『サマーガイズ』チンダルレ&チャンがキス “かけがえのない恋”生まれた第7話&第8話
■二人のトラウマを支えた“愛情”
さて、店の営業が始まると、店内の様子が変わったことをテオが指摘する。レジのボタンの数字はハングル文字に変えられ、注文の量も数字を使わないようになっていた。それを知ったチャンは急に店を飛び出し、チンダルレが後を追う。
チンダルレ&ソヌ・チャン(イ・ジョンシン) (C)StarCrew Ent Co.,Ltd
チンダルレは、数字を見るとチャンの様子が変わることに気づいていた。チャンは“数字難読症”であることを告白するが、同情はいらないとチンダルレに冷たく当たる。そんなチャンに対し、チンダルレはいつも自分を助けてくれるのは同情か心配か、それとも愛情なのか聞くと、そこで花火が打ち上がった。チャンは、怖がるチンダルレの耳をそっと塞ぎ「愛情」と答えた。二人の間に生まれた愛情が、お互いのトラウマを支え合っていた。
■チャヌの正体とアランの告白
次の日、ヨム・アラン(イム・ナヨン)の母親がサマーガイズに来ると、チャンの頬を叩いた。『サマーガイズ』は、ビンタのシーンが名物なのだろうか。驚く三人を横目に、冷静なチャンはアランの母親を店の外へと連れ出す。
「私たちを騙していたのね」と怒るアランの母親。チャンがソヌ家の養子だとわかり、娘から手を引くよう忠告しに来たのだ。そこにアランが現れ、チャンをかばうが、手遅れだった。
チャンは「アランと結婚なんて一度も考えたことがない」とはっきりと断った。アランは母親にチャンとの仲を引き裂かれ、そして完全に振られた。可哀想なアラン。親が子の恋愛に口を出すのは、財閥一家でよく見る光景である。
アランはサマーガイズで酔い潰れ、チャンが家のベッドまで運ぶことに。目を覚ましたアランは「何でチンダルレなの」と思いをぶつける。チャンはまた、アランの気持ちを受け取らないまま部屋を出て行ってしまった。
想いが届かず泣くアランを背景に「想いが届かない時がある。胸が痛い」と言葉を残して終わった第7話だが、その言葉の声はアランの声ではない。もう1人、思いの届かなかった人がいる。その答えが隠された今回のエピローグは必見だ。
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