アカデミー賞、協会が延期を検討か
映画
米映画賞の最高峰アカデミー賞。例年2月の最終日曜か、または3月の第一日曜に開催されることが多い授賞式だが、来年開催予定の第93回授賞式について、主宰する映画芸術科学アカデミーが延期を視野に入れているようだ。
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複数の情報筋が匿名を条件に明かしたと、Varietyが報じた。この非常時において、決定的なことは何も決まっていないとし、「おそらく延期するだろう」と明かしたという。
しかしながら、新たな日程を含む詳細については、まだ多く話し合いがもたれておらず、正式な提案もなされていないそうだ。アカデミー賞の授賞式は、毎年持ち回りでアメリカのキー局が放送することになっており、第93回授賞式の放送に関しては、今のところ、来年2月28日にABCで放送されることが決まっている。他の情報筋の話では、放送日程についてABCが目下、変更なしとしたという。
新型コロナウイルスの影響を受けて、今年4月に、第93回アカデミー賞に関して一時的な新ルールが発表されている。本来の規定では、受賞の対象となるためには米ロサンゼルス郡で7日以上の劇場公開が必要だったが、新しい規定では、当初劇場公開用に制作された作品であれば、ストリーミングでの公開でも基準を満たすとした。また、LAのほかニューヨークやシカゴ、マイアミ、アトランタやベイエリアでの公開も基準を満たすものとしている。
もし授賞式が延期された場合、年内公開という締切を伸ばすことになるかは不明であるそうだ。
新ルールの発表時に、協会のトップのデイヴィッド・ルービンは「この先どうなるかは知りえない」と話し、2021年の授賞式のテレビ放映がどのように変更されるかを判明するには早すぎると明かしていた。映画芸術科学アカデミーはこの件に関し、コメントを拒否しているという。
