『ウチカレ』川上洋平の演技に称賛の声! 「漱石の株が爆上がり」「とてもよかった」
■川上洋平の演技力がすごい!
こうして大どんでん返しのラブが描かれた第4話だが、特に目覚ましい活躍を見せたのが漱石だろう。碧のために寝ないでプロットを練ったり、映画の脚本家に直談判しに行ったり、さらにはユウト本人にまで直接会いに行って頼み込む。碧のために一途に走り回る漱石の姿に思わずキュンとしてしまう。実は漱石には思わぬ過去があり、身を呈してでも担当作家を守ろうという強い気持ちがあった。このことを知った碧は、どこかこれまでとは違った視線を漱石に向ける。ふたりの関係は恋なのか、信頼なのか、情なのか。それはまだ定かではないが、碧にとって漱石が“特別”な存在になり始めているのは確かだろう。漱石の奔走する姿にSNS上では「漱石の株が爆上がり!」、「漱石の泣きの演技がとてもよかった!」などの声が上がっており、川上の演技力に触れる声も多かった。繊細な芝居を要される漱石という役を川上は、華奢な身体をめいっぱい使い表現する。その切なげな瞳をみて思わず抱きしめてしまった碧の気持ちが痛いほどわかった視聴者は多かったことだろう。
■ゲストには赤楚衛二も
ユウト(赤楚衛二)&碧 (C)日本テレビ
さらに第4話はゲストとして赤楚が登場。サイレントナイフのボーカルのユウトこと久遠悠人役として、作品を盛り上げる。『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京、以下『チェリまほ』)でブレイクした赤楚が登場することで、SNSでは「スター役もぴったりハマる赤楚衛二くん」、「赤楚衛二くんの俳優としての振り幅やばい」などと期待の声が多数上がっていた。赤楚はファッションブランド「サマンサタバサ」のメンズモデルオーディションをきっかけに芸能界入りする。その後、『ねぇ先生、知らないの?』(MBS)でW主演、『チェリまほ』で単独主演を飾るなど、一気に知名度を獲得する。愛嬌のある瞳が特徴的な赤楚は、本作ではチャラチャラしたアイドルと見せかけ、実は音楽に対して真摯な姿勢で挑むユウトという役を好演する。最初こそ、生意気な態度を崩さなかったユウトだが、実は碧の小説のファンだったことも明かされ、最後は大団円となった。
■気になるのは、碧と漱石の関係
そして気になるのは、碧と漱石の関係だろう。碧はすでに「何かあいつといると心の中まで喋っちゃうのよ」と話しており、漱石に対して他の人とは違う何かを感じているのは確かな様子。一方の漱石も、碧が憧れの小説家であることは明かしているものの、それ以上の気持ちがあるのかは定かではない。大人の恋はキスから始まるのか。漱石が、まだ伊藤沙織(福原遥)との関係を整理していない点も気になるところだ。ゴンちゃんの結婚が白紙になり俊一郎(中村雅俊)言うところの「おだやを含む自分の横は、碧ちゃんの為に空けておきたい」ことや、突然の漱石との大接近など、碧を取り巻く恋模様は大きく変化し始めている。
空の恋も進展し、入野もどこか恋愛に関して心を入れ替えた様子。さらに碧は前述のとおり恋の一波乱があったことで、水無瀬家はついに母娘共に恋愛モードに突入したように思う。しかし肝心の空の本番デートや、碧のキスの真相は次週に持ち越し。また待ち遠しい1週間となってしまった。