女たちの活躍も堪能してもらいたい。
本家とは違う部分があるものの、『オリジナルズ』ではヴァンパイア自体の起源を知ることができ、恋愛だけでなく家族愛や権力争いも楽しめる。
海外ドラマ『オリジナルズ』ファースト・シーズンは、11月12日よりレンタル開始。