上田慎一郎 関連記事

  • 映画『スペシャルアクターズ』キャスト&監督集合写真

    『カメ止め』上田慎一郎監督、新作映画公開へ 「一時期、大スランプに陥りました」

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     大ヒット映画『カメラを止めるな!』に続く上田慎一郎監督の長編劇映画第2弾『スペシャルアクターズ』が5月14日にクランクインしたことが発表された。5月31日のクランクアップ、10月18日の全国公開を予定している。@@cutter 上田監督が脚本、編集も担当。内容はまだ公表されていないが、奇想天外なエンターテインメント映画になる予定とされている。キャストについてはプロ・アマ問わず公募をかけ、書類選考を経て1500名のオーディションを実行。選ばれた15人のキャストを上田監督が当て書きしてオリジナル脚本を作り上げた。  本作は、低予算ながら「作家主義」と「俳優発掘」を掲げ、オリジナル脚本にこだわって2013年に始動した「松竹ブロードキャスティング・オリジナル映画プロジェクト」の第7弾作品となる。  上田監督は「企画開発を始めた頃、正直、想像以上のプレッシャーに襲われ、一時期、大スランプに陥りました。しかし、仲間に助けられながら、その暗黒期を乗り越え、なんとかクランクインまで辿り着くことができました」と明かし、「今は心底、この映画を信じています。映画の内容はまだ言えないのですが、このタイトルとロゴから妄想を膨らませてお待ちください。本作も自分の『好き』や『最高』がギッシリ詰まった映画になることは間違いありません。今の自分にしか撮れないもの。このキャスト、スタッフでしか撮れないもの。二度とは掴めない『奇跡』を拾い集めて、最高の娯楽映画を創ります」とコメントしている。  映画『スペシャルアクターズ』は10月18日より全国公開。

  • 左から浅沼直哉監督、上田慎一郎監督、中泉裕矢監督

    『カメ止め』クリエーター最新作タイトル 『イソップの思うツボ』に決定

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     2018年の大ヒット映画『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、助監督の中泉裕矢、スチールを担当した浅沼直也の3人が共同監督を務める新作映画のタイトルが『イソップの思うツボ』に決定。併せて3人の監督が、新元号の発表さながらに直筆文字で作品タイトルを発表するユーモラスなコメント動画も解禁された。@@cutter 今作は、彩の国ビジュアルプラザによる支援を受け、上田監督のオリジナル脚本&上田、中泉、浅沼の3監督で製作。「三角関係」「復讐」「カメ」の3つのキーワードが作品のカギを握るということだけが公表されており、キャストやストーリーはベールに包まれたままとなっている。  コメント動画は、タイトル会議終了30分後に収録されており、決定の喜びをにじませた3監督の様子が伝わってくるもの。最初に3監督が、「皆さんこんにちは!」とにこやかにあいさつした後、上田が「僕たち3人が共同監督を務めた新作映画のタイトルが、つい先ほど、本当に30分ほど前に最終確定いたしました!」と告げる。そして目の前のタイトルが描かれた色紙を持ち上げて「『イソップの思うツボ』です!」と全員で読み上げると周囲から拍手が沸き起こる。  次いで中泉が「すでに発表している『三角関係』『復讐』『カメ』というキーワード、そして『イソップの思うツボ』というタイトルから、皆さんはどのような内容を想像するでしょうか?」と語りかけ、続いて浅沼が「まだまだ謎でいっぱいの本作、今後徐々に明らかになっていきます。続報をお待ち下さい!」と告げている。  動画で披露した直筆色紙は、「イソップの」を浅沼が、「思う」を上田が、「ツボ」を中泉が、それぞれ思いを込めて共同作業で書き上げたという。まだ多くの要素が謎に包まれた本作のさらなる続報を待ちたい。  映画『イソップの思うツボ』は今夏公開。

  • 『カメラを止めるな!』メインビジュアル

    『カメラを止めるな!』地上波初放送に「答え合わせが面白い」と視聴者熱狂

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     8日放送の『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系/毎週金曜21時)で、昨年公開された映画『カメラを止めるな!』(上田慎一郎監督)が地上波初放送。さまざまな伏線が散りばめられた大ヒット映画のオンエアに、SNS上では答え合わせを楽しむコメントや、映画館で観なかったことを後悔する声など、さまざまな反響が巻き起こっている。@@cutter 前半と後半の変わりぶりがカギとなる同作。ネットユーザーからは、「後半が分かってる上で観るカメ止め前半はおもろい」「前半の荒さが後半にもめちゃくちゃ生きてくるのが楽しかった」「後半の答え合わせが面白いねー」といった書き込みが見られた。  さらに、前半で張られていた伏線が、後半で次々と回収されたことについても「ポンッ!がここで生きた」「ここでイケメン俳優にキレてるところは、リハーサルの鬱憤を爆発させてるんだろうなー」「軟水と硬水の伏線回収笑った」「なるほど、だからここからカメラの動き変わったのか」など、思い思いに納得。  キャストに対する意見も数多く寄せられ、劇中の映画監督の妻を演じたしゅはまはるみには、「メイク役のしゅはまはるみさんの激変ぶりが大好き」「何回みてもしゅはまさんのキックのカッコよさに惚れる」と称賛の声が続出。  また、女優役を演じた秋山ゆずきによる「こんなところに斧が……ツイてるわ」というセリフには特に反響も大きく、「ザ・説明ゼリフ」「棒読みっぷりほんとすき」「今世紀最大の謎」といったつぶやきとともに、爆笑をさらっていた。    トボけた女性プロデューサー役・どんぐり(竹原芳子)は、この映画出演後に改名したこともあり、エンドロールにきちんと「どんぐり」名義も表示。これにはファンも「どんぐりになってるのテレビ版ならでは」「エンドロールちゃんとどんぐりになってる」と感動。  ちなみに今回、同作を初めて見たという視聴者も、「カメラを止めるな面白かったー!これは映画館で観たかったなぁ」「後悔した。『カメラを止めるな!』を映画館で観なかったことを。素晴らしい映画だった」などと絶賛していた。

  • 『カメラを止めるな!』クリエイター再集結の新作映画『タイトル未定』今夏公開

    『カメ止め』制作陣、今夏新作公開! キーワードは三角関係&復讐&カメ

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     2018年の大ヒット映画『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、助監督の中泉裕矢、スチールを担当した浅沼直也の3人が共同監督を務める新作映画が今夏公開されることが決定。新作の重要なキーワードとして、“三角関係”“復讐”“カメ”が明かされた。@@cutter 上田監督の長編デビュー作『カメラを止めるな!』は、昨年6月に都内2館で公開が始まって以降、評判が広がり動員数220万人以上、興行収入31億円を突破。2018年日本アカデミー賞では最優秀編集賞や話題賞を、第61回ブルーリボン賞では作品賞を受賞するなど国内外で高評価を受けた。  今作は、彩の国ビジュアルプラザによる支援を受け、上田監督のオリジナル脚本(共同脚本:中泉監督、浅沼監督)で製作。タイトルは未定、キャストやストーリーもベールに包まれたままとなっている。現在は、“三角関係”“復讐”“カメ”の3つが、映画のカギを握る重要なキーワードになる、ということだけアナウンスされている。撮影は昨年わずか9日間で終了し、現在はポストプロダクション中。  共同監督の3人は、2015年に製作され、全国公開もされたオムニバス映画『4/猫 ‐ねこぶんのよん‐』で各話の監督を担当した間柄。中泉監督は、3月2日にAbemaTVでオンエアされた「カメラを止めるな!スピンオフ『ハリウッド大作戦!』」で監督を務めたほか、最新監督作『君がまた走り出すとき』が公開中。浅沼監督は過去に石橋杏奈主演映画『Heart Beat』(2012)や『鉄馬と風』(2014)などを手掛けている。  今回の情報と併せて解禁された写真は、カラフルな石が敷き詰められたガラスの水槽の中に、一匹のカメが入っている姿を捉えたもの。ガラスの外を覗いているかのように見えるカメは、果たしてどんな意味があるのか。続報を期待したい。  『カメラを止めるな!』クリエイター再集結の新作は、今夏公開。

  • カメラを止めるな!スピンオフ『ハリウッド大作戦!』プレミアム試写会にて

    “カメ止め”上田慎一郎、スピンオフでもスタイル踏襲「リミックスをやろうと」

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     映画『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が、28日に都内で開催された『ハリウッド大作戦!』プレミアム試写会に出席。上田監督は『カメラを止めるな!』のスピンオフである本作について「新しいことはしないようにしました。リミックスをやろうと思いましたね」と語った。@@cutter 『ハリウッド大作戦!』は、大ヒット中の映画『カメラを止めるな!』のスピンオフ作品。この日は同作のメガホンを取った中泉裕矢監督、出演した真魚、濱津隆之、どんぐり、秋山ゆずき、ド・ランクザン望、チャールズ・グラバー、細井学、長屋和彰、市原洋、山崎俊太郎、そして映画コメンテーターの有村昆も出席した。  本作で製作総指揮と脚本を務めた上田監督は「『カメ止め』のメンバーで、ちょっと新しいことをすると、それこそ2みたいになってくるなあと思ったので。ゾンビっていうことも同じで、構造も全く同じで、主人公だけ、濱津さんじゃなくて、真魚にしてやろうと思いました」とコメント。「濱津さんを外す方法が大変でしたね」と白い歯を見せ「濱津さんがいれば、それこそ2みたいになっちゃうんで。主人公を変えたかったですね」と意図を明かしていた。  上田監督の助監督を務めていた中泉監督は「『カメラを止めるな!』と、8割同じことをやってちょうどいいと思っていた」と振り返り、「2割だけ自分の色というか。真魚ちゃんが主人公であるという部分と、(ド・ランクザン)望、チャールズがいることで出てくるものを、ちょっとでも出せればいいなっていうくらいだったので。まねるという言い方はあれですけど、上田君がこういうの好きだっていう好みは分かってはいたので、それを自分の中で噛み砕いて作ったという形ですね」と発言。これを聞いた上田監督は「6割くらいになっていましたけどね(笑)」としつつ「(バランスが)ちょうどよかった」と称賛していた。  カメラを止めるな!スピンオフ『ハリウッド大作戦!』は、AbemaSPECIAL2にて、3月2日22時放送。

  • 第73回毎日映画コンクール表彰式にて

    是枝裕和監督、米アカデミー賞より「東スポ映画大賞行きたい(笑)」

    映画

     是枝裕和監督が14日、神奈川県川崎市で開催された「第73回毎日映画コンクール」の表彰式に出席。表彰式後の囲み取材にて、『万引き家族』が米アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートする今、いつも海外に渡航中で出席できないという東京スポーツ映画大賞に言及。「せっかく(ビート)たけしさんに呼んでいただいているのに参加できない。それが本当に残念」と肩を落とした。@@cutter 是枝監督は今回、昨年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した『万引き家族』が、本コンクールの作品部門・日本映画大賞に選ばれたことを受けてステージに登壇。金色のトロフィーを手に「大賞というのは初めて」と感無量の様子を見せた。  MCから、外国語映画賞にノミネートされている米アカデミー賞の発表が近づいていると言われると、少し間を置いて「はい」と一言。同じく外国語映画賞にノミネートしている『ROMA/ローマ』や『COLD WAR あの歌、2つの心』など有力作を引き合いに、「今回は気楽に、物見遊山的に参加したい」とニコリ。受賞の確率を問われると「あんまりパーセントを考えながらあの場所に行く人はいない」と答えた。  また、米アカデミー賞と同時期にあり、作品賞などの受賞が確定している東スポ映画大賞が話題になると「本当は東スポのほうに行きたい(笑)。東スポの20周年記念の時にも選んでいただいて、その時も海外にいて行けなかった。せっかくたけしさんに呼んでいただいているのに参加できない。それが本当に残念」と名残惜しそうに話した。  監督・脚本部門の監督賞に選出された上田慎一郎監督は、前年の同コンクールで、アニメーション映画賞(自主制作アニメ『こんぷれっくす×コンプレックス』にて)を獲得した妻のふくだみゆき監督に言及。妻を見守るために「観覧席から(本授賞式の模様を)見ていた」と告白。「『次はオレの番だ』と心に誓っていた。まさか翌年、この場に立てるとは思っていなかった」と本音を吐露。  大きな刺激になったのは、自主制作映画で賞を受賞した妻の姿。「(昨年)役所広司さんとか、スターに囲まれて、妻がフォトセッションをしているのを見て、自分が好きなもの、面白いものを作れば壁を壊せるんだなと、あの日の光景を見て実感した」と話し、今後は「浮足立ちすぎず、振り回されすぎず、自分が面白いと思ったもの、好きだと思うものを作っていきたい」と決意を新たにしていた。 <受賞者・受賞作一覧> ■作品部門  ※()は表彰式出席者 日本映画大賞:『万引き家族』(是枝裕和監督) 日本映画優秀賞:『菊とギロチン』(瀬々敬久監督) 外国映画ベストワン賞:『スリー・ビルボード』(20世紀FOX映画、平山義成) ■監督・脚本部門 監督賞:上田慎一郎 脚本賞:野尻克己 ■俳優部門 男優主演賞:柄本佑 女優主演賞:安藤サクラ(代理:城桧吏、佐々木みゆ) 男優助演賞:塚本晋也 女優助演賞:樹木希林(代理:内田也哉子) スポニチグランプリ新人賞:玉置玲央 スポニチグランプリ新人賞:木竜麻生 田中絹代賞:白川和子 ■スタッフ部門 撮影賞:月永雄太 美術賞:原田満生、堀明元紀 音楽賞:Hi’ Spec 録音賞:吉田憲義 ■ドキュメンタリー部門 ドキュメンタリー映画賞:『廻り神楽』(遠藤協監督) ■アニメーション部門 アニメーション映画賞:『若おかみは小学生!』(高坂希太郎監督) 大藤信郎賞:『リズと青い鳥』(山田尚子監督) ■TSUTAYAプレミアム映画ファン賞 ・日本映画部門:『劇場版 コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐』(西浦正記) ・外国映画部門:『ボヘミアン・ラプソディ』(20世紀FOX映画、平山義成) ■特別賞 ・特別賞:戸田奈津子(代理無し)

  • 「2019年 エランドール賞授賞式」に登場した田中圭

    田中圭、ブレイクで態度変わったと言われショック「僕は何も変わってない!」

    エンタメ

     俳優の田中圭、中村倫也、女優の永野芽郁らが7日、都内にて開催された2019年「エランドール賞」授賞式に出席。志尊淳、葵わかな、松岡茉優と共に新人賞TVガイド賞に輝き、プレゼンターとして佐藤健、菅田将暉ら豪華俳優陣もお祝いに駆けつけた。@@cutter 『おっさんずラブ』(テレビ朝日)などで昨年大ブレイクした田中は、「とてもうれしい。自分はもちろんだけど、周りの人からおめでとうって言ってもらえて、いい一日になりそう」とニッコリ。  ただ、各局のプロデューサー陣が集まったこの授賞式だからこそ言いたいことがあると言い、「3名のプロデューサーから『売れたら態度変わるんだな』と言われて。俺もそんな風に見られたんだとショックだった」と打ち明け、「僕は何も変わってないので、今後とも上から僕にどんどん言っていただけたら」と力強く呼び掛けていた。  また昨年、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』のヒロインとしてブレイクした永野は、「自信がなくなる瞬間もあるけど、それを乗り越えられるのは作品のおかげ。今ここに立ててることを誇りに思う」と満面の笑み。  同作で共演した佐藤がプレゼンターを務めたが、「弱音を吐かないだけで、裏では心を削って演技をしていたことを、一番近くで見ていて少しは理解してるつもり。『半分、青い。』はあなたの存在なしではありえませんでした。18歳の貴重な期間をこの作品に捧げてくれてありがとう」と感謝の思いを贈った。  17歳でデビューし、15年を経て念願の賞を受賞した中村は「長い道のりでしたが、僕はこの仕事が好きで、少しでもいい芝居をしていい作品を作って、見てくれる方が考える機会になるような疑似体験をしてほしいと思ってやってきました。賞は責任だと思う。今日からまた靴紐を結んで、頑張っていきたい」と意気込みを明かした。  そんな中村のプレゼンターとして、事務所の後輩でもある菅田がサプライズ登場。菅田は自ら立候補したらしく、「大好きで尊敬する先輩の晴れやかな日に立ち会えて、本当にうれしい」と白い歯を見せ、「中村さんの言葉で何回も救われた。こんなに巧みでユーモアがあってかっこいい人がいるのに、なんでもっと見てくれないかなと思ってたんです。本当におめでとうございます」と熱い思いをぶつけていた。  当日はほかに、プロデューサー賞を『劇場版コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐』の増本淳、『半分、青い。』の勝田夏子、プロデューサー奨励賞で『カメラを止めるな!』の上田慎一郎、市橋浩治、『おっさんずラブ』の三輪祐見子、貴島彩理、特別賞を『万引き家族』製作チームが受賞した。

  • 「第61回ブルーリボン賞」授賞式にて

    松坂桃李、ある記者との秘話を明かす【第61回ブルーリボン賞授賞式】

    映画

     第61回ブルーリボン賞授賞式が6日に都内で開催され、俳優の松坂桃李、女優の門脇麦らが出席した。映画『孤狼の血』で助演男優賞を受賞した松坂は、とあるスポーツ紙の記者との秘話を明かした。@@cutter ブルーリボン賞では、在京スポーツ7紙の映画担当記者の投票によって賞が決定する。柚月裕子の同名小説を基に、ベテラン刑事・大上(役所広司)と新人の日岡(松坂)が、広島におけるヤクザの抗争に巻き込まれていく様を描いた『孤狼の血』で助演男優賞を獲得した松坂。スピーチでは、かつてスポーツ紙の記者が、自身のデビューから約5年が経ち、主演を張るようになった頃に「態度の違い」を指摘する内容の手紙を送ってきたことを回想。  「それを読んだときに、すごく背筋がピッとする思いだったんですね。その記者さんのお陰で、こうやっていろいろな方たちの声を聞こうと、改めて思えるようになって。それで今、こうやってブルーリボン賞の授賞式に立てているのかと思うと、本当に感謝の思いでいっぱいです。選んでいただいた記者の皆さまもそうなんですけども、そういう言葉をくれた、あるスポーツ紙の記者の方にも、お礼を言いたいです」と感慨深そうに語った。  故・若松孝二監督の映画制作を、助監督だった吉積めぐみ(門脇)の目線を通じて描いた『止められるか、俺たちを』で主演女優賞に輝いたのは門脇。「この賞が本作に関わった方、そして若松プロに関わった皆様に、少しでも良いものとして、うれしいものとして、届けば幸せだなと思います」と言い「きれいごとかもしれないけども、これからも私は映画にときめき続け、きれいごとだからこそ、より強くその一番純粋な気持ちを持って、これからも映画作りに関わっていけるように、毎作品毎作品、誠心誠意、向き合っていきたいなと思います」と語った。  当日の司会は、昨年の主演男優賞と主演女優賞をそれぞれ獲得した、阿部サダヲと新垣結衣が担当。お互いを「結衣」「サダヲ」と呼び捨てし合うなど愉快な掛け合いで会場を沸かせ、そんな二人の掛け合いを前にした門脇は「来年、司会できるのかなあ」と笑っていた。 第61回ブルーリボン賞 受賞一覧と登壇者は下記の通り。 ・作品賞 『カメラを止めるな!』上田慎一郎監督 ・監督賞 白石和彌『孤狼の血』『止められるか、俺たちを』『サニー/32』 ・主演男優賞 舘ひろし『終わった人』 ・主演女優賞 門脇麦『止められるか、俺たちを』 ・助演男優賞 松坂桃李『孤狼の血』 ・助演女優賞 松岡茉優『万引き家族』『ちはやふる ‐結び‐』 ・新人賞 南沙良『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』 ・外国作品賞 『ボヘミアン・ラプソディ』

  • カメラを止めるな!スピンオフ『ハリウッド大作戦!』

    『カメ止め!』初のスピンオフ 『ハリウッド大作戦!』放送決定

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     記録的大ヒットとなった映画『カメラを止めるな!』の初のスピンオフドラマ『ハリウッド大作戦!』が、インターネットテレビ局「AbemaTV」の「AbemaSPECIAL2」チャンネルで放送されることが決定した。『カメ止め!』の登場人物たちのその後を描いた物語で、上田慎一郎監督が製作総指揮・脚本を務めるほか、おなじみのキャストやスタッフが再び結集する。@@cutter 映画『カメラを止めるな!』は、山奥の廃虚でゾンビ映画を撮影していた撮影クルーが本物のゾンビと遭遇、襲われたスタッフが次々にゾンビ化する中、監督がひたすらカメラを回し続ける様子をユーモアたっぷりに描き出した作品。  製作費はわずか300万円、キャストはオーディションで選出された無名の俳優たちであるにもかかわらず、2018年6月に公開された直後からSNSで大きな反響を呼び、異例のロングランを記録。興行収入が30億円を超え、第42回日本アカデミー賞で8部門において優秀賞受賞を果たした。  今回放送される、「カメラを止めるな!スピンオフ『ハリウッド大作戦!』」は、上田監督によると、「“あの日”から半年後。アイツらが再結集して繰り広げられる新たな物語」だという。監督は「僕自身、脚本を書きながらワクワクが止まりませんでした。アツアツポイント満載の作品になる予感…」と語っている。  なお、番組の最新情報を掲載した、「カメラを止めるな!スピンオフ『ハリウッド大作戦!』」公式サイトも公開中。  「カメラを止めるな!スピンオフ『ハリウッド大作戦!』」は、「AbemaTV」の「AbemaSPECIAL2」チャンネルにて3月2日22時放送。

  • 第73回毎日映画コンクール 日本映画大賞を受賞した『万引き家族』

    毎日映画コンクール、『万引き家族』が3冠 監督賞に『カメラを止めるな!』

    映画

     第73回毎日映画コンクールの受賞作品と受賞者が23日に発表され、是枝裕和監督の『万引き家族』が日本映画大賞に輝いた。また男優主演賞を『きみの鳥はうたえる』の柄本佑、女優主演賞を『万引き家族』の安藤サクラが受賞した。@@cutter 安藤は、『0.5ミリ』に続き、同賞2度目の受賞となる。『万引き家族』は女優助演賞の樹木希林と合わせて3部門で受賞。『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督は、劇場用長編映画デビュー作で監督賞を受賞し、『泥の河』の小栗康平(第36回・1981年)、『お葬式』の伊丹十三(第39回・1984年)に続く史上3人目の快挙を成し遂げた。  俳優部門では柄本、安藤が夫婦で主演賞を獲得したほか、男優助演賞を『斬、』の塚本晋也が受賞。そのほかスポニチグランプリ新人賞に『教誨師』の玉置玲央、『菊とギロチン』の木竜麻生が輝いた。  表彰式は2月14日にカルッツかわさきで開催される。  第73回毎日映画コンクール受賞結果は以下の通り。 日本映画大賞 『万引き家族』 日本映画優秀賞 『菊とギロチン』 外国映画ベストワン賞 『スリー・ビルボード』 監督賞 上田慎一郎『カメラを止めるな!』 脚本賞 野尻克己『鈴木家の嘘』 男優主演賞 柄本佑『きみの鳥はうたえる』 女優主演賞 安藤サクラ『万引き家族』 男優助演賞 塚本晋也『斬、』 女優助演賞 樹木希林『万引き家族』 スポニチグランプリ新人賞 玉置玲央『教誨師』 スポニチグランプリ新人賞 木竜麻生『菊とギロチン』 田中絹代賞 白川和子 撮影賞 月永雄太『モリのいる場所』 美術賞 原田満生、堀明元紀『日日是好日』 音楽賞 Hi’Spec『きみの鳥はうたえる』 録音賞 吉田憲義『日日是好日』 アニメーション映画賞 『若おかみは小学生!』 大藤信郎賞 『リズと青い鳥』 ドキュメンタリー映画賞 『廻り神楽』 TSUTAYAプレミアム映画ファン賞 日本映画部門 『劇場版 コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐』 TSUTAYAプレミアム映画ファン賞 外国映画部門 『ボヘミアン・ラプソディ』 特別賞 戸田奈津子(字幕翻訳家)

  • 『カメラを止めるな!』BD&DVD発売に先駆け上田慎一郎監督にインタビュー

    『カメ止め』上田慎一郎監督、心境は「プレッシャーとワクワク」

    映画

     2018年、邦画界のニュースとなったのが『カメラを止めるな!』の超特大ヒット。「僕を含めて、地球上の誰もが想像していなかった」と上田慎一郎監督自身も驚きを隠せない。次回作に注目が集まるのも必至だが「プレッシャーがないと言えば嘘になる。本作を超えるのは相当困難」と言いつつ、「ワクワクもしている」と笑顔を見せる。環境が目まぐるしく変化する中、上田監督が今後も「なくしたくない、変わりたくない」と思っていることは何なのか。ヒット後の心境に迫る。@@cutter ワンシーンワンカットのゾンビ映画と、その製作者たちの舞台裏を描く本作。見事な伏線回収と映画づくりへの愛にあふれた内容で、口コミが加速。インディーズ映画としては異例の大ヒットとなった。「インディーズ映画としてのヒットは目指していたけれど、まさかこんなことになるとは」という上田監督だが、「毎日のようにうれしいニュースが飛び込んでくる。僕自身“こうなればいいな、この人に会いたいな”と思っていた夢が次々に叶っていった、永遠のように濃い4ヵ月でした」と公開後は現実が夢を追い抜く瞬間を「何百と見た」と語る。  何よりうれしかったのは「これまでは“結果を残さなければ”などいろいろなことを考えて、短編をつくってきました。でも本作は、僕の好きなことを詰め込んでつくった映画。それがお客さんを楽しませ、結果を残してくれたので、“好き”という気持ちを信じていいんだなと思えた」と自信になったこと。「オーディションでは、不器用な人たちを選んだ」というキャスト陣の飛躍にも大喜びで「彼らがドラマに出たり、事務所に入ったりしていく姿を見て、自分のこと以上にうれしかった」と目を細める。 @@insert1  映画づくりを目指しながらも、ネズミ講に引っかかったり、借金生活のあげくホームレス生活を送ったりと、数々の失敗を重ねてきた経験のある上田監督。今では「トライアンドエラーを繰り返すこと」がひとつの信念となっている。本作がヒットしてからは一層、映画づくりを学ぶ人々からアドバイスを求められることも多くなったが、「“まずは撮れ”と言っています」と上田監督らしいメッセージを贈る。「一発目から100点を目指している人が多い。僕は20点、30点のものを大量生産して、失敗を重ねてきたからこそ今があります。若いうちはトライアンドエラーを繰り返してみてほしい」とのこと。  とはいえ「“失敗は貯金と思え”とかよく言いますが、精神論なんですよね…情熱だけではもたない」と正直な想いが飛び出す。「僕は失敗を集めようと思っていたわけじゃなくて、すべて“ガチの失敗”なんですよ(笑)。失敗しても凹まない仕組みを作れたことが、ここまで来る上で大事でした。僕はツライこと、苦しいこともすべてブログにアウトプットするようにしてきました。すると自分自身を保つこともできるし、読んでくれる人も楽しませることができる」と、「誰かを楽しませたい」との想いが上田監督を常に突き動かしてきた。  「この先どんなことがあっても、ずっと僕の背中を押してくれる映画になりました。“ターニングポイント”です」と本作を表現し、「ここまでにいろいろなことがありました。『カメラを止めるな!』のヒットまでが、僕の人生のひとつのチャプターだと思っています。妻との出会い、キャストをはじめ本作に関わってくれた人との出会い、そのすべてがつながっている。点と点が線になって、大爆発したという感じです」とあらゆる“出会い”に対する感謝も忘れない。そこで気になるのが新たなチャプターで、「『カメラを止めるな!』の上田監督」と必ず言われること。それに対しては、「プレッシャーがないと言えば嘘になる」と告白する。  「300館拡大公開など不可能なことを成し遂げた。これを超えるものをつくるのは不可能なんじゃないかと思うけれど、どうやったら超えていけるんだろうというワクワクもあって。相当、困難だと思いますよ。でもだからこそ、いいなと思っています」とたくましい一言。「もし次に興行的に大コケして、批評的にもボロクソ言われて、ホームレスになったとして。しかも今度のホームレスは、一度成功しているだけに前回よりキツイ。でもそこから復活劇を遂げたら、ものすごい熱いですよね。そう考えると、怖いものはない」とどんな壁も“楽しみ”に昇華する。  そして、たとえメジャーに進出したとしても忘れたくないのが「“楽しむこと”と“挑戦すること”」とキッパリ。「一番キツイのが、“まあまあだった”と言われる映画をつくってしまうこと。それならば、思い切り挑戦してボロクソに言われたほうがいい!」とこれからも全力疾走を約束!上田監督の未来が楽しみでならない。(取材・文・写真:成田おり枝)  映画『カメラを止めるな!』のBlu‐ray&DVDは、12月5日(水)発売。同日レンタル(DVDのみ)、デジタル配信開始。

  • 上田慎一郎監督、「第31回東京国際映画祭」オープニング&レッドカーペットに登場

    <第31回東京国際映画祭>『カメラを止めるな!』上田監督、異例のヒットは「予想してません!」

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     映画『カメラを止めるな!』のメガホンを取った上田慎一郎監督が25日、六本木ヒルズアリーナで行われた第31回東京国際映画祭(TIFF)のレッドカーペットイベントに登場。スタッフ、キャスト総勢20名以上でにぎやかにレッドカーペットを闊歩(かっぽ)し、会場のファンとの交流やメディアからの取材に応じた。@@cutter 上田監督は本作について「メッセージとかテーマ、映画を作る意義よりも、映画の面白さを追求して、面白さが真ん中にある映画を作ろうと思った映画ですね」とコメント。社会現象ともいえる本作の異例のヒットを、事前に予想できたか問われた上田監督は「全然、予想していません!」と一言。続けて「4ヶ月前に公開が始まって、あれよあれよという間に、今日までがずっとつながっているような感じで」と実感を述べた。  また本作への出演をきっかけに、テレビドラマにも進出した主演の濱津隆之は、レッドカーペットについて「すごかったです、すごい景色でした」と語ると、ヒロイン役の真魚は「ありがたいことにお仕事を増えまして、ドラマに出演させていただいたり、ありがたいことがいっぱいです」と、映画の反響の大きさを言葉にした。  第31回東京国際映画祭のJapan Nowで上映される『カメラを止めるな!』は、映画専門学校「ENBUゼミナール」のワークショップから誕生し、2018年に異例の大ヒットを遂げたエンターテインメント・ムービー。  レッドカーペットには他に、出演者のしゅはまはるみ、秋山ゆずきらも登壇した。  「第31回東京国際映画祭」は11月3日まで開催。

  • 映画『カメラを止めるな!』“ポン”デ・ミリオン100万人動員アツアツ舞台挨拶にて

    『カメ止め』動員が120万人を突破 レッドカーペットも夢じゃない!

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     映画『カメラを止めるな!』の観客動員が100万人を突破したことを記念し、6日に上田慎一郎監督と濱津隆之、真魚、しゅはまはるみら俳優陣たちが都内で行われた舞台挨拶に登壇。しゅはまは挨拶でこの映画が第42回日本アカデミー賞の選考対象作品になったことに触れ「夢のようなレッドカーペットを歩ける可能性がこれで出てきました」と語った。@@cutter 当初はわずか2館の予定が、口コミで評判が広まりその公開規模がどんどん拡大されていった『カメラを止めるな!』。この日のイベントは「“ポン”デ・ミリオン 100万人動員アツアツ舞台挨拶」と銘打たれていたが、実際には6日の段階で動員数は120万人を突破、上映中の映画館数は149館。累計上映館数は今後の上映を含めて269館という、異例の大ヒットとなっている。  この日はほかに長屋和彰、細井学、市原洋、山崎俊太郎、大沢真一郎、竹原芳子、浅森咲希奈、吉田美紀、山口友和、藤村拓矢、眼鏡太郎、曽我真臣、佐渡未来、イワゴウサトシ、高橋恭子、生見司織、鈴木伸宏、山本真由美が登壇。また、ツイッターにより生中継も行われた。  上田監督はこの状況に関して「公開から今日で76日目。初日が大昔のように感じて、永遠のような2ヶ月半でした」と感無量の様子でコメント。その後キャストが1人ずつ挨拶を行っていったが、その都度客席から掛け声がかかるなどまさに観客側も“アツアツ”のテンション。濱津が演じた日暮監督と同じアロハシャツを着ていたファンも多く見られた。  また、日暮の妻を演じたしゅはまは「日本アカデミー賞にも対象作品として、見ていただけたり選考していただけたりするようになりました。私たちも夢のようなレッドカーペットを歩ける可能性がこれで出てきましたので、そのときにはまたこんなにたくさんのみなさんが応援してくださったら嬉しいな、と思います」と語り、観客席から喝采が巻き起こる場面も。  「生みの親は僕たちスタッフ・キャストかもしれませんが、育ててくれた親はみなさんとカメラの前のみなさんだと思ってます。こんなに暑い親が一杯いる映画は本当にない。まだまだこの子は遠くまで走ってくれると思いますので、一緒にこの子の背中を見守ってくれれば嬉しいです」と上田監督。  イベントの最後は、映画のセリフにちなんだ「一“ポン”締め」で締めくくられた。

  • 上田慎一郎監督、『カメラを止めるな!』インタビュー

    ホームレス経験ありの若手監督が“37分ワンカット”ゾンビ映画を作るまで

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     若手監督の上田慎一郎監督が無名の役者たちと超低予算でつくり上げた映画『カメラを止めるな!』が、国内外の映画祭で喝采を浴びている。37分間ワンカットのゾンビ映画と、その製作者たちの舞台裏を描く本作。映画が進むにつれ見事な伏線回収に驚き、突き進んだ先には“愛”があふれ出す、圧倒的熱量を持った映画が完成した。このエネルギーの源とは一体なんなのか?上田監督を直撃すると“ホームレス経験あり”という驚きの経歴が発覚。すべての経験をエンタテインメントに昇華させる、貪欲で前向きな姿勢が明らかとなった。@@cutter 監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールのシネマプロジェクト第7弾となる本作。新人の監督と新人俳優がワークショップを経て、1本の映画をつくるというプロジェクトだ。上田監督いわく、「5年ほど前から考えていた構想をもとに、オーディションで選んだ俳優たちに当て書きをして、物語に血を通わせていきました」というが、オーディションでは「不器用な人たちを選んだ」と語る。「不器用な人たちが、協力して困難を乗り越える映画をつくりたかったんです」。  37分のワンカット、ノンストップでゾンビ映画を描く。この無謀とも思えるチャレンジに、スタッフからは猛反対を受けたという。「企画当初、スタッフからは“会話劇ならまだしも、ゾンビ映画。本当にワンカットで撮るんですか?”と言われて(笑)。編集でワンカット風に撮ることもできるんです。でもそれだと映像的にはつながっていても、やっぱりスタッフ、キャストの緊張感やテンションは途切れてしまう」とワンカットへのこだわりを吐露する。  実際のワンカットの撮影では、様々なハプニングも起きた。映し出される劇中のハプニングは、フィクションとリアルが混在している。「ワンカットは6テイク撮りましたが、採用したのは最後のテイク。ゾンビが襲ってきて、レンズに血が飛び散るところはガチのトラブルです」と明かす。さらに、ラストシーンについて「実はクライマックスで起こるある出来事は、撮影当日まで1回も成功しなかったんです。最後にやり遂げることができました」と告白。演技を超えた、“本物の熱気”が収められた映像となった。「緻密に書いた脚本だけれど、それだけではウェルメイドな作品で終わってしまう。二度と撮れないカットや瞬間を積み上げていかないといけないと思った」と、緻密さとライブ感を同居させ、上田監督は心が沸き立つようなエンタテインメント映画をつくり上げた。  そんな上田監督の原点は「中学時代に手にしたハンディカムカメラ」だそう。友だちと映画づくりに熱中し、高校時代は自らが脚本・演出を務めて文化祭で映画を発表したことも。「みんなで横並びになって、面白いものをつくろうとしていました。それは今も同じです」と、学生時代に目覚めたものづくりの姿勢が、今の映画づくりにも通じていることを明かす。しかしながら、高校卒業後「“ハリウッドに行こう!”と思って、英語の専門学校に行ったんです。でもそこでなじめなくて辞めてしまって」と振り返る。「その後、東京にヒッチハイクで上京したけれど、ネズミ講に引っかかって借金をしてしまい、一時期は代々木公園でホームレスをしていたこともありました」と驚きの過去を明かす。@@separator 20〜25歳まで、まったく映画をつくれなかったという上田監督だが、「その頃のことを暗黒期だとはまったく思っていません!」と言い切る。何でも当時、日常の出来事をすべてブログに書き込んで披露するのが習慣だったそうで、「そういう不運なことも、ブログに書いてみんなに見てもらうと、自分なりのエンタテインメントになる。だから自分の置かれた状況に嘆いたことって、あまりないんですよ」と笑顔を見せる。悪いこともネタだと考え、底抜けに前向きなのが“上田流”だ。  「もともと、面白いことをして披露するのが好きなんです」と語る上田監督。不器用な人々への眼差しと、ものづくりへの愛にあふれた本作には、その生き様が詰め込まれているように感じる。「背伸びをして映画を撮ったこともあります。でも今回は“裸になって自分のつくりたいものをつくろう”と思っていました。それが評価していただけて、ものすごく自信になったんです」。映画はもちろん、監督自身もとても魅力的な人物だった。ゾンビ映画でありながら、笑って泣ける“愛の物語”となった『カメラを止めるな!』。新たな邦画界の才能をぜひ目撃してほしい。(取材・文・写真:成田おり枝)  映画『カメラを止めるな!』は公開中。

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