『ウチカレ』東啓介演じる“渉”にSNSからエール! 岡田健史ふんする“入野”と対決
■空、父と初対面!
渉は空に対して彼氏として寄り添っていきたいと思っていた。空の話を聞き、父親に会いたいと思っていることも知る。そして空から父親だった男だと、一ノ瀬の写真を見せられるがここで衝撃の事実が。渉が「おだや」に飾った流木を買った男は一ノ瀬本人だったのだ。これを機に、空は一ノ瀬と会うことに成功する。
水無瀬碧(菅野美穂)&空( 浜辺美波)&一ノ瀬風雅(豊川悦司) (C)日本テレビ
碧と共に一ノ瀬のもとを訪れた空。一ノ瀬は碧のことも、空の生みの親である星野鈴(矢田亜希子)のことも覚えていないような素振りを見せる。しかし都会で育った空にとって、一ノ瀬のような価値観や暮らしを持つ人物との出会いは大きな刺激となった。真の父親と釣りをすること、キャンプのようにテントを張って、マシュマロを焼いて食べること。全てが新鮮に映り、嬉しさのあまり入野に電話で話して聞かせるのであった。もはや空の心は入野のもとにあるだろう。渉に対する態度と入野に対する態度では信頼度が違うのだが、当の空はそれに全く気付けずにいる。そんな空を沙織は友人として暖かく見守り、背中を押すのであった。
■第8話で明かされたそれぞれの“本音”
また、第8話にして、やっとそれぞれの恋の“本音”が明かされることに。ゴンちゃんがふと漏らす碧に対する「結婚すればよかった」という言葉。漱石と沙織が静かにお互いの関係にピリオドを打つシーン。これまで白黒つけずにきた気持ちが初めて本人たちの口から明かされた瞬間だった。さらに“本音”は恋だけではない。
「かーちゃん、空はしばらく旅に出ることにした フーガとな」、そう書き置きを残した空は、碧が起きる前に一ノ瀬の家を出て行ってしまったのだ。碧もまた、空が一ノ瀬に心惹かれている様子に「とられた」と悲痛な声を漏らし、子離れできない苦しみと対峙する。母娘のラブストーリーとしてそれぞれの恋を描いていたかのような本作は、実は子の自立と母の子離れが繊細に描かれ、仲が良くお互いを一番に想い合う母子の姿の、さらに先にある関係に向けて走り出す。
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