ソーラ・バーチ

Q: ソーラ・バーチの出身地は？

アメリカ/カリフォルニア州

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Thora Birch25910_09871968 — ソーラ・バーチ (C)AFLO

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ソーラ・バーチの詳細情報・プロフィール

生年月日: 1982/3/11
出身地: アメリカ/カリフォルニア州
詳細: 緑色の瞳とダークヘアー、ぽっちゃりした地味な顔立ちながら、早熟でどこか屈折したふてぶてしさがユニークな個性となっている実力派若手女優。クリスティーナ・リッチが大人になってしまった今、アイデンティティに悩むゴス系のティーンエイジャーを演じさせたら、右に出る者はいないかも。ソーラという珍しい名前は、スカンジナビアの雷神から取られたそう。4歳で、アメリカではおなじみの「QUAKER OATS」のCMに出演。6歳にして映画デビューを果たした「パープル・ピープル・イーター」(88)の演技が評価され、ユース・フィルム・アワード最優秀賞を受賞した。この当時からすでに演技派女優の片鱗を見せたソーラは同年、TVシリーズ「Day by Day」でレギュラーの座を射止め、またTVシリーズ「Parenthood」(90)では、まだ幼かったレオナルド・ディカプリオと共演。さらに、91年には40人の子役の中から選ばれ、フランス映画「フランスの思い出」のリメイク作品「愛に翼を」で、イライジャ・ウッドのお転婆な遊び友達を演じた。ハリソン・フォード主演の“ジャック・ライアン”シリーズ「パトリオット・ゲーム」(92)と「今そこにある危機」(94)ではハリソンの娘役に抜擢されて注目を浴び、「ゆかいな天使(ペット)/トラブル・モンキー」(93)では猿が友達の孤独な少女役で、堂々の主演を果たした。「愛に翼を」で共演したメラニー・グリフィスの子供時代を好演した「Dearフレンズ」(95)、アラスカで行方不明になった父親を探す旅に出るたくましい兄妹をヴィンセント・カーシーザーと演じた「アラスカ/小さな冒険者たち」(96)など、ティーンになっても順調にキャリアを重ねたが、3年間学業に専念した後、「アメリカン・ビューティー」(99)でケヴィン・スペイシーの心傷つき屈折した娘役で映画復帰。変人キャラ総登場の中、他に少しも引けをとらない個性を炸裂させ、イギリスのアカデミー賞であるBAFTA賞で助演女優賞にノミネートされるという、相変わらずの芸達者ぶりを見せた。続く「禁断の蕾」(00)でも反逆的な高校生を演じた彼女は、人気コミックの映画化「ゴーストワールド」(01)で世の中の全てを斜に構えて評価し傍観する、パンクな過激さとティーン特有の繊細さで身を装甲した少女イーニドを強烈な個性で演じ、カルト的な人気を得た。世間にはびこる凡庸な価値観を徹底的に軽蔑する少女の、ダサ可愛いユニークなファッション、不機嫌な表情とちょっと重たそうな肉体が放つ確かな存在感は忘れがたく、10代最後のこの作品は、今後の女優人生においても重要な一作となったはず。同年、スリラー映画「穴」の主役としてイギリスに招かれた彼女は、ここでも期待にたがわず、心に何層もの深い闇を抱えた曲者のヒロインという複雑な役柄を見事にこなしている。成人してほんわかとした雰囲気も出てきた彼女自身は“不機嫌な少女”のイメージを打ち破りたいと考えているようで、今後、どんな風に素敵な大人の女優に変身するのか楽しみだ。将来は監督にも挑戦したいとか。ここ数年は、「ゴーストワールド」の共演者スカーレット・ヨハンソンの目覚しい活躍に、すっかりお株を奪われたという印象だが、元々実力のある彼女、独自の活躍を見せてほしいものだ。8歳離れた弟ボルトも、00年に「A Christmas Tree and a Wedding」で映画デビューしている。
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